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スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

「荒野のライフル」1971年度 英・西合作

2017年11月10日 | Weblog
テリー・サバラスをはじめ、「スパイ大作戦」のマーティン・ランドーも出ていますが、これはマカロニウエスタンではないですね。

マカロニ風味で残酷シーンも多々あり、ワルド・デ・ロス・リオスの音楽は勇壮なのですが、なんとももったりした演出でスピード感がなく、

せっかくの豪華キャストがもったいない!

しかし、まさかわが国でDVD発売になるとは、本当に驚いています。

この作品は、「荒野の用心棒」をはじめとする数々のマカロニウエスタンのロケで使われたオープンセットとは別のセットが使われた最初の

作品ということで、私はとっても興味がありました。

その場所は、Daganzo(ダガンゾ)。

セットの正式名称は「 EM 70 」Estudios Madrid 70

マドリッドの北東の郊外にありました。

なだらかな丘が続く、静かな農村地帯ですが高速道路が走り、大きな倉庫群が立ち並んでいるところもあります。。



昨年、「続・夕陽のガンマン」のサッドヒルに行く途中に立ち寄って、このセットの残骸のなかでキャンプしました。



残されていた井戸の横で寝たのですが、この井戸は、映画の中でも現れます。



こんな廃墟みたいな、かつてのマカロニウエスタンのオープンセットを巡る旅、ずっと続けたいなと思っています。








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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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'em70' movies (Alleluja)
2017-11-11 15:56:22
この作品、当時、頻繁にTVで放送されていて、何度も見た記憶があります。

ただ、ステラ・スティーヴンスの幽霊のシーンがもっと、長かったような記憶がありますが...(他の作品と混同している?)

さて、em70 (Estudios Madrid 70) についてですが、ここで撮影された作品の多く(「荒野のライフル」、「地獄のアパッチ」、「無頼プロフェッショナル」、「パンチョ・ヴィラ」(T・サヴァラス)、「真昼と呼ばれた男」)に、イギリス資本が入っていたり、イギリス人俳優が出演しているのは、ただの偶然ではないですよね。
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Re:'em70'movies (Garringo)
2017-11-11 23:10:43
Allelujaさん、コメントありがとうございます。

件のイギリス資本系列のウエスタンですが、以前調べてみたことがありました。

それらのウエスタンに共通なのは、セット・ディレクター、アート・ディレクターで、'em70'のセットのオーナーと関わりの深い人物だったようです。

アート・ディレクターの名前が、フリオ・モリーナ(Julio Molina)で、オーナーの名前が、フィリップ・ヨルダン(Philip Yordan)です。

このセットに関して、もの凄く詳しいドイツ人の友人の受け売りですけど。笑
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