自画像に 雲を描き足す 我鬼忌かな
この句は、今年8月に松山で行われた俳句甲子園で優勝した開成高校の生徒が作った作品である。
研ぎ澄まされた感性と創造力が遺憾なく発揮されていて頼もしい。
我鬼とは芥川龍之介の俳号で、我鬼忌は彼の命日である。河童忌とも言う。
ところで松山といえば正岡子規の故郷である。
彼の命日は糸瓜忌(へちまき)とも言うが、彼の雅号が獺祭書屋主人でもあったので
獺祭忌(だっさいき)とも言われる。
獺(かわうそ)は捕らえた魚を、人間が先祖を祭る時の供物のように並べるので
獺祭魚という言葉が、書物を多く紐解き座右に並べて詩文を作ることという意味になり、好書家、考証癖などのたとえにも用いられる。
太宰治の「桜桃忌」は6月19日、梶井基次郎の命日3月24日は、彼の代表作から「檸檬忌」と称される。
読書の秋、いにしえの書物を紐解き、文豪たちに思いを馳せる。
この句は、今年8月に松山で行われた俳句甲子園で優勝した開成高校の生徒が作った作品である。
研ぎ澄まされた感性と創造力が遺憾なく発揮されていて頼もしい。
我鬼とは芥川龍之介の俳号で、我鬼忌は彼の命日である。河童忌とも言う。
ところで松山といえば正岡子規の故郷である。
彼の命日は糸瓜忌(へちまき)とも言うが、彼の雅号が獺祭書屋主人でもあったので
獺祭忌(だっさいき)とも言われる。
獺(かわうそ)は捕らえた魚を、人間が先祖を祭る時の供物のように並べるので
獺祭魚という言葉が、書物を多く紐解き座右に並べて詩文を作ることという意味になり、好書家、考証癖などのたとえにも用いられる。
太宰治の「桜桃忌」は6月19日、梶井基次郎の命日3月24日は、彼の代表作から「檸檬忌」と称される。
読書の秋、いにしえの書物を紐解き、文豪たちに思いを馳せる。
どうもありがとうございました
俳句は、教養が問われますねー
サラリーマン川柳だったら笑えるんですが
自分の解釈はあてにはなりませんが
自画像を描いた生徒が何か物足りなさを感じたのでしょう。
そこで雲を書き足したらピッタリ
自分のイメージと重なったということではないでしょうか。
我鬼忌とは、芥川の命日で、7月24日のことです。俳句には季語が必要なので
この作品の季節は夏です。
普通、我鬼忌というと芥川をイメージするので
愁いを帯びた秋を思い起こしがちですが
たぶん沸き立つ積乱雲を背景に描いたのかな
なんて勝手に想像しています。
開成の生徒さんの作品についてですが、感性のニブい私には、何のことやらさっぱりわかりません
野暮なお願いかもしれませんが、解説をしていただけたらと思います。。。