鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

宣告

2012年06月15日 | 日記
家に帰ると案の定彼は爆睡中…。

ほんと、呆れるくらいよく寝てる。


でも、しばらくじーっと見ていたら目を覚ました。

「おかえり…」と寝たままいうので、こっちも立ったまま

「ただいま…」と返した。


で、やおら寝ている脇に座り込み宣告した。

「今日、医者行って検査の結果聞いてきた。

 子宮内膜症って病気なんだって。

 今すぐどうとかってことはないらしい。

 でも経過観察ってことでまた10月に検査する。

 ネットで色々調べたら、原因は冷えとかストレスだって。

 思えば去年の秋から生理のたびに激痛あったし、寝込むことも
 
 多々あった。それでも○○(彼)は何も助けてくれなかったよね。

 あと、11月に検査に行って血抜かれて具合悪くなってひっくり返って

 いるときも、家にいてって言ったのにも関わらず、躁で落ち着かなくて

 出かけていったよね。

 もうさ、そうやって○○(彼)や○○(彼)の病気に振り回されるのは

 ヤダから。

 これ以上ストレスためて、塊がでかくなって、結局癌になったなんて

 絶対ヤダから。

 だから、ちゃんと学習して。

 躁でも鬱でも、自分である程度コントロールできるように、

 私を病気にしないように、ちゃんと学習して。」


非常に酷な宣告だと思う。

双極性の本には、躁状態で起こしたエピソードをあとから責めるはご法度的に
書いてあった。

家族の気持ちは分かるけど、本人は充分後悔しているのだから責めてはいけないって。

内膜症だってなにも彼から受けるストレスだけが原因とは言い切れない。

最近増えているってネットにもあったし、子宮筋腫だって彼が病気になる
前からあったものだし。


でも、私は今回のことは私自身の身体が悲鳴を上げているんだって思った。

うつ病にもならず、ここまでなんとかやってきたけれど、でもあんたもう
いいってって。

いい加減にしとかないと、共倒れになるよって。


彼は一瞬痛そうに顔をしかめたが、何も言わなかった。

だから、

「なんか言うことないの?」と聞くと

「ごめんなさい…。」と答えた。


その後、私の病気に関する…(私の病気???私も病人???)話を
いくつかして、ヤキモチやく娘が乱入するたびに話が頓挫したが、その後

「ソフト(クリーム)が食べていいかな…」と言って台所に行ってしまった。


結局、私の意を決した宣告はスルーされたってことなのかもしれない。

でも、私はもう私のことばっかり宛てにしないで、ちゃんと自分の病気には
自分で立ち向かいなさいってことが言えたからよしとしよう。

今、薬で寝てばかりで辛いのか辛くないのかさえ分からないと言う彼に
そう思うのなら、そう記録に残しなさいという話をしている。

字が書けないなら、端末は沢山持っているのだから、なんでもいいから
書き残しなさいと話をしている。

そうやってその書くって行為が、自分を客観視できるようにしてくれると
思うからって。

辛いのも、そうでないのも、ただ過ぎていく時間に流されるだけじゃ
あとから何の手がかりにもならないからって。

自分で少しずつでも病気のことや自分の症状のこと、それを学習しなければ
こんな怪獣のような病気は飼いならされない。

主体は病気にあるんじゃなくて、自分にあるってことを学習しなければ
一生振り回されっぱなしだ。


それでも彼が変わらないのなら、私が変わるまでだ。