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虐待。

2016年04月11日 09時08分37秒 | 行政書士の日常



昨日の夕方、虐待を報道するテレビのニュースをなんとはなしに眺めていた。
 
虐待、という言葉が日本で違和感なく広まってからすでに十年以上経過しているが、虐待が減少傾向に転じるとの 調査は聞いたことがない。
 
もちろんデータから読み取れる虐待認知件数が増加することが必ずしも悪いことではない。いままで虐待として通 報・探知されてこなかった事件が表面化しているという背景を考えれば、かえって増加は好ましいことですらある。
 
しかし、増加自体の原因が解消どころか解明されていない現状では、虐待として警察や児童相談所が把握する件数 が増加することはやはり悲しいことと言わざるを得ない。
 
虐待を報道するこの番組の中で、虐待に詳しい弁護士の先生が鋭い、しかし常識的な感性をもっている人間であれ ば当然に感じる虐待の原因を指摘なさっておられた。インタビューの中で、まず相談を受ける機関が深く相談内容を聞き取らずに単に弁護士や 臨床心理士を紹介するだけでは相談者にとって親身な対応とは言えないこと、および未然防止として、対応機関の真摯な対応が必要とされる と。
 
私のつたない実務経験に照らしても、もっともだと痛感した。自分の子に暴力を振るったり罵声を浴びせるなどの 虐待を繰り返す親は、我に返るとまず間違いなく自分を責める。なぜこんな恐ろしいことをしてしまったのだろうか、親の資格がないのだと責 める。ここでは自己の不認証が生じる。しかし、しばらくすると、なんらかの感情が自己の内部に蓄積され、ふとしたきっかけで肉体的精神的 暴力を多くの場合密室の家庭で繰り返す。この家庭内暴力は一定の周期をもつ。周期の中で冷却期間の状態で相談機関に連絡をとり、暴走して 暴力を止めることのできない自分に対する恐怖を打ち明け相談を持ち掛ける。
 
この相談を持ち掛けられる相談窓口の対応は、あまりに責任逃れの態度と映る。ほんのわずかの時間相談内容を聞 き取って(それも住所とか家庭環境とか暴力の開始時とかそういった基礎的な客観事実)その場で関係機関を相談者に紹介して、連絡を取るよ う指示し、そしてそれだけである。相談窓口は、ただほかの相談窓口を紹介するだけで終わるのだ。
 
警察は、事件にならないと動かない。児童相談所も、多くの場合そうだと聞いている。
 
これでは、自分が子供の人格をゆがめ、そのうえ恐ろしいことにもしかしたら殺してしまうかもしれないとの恐怖 の一心で相談の場に勇気を出して出向いた相談者の満足は得られないだろう。相談する親(そのほとんどは密室の中で子育ての責任を一心に背 負っている母親)は、ほぼ毎週どこかでおこった子殺しの事件を自分のことのように感じて恐怖を感じている。殺人犯として手錠をかけられ、 警察の車両に身柄を移されるテレビの画面にうつる母親に、もしかしたら次に報道されるのは自分かもしれないという恐怖と不安で心がいっぱ いになっている。
 
にもかかわらず、相談窓口は、単なる相談場紹介所としてしか機能していないのだ。
 
さて、この現状を嘆き、非難するのは簡単だ。殺された児童に関心をよせ、眉をひそめながら、児童相談所が怠け ている、行政がおかしい、などと、社会のせいにする人も、実際多い。
 
しかし、私も法律のお仕事をする業界のはしくれだ。なげくだけではなにもかわらない。行動ができる立場にいる との覚悟は、ある。
 
なので、私の事務所も、児童虐待の相談に対応したいと思う。幸いなことに、私には、優れた弁護士や精神科医の 知人、友人がいる。
 
児童虐待の対応は、きわめて困難な側面がある。まさに子に手をあげているケースでは、緊急措置も必要だ。にも かかわず、単に暴力を止めるだけでは問題はなにも解決しない。親を暴力に書き立てる原因を根本的に消し去らなければ、親はいつまた暴力を 繰り返すかという自己不信の中に置き去りになる。それは、とてつもない孤独だ。そして、子は、親のそういった様子を敏感に感じ取るもので ある。感じ取った子の精神は、控えめにいっても健全なものではないだろう。
 
 
まず私ができること。それは、虐待に悩むすべての方に、孤独ではないと分かって実感してもらうことだ。
 
いつでもいい。何時でもいい。
 
電話でも、メールでもいい。
 
もし孤独で心が引き裂かれそうだったら、孤独で悲しかったら、子に手を挙げるか不安でしかたなかったら、そし て、子に手を挙げて嘆き落涙する自分に孤独を感じたら、連絡をください。まっています。身分の特定に手がかりとなる個人情報を隠してもい いです。もちろん、匿名でも大丈夫です。
 
もちろん、適切な処置の一環として、対応もいたします。
 
私は、まっています。

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ブログ管理人について。

磨井崇(うすいたかし)。

東京都の行政書士。
うすい法務事務所代表。
福岡健飯塚市生まれ、
神奈川県横須賀育ち。

早稲田大学卒。
国家公務員1種最終合格(経済職36位)。
英検準1級、toeic 860。
などなど。

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