チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

戻ってきたユキ その1

2006-04-01 15:17:32 | うさぎ
注)今回は特別に時系列表示を入れ替えて、続けて読めるようにしました。


先日、3月16日。
この日は息子夫婦が自宅に帰るというので、有給をとっていました。
その明け方・・・・・・

昨晩は夜中まで遊びまわっていたユキ。
ままちんも「12時過ぎに、ソファで寝ているかーさんに乗ってたよ」と証言があるくらい。
ところが明け方5時くらいに気が付くと、ユキが部屋の隅の隙間風が入る冷たい床にうずくまっている。
「どーしたの!冷たいでしょう。こっちへいらっしゃい」
抱き上げてもおとなしすぎる。
目は開いているものの、表情がない。
夏がけを広げたソファに置いて、布団をかけてもじっとなすがまま。
ゼーーーッタイ変!!
発熱はしていないようで、かえって冷えているので、ペットボトルにお湯を入れてそばに置く。
でも、ふと目を離した隙に、また元の冷たい床に・・・
動く時には動けるらしい。でも変!!

というわけで午前中に移動を済ませる予定を変更し、9時前に病院へ連絡して診察をお願いしました。
幸いママちんが休みだったので、車で先生のところにGO!!

一目見た先生は「目の色が悪い。呼吸もあさいし。ショック状態ですね」と、まずは酸素。
酸素チューブをそばに置いてしばし。
「ショック状態回避のためにステロイド(プレドニゾロン)を打ちますね」
ショック状態とは、抹消血管が縮こまって血行が悪くなっている状態。
この縮こまりをほぐし、血行を良くする事が目的です。
「点滴の用意をします。10分後にまた様子を見ます。」

そして10分。
「変化がありませんね。
 まずはレバギニン(総合ヴィタミン)。これは腸内活動が止まって肝臓に脂肪がたまるのを予防します。
 そして輸液をします。また消化管を動かすためにプリンペランを入れます。」
このプリンペランは通常経口投与されます。でも今回のような時は、胃酸がたくさん出て、薬効が出ないことがあるそうなので、皮下注射するそうです。まずは消化管を動かして、分泌物を正常にして、後に必要なら経口投与。一種の呼び水のようなものです。
こうした時血管からの投与は浮腫を起こすことがあるので、背中への皮下注射です。


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戻ってきたユキ その2

2006-04-01 15:10:09 | うさぎ
そしてまた10分。
先生が来ました。
「変化がないですねぇ。
 膿瘍だ、子宮の腫瘍だといっても、結局はこれでウサギさんは命を落とすことが多いのです。
 これで呼吸がしゃくりあげるような状態の時は、触っただけでもショック死することがあるんです。
 ちょうどハムスターの冬眠と同じに、体の機能が極端に低下しているので、どういうわけか冷たいところに行きたがるんです。(そうです!そうです!)
 体の消耗を極力抑えようとする自然な行為なのでしょうね。」
と、先生がユキの鼻づらに手を近づけた時、わずかにユキの鼻が動きました。
「あれ?反応するね。 ちょっとペレット持ってきて!」
ペレットを差し出すと、プイッと少し横を向きました。
「ああ、これは嫌なの(笑) 
 じゃ、診察台に連れてきて。マッサージをしてみましょう」

診察台の上でユキを保定しながら、背骨の両脇を指圧していきます。
「ここの肋骨の部分のところから下が、消化器のツボなの。
 ああ、すごくかたくなっているねぇ。ここを揉み解して・・・」
先生がせっせとマッサージしていると。
あれ?!というように、ユキの目に表情が出てきました!!!
「どうやら大丈夫なようですね。入院させる手もありますが、僕はやはり慣れた環境の自宅でのケアを薦めますけど」
ええ!もちろんです(^^)
「さっき投与した薬には、食欲の神経を刺激する成分もはいっているので、しばらくすると食べなくなることもあるので、今日は指示通りに投薬してください。明日はまた様子によって指示しますから、朝連絡をくださいね」

先生のお話を聞いている傍らでは、キャリーに入ったユキが
「なんで ワタチはここにいるのー!!怒」
ってクッションをバリバリやっています。
あのねぇーーー ユキィーーー(^^;;


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戻ってきたユキ その3

2006-04-01 15:00:14 | うさぎ
先生の心配をよそに、帰宅したユキは大いに食べ、何の異常もない糞をし、いつもどおりにいたずらし・・・
翌朝それを聞いた先生は
「そうか。それはよかった。じゃあ、投薬はナシでいいですよ(^^)」

ユキ~~
キミ~、先生がいなかったら絶対今頃お空の上だよ!
ウサギを良く診る獣医さんはまだまだ少ない。
特に地方にいったら、本当にいないんだから!
ウサギを良く知る先生がかかりつけって事は、非常にありがたく幸せなことなのよ。
本当に感謝しなさいよ!!

もっともショックの原因は・・・
引越した。隣で工事があった。なんていうこともあるそうで、先生にも原因は分からないことが多いそうで。
ユキの場合は、王子様のために多少環境が変わっていたくらいですが、それも10日もたっていてはねぇ???
シジミとの関係も変わらなかったし。
何が原因だか、さっぱり分かりません。
だから・・・・・・ウサギは難しい!


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まぁ!大変!! その1

2006-04-01 14:40:49 | うさぎ
注)今回は特別に時系列を入れ替えて、続けて読めるようにしました。

昨日は寝るつもりはなかったのですが、連日すっきりしない風邪のせいか、うたた寝のつもりが(^^;;
図らずも、ブログをお休みしてしまいました。

さて4日前、ユキの右目に涙の跡がありました。

目の周りが心なしに赤い。
目頭の毛がぬれています。











こちらは左目。
ちょっとボケていますが、目の縁の色が違うのが分かりますか?
左目はきれいな桜色でしょう?






鼻もフガフガ音をさせることもありますし。
どことなく、機嫌が悪いというかキラキラした動きじゃないと言うか。
絶対に涙管が詰まっている!
歯根のせいだったら・・・いや、スナッフルだったら・・・
と、思いは尽きません。

ちょうど土曜は定期健診の日。
心せわしなく、出かけていきました。

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まぁ!大変!! その2

2006-04-01 14:06:51 | うさぎ
先生 「その後 元気かな?」
※「その後」のお話は後述。
かーさん 「それがユキの右目が涙目で・・・」

「どれどれ、んー ちょっと染めてみましょう」
ウサギさんの目に試薬をたらすと、傷があるなら染まるらしい。
「大丈夫だねぇ。涙管が詰まっているようだから洗浄しましょう。」

極細のチューブを目頭の下にある涙管の入り口に入れて、液体を流し込みます。
と・・・白い液体が、右の鼻からピューと出てきました。
「やっぱり詰まってましたね。ウサギの涙は白くて正常なんですが、ちょっと濃いようだからしばらく良く見ていてください。」

「原因は歯根じゃないと思いますよ。おそらく前歯の噛みあわせが悪くて、食べる時に力がかかる場所がずれて、涙管にかかったんじゃないかな。歯の調節をして、様子を見ましょう。」

「ほら、下の切歯が後ろの小切歯にあたらずに、前の切歯に当たっているでしょう?
 これで上あごに力がかかる位置が悪かったんじゃないかな?
 下の切歯を削って後ろの小切歯に当たるようにして、上前の切歯が伸びるのを期待しましょう」
と言うわけで、きち流ひっくり返しの術で保定されたまま、チュィーンと歯科ドリルで削ります。

「臼歯はどうかな? 右は良し。
 おや?左を嫌がるねぇ。二番目の臼歯がはみ出しているかな?」
小さなウサギ用ニッパーでパチン!1mmほどのかけらを切除。
その後、歯科用やすりで仕上げして。

「どれどれお腹はどうかな?」
「このお尻汚れは、スタンプのようですね(^^)
 こうしてお尻に自分の糞をつけて、あちこちにここは私の縄張り!って跡をつけるんです。
 毛の汚れ防止と皮膚の保護のために、お尻を洗ったらワセリンか馬油、ええベビーオイルでもいいですから、ほんの少しつけるといいですよ。」
どうやら縄張りを主張したくなるとやるらしい。
ユキ~ 女の子なんだから、汚さないでよね。

後はツメを切っていただいて終了♪
「体重もほんの少し減っててOK。この子達の場合なら2.1Kgが目標ですね。
 そうすれば、もっと調子よくなると思いますよ」
夏までかけて、目指せ2100gです!

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