僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

水の音

2009-12-26 09:39:56 | Weblog
松尾芭蕉の「五月雨をあつめてはやし最上川」という句がありますが
これは「五月雨をあつめて涼し最上川」を推敲したものです。
その原文から自分はペンネームを「最上涼」としました。
それはさておいて、日本人は昔から「水」に対しては様々なこだわりがあったようです。
その証拠に水の流れる音には、「サラサラ」、「ゴウゴウ」、「チョロチョロ」など流れに応じて様々な擬音を使い分けています。

雨の落ちる音にも「ザーザー」、「シトシト」、「ポツポツ」などそれぞれのオノマトペによって情景を目に浮かべることができるのが日本人ですよね。

感性が細やかなこともありますが、昔から「豊葦原の瑞穂の国」というように
きれいな、みずみずしい水と田んぼに象徴される国に生まれ育っているからではないでしょうか。

中国やヨーロッパいずれの国に赴いても水道水を直接飲むことはできないし
レストランで水をオーダーするとコーヒーより高くついてしまいます。
なんのためらいもなしにのどが渇いたとき水道の水をゴクゴク飲むことができる
今の境遇はなんと幸せなことではないでしょうか!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿