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スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

15 Forche Per Un Assassino / Dirty Fifteen (by RYUKI)

2019年05月13日 | Weblog
15 Forche Per Un Assassino / Dirty Fifteen (by RYUKI)


マカロニウエスタンの数々の名曲をカバーしている友人でベーシストのRYUKIさんが、私のリクエストに応えてくれました。

この歌のカバー曲を聴くのは初めてです。

いつも思うのですが、RYUKIさんのビデオ編集は素晴らしいですね。

マカロニウエスタンの真髄とも言えるガンファイトはもちろん、ヒロインなどの何気ないカットをスピーディに配して、見るものを飽きさせることはありません。



私が「情無用のならず者」をTVで見たのは中学2年生の時。

友人から借りた語学勉強用のカセットテープ・レコーダーを使ってマイクをTVのスピーカーに近づけ、息を殺して録音したものを

とっても長い間、文字通りテープが擦り切れるまで聞き込んできました。

哀愁のメロディラインの中に響く力強いエレキギターの音と朗々とした歌声。

少年の魂を揺さぶらないワケがありません。

少年の頃からずっと私の応援歌でしたし、今でもよく歌いますし、死ぬ時も口ずさんでいるかも知れません。笑

間違いなく私の血となり肉となって、私の身体を構成している歌なのです。



以下、1980年代にTV放映された際に録画したもののメインタイトルとエンドタイトル部分を強引に正常なアスペクト比に戻したものです。
大きさがちぐはぐの、それぞれの画像に動画をリンクさせておきました。
(老人の作業ですので、お見苦しいのはご勘弁ください)



こちらは、エンドタイトルです。






「荒野の落日・ガンマン非情」1966(TV放映作品)

2019年04月09日 | Weblog





14歳の頃にTVで見たことはあったのですが、内容も音楽もさっぱり忘れていた作品でした。

後年、スペインのDIVISAのVHSテープを手に入れて観なおしてみましたが、覚えている箇所は全くありませんでした。笑

家族を殺された農家の息子が、車椅子(!)の伝説のガンマンに弟子入りして拳銃の腕を磨き復讐を遂げる、というマカロニウエスタンではありきたりなストーリーです。

スペイン製のVHSテープでは、メインタイトルで音が飛んでしまって興ざめでしたが、最近、マドリッドに住む友人がTVで放映された録画を送ってくれました。

このスペインTV放映版は、メインタイトルは完璧だったのですが、エンドタイトルが途中でばっさり切れていて、これまた興ざめでしたが、修復はなんとか可能です。

この作品に興味を持ったのは、音楽が「荒野の墓標」のジーノ・ペグリだったことと、主題歌をボビー・ソロが歌っていたということでした。

メインタイトルなどが収録されたCDは、10年くらい前に日本でも発売されましたね。

リコルディ・レコードからボビー・ソロが歌ったシングル盤が発売されていたようですが、超・ウルトラ・スーパー・トップレア級のサントラだそうです。

ところで、この作品の最大の話題は、当時、イタリアの大女優だったピア・アンジェリが出演していることです。





これは、友人の言葉を借りると「『ウエスタン』にクラウディア・カルディナーレが出演したのと同じくらい」の話題性なのです。

ただ彼女は、惜しいことに1971年に39歳という若さで亡くなってしまいました。

日本でも発売されたCDに収録されていたメインタイトルですが、フィルム・バージョンは演奏が違います。(画像に動画のリンクが貼ってあります)



レアなボビー・ソロのレコードに収録されたものではないではない、オープニング・タイトルの歌です。(画像に動画のリンクが貼ってあります)



酒が進みますね!



「サッドヒルを掘り返せ」を観てきました

2019年03月31日 | Weblog


友人たちと「サッドヒルを掘り返せ」を観てきました。

「続・夕陽のガンマン」の最後の決闘のロケ地を復興させようとするファンたちの燃え滾る情熱を原動力にした素晴らしいドキュメンタリー作品です。

メタリカのボーカリストのジェームス・ヘットフィールド氏が、インタビューで何度も言っていた「魂を揺さぶられた作品への愛」が実った作品なんですね。

当時、軍隊の兵士だったエキストラのお爺様たちからの、とても貴重な証言は興味深かったです。

私は、フランス人の友人と初めてサッドヒルに行ったのが2004年のことでした。

2016年に、マドリッドから延々260kmほどレンタル・スクーターでひた走り再訪することができました。

その時のブログです。

「続・夕陽のガンマン」を愛するファンは、ぜひ訪れてみてください。

素晴らしいロケーションですよ。

近隣の歴史ある石作りの村も、見応え十分です。

L'odio e il mio Dio ステレオ音源CD発売!

2019年03月29日 | Weblog
待ちに待った「L'odio e il mio Dio」のCDが届きました。

なんと74分強の収録時間!

しかもLPはモノラル音源だったのに対して、LP収録トラックも含め、追加トラックすべてステレオでの収録です。

音質も音の分離も50年前の音とは思えないほど素晴らしいです。

それに今回、編曲と指揮がステルヴィオ・チプリアーニだと判明したことで、聴き入る耳の感度も違ってくると言うものです。

3回ほど繰り返して聴いていますが、どのトラックも面白い音の構成で聞き飽きることがありません。

22歳の時にLPを手に入れた時は、どちらかと言うと「変な音楽」みたいな印象だったのですが、40年も経つと変わるものですね。笑



この作品は、ドイツでのみ短縮版ビデオが発売されていたのですが、スクラッチ・ノイズの多い35mmフィルムからレストアされたものが

ブルーレイ・ディスクとして、この5月ごろにドイツのFilmartからリリースされることが決まっています。

これも待ちきれません。


「アウトローガン」1968年制作「日本TV公開タイトル)ドイツでブルーレイ・ディスク発売!

2019年03月18日 | Weblog
本当に長い間、待ち望んでいたノーカット版の「Un minuto per pregare,un istante morire」aka 「A minute to pray, a second to die」「Escondido」
の完全版がブルーレイ・ディスクで発売になりました。

こんな嬉しいことも、そうはありません。

今回のディスクには、本編からカットされたシーンが2部ボーナスとして追加されていました。

とても興味深い映像でした。

そして、さらに嬉しかったのは、ドイツ版ロビーカードの特典映像です。

その存在は知っていましたが、鮮明な画像が得られずに、いい比較画像が作れなかったのですが、今回のリリースのおかげで素晴らしいロケ地の比較画像

を作ることができました。

この作品の主なロケ地は、レコンキスタ時代の遺跡が多く残る、スペインのアルメリアの山間部に位置するアラミージャ温泉ホテル周辺です。

2016年に訪れた際、とあるシーンのロケ地の奥に、真っ赤なとても綺麗な花が咲き乱れているのを見つけ、思わずシャッターを押したのです。

本編では使われていなかったシーンのスチール写真なのですが、まさにニコレッタ・マキャベリ嬢が歩いていたのが、その真っ赤な花の咲き乱れる坂道だったのです。

まるで、「私はここにいたのよ!」と呼んでくれていたような、都合のいい解釈までして感激してしまいました。ホント



歴史あるアラミージャの温泉ホテルの周辺では、たくさんの貴重な写真を撮ることができました。

また、今後もなんども訪れてみたいと思っています。











第19回 マカロニ大会終了

2019年02月24日 | Weblog
第19回マカロニ大会に参加のガンマン、ガンウーマン、踊り子、用心棒、ならず者に一匹狼の皆さん、取り急ぎ、集合写真をアップロードしておきます。

ついに我らの大親分、二階堂卓也大先生を囲んでの記念すべき集合写真となりました。



ちなみに、来年の記念すべき第20回大会の日程は、2月29日、3月1日になりますので、プロガンマン、プロファイター諸氏は日程の確保をお願いいたします。


第19回 マカロニ大会のお知らせ 再び

2019年01月24日 | Weblog
底冷えのするような寒さが続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

新年のご挨拶の際に、「第19回 マカロニ大会」のご案内のリンクをお知らせ

しましたが、あらためてビッグニュースとともにご案内させていただきます。

このたび、わが国のマカロニウエスタン研究の第一人者でおありになる二階堂卓也氏が1マカロニ・ファンとして

「第19回 マカロニ大会」に参加してくださいます。

会場ではショートトークをお願いしましたが、二次会にも出席いただけますので全国のマカロニファンは、

ぜひこの機会に、二階堂氏との「地獄から来た」「情無用」のマカロニ談義をお楽しみください。

お申し込みは以下のリンクからお願いいたします。

「第19回 マカロニ大会」

明けましておめでとうございます 2019年 元旦

2019年01月02日 | Weblog
マカロニウエスタン・ファンの皆様、明けましておめでとうございます。

マカロニ関係者の訃報が吹きすさぶ中、我々は自身の身体をいたわりつつ、マカロニ・サプリを摂取しながら

今年も健やかに生きていきましょう!

さて、そんな我々のメイン・イベントが、もう20年ほど続く「マカロニ大会」です。

一年に一度、全てを忘れて同志たちとマカロニウエスタンを語り合う、健全かつ狂気に満ちたイベントなのです。

是非ご参加ください。

そんなマカロニ大会のご案内のページです。

第19回 マカロニ大会のご案内

カルロ・サヴィーナの新譜 ~ 伊BEATから

2018年12月02日 | Weblog
1974年の「真・西部ドラゴン伝」と1973年の「An animal called man」という微妙なカップリングCDです。汗

両作品とも黄金期のマカロニウエスタン音楽とは一線を画するもので、2作ともビデオを見て、聴いて知っていたので

あまり期待はしていませんでしたが、意外にも聴き易いアルバムではありました。

「真・西部ドラゴン伝」の方は、エッダ・デロルソのスキャット、「an animal called man」の方はノラ・オルランディの

スキャットが収録されていて、なんだか期待以上の曲を見つけたようで嬉しくなりました。

が、私にとっては何度も聴いてみようというアルバムでないとは言える思います。

ところで、「真・西部ドラゴン伝」のサントラに関してですが、1979年に伊CAMからリリースされたカルロ・サヴィーナの

イージーリスニング集的なアルバム「SUMMER DREAM」の中に2曲が収録されていました。

イタリアの友人と文通(古っ!)していた20代の頃に送ってもらったLPなのですが、曲のタイトルは「POP GIRL」と「DISCO YOUNG」でした。

後年、ビデオを見て気がついた次第です。







ともあれ、カルロ・サヴィーナの作品なら、「無宿のプロガンマン」をリリースして欲しいですね~