僕の感性

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石油を生み出すボトリオコックス

2009-09-05 21:01:39 | Weblog


ボトリオコッカスは油の生産量が多いのが特徴で「石油をつくる藻」なのです。微生物的な単細胞の藻ですが、淡水中で、集合してコロニーをつくって生育し、そのコロニーの細胞間に大量の油分(炭化水素)を保持しています。この油は、もともとオイルシェールとか、スマトラの原油とか、化石燃料の成因のひとつになったものだそうです。
しかも、細胞内だけでなく細胞外にも多くの油を出すのです。細胞を破壊して油を取り出すのには大きなエネルギーが必要なので、油を細胞外に出す特性は、バイオ燃料の生産に非常に有利といえます。やり方によっては、生かしたまま油を採取が可能です。100種類以上の藻類を比較検討した結果、「ボトリオコッカス」という種類にたどりついたとのことです


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