鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

体調

2012年06月13日 | 日記
彼も彼で調子が落ちているが、私も私で体調が悪い。

肩が懲りすぎて頭が痛い。

頭が痛すぎて吐き気がする。

う~~~。

包丁を持つ手も上がらなければ、本気で仕事していると
頭がクラクラする。

う~~~。


ふと、考える。

これって更年期?


だけど、今年の初め調べたらそんなことはないそうで。

ってじゃ~ストレス?


う~~~。


運動不足もあるよな…。


しかし、調子を落として家で寝ている彼に対して
体調が悪くても、仕事して家事して…ってやっぱり不公平でない?


そう思うと、明日精密検査の結果マジでしゃれにならないようだったら
考えなきゃならんよなぁ…。



負目

2012年06月12日 | 日記
彼の調子がまったくよくない。

不安感も強いがなにより、動けない。

1日中布団の中で、外に出ることができない。

食事はしているけれど、あとはトイレに行くくらいで
入浴も洗顔もできていない。

頭も回っていないらしく、会話が成立しない。

昨日も娘の学校の連絡網が回ってきたが、電話に出ても
まったく話の内容が理解できなかったらしい。

それ以前に最初に電話に出た娘から変わった時点で軽く
パニックになったらしい。

今朝も話しかけると、

「ゴメン、今話す元気がない…。」と断られた。


単なる鬱症状というより、薬による鎮静作用が大きすぎる気がする…。

原因は私が先生に頼んで出してもらったラミクタール(25mg/d)か?

あれこれ不安になって調べてみると、どうやらデプロメール(SSRI)との
飲み合わせがよくないとHPに出ていたり、1日に3回飲んでいるコントミンが
強いのか…とさらに不安が増すばかり…。

どうも私が言いだしっぺな分、非常に負目を感じてしまう。

そもそも薬の判断など、素人考えるべきものではないとも思う。

しかし、当の本人がまったく病状を把握できていないのと担当医が
いまいちよくわかっているのか、わかっていないかがわからないので
でしゃばってしまったのだが…間違っていたのだろうか…。

昨日、お義父さんからも電話が掛かってきて、

「かなり調子が悪いみたいだけど、薬が合わないのかな~?」と

聞かれたが、なんだか自分が責められているような気になってしまった。

もちろん、お義父さんに悪気がないのはわかっている。

しかし、そう感じてしまう自分がいる。

診察は来週までない。

一旦、ラミクタールを飲むのを減らしたほうがいいのか、それとも診察を
早めたほうがいいのか…と思いつつも、私だけが頭ぐるぐるにして考えても
しょうがなくね?とも思ってみたり…。


彼は今自分のことさえ、判断できないことが多い。

だからか、先日

「俺にどうして欲しい?」と聞いてきた。

即座に答えることができなかった。

ここで別れて欲しいって言ったら、どうするんだろう?なんて頭の片隅で
考えたりもした。

でも、考えて

「働いて欲しいとは思ってない。この先ずーっとってことではないけれど、
 今は働くとかそういう段階じゃないと思うから…。
 あと…できれば、一緒に少し出かけられるようだといいと思う。
 色々イベントもあるから、出かけて楽しいって思えるくらいになれば
 いいと思う。」と答えた。

彼は私が

「どうなる?んじゃなくて、どうしたい?」と聞くと必ず

「普通の生活がしたい。普通に働きたい。」と答える。

だから、まず働くことのように大きな目標よりも日々達成できる小さい目標を
もったらいいんじゃないかって話したりする。

この辺が素人の限界なんだと思う。

もしカウンセリングなどの専門の知識がある人だったら、説教や答えを先に
言うことなく、自分で気づくように誘導できるんだろうに…。


彼をよくしたい、症状を安定させたいと思っても私は家族であって
結局は素人でしかない…。

そして病人本人ではない。

どんなに考えても、どんなに調べても空回りするばかりな気がする。

あせればあせるほど、ジレンマに陥ってしまう。



時間が経ってから、

「この間『俺にどうしてほしい』って聞いたでしょ。

 あれさ~、まずは普通に話ししたいかな。

 病気の話だけとかじゃなくて、普通の話…。」と言ってみた。

すると、彼は

「そうだねぇ…。」と弱弱しく答えた。



普通を目指すために、二人でできることとして、まず普通に話す。

普通の話を普通に話す。

「薬飲んだ?」とか「ちゃんと寝れた?」とか病気関わる話でなくて。

もちろん説教でもなくて。


そうやって一歩づつでも普通を目指したい。

素人である私にはそんなことしか思いつかない。


まっ、そんな試みも

「話す元気がない…。」とか言われてしまうのだけれど…。





時計

2012年06月11日 | 日記
土曜日、もう何年ぶり???ってくらい久しぶりに
友達と会った。

最初に入った会社の同期の女性で、会社にいた頃は一緒に
飲みに行ったり、旅行に行ったり…。

期せずして会社を辞めたのも一緒だったんだけど、辞めた後も
変わらず遊んでいただいていた。

女性の友達って実は近すぎるととても付き合いが難しいところが
あるように思うのだけれど、彼女は二人で旅行をしても変に近く
なり過ぎず、かといって嗜好もある程度似ていてとても居心地が
よかった。

さすがに娘が生まれてからはしょっちゅうは遊べなかったけど
それでも、娘が外で食事ができるようになってからは一緒にランチしたり
温泉に行ったりして年に何回かは会っていた。

しかし、彼がずーっと家にいるようになってからすっかり疎遠になって
しまった。

彼を家において出かけるのが不安だったり、金銭的にも精神的にも
余裕のなかった私はなんだか彼女に合うことでもっと自分が可愛そうに
なりそうで、怖かったのだ。

彼女は公務員として働いて、実家住まいの独身で、趣味はゴルフって
思いっきり私があのまま結婚せずにいたら、こうであったろうと思われる
人生を歩んでいる人だから。

もちろん彼女は彼女でいろんな悩みも不安もあるんだろうけど、でも
どっかで自分と比べてしまって、自分の選択を後悔してしまいそうで
怖かったのだ。

だから、この会わなかった何年かは彼女に会える自分をひとつの目標に
していた。

彼がある程度安定すること、彼の話をさりげなくできること、そして
金銭的にも精神的にも自分に余裕があること。

それをずーっと目標にしていた。


で、娘がお弁当を持って出かける4時間の間二人で温泉に行かない?と
誘ってみた。

そこは小学生以下は入れない温泉施設でいつか娘抜きでゆっくりと行って
みたかった場所である。

運よくゴルフの予定があいていて、二人でゆっくり温泉に入り、話をして
おいしいランチを食べてきた。

小雨が降る天気の中、野外にいる娘には申し訳ないが、落ち着いてゆっくり
過ごせる本当にリラックスできる時間だった。

彼女の仕事の話、共通の知り合いの話、彼の話、お互いの身体の話…
何年も会っていなかったのに、普通に話せて普通に笑えて…
なんだか久しぶりに素の自分に戻ったような気がした。



私には大事にしていた時計があった。

最初に勤めた会社を辞めるときに、そこの取引先の方にいただいた
時計だった。

年配の男性だったが、「お世話になったから…」と言ってくださった。

寿退社が恒例だった会社を、大した理由もなく辞めて、年配の方に対しても
ズケズケものを言う人間だったので風当たりもきつかった。

その後も大事に使い続けたが、いつだったか電池を入れ替えても動かなく
なってしまっていた。

時計の修理ってどこに持っていけばいいんだろう…と思いながらそのまま
部屋においていた。

娘が学校で時刻と時間を勉強したときは、その時計を使って

「○時から○時○分後は何時?」などとやっていた。


しかし、友達と会った前の日に娘が

「ママ、時計動いてるよ。」と教えてくれた。

本当にそれまでちっとも動かなかった秒針が動いていた。


夜、出かけて疲れた娘は早々に寝てしまい、一人でボーっとしながら
その時計を見た。

ちゃんと時を刻んでいる。

なんだか、私も彼や彼の病気や娘に振り回されながらも、ちゃんと自分の時間を
作って、ちゃんと自分の時を刻まないとダメなんだよ…って諭されているような
気がした。

そしてその第一歩として彼女と一緒に出かけられて、良かったな~って思えた
1日だった。




苦役

2012年06月08日 | 日記
このところ、朝からやる気など微塵もなくてどんよりと
何もしたくないモードのまま、あれこれしなければならないこと
だけをできるだけ何も考えないようにしながらこなすので精一杯。

そう…考えてもしなたかないことは考えない!と言い聞かしながらも
あ~~~でもやりたくない~~~。
面倒くさい~~~。
できれば私も横になって休んでいたい~~~。
と次々と浮かぶ思考をなんとかやり過ごす。


が、夕方帰る頃にはそんな努力もすでに無理。

しかし、このところ帰ったあとから苦役が始まる。

娘のお付き合い。

一昨日は計算ドリルが終わっていないというので、ノートに書き写すのを
読み上げる…ってただ読み上げるだけなまだしも、いちいち睡魔に襲われる
娘を怒ったり、持ち上げたり、もう…そっちの方が忙しい。

寝たいなら寝ればいいのに…と何度言っても強情な娘は、

「いま目つむってただけ!」とか言い張るし…。

いっそ、できませんでしたと言えばいいのに…と何度言っても強情な娘は、

「やだ、やるもん!」とか言い張るし…。

誰に似たんだ、その強情なところはっ???

当然その間、TVはもちろんその場から立ち去ることも許されず延々食事が
終わってから9時過ぎまで拘束されるのであった。

昨日は突然手芸がしたいと言うので、針と糸を準備させられる。

シルバニアファミリーのみなさんに新しい洋服を作ってあげたいのだそうだ。

私は数ある家事の中で一番嫌いなのが、お裁縫。

めったにすることはないが、ボタンやら名前つけやら年に数回だけ針をもつ。

そう思うだけで肩がカッチカチになりそうなくらい嫌いなのに…。

誰に似たんだ、その手芸好きはっ???

こっちはまったく心当たりはないのだが…。


とにかく、心身ともに疲労困憊の私は少しでも早く家の仕事を終え
テレビでも見ながらゆっくりしたいって言うのに、何が悲しくて
家の仕事より、会社の仕事よりしんどいことを夕食後にしなきゃならんのだ。

しかも、私がヤキヤキイライラして憤死しそうなのに彼ときたら毎日毎日
私が帰る頃には寝ているとくる…。

そうなのだ、ここ最近、彼は四六時中寝ているのだ。

朝起こして朝食食べて寝る…そっからほぼ寝ているとすると実に20時間近くは
寝ているんじゃなかろうか…。

たぶん布団の上にいる時間などきっと23時間くらいで95%以上は横になって
いるんじゃなかろうか…。

まぁ…余計な軋轢はないからいいけど…それにしても大丈夫なのか???
と心配になる。

以前は真っ白い顔で寝ている姿は、その顔立ちもあって眠り姫みたいだったけど
相変わらず真っ白いけど、すっかり体重が増加したその姿は冬眠する白熊のよう。

お腹は冬眠前の食料がた~んと蓄えられていくらでももちそうだし。


あ~~~~私もせめて1日でもいいからず~~~っと横になって
このやる気ないモードをなんとか復活させたい…。

が、悲しいかな明日もあさっても娘の用事で早起きときている…。

ほんと、一人で篭城したい…。





電話

2012年06月07日 | 日記
先週末、義父から朝電話があった。

でも相変わらず義父と話すことが苦痛だった私は同じタイミングで
鳴った家電に出て、娘に携帯を渡した。

家電は実家の母からだった。

これといって用はないみたいだったが、いつものことなのでそのまま
話していたが、気持ちは義父と話している娘に向かっていた。

娘が、

「おじいちゃん、ママと話したいって。」と何度も言ったが

「いいよ、今出れないから。」と言って断った。

あれこれ言い合っているのを聞いて彼が部屋から出てきた。

私が、

「お義父さんから、電話だから変わってやってよ。」と言うと

「嫌だ…だってお父さん泣きそうなんだもん…。」とか言う。

いやいや、こっちも充分泣きそうなんだって…。


結局私がブチぎれて、その場から逃亡。

あとでこっそり覗くと彼がお義父さんに

「大丈夫だから、大丈夫だから…」と話しかけていた。

でも、その姿はまったく大丈夫そうではなくてなんだか心が痛んだけれど
こっちも全然大丈夫でないのでそのままにした。


娘に、

「おじいちゃん、もうママと話せないのかなぁ…って言ってたよ。」

と言われ、しょうがないので

「おじいちゃんとケンカしているわけじゃないんだけど、今話すと
 ケンカしそうになるから話したくないんだぁ…。」と

わけのわからない言い訳をしておいた。


彼には、

「お義父さんが嫌いなわけでも、怒っているわけでもないけれど
 気持ち的に今しんどいので電話できるようになったら自分でするので
 お義父さんにはそれまで電話してほしくないって言ってて欲しい。」と

伝えた。



が、昨日仕事中にお義父さんから電話が来た。

すっかり油断しててマナーにしておくの忘れてた。


彼が伝え忘れたのか、故意に伝えなかったのか、それとも伝わっていても
お義父さんさんが忘れたのか、分かっていてもそれをぶっちぎったのか
わからないが、携帯にお義父さんの表示が出たときにかなり迷ったあげく出た。

お義父さんは私の精神状態や身体(再検査のこと)を心配してくれていた。

そう言われるのは分かっていたけれど、分かっていたからこそ

「大丈夫だから…。」と答えるのが切ないから出たくなかった。

やっぱり彼も「大丈夫」って答えてたとき切なかったんだろうなって
思った。

全然「大丈夫」でないのに、「大丈夫」って言って欲しいと思っている相手の
期待に応えるために「大丈夫」って言うってのしんどいよなぁ…。

私もこれまでどれだけ、彼に「大丈夫」を無理強いしてたんだろうって
思った。

やっぱり人間その立場になってみないとわからないことあるよなぁ…。


今朝、彼が朝ごはんを食べているときに

「お父さん、○○(私)が電話ででてくれたって喜んでいたよ。」と言われた。


どう答えていいのかわからなかったけど、

「お義父さんに私の心配までしなくていいから…って言ってて。」と言うのが

精一杯だった。


ちゃんと本当に大丈夫になったら、ちゃんと自分で電話しようと思った。