チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

金沢動物園

2007-02-18 22:25:41 | 動物・自然
今日は野生動物リハビリテーターの見学会in金沢動物園。
晴れていれば海が見えて、それはすばらしいロケーションなんです。
何気にここの一番のお気に入りが植層。
豊かな雑木林の面持ちを、色濃く残している気がします。
植層が豊かだと、野鳥も豊かなはず。
そしてここは海が近いということもあって、トビの保護が何気に多かったりする。

飼育係りさんのお話を聞いている間も、カイセンにかかったタヌキ君が来園。
首から上は普通にタヌキしているんですが、それ以外は無毛で皮膚炎を起こして皮膚が厚くなりごわごわしています。この冬に、さぞや寒かったでしょう。ぶるぶる震えているのは、何も病気のせいばかりではないでしょう。食欲はあるようですし、ぎすぎすやせてはいないので、カイセン症さえ治れば放野できるかと。
参加人数がちょっと少なかったけれど、かえって気安く色々お話できてラッキー♪でした。

今日のトピックス
これなーーんだ。

木の枝が表皮をむかれて真っ白。
ここまでされると、さすがに枯れます。
去年はこんなことなかったのに(TT)

犯人は・・・・・・
タイワンリス君です!


今年は暖冬ですから、別段食糧不足ではないはず。
どうやら猫の爪とぎよろしく、伸びる歯を削るための「かじる」お仕事にいそしんだ結果のようです。


それにしても、どうやら「かじりたい木」と言うのがあるようです。
すぐそばは雑木林なのですから、木は沢山あるのです。
でも、ここの数本の木だけが丸裸。
見ているうちにも数匹のタイワンリスが、枝を駆けめぐり飛び移りながらせっせとお仕事中。
困りましたねぇ。


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噛み付きウサギさん

2007-02-18 22:01:53 | うさぎ
噛み付きウサギさんの書き込みがありました。
うーーーん。ある意味、問題行動は病気より難しいんです。
だって、大元はその子の性格。性格は血液検査や尿検査、レントゲンでは分かりませんもの。
本当は飼い主さんがよーーーくその子を見て、どうするべきか考えるのが一番のお薬。
でも他の人のアドバイスが、多少のヒントになることもありますよね。
今日は自分の覚書の為に、お返事内容を残しておこうと思います。

何故噛むのか。本当は個々のウサギさんの性格や生活で違いますので、見ていないウサギさんをどうすればいいのかは、なかなか難しい。
逆に言えば、毎日暮らしている飼い主さんが、どうしたらいいのかが一番分かるものでもあります。
でも、私の今までの経験や見聞きしたことでは、おおよそ以下の事が考えられます。

男の子 3ヶ月 そろそろやんちゃな幼稚園生ですね。
人間で言えば「バカー」などと、悪い流行言葉を覚えてくる頃です(^^;;
中にはおとなしい子もいますが、多くはこの時期の男の子は「僕は強いんだぞ!」
ってやりたがる。だから戦隊ものやヒーローものに夢中になって、ごっこ遊びが流行るのですね。
ウサギさんも同じです。
個体差もありますが、3ヶ月から1歳前後まで「僕は強いんだぁ!」って自己主張するのが男の子。縄張り意識が強くなってくるのですね。
また上下関係も意識してきます。
Rさんの文章からの感じでは、かわいがって、ウサギさんの気持ちを大事にしようと言う感じを受けます。決して「躾けなくちゃ!」って肩に力が入っている感じは受けません。となれば、ウサギさんがRさんからのストレスを受けて、反抗しているとは思えません。
となれば、Rさんのウサギさんは「僕は強いんだ!」「僕の場所だ!」って威張っているのですね。
これで飼い主が手を引いたり、こわごわすると「ほらね!僕の方が強いんだ」になります。こうなると自分が上位者になりますから、気に入らなければ咬むようになることが多いようです。
「来るな!」も「どけ!」も「おろせ!」も、意思を伝える術を「咬む」と言う行為で表して、相手を従わせようとします。
かなり我の強い個体だったりすると、怒鳴ったりたたいたりするとますます強く咬む様になります。
また、実はとても臆病なウサギさんの場合も、人間への恐怖でますます噛み付きやすくなります。弱い犬ほどよく吼える、と言うわけです。

では どうしたら良いのか。
ウサギさんの順位付けの仕方を利用します。
まず噛まれてもひるんではいけません。
幸い抱っこは出来るようですから、「何でそんなことするのかなぁ」って言いながら抱いてしまう。
この時多少暴れることがあるでしょうから、取り落とさないように、傷つけない様に、安全に抱くことを覚えてください。
噛んだり、人に対して怒ったりしたら、抱いておとなしくなるまで離さない。
やさしく声をかけながら、断固としておろさない。
降ろして欲しくて噛んでも、頭全体をつかんでおとなしくなるまで離さない。
あきらめておとなしくなったら、沢山ほめてから降ろす。
根気良くこれを続けることで、「どうしてもかなわない相手」と認識してくれれば、噛まなくなります。
(我が家では、これを「抱っこの刑」と称していました。シジミ@オスはこれを根気良く続けました)

また、ウサギさんは後ろから乗る以外にも、頭から相手を抱え込んでカクカクして順位づけすることもあります。
これを利用するなら、ウサギさんの頭を手のひらでやさしく押さえ込む。
特にウサギさんは視覚がふさがれるとおとなしくなる事がありますので、それを利用する。
時間は短時間でもいいのです。
ナデナデした最後に一瞬手を止めて、軽く頭を押さえつけてから離す。
ナデナデすると、段々と頭を低くしてアゴを床につけるようになるとOK!
これが腕白な男の子だと、なかなかしないのですね。
ナデナデは大好きでも、頭を低くしない。
抑えると持ち上げようと反抗する(^^;;

一番大切なのは、「ウサギに遠慮しない」「怒らない」です。
叱る時も名前をつけて叱らない。「名前=叱る・怒る」の図式がインプットされないように気をつけて。
いたずらしたり困ったことをした時は、叱らずにどこか他所へ連れて行く。
反対にほめる時やなでる時は名前を呼びながら。
以前、この掲示板で「誰に食べさせてもらっているんだ。と思って、遠慮しない。」と言うお話がありました。本当にそうですよ(笑)
抱っこしていて噛んで逃げたら、追いかけていって抱きなおし、おとなしくなったら降ろすという事もやりました。
最後は飼い主が主導権を持つことが大事なのです。

どうしても気が荒い子がいます。
こういう子の多くは「足ダン(スタンピング)」やスプレー行動(尿の撒き散らし)も多いようです。
どうにもならない場合は、少しは程度が低くなるように去勢も考えなくてはなりません。
去勢しても荒さが完全になくなるわけではありませんが、コントロールはしやすくなります。場合によっては、問題行動がなくなることもあり得ます。
どの程度一緒に生活しやすくなるかは、個体差によります。

今から1歳過ぎまでが、一番手がかかる時でもあり、一番手をかけなくてはならない時でもあります。
この時期の飼い主との関係が一生続くのですから、よくよくウサギさんを観察して、行動や表情が読めるようになってくださいね。
1歳を過ぎると、いっそう賢くなって落ち着いてくると思います。
ウサギさんは大変頭がよい動物です。
頭が良いと言う事は、遊び好きですし学習能力も高いのです。
ですから「噛んじゃいけない」という事も、必ず覚えます。
必要なのは、観察する目(どんな時にどういう行動をとるか)と根気だと思いますよ。



コメント (11)
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