チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

シジミ不調(歯肉炎)

2013-02-20 22:17:52 | うさぎの病気と健康
日曜は、快調過ぎるほど食べまくっていたシジミ。

月曜の夜、なんとなく食が進まない。
なおかつ、お尻が珍しく汚れている。
それも透明水分的なもので、尿ではなさそう。
うーーーん 腸炎とまでいかずとも、腸内が不調かな。
仕方なくお尻を洗ったら、ブンむくれる事!
で、ますますふてくされて食べない。
一応ガスモチン投与。

火曜 朝台所にすっ飛んでこない。
バナナ 食べない。 シソ 申し訳程度。 ふやかしペレット匂いを嗅ぐだけ。
うーーーん 微妙だなぁ。
そして夜帰宅してみれば、朝のままの台所ご飯(--;;;
全く見向きをしないわけじゃない。
一応覗く。でも舐める程度で、止めてしまう。

活性は中やや下。
いつもの定位置ではなく、変な場所に居座る。
皮膚をつまんでみるけど、脱水はなさそう。
お腹が絶不調だと、腰骨が浮いて見えるけど、それはない。
お腹もガスでパンパンというほどでもなく、食べずにげっそりというでもない。
どこかで、多少は食べている様子。
●は多少出ていて、多少小さめだけど普通状態。

うーーーん 微妙。
ママちんも「食べ方が変だよ。右側」と言うし、全体的に見て歯科トラブルだと思う。
10日程前にメンテナンスしたのに?
まぁ、そう言う事もあるし。
とりあえず、今度は消化器全体を対象としてプリンペランミックス投与。
ねんねの部屋にも、いつもの台所や洗面所の定位置にもいない。
リビングに出てきて、ソファテーブルの下。
かーさんのそばがいいのか?
早く寝ようって言うの?

体が冷えてもいけません。
特に十分に食べていないので、冷えは禁物。
と言う訳で、電気代なんて言わずに、ねんねの部屋に遠赤外線ヒーター登場♪
直接あたれば、体の芯から温まりますし、部屋全体も案外ぬくぬくするんです。
(おかげで、毛布一枚で寝られたかーさんです:笑)

ベッドに入っても、なんとなく居住まいが落ち着かないのよねー。
げっそりはしてないけど、目がキラキラじゃない。
なんだか 不調モードまき散らかしなのよねー。


明けて本日。
ねんねの椅子の下から、出てこないんですけど(--)
台所で呼んでもこない。

はい 病院決定!


が・・・・・・・・ きち先生 休診日!!
成毛先生か? 無麻酔の歯科メンテ大丈夫だっけ?
きち先生のところにいたので、大丈夫なはずだけど・・・
ついに、きち先生に直接電話。
お休みなのに、ごめんなさいm(_ _)m

大丈夫だとおっしゃるので、シンシア動物病院へ行く事にしました。
ネットで調べたら、本日は午後セミナーで不在とのことで、午前中に行く事にして良かった!と思いましたよ。

シンシア動物病院は、相鉄線で1本♪
あとはバスなんですよね。
予約はいらないみたいだし、早く診ていただきたくて、とりあえずは駅からタクシーを使いました。
ちなみに、タクシーの運転手さんは「シンシア動物病院」で分かりましたよ(^^)


雰囲気は、きち先生に似てほわっと優しげな先生です。
うさフェスのセミナーも、とても分かりやすくためになります。
柔らかいも物腰で、ウサギの扱いもどことなくきち先生に似ている。
(もちろん保定は、きち流です)
膝に乗せて、上手にウサギをコントロールしながら、丹念に触診、聴診。
今までの経歴や、飼育環境を書き取り、去年8月の9歳記念精密検査結果もお伝えして、歯を視認。
問題になる歯は見つかりませんでした・・・。
先生のお診立ては「歯ぐきの炎症」

うーーーん 奥の方に口内炎とかは?

いや それは痛くて嫌がるでしょう(^^;;

そうですよねー(^^;;

でも 歯茎に問題があるのは確かです。

だから 噛むと痛い。

ええ。 両方ともですが、特に左側がかなり炎症を起こしています。
あごのラインもかなりでこぼこしていますから。


ええ、それは普段も確かめています。
歯根に負担がかからないように、ふやかしペレットにしたのですが。
先生 どうしましょ~(;;)


抗炎症剤を与えます。
筋肉痛などの湿布薬にも使っている、非ステロイド系抗炎症鎮痛剤です。
それで炎症を抑えるのですが、中にはこの先ずっと使う事になる子もいます。
腎臓の滞留時間が長いので、腎臓が悪い子には使えないのですが、去年の8月の検査では(腎機能に)問題ないと言う事なので。


帰宅して、早速投与。
かーさんが帰宅する頃には、多少元気が出て食べてくれるといいなぁ。
なんと! 帰宅途中のスーパーで明日葉も手に入ったので、それも出して、出社しました。


帰宅してみたら・・・・・・
あんまり変わらないみたい(--)
でも 顔つきは悪くなっていない。
現状維持?
一日3回の薬なら、時間をつめて与えるのですが、1日1回の薬じゃせいぜいが明日の朝。
明日葉は、多少口にするようです。
そうだ! のどが乾いているんじゃないかしら?
と思って、ゲータレードをぬるま湯で溶いて与えたら、ごくごく飲んでいます。
気がつかなくて、ごめんねぇ~・・・(;;)

明日あさって投薬をして様子を見ます。
その前に調子が悪くなるようならもちろん、持ち上がらなかったら土曜の午後、きち先生のところに駆け込みましょう。




ところで、いただいた非ステロイド消炎鎮痛剤の薬品名を聞き忘れたので、電話でお聞きしました。
一応今まで禁忌の薬(副作用のあった薬)はないのですが、何かあった時のためにも知っておく必要があります。
メロキシカム製剤。
先生は「シップ薬などに使われている」とおっしゃっていましたが、どんなお薬か調べてみました。


まずは、炎症と痛みの発現の仕組みから。

歯肉炎など組織損傷が起こると、細胞膜からリン脂質というのが遊離して、アラキドン酸というものになります。
このアラキドン酸にシクロオキシナーゼ(COX)という酵素が作用して、プロスタグランジンというものに変わります。
これが発熱・腫れ(発痛も若干)を引き起こして、炎症となります。

一方で、損傷した組織の辺りの血液中の血漿から、ブラジキニンというものが遊離します。
このブラジキニンは、知覚神経を興奮させて、痛みとなります。
ブラジキニンは、いくつかある発痛部室の中で一番強い物質となっています。

その上、おせっかいにもプロスタグランジンはブラジキニンに働きかけて発痛作用を増強させ、ブラジキニンはプロスタグランジンの生成を促進するという、お互いがお互いを高めあうという・・・ 

そんなんで、協力せんでよろしい!(--)


で、このつながりを、どうやって断ち切ろうかという話になります。
損傷組織から出てくるアラキドン酸がプロスタグランジンにならなければ、炎症は治まり、痛みも引いてくるわけですね。
というわけで、変身のお手伝いをするシクロオキシナーゼという酵素を減らす(阻害する)働きをするのが、今回のお薬のメロキシカムなわけです。

ここでもうひとつ。
シクロオキシナーゼには、いくつか種類がありまして、それぞれCOX-1、COX-2、COX-3となっています。

COX-1はほぼすべての細胞にあり、胃粘膜を保護し、血流・血圧を維持し、血小板凝集する役目があります。
つまり胃粘膜の血流を増加させ、粘膜を保護しているわけです。この子は恒常的にすべての細胞に存在するので、構成型といわれます。

COX-2は炎症関連細胞や癌細胞にあり、炎症を起こしたり、癌を増殖させたりします。脳や腎組織には恒常的に見られるようですが、ほかの組織に見られることは少なく、何か炎症が起きると出てくるので誘導型といわれます。

COX-3は、脳内に多く見つかった子で、アセトアミノフェン(頭痛薬の成分)に特異的に阻害されるので(つまり極めて有効に押さえ込まれるので)、痛みの知覚に関与しているのではないかと、最近研究が進んでいるようです。

問題はCOX-1とCOX-2でして、プロスタグランジン全体を阻害する(つまり1も2も抑えてしまう)と、痛みや炎症は治まっても、胃腸潰瘍等の副作用が出る恐れがあるわけです。
うまくお役に立っているCOX-1はそのままに、炎症と痛みの元のCOX-2だけ抑えられれば都合がよい。

今回のメロキシカムは、主にCOX-2だけを選択的に阻害するお薬で、選択的阻害薬といわれるものです。
シップの抗炎症鎮痛薬として名の通っているインドメタシンがありますが、実験上では消炎鎮痛作用の強さはインドメタシンと同等かそれ以上である上、副作用の消化性潰瘍発生作用は弱いといわれています。
つまり、副作用に関して、より安心して使えるということなのですね。

でもCOX-1にまったく作用しないというわけではなく、プロスタグランジンは消化粘膜の補強・抵抗性に最も重要な因子ですので、潰瘍のある場合などには禁忌の薬になります。
また、そのために粘膜保護薬との併用が望ましいし、空腹時の服用を避けるのが、副作用防止に必要となっていました。
また成毛先生がおっしゃったように、腎臓の停留時間が長いので、大量の連用は腎障害を引き起こす恐れがあり、肝障害、骨髄障害、出血傾向が起こりかねず、気管支喘息、心不全、高血圧の増悪にも注意だそうです。

となると、このところ大腸の働きが鈍っているシジミには、胃腸粘膜の保護薬が必要じゃないかな?
「常に」「大変」悪いわけじゃないけど、働きが鈍り気味というのを言い忘れちゃったのよね(^^;;;
プリンペランミックスを同時投与しておくかな・・・


というわけで、今晩今からプリンペランミックスを追加。
明日からは、シロップのメロキシカムでプリンペランミックスを溶かして与えましょう。
もちろんその事は、成毛先生にも報告しておきますし、きち先生にも連絡しておかなくちゃ。
治まってくれるといいな。
とりあえず脱水は防止して、なるべく食べるようにさせなくちゃ。
ちなみに、本日の体重2160。
9日の体重から80gも減っちゃいました。
夜 ちゅんちきさんと話していて「高齢になると、まずは食べさせることが大事。体力の余力がなくなっちゃうから。強制給餌は早めにした方がよかったなって思うのよ」と言われましたので、考えなくちゃ。
親子して不慣れな強制給餌。
これから先を考えると、少しずつ練習しておかなくちゃいけませんね。

おこもりシジミ 早く元気になって、お台所でパクパクしてね!!


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2 コメント

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Unknown (うさこの母)
2013-02-21 04:36:24
シミちゃん、早く元気になってね。

強制給餌・・・教えていただいた保定もへたくそな親なので、
その時になったらどうしようかしら。
まずが、保定には慣れさせておくべきですね。

今朝のお目覚めは、「おなかすいたぁ~」って,お台所でぱくぱく
シミちゃんでいますように。
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Unknown (チーママ)
2013-02-22 22:36:45
うさこの母さん

今回は多少難儀しております。 水分を取ってくれているだけが、安心材料です。
うさこちゃんは、トラブル少なくて本当に良い子ですね。 食べてくれるのが、一番うれしい。
人間同様、歯は健康の元ですね。
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