チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

噛み付きウサギさん

2007-02-18 22:01:53 | うさぎ
噛み付きウサギさんの書き込みがありました。
うーーーん。ある意味、問題行動は病気より難しいんです。
だって、大元はその子の性格。性格は血液検査や尿検査、レントゲンでは分かりませんもの。
本当は飼い主さんがよーーーくその子を見て、どうするべきか考えるのが一番のお薬。
でも他の人のアドバイスが、多少のヒントになることもありますよね。
今日は自分の覚書の為に、お返事内容を残しておこうと思います。

何故噛むのか。本当は個々のウサギさんの性格や生活で違いますので、見ていないウサギさんをどうすればいいのかは、なかなか難しい。
逆に言えば、毎日暮らしている飼い主さんが、どうしたらいいのかが一番分かるものでもあります。
でも、私の今までの経験や見聞きしたことでは、おおよそ以下の事が考えられます。

男の子 3ヶ月 そろそろやんちゃな幼稚園生ですね。
人間で言えば「バカー」などと、悪い流行言葉を覚えてくる頃です(^^;;
中にはおとなしい子もいますが、多くはこの時期の男の子は「僕は強いんだぞ!」
ってやりたがる。だから戦隊ものやヒーローものに夢中になって、ごっこ遊びが流行るのですね。
ウサギさんも同じです。
個体差もありますが、3ヶ月から1歳前後まで「僕は強いんだぁ!」って自己主張するのが男の子。縄張り意識が強くなってくるのですね。
また上下関係も意識してきます。
Rさんの文章からの感じでは、かわいがって、ウサギさんの気持ちを大事にしようと言う感じを受けます。決して「躾けなくちゃ!」って肩に力が入っている感じは受けません。となれば、ウサギさんがRさんからのストレスを受けて、反抗しているとは思えません。
となれば、Rさんのウサギさんは「僕は強いんだ!」「僕の場所だ!」って威張っているのですね。
これで飼い主が手を引いたり、こわごわすると「ほらね!僕の方が強いんだ」になります。こうなると自分が上位者になりますから、気に入らなければ咬むようになることが多いようです。
「来るな!」も「どけ!」も「おろせ!」も、意思を伝える術を「咬む」と言う行為で表して、相手を従わせようとします。
かなり我の強い個体だったりすると、怒鳴ったりたたいたりするとますます強く咬む様になります。
また、実はとても臆病なウサギさんの場合も、人間への恐怖でますます噛み付きやすくなります。弱い犬ほどよく吼える、と言うわけです。

では どうしたら良いのか。
ウサギさんの順位付けの仕方を利用します。
まず噛まれてもひるんではいけません。
幸い抱っこは出来るようですから、「何でそんなことするのかなぁ」って言いながら抱いてしまう。
この時多少暴れることがあるでしょうから、取り落とさないように、傷つけない様に、安全に抱くことを覚えてください。
噛んだり、人に対して怒ったりしたら、抱いておとなしくなるまで離さない。
やさしく声をかけながら、断固としておろさない。
降ろして欲しくて噛んでも、頭全体をつかんでおとなしくなるまで離さない。
あきらめておとなしくなったら、沢山ほめてから降ろす。
根気良くこれを続けることで、「どうしてもかなわない相手」と認識してくれれば、噛まなくなります。
(我が家では、これを「抱っこの刑」と称していました。シジミ@オスはこれを根気良く続けました)

また、ウサギさんは後ろから乗る以外にも、頭から相手を抱え込んでカクカクして順位づけすることもあります。
これを利用するなら、ウサギさんの頭を手のひらでやさしく押さえ込む。
特にウサギさんは視覚がふさがれるとおとなしくなる事がありますので、それを利用する。
時間は短時間でもいいのです。
ナデナデした最後に一瞬手を止めて、軽く頭を押さえつけてから離す。
ナデナデすると、段々と頭を低くしてアゴを床につけるようになるとOK!
これが腕白な男の子だと、なかなかしないのですね。
ナデナデは大好きでも、頭を低くしない。
抑えると持ち上げようと反抗する(^^;;

一番大切なのは、「ウサギに遠慮しない」「怒らない」です。
叱る時も名前をつけて叱らない。「名前=叱る・怒る」の図式がインプットされないように気をつけて。
いたずらしたり困ったことをした時は、叱らずにどこか他所へ連れて行く。
反対にほめる時やなでる時は名前を呼びながら。
以前、この掲示板で「誰に食べさせてもらっているんだ。と思って、遠慮しない。」と言うお話がありました。本当にそうですよ(笑)
抱っこしていて噛んで逃げたら、追いかけていって抱きなおし、おとなしくなったら降ろすという事もやりました。
最後は飼い主が主導権を持つことが大事なのです。

どうしても気が荒い子がいます。
こういう子の多くは「足ダン(スタンピング)」やスプレー行動(尿の撒き散らし)も多いようです。
どうにもならない場合は、少しは程度が低くなるように去勢も考えなくてはなりません。
去勢しても荒さが完全になくなるわけではありませんが、コントロールはしやすくなります。場合によっては、問題行動がなくなることもあり得ます。
どの程度一緒に生活しやすくなるかは、個体差によります。

今から1歳過ぎまでが、一番手がかかる時でもあり、一番手をかけなくてはならない時でもあります。
この時期の飼い主との関係が一生続くのですから、よくよくウサギさんを観察して、行動や表情が読めるようになってくださいね。
1歳を過ぎると、いっそう賢くなって落ち着いてくると思います。
ウサギさんは大変頭がよい動物です。
頭が良いと言う事は、遊び好きですし学習能力も高いのです。
ですから「噛んじゃいけない」という事も、必ず覚えます。
必要なのは、観察する目(どんな時にどういう行動をとるか)と根気だと思いますよ。



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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yakko)
2010-05-21 00:54:33
突然すみません、、、
実は我が家の噛み付きウサギさんにこまってて。

ぜひアドバイスを頂けないでしょうか?

女の子のネザーで10ヶ月なのですが、大変強気な性格で思春期の時期は
噛み付き癖を直すのをあきらめていましたが、そろそろ落ち着いたので
直していきたいと思っています。

抱っこされてなでられている時は機嫌がいいのですがは抱っこされる瞬間が嫌なようで、
ギャーギャーと声を出してケージの中を逃げ回り、一度噛み付いたら食らい付いてきてはなれません。
毎回かなり流血します(汗)
落ち着かせてからでも抱っこの気配を感じた瞬間に激しく暴れまわりだしてしまう状態です。
最近は普段ただ撫でようとしただけでも威嚇してくるようになりました。

ですので、
しばらくケージから出すときは必ず抱っこというふうにして、なんとか慣れてもらおうと思うのですが、
どのくらい我慢くらべが必要でしょうか?
返信する
Unknown (チーママ)
2010-05-21 15:12:34
yakkoさん

うーーーん。
実際のうさぎさんの様子が分からないので、安易にお答えするのもどうかと思うのですが。
いずれにしても、このコメント欄でお返事するには、文字制限があって難しいと思われますので、お返事は下記獣医師広報板 うさぎ掲示板に今日中に書かせていただきますね。

http://www.vets.ne.jp/bbs/classic_c_1500.cgi

他のうさ飼いさんからも、何かアドバイスがもらえるかもしれません。
なんとかうさぎさんに、「あなたが好きなのよ」って分かってもらいましょうね(^^)v

返信する
Unknown (チーママ)
2010-05-21 23:25:39
yakkoさん

どうやってケージから出しているのかな? 上から出しているのかな?
どうやって抱っこしているのかな?
ちょっと疑問に思ったので、とりあえず我が家の抱き方を先にブログに載せました。
http://yaplog.jp/usausaz/archive/2221
ご参考になれば良いのですが。
これから広報板にレスを書きますね。よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (yakko)
2010-05-22 00:12:29
チーママさん

さっそくレスありがとうございます!
紹介して頂いたうさぎ掲示板さっそく見てみます{グズン}

抱っこはケージの入り口から手を入れて抱っこしているのですが、
狭いケージを駆け回っているところを捕まえています。
ウサギさんにとっては苦痛を与えてしまっていると思います。

紹介して頂いた抱っこの方法、実践してみます!
うさぎさんにとっても苦痛がない抱っこを私が覚えることも
重要ですよね、、、{ごめんなさい}
返信する
Unknown (チーママ)
2010-05-22 00:47:33
yakkoさん

まずはケージの上を開けて出せるようにするのが、最初のお仕事のようですね。
多くのウサギ用ケージは、上から出せるように、上が開くようにできていると思います。
おき場所を変えてでも、上から出し入れするのが、ウサギさんにとっても、飼い主さんにとっても、一番大事なポイントのような気がしますよ。
もし上が開くタイプじゃないなら、上をはずして、ベニヤ板などで蓋をする工夫を。

上から覆うようにすると、多くのウサギさんはすくんで動かなくなる事が多い。
また噛みたくても、真上だと噛みずらいんですよね(^^;;
幸い小さいネザーさんですから、絶対にひるまずに、「だっこなの」とやってみてください。
また猫が子猫をくわえるように、首の後ろの皮を肩辺りからぐっとわしづかみにすると、ウサギさんは抵抗不可能♪ ネザーさんなら、重くないからできるんじゃないかな?

時間はかかっても、ウサギさんはちゃんと理解します。
どうしても手に負えない、流血でとても危険。そんなことが続くと、ウサギさんもストレスが強くて、性格も変わってしまいます。そういうときは、避妊手術も視野にいれてくださいな。
どうも発情が、よりエスカレートさせているかもしれないから。
野生と違って、温度管理が出来ている飼いうさぎは、年中発情と言う事も珍しくない。
避妊去勢はかわいそうと言う向きもありますが、年がら年中発情して気持ちがイライラしているのも、とてつもないストレスだという事を、理解してあげてくださいね。
それに、メスウサギの婦人科の罹患率は、他の動物に比べて有意に高いので、避妊も悪い事ばかりじゃありませんよ。
避妊したからと言って必ずおとなしくなるわけじゃありませんが、コントロールはしやすくなります。
返信する
Unknown (yakko)
2010-05-22 07:25:14
チーママさん

ケージの上のフタをあけて、抱っこに挑戦しました!

抱っこされるんじゃないかと警戒しながら・・・頭を撫でてもらうために近づいてきたので、
頭を撫でながら首の後ろの皮を肩辺りからぐっと持って、
それからいつものように抱っこしたところ、あばれることなく抱っこまでいけました。
抱き上げる途中はおもいっきりウサキックしてたので、後は私の練習が必要かなっ(汗)。

ウサギさんはちょっとブーブー怒ってましたが、追い掛け回したりすることなく
さっと出来たのでとても感動です!
ウサギさんと抱っこが上手になるようにがんばります~


ウサギさん、確かに年中発情している状態は苦しいですよね。

家の広いスペースで散歩をさせたりすると、縄張りを守ろうとしてるのか
興奮して怒りっぽくなってくるので、狭いスペースで遊ばせるようにしています。
これも発情の影響が強いのでしょうか?
生後3ヶ月で家にお迎えして、すぐに思春期の状態を迎えてから、
ちょっとしたことで興奮しやすく怒りっぽくなる状態が常かもしれません。。。。

避妊でこういった状態を少しでも軽くしてあげられるのなら、
そのほうがいいですね。




返信する
Unknown (チーママ)
2010-05-22 08:03:45
yakkoさん

おおーーーー すごいすごい!!
やっぱり引っ張り出されるのが嫌だったのね。
空キックは、絶対させないように、肩を持ち上げると同時くらいに、腰をすくって丸めてください。
ウサギさんは後ろ足の筋力がとても強いので、空キックだけで骨折する事があります。
抱っこしたあとは、もう これ以上ない! ってくらいに、褒めまくってあげて、かわいいかわいいとなでくり回しですよ(^^)v
がんばれーーーー♪♪
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Unknown (チーママさん)
2010-05-28 23:52:19
すごいです!
あれから1回も噛み付かれていません{パチパチ}
抱っこの気配を感じるとブーブー言って怒りますが、おとなしく抱っこ
させてくれるようになりました{キラリ}

うさぎさんかなりがんばってくれてます!

急にご相談したにもかかわらず、丁寧なアドバイスを頂いて
ほんとに感謝です。ありがとうございます{キラリ}
返信する
Unknown (チーママ)
2010-05-29 01:09:35
yakkoさん

ステキ!ステキ!!
うさぎさんはねぇ、年をとるにつれてどんどん賢くなりますよ。
名前も覚えますし、ご飯とかネンネとか、いくつかの言葉も覚えます。
待て とか、お座りとかも、飼い主の勘違いかもしれないけれど、それでいいんです。
ポイントは、沢山ほめる、沢山話しかける、いつもニコニコ笑顔です。
我が家の獣医さんは「病院と言うと緊張しますから、何気なくそのまま連れてきてね」とおっしゃいますが、シジミはちゃんと言っておかないとむくれますし、「ぼく いかない!」って逃げます。
前の日からちゃんと言っておくと、素直にケージに入ります。
ね?やっぱり分かっていると思いませんか?
1歳過ぎると少しおりこうさんになって、2才過ぎるとかなり分かってきて、3歳過ぎると人間の言葉によく反応します。
yakkoさんのウサギさんも、とても賢いうさぎさんのようですから、これからも沢山抱っこして、沢山話しかけて、良い信頼関係を作ってくださいね。
返信する
Unknown (Yakko)
2013-01-23 15:28:52
お久しぶりです。大変お世話になりました
yakkoです。
うさぎさん今3歳半になりました。
わがままですが、楽しそうにかけ回ったり、撫でてもらいにきたり、
怒られそうな気配を察知して人の顔色伺ってくるようになったりwと
元気に成長してくれています‼

1歳半くらいになった時、巣作りを始めるようになり、
病院の先生へ避妊手術の相談をしたところ
かなりホルモンの影響があるということでいろいろ準備して手術を行いました。
術後すぐ牧草を食べ始めるという驚異の回復ぶりで安心しましたが、
よくよくみると顔がぽけ~っとした顔になり、同じうさぎとは思えないほど
落ち着いたうさぎになりました‼
まだまだ抱っこは苦手ですが、噛み付くこともなくなり
仲良い関係を築くことができています。
ありがとうございました(*^^*)‼
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