ドラゴンズの野球を変える (その2)

2018年01月15日 | 井戸端会議
ドラゴンズ野球を180度変えてみてはどうか?
ズバリ!ナゴヤドームにラッキーゾーンを設置する✨

【ラッキーゾーンの必要性】
ドラゴンズ人気回復のため球場のコンセプトを見直してもいい時期が来たのではないでしょうか。
やはりホームランというのは「野球の華」です。
ナゴドの観客動員が年々激減している。 この傾向は落合監督の時代から続いている。 チーム成績だけでなくナゴドの野球を見ていて面白くないということは間違いない。 ナゴドに観戦に行くがホームランを見られるゲームはレアとなってる。

日本では80年以降に造られた球場は「拡大路線の流れ」で造られました。MLBの本拠地にも負けない広いグラウンドとなり、日本のプロ野球は外野の守備と走塁面が飛躍的に進化したのです。
しかし、12年オフには楽天の本拠地のコボスタ宮城はフェンスを前にせり出し、Eウイング席を設置しました。

15年オフには、ソフトバンクの本拠地・福岡ヤフオクドームも「ホームランテラス」というフィールドシートが設置されました。右中間、左中間がホームから最大で約5メートル短くなり、フェンスも低くなりました。「ホームランをもっと見たい」という孫正義オーナーの号令で、改修に乗り出したということです。

現在12球団のフランチャイズ球場でナゴヤドームは1.2を争う程ホームランが出ずらい球場となってます。


確かに1-0で決着するような試合は緊張感がありますが、投手戦というより貧打戦と言えるケースがナゴドでは多い。ナゴドのゲームで3点差がワンチャンスと思えないはず。ホームランなしの連打だけで3点はなかなか奪えません。もっとファンが目を離せない試合を増やし、ドラマが起きる確率を高めたほうがいいのではないでしょうか。

15年にラッキーゾーン(ホームランテラス)を設置したヤフオクドームがどうなったか。
ヤフオクドームもナゴドと同じく広くてホームランが出にくい球場でした。 それが孫オーナーの一言でラッキーゾーンを設置。
どうなったかは野球ファンなら言わずもがな。
柳田選手がトリプルスリーを達成、チームは得点・本塁打が激増し常勝チームとなった。
では投手は打たれているか。
逆に次から次と力のある投手が出てきて抑えている。
(普通に考えて広くてフェンスが高ければホームランは減る。 狭くてフェンスが低ければホームランは増える。ただ、防御率はそんな単純なものではない。 投手の実力に比例する。 実力があれば球場の広さに関係なく防御率は良くなる。
今シーズンのセ・リーグ防御率ランキングだが 1位が東京ドームを本拠地とする菅野投手 3位が神宮球場を本拠地とする小川投手 4位が巨人の田口投手なっている。)
結局狭い球場でもいい投手なら関係なく抑えることができるということ。 打線の強いチームは若い投手が育つと言われる所以だ。
ドラファンならわかると思うが ナゴドの試合はドラゴンズだけでなく相手チームもなかなか点が入らない。 とにかく見ていて疲れる試合が多い。
これはナゴドの広さだけでなく外野フェンスの高さが影響していて 打席に立つとホームランが出そうにないと選手も思うはず。 マウンドの傾斜も高く投手有利になっている。 この球場でいい投手に投げられたらなかなか点が入らないのも当たり前だ。
以前のナゴヤ球場時代は“恐竜打線”と言われていた。 日本人のホームランバッターもどんどんドラゴンズから生まれた。(大島・宇野・落合・(大豊)・山崎など) しかしナゴドになってからは日本人でホームラン王になった選手はいない。 というより今のままでは不可能です。
というのもやはりセ・リーグの他球団の球場が狭いためだ。
横浜と甲子園は両翼95メートル。 神宮は両翼97メートル。 東京ドームは左中間・右中間が極端に狭くなっていること、また謎の空調ドームランがあるらしい!?。
また、マツダと甲子園はフェイスの高さが2.5メートルと低い。
2.5メートルくらいが外野手が飛んできたボールに対して取れるかとれないかという理想的な高さだと思う。 ナゴドの4.8メートルは、はっきり言って高すぎる。
最近出来た大リーグのヤンキースタジアムも右翼側が90メートルしかなく、左バッターがホームランの出やすい構造に意図的にしている。 これは球団がファンサービスの一環でホームランの有効性をわかっているといえる。 中日球団はここの部分をもう少し考えなければいけない。
このナゴドの広さと外野フェンスの高さは ホームランバッターにとって死活問題になりかねないし実際そうなっている。
このナゴドでシーズンの半分をやらないといけない訳で 他の球団の選手みたいに狭い球場で数多くできる選手とタイトル争いは非常に厳しい。 ラッキーゾーンを設置することは単に狭くするのではなく他球団と同じ条件にするということ。
今のままではドラゴンズのバッターは選手としてあらゆる部分で不利だ。
プロ野球は数字で評価される。
オールスターも侍メンバーに選ばれるのもシーズンの成績。
打率、打点、本塁打、通算成績など。
ナゴドの広さにより、これらが激減している選手は 給料にも関わってきて選手生命にも影響している。
事実生え抜きのホームランバッターは20年間一人も育っていない。
東京ドームでの坂本選手。今や日本を代表するショート。日本の4番にまで成長した、 横浜球場の筒香選手。神宮がフランチャイズのトリプルスリー山田哲人選手。 3人とも狭い球場でホームランを量産して成長し球界を代表するバッターとなった。 逆にドラゴンズ選手は、投手有利のナゴドでホームランを数多く打つなんて実際無理な話。
ドラゴンズのバッターは過小評価されている。 狭い球場でやっていてもホームラン30本打てば凄いといわれ ドラゴンズの選手はホームランが少ないから貧打線と言われている。
なにも昔のナゴヤ球場の広さにしてくれと言っていない。 今のセ・リーグ他球団と同等な広さ外野フェンスの高さに変更して欲しい。 これでどれだけドラゴンズ選手の成績が劇的に変わるか楽しみです。
投手については、もちろんホームランを打たれることもある。 ただ同じようにやり返せばいい。 プロ野球も興行です。いかにファンを楽しませるか。 いろいろなドラマがある野球を見せることこそファンが喜ぶ野球だと思います。 ドラゴンズファンだけでなく相手チームのファンも来ているのだから。

“ホームランは野球の華”と呼ばれている。 以前の甲子園や現在のヤフオクドームなどラッキーゾーンを設置したチームは打線が強力になることを歴史が証明している。ドラゴンズも必ず“恐竜打線”といわれるようになると確信している。
ドラファンがときめく新しいスターを作るためにも、真剣に検討して頂きたい問題です。