チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

戦場のメリークリスマス

2006-07-02 11:27:39 | 動物・自然
ふと気がついたら、TVで戦場のメリークリスマスをやっていた。
あれは本当に良い映画だったと、雨が降り始めたのを期に庭遊びを中断して、見てしまった。
坂本隆一がタケシが・・・本当に良い役者だと思う。
ローレンスが言う「誰も正しいものはいない」
そう、戦争に、人の命を奪う事に、正しさなんてない。
今の日本に戦争の記憶はない。
私達は、日々暮らす事に忙しく、思い出す事はあるのだろうか。
「決して戦争はしてはいけない」とは言っても、親を子を殺されたら、それでもその恨みを人にぶつけることなく、いられるのだろうか。
戦争は、そうした自分の身を切られるところから始まる気がする。

そしてフと思う。
先日の映画、ドリトル先生のワンシーンでレックス・ハリスンが歌うフレーズ。
「あなたの着ている毛皮。それは誰かの母親かもしれない。誰かの子供かもしれない。誰かの兄弟・姉妹かもしれない。ただ自分の身を飾る為にだけに・・・そして、決して動物達に感謝しない」
本当にそう。中には毛皮の為にだけ生まれ死んでいくものもいる。
せめて、着飾る為だけに毛皮や皮を手にするのは止めよう。
今の時代、保温のために毛皮や皮のコートは要らない。
(冬山の登山に毛皮を使うものはいないでしょう?)
かわいいからと言って、毛皮のバックは要らない。
(去年の冬。我が家のユキやシジミが何匹必要だろうと思いながら、若い子が毛皮のバックを持っているのを眺めていました)

それでも牛やワニやダチョウが、身は食肉に、皮は靴やバックにと姿を変えて生活の中にある。
すべてを排除するほど私は出来ていないから、せめて「ありがとう」と思って、命を譲っていただいている。
菜食主義というのだって、命をもらっているのには変わりがないのだから。
人は多くの命に支えられて生きている。
ペットだって、心や生活を豊かなものにしてくれる。
生の短い彼らは、出会いと別れをもって、命の大切さともろさ、共に生きる時間の大切さを教えてくれる。

人を恨まず、人をねたまず、今あることに感謝して、丁寧に生きて生きたいと思う。
そう、私達は多くの動物の命をいただいて生きているのだから。
せめてそうして生きていく事が、彼らへの供養になるのだろうと、最近思い始めている。
自分の死が、何も生まないのは悲しいではないか。




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