プロ野球開幕で求めるもの

2020年05月29日 | 井戸端会議
政府は5/25、東京など首都圏の1都3県と北海道で継続している緊急事態宣言の全面解除を発表した。
それにより、プロ野球は6/19に開幕を決定する運びとなった様だ。
このまますんなりと開幕までこじつけることが出来るのか?

【6月19日 プロ野球公式戦開幕決定】
この一報が報じられ、ふたつの感情が芽生えた。
ひとつは期待と喜び、楽しみといったポジティブな感情。
もうひとつはコロナウイルス感染による不安や恐怖など手放しで喜べないネガティブな感情。
現在の私の偽ざる気持ちです…。

今シーズン、さかのぼること3/20開幕でした。
約2ヶ月以上が過ぎ、本来ならこの日交流戦がスタートし、我がドラゴンズはナゴヤドームで昨年の日本一チャンピオンのソフトバンクを迎え撃っての戦いであったはず。
しかし新型コロナウイルス感染拡大により日本の社会や経済、もちろんプロ野球も止まってしまった。
緊急事態宣言が4/7に発令され企業や店舗など活動や営業が自粛休止に追い込まれ、国民は外出自粛を求められた。社会経済活動が行き詰まる事態となった。
現在は国民の一人一人の行動自粛、政府各自治体の取り組みによる感染拡大対策効果により、明らかにピークアウトに転じ感染者を抑えることが出来てきました。
だが言うまでもなくコロナウイルスの蔓延が収束した訳ではありません。
今後、第ニ波第三波の懸念があるのも事実拭い去ることは出来ません。
そんな中、NPBはプロ野球の開幕を決めた。NPBの斉藤コミッショナーは、
「野球文化を何とか守っていきたいし、暗いときに自宅にいらっしゃる皆さまに、元気なスポーツを何とか届けられないかなという気持ちはあります。せっかく日本に育っている野球文化を皆さんの元気がでる素にならないかと考えながら、選手も難しいなかで体、コンディションを一生懸命に保っている。みんなで一致してなんとか社会を明るくしたい」とコメントを残した。

『一日も早く開幕を!』と願う気持ちは球団もファンも同じだ。コロナ禍の前と後では、多くの人たちが世の中が色々と変わるだろうと感じているはず。今までの常識や価値観も、生活スタイルも、経済システムも、いや応なしに変化するに違いない。社会において新しい生活様式を見つけ順応しなければならない。ところがプロ野球を統括するNPBと12球団代表者からは一切、そのような発想も覚悟も伝わってこなかった。昨年までと同じプロ野球を再開することを決めたようだ。

「年間120試合はやらないとペナントが成立しない」(野球規約上シーズン成立の最低試合数)などという固定概念に縛られる必要があるのか。今、プロ野球ファンが求めているものは何だろうか。コロナ禍の中、規制された毎日。プロ野球が見れない日々が悶々と2ヶ月以上が続き、5/21から緊急事態宣言が段階的に解除され、世の中が少しずつ解放される中、一足飛びに例年通りの毎週2カード6試合を当たり前の様に開催するプロ野球観戦を…。そんな日々をファン求めているだろうか。

せめて“生きたプレー”を見たい。まずはそれが切実な願いではないか。ユニフォームに身を包む選手がグランドで躍動する姿、投げて、打って、捕って、走って“白球の響き”、「球春」まずはそこから。今年は一試合でもニ試合でもチャリティー試合でも見せてくれれば十分力になるし励みになるのではないか。

プロ野球関係者は一刻も早く開幕し、すでに許容範囲ギリギリの段階となっているシーズン成立の最低試合数120試合。これ以上遅れると野球規約を変更する作業が必要となる。無理やり既定路線を進もうとしている。こうした強行日程を貫いてでも開幕を目指したい背景には、プロ野球興行の損失を少しでも食い止めたいNPB側と一部強行派の球団ではないか。

球団においては、開幕当初は無観客試合でのシーズン開幕が内定済み。ただでさえ入場料等の収入が見込めず大減収を強いられる中で主催試合数まで減ってしまうことになれば、やり繰りの大変な球団にとっては“死活問題”だ。

チームにおいては、難題となるのは“移動”。一軍の出場選手登録枠が29人、ベンチ入り人数が25人。監督、コーチやチームスタッフ、球団関係者、裏方さんなどで移動人数の合計が総勢50人を超えることも珍しくはない。また、それに伴うマスコミにも感染源となるハイリスクがある。開幕すれば各試合の球場に大挙して新聞、テレビ、雑誌、Webなどに属する記者やカメラマン、テレビクルーらが押し寄せるのは必至だ。選手らと同じように感染リスクが非常に高くなる。

選手において、“怪我”。本来開幕前2ヶ月に渡るスプリングキャンプで体を徐々に作り開幕に合わせてくるはず。5/25に開幕発表があり6/19開幕、1ヶ月弱でプロのパフォーマンスを果たして魅せることが出来るのか。間違いなく全力プレーすれば怪我の危険とは隣り合わせとなる。また、もし一軍チーム内に感染者が出れば2週間の自粛を求められる。濃厚接触者として一軍メンバー皆が感染者と同じ様に自粛を求められれば一軍と二軍の総入れ替えも考えられる。チーム間の戦力均衡は保たれなくなる。

ファンにおいて、NPBは聞くところによると80ページに渡る開催や観戦の為のガイドラインを作成した様だが、実際7/1よりどういう形の観戦が出来るのか想像すら出来ない。どんな対策を取ろうが感染リスクは非常に大きい。また、試合後の帰宅は最寄り駅の交通機関は大混雑が予想される。ソーシャルディスタンスを確保出来るのか。

野球人気においては、無観客試合やむ無し。はたしてテレビ放映でどれだけの野球ファンが視聴するのだろうか。今や地上波放送はほぼなくなった。デーゲームならともかくナイター中継時はテレビ視聴のゴールデンタイムに手を挙げるスポンサーがどれほどあるのだろうか。有料放送やインターネットでの中継は一部の視聴者のみ。またPCやスマホで3時間を越える視聴をこれだけ多様化した現代、忙しい生活の中毎日3時間以上もかかるプロ野球観戦に時間を割いてくれるだろうか。

等々、開幕するにあたりツッコミどころ満載だ。楽しみと怖さが背中合わせ。コロナ禍の感染リスクと各球団のひっ迫した経営状況を天秤にかけ、とりあえず6/19の開幕は決まったが果たして本当に今秋の日本シリーズまでフィニッシュすることが今のプロ野球の最善策であったのか?


未来のある子供たちへ!

2020年04月04日 | 井戸端会議
世界で猛威を振るう新型コロナ感染症(COVID-19)、日本国内も日に日に感染が広がり、政府からの対策要請が次々と発信され感染拡大防止の為の対応が強く求められている。
交通、観光、遊園地.テーマパーク、美術館.博物館、スポーツジム.ビュッフェ.外食、見本市.展示会、イベント、教育、芸能.エンターテイメント、映画、スポーツ.オリンピックなど様々な分野において中止や延期や自粛など経済に大きく影響を及ぼしている。
政府は3月26日に発表した3月の月例経済報告で、景気は「新型コロナウイルス感染症の影響により、足元で大幅に下押しされており、厳しい状況にある」との判断を示した。2013年7月から使い続けた「回復」という文言を6年9ヶ月ぶりに削除し、景気判断を大幅に下方修正した。と発表があった。
政府の要請を受けて、全国の98%を越える小中学校などが全国一斉に臨時休校して1ケ月です。感染状況が日々悪化し、多くの小中学校再開について各自治体は対応にせまられている。

この時期、日々暖かい日が多くなり本当なら今が見頃の満開桜の下、ピカピカのランドセルを背負った新1年生が新入学を迎え幸せいっぱいの光景を見ることが出来るウキウキ良い季節のはずが・・・。
ぶっちゃけ…「何もかもコロナでガタガタですわぁ…。一生に一度しかないピカピカの入学式が今後暗い記憶しか残らなくなりそうで、何だかせつないです。」

※小学1年生(学年満年齢7歳・年齢6~7歳・2013年4/2~2014年4/1)

そんな暗く沈んだ今、非常に明るいニュースが先日あった。
3月16日、この春小学校に入学する新1年生にプレゼントする「でらスポ名古屋 みんなにドラCAPプロジェクト」のお披露目式が、名古屋市役所であった。



新型コロナウイルスで名古屋は深刻な状況が続き、プロ野球の開幕も白紙となるなど自粛ムードが強い中、子どもたちに「スポーツの夢を感じてもらえれば」と企画された。
名古屋市教育委員会が2013年から地元の野球やサッカー、バスケットボールなどの有力チームとスポーツ振興を進める「でらスポ名古屋」事業の一環。野球帽のプレゼントは初のプロジェクトとなる。



名古屋市に本社を置く大手飲料・食品メーカー「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」がスポンサーとなり、オリジナルの中日ドラゴンズキャップ約2万1000個を用意。新型コロナの影響を見計らいながら新年度以降、市立小全266校と特別支援学校を通じて新一年生全員に配布する。
ドラゴンズにとって2011年以降どん底に深く沈む中、浮上のきっかけとなるプロジェクトだと思います。
2013年以降に生まれた今年新1年生となるこの子たちは生まれてこの方強いドラゴンズを一度も見たことがない。
この子たちに強いドラゴンズを見せましょう!
来週からいよいよ新学期のスタート!
是非ともこの夢のあるプロジェクトは延期も中止も自粛もなく配布を達成して頂きたい。
コロナに負けるな!
頑張れ、新1年生!
頑張れ、ポッカサッポロ!
頑張れ、ドラゴンズ!
「見せましょう日本人の底力を」
「見せましょう野球の底力を」
「見せましょうドラゴンズの底力を」

その時は突然やって来た!

2020年03月25日 | 井戸端会議
Xデーは何の前ぶれもなく突然やって来た。
“ベルリンの壁が崩壊した様な・・・”。
令和2年2月27日、中日ドラゴンズにとって歴史が動いた日となった。
「白井オーナー退任。」この一報が突然飛び込んできた。
20年間、実権を握り続け黄金期も暗黒期も名物オーナーとして名馳せた白井オーナーは92歳、身を引くには遅きに失した感わ否めないが、先ずもってお疲れ様でした。

中日新聞親会社の人事は3.9月が通例だったはず。この時期の発表は異例であった。
『中日球団の決算取締役会が2/27に行われ、白井文吾オーナー(92)が3/27の株主総会をもって退任し、名誉オーナーに就任することが内定。
新オーナーには大島宇一郎オーナー代行(55)が就任すると発表があった。』

[本日(3/25)=中日は25日、中日新聞社(名古屋市中区)で第69期定時株主総会を開催しあ。任期満了に伴う取締役の選任が行われた、下記の通り取締役の異動が発表された。
総会後の定例取締役会において大島宇一郎取締役オーナー代行(55=中日新聞社代表取締役社長)が新たに代表取締役オーナーに正式に就任した。
白井文吾オーナー(92)は名誉オーナーに就任した。(いずれも3月25日付)]

白井オーナー(小山派)は2000年3月に就任し20年間は歴代最長。2003年オフに落合博満氏を監督に招聘し、8シーズンで4度のリーグ制覇を達成するなど黄金時代を築いた。

大島新オーナー(大島派)は早稲田大政治経済学部を卒業し、1987年に中日新聞社に入社。東京本社政治部、アメリカ総局、管理局人事部長などを経て2013年に取締役管理局長、15年に常務東京本社代表となり、17年6月に社長に就いた。球団にとって13代目のオーナーとなる。
*大島宇一郎新オーナーコメント。 
「現白井文吾オーナーから中日ドラゴンズのオーナーを引き継ぐことになりました。ドラゴンズと言えば、プロ野球界だけでなく、名古屋を中心とした中部地方の顔。その球団の運営に携わらせていただけますことは、光栄であると同時に、重責を担うことに対して身の引き締まる思いです。近年チームの成績はやや低迷しておりますが、与田剛監督の新体制に移行して初年度はさまざまな面で成長が見られました。進化を遂げつつあるチームをいっそう盛り上げ、強いドラゴンズを復活させていくため、フロントも新しい体制で、与田監督をはじめ選手、コーチらとともに活気あるチームづくりに取り組んで参ります。」

21年ぶりに政権が小山派から大島派に移行されることになる。
9年前、大島派はご存知ガッツポ坂井球団社長によるクーデターを企て、当時の落合監督を解任させるも、2年後には小山派白井オーナー主導により落合GM・谷繁監督の新体制構築により大島派は一掃されることとなった。
いまだに“小山派”と“大島派”がお互い足を引っ張り合っている。
時の球団オーナーや球団社長は、自分の時にチームが強ければそれが自分の評価になる。だが、自分の時に築き上げたものを後継には残したくない譲りたくないなど、派閥争いは今でも続いている様に思う。

中日新聞社の露骨な派閥争いを語る上で故・星野仙一氏の第一・次第二次政権の経緯は外せない。
故・星野氏は言わずと知れた大島派であった。

【第一次政権(1987~1991)】

加藤巳一郎オーナー(小山派)中山了球団社長(小山派)の体制。

加藤オーナーは小山派でありながら星野監督と良好な関係があった様で、星野監督のやりたい様にやらせた。また、星野監督が大島派だった事もあり大島派の協力も得られた。

敢行したチーム改革は小山派よりの選手の放出だった。

谷沢(小山派)→引退勧告

牛島(大島派)など→ロッテ⇔落合

大島康(小山派)→日ハムトレード⇔田中富.大宮

平野(小山派)→西武トレード⇔小野

中尾(小山派)→讀賣トレード⇔西本

など。


【第二次政権(1996~2001)】

大島宏彦オーナー(大島派)佐藤毅球団社長(大島派)の体制。

堅実経営の大島派は、第一次政権の様な積極的な補強はできなかった。

敢行したチーム改革は

日ハムからFA獲得⇔武田

仁村徹、酒井、山本保→ロッテトレード⇔前田、平沼、樋口

大豊、矢野→阪神トレード⇔関川、久慈

門倉、古池、東瀬→近鉄トレード⇔小池、佐野、善村

など。

星野監督に逆風が吹き始めたのは…。

00年、加藤オーナーの天敵で同じ小山派の白井氏が新オーナーとなった。

また、01年限りで佐藤毅球団社長の辞任が決まると後ろ盾をなくし、球団内での力を失い、急速に星野降ろしが起こり辞任に追い込まれた。

星野監督は成績不振と長期政権は好ましくないと、辞任の理由を挙げたが実際はこうした派閥争いの影響も大きかったはず!?

時は経て2018年1/4、“星野氏死去”と突如の悲しい知らせが飛び込んできた…。

中日、阪神、楽天と監督としてリーグ優勝へ導いてくれた星野氏に対しても、現中日白井オーナーは、星野氏お別れの会でも消極的だった。

3/19、東京都内で行われたお別れの会は、楽天の三木谷浩史会長兼オーナーが発起人となり開催。3/26楽天は背番号77を永久欠番とすることを決めたと発表した。

3/28、大阪市内で行われたお別れの会は、阪神の坂井信也オーナーが発起人となり、楽天と同様に積極的に行われた。

しかし中日は2/24、名古屋市内で行われたお別れの会は、白井文吾オーナーではなく、後援会が主催し愛知県知事の大村秀章氏が発起人代表となった。

白井オーナーは出席すらしていない…。


それにしても、何故これほどまでに白井オーナーは星野氏を嫌うのか。別の中日新聞関係者が解説する。

一つは、

「白井オーナーとベッタリの落合博満元監督の存在が大きい。落合さんは監督時代からずっとドラゴンズから星野色を消すようオーナーに囁いており、それが今でも続いているのでしょう。」

二つ目は、

「白井オーナーの天敵だった加藤巳一郎氏(故人)が寵愛したのが星野さんだったんです。それもあって、オーナーは今も星野さんのことを嫌っているのだはないか」

※デイリー新潮記事より


星野色を一掃した中日小山派。

落合色を一掃した中日大島派。

中日新聞社の派閥争いは露骨で醜い・・・。

【最後に】

今後のチーム組織運営は?

大島宇一郎オーナー(大島派)

矢野博也球団社長(大島派)

壁谷浩和営業本部長(多分?大島派)

加藤宏幸球団代表(多分?大島派)

中日球団の重役ポストが全て大島派に一新される。

小山派の白井オーナーは今後、一線を退いて名誉オーナーになるという。
そこでファンとして気になるのは白井オーナー退任後のチームへの影響。
満を持してあの有力OBの現場復帰はあるのかということ。
これでいよいよ現実味を帯びてくるのが「ミスタードラゴンズ」こと、立浪和義氏(50)の現場復帰だ。
気運が高まってくることは間違いない。
立浪氏は、1987年にドラフト1位で入団、中日一筋22年。竜の不動のレギュラーとして活躍した。現役通算2480安打、1037打点、171本塁打、打率・285。487の二塁打はいまも破られないNPB記録。
そんな地元名古屋が誇るスター選手でありながら、2009年に引退してからは一度もユニホームを着ていない。
「かつての立浪さんは派手な女性関係をはじめスキャンダルが多かった。現役時代に球団フロントが、『君も将来の幹部候補なんだから、少しは身を慎まないといけない』と注意したが、その後もいろいろと週刊誌をにぎわせた。そんな立浪さんに対して白井オーナーは『オレの目の黒いうちは、絶対にユニホームを着させん!』と激怒したといわれている。それでも、立浪さんは球団OB内でも人望があり、『監督になってくれ』と推す声も多い。白井さんが退任するのであれば、いよいよ現場復帰の流れになるのではないか」(スポーツ紙記者)
立浪氏は今キャンプ中、2年目の根尾に打撃指導を行ったことが話題になった。これは与田監督が立浪氏に直々にお願いし、実現したもの。ミスタードラゴンズの手腕に期待している者が多い証左でもある。
与田監督は今年が3年契約の2年目。早ければ2022年にも「立浪監督」誕生となるかもしれない。


Coming Soon立浪和義。



応援する力!

2020年02月19日 | 井戸端会議
スプリングキャンプ真っ只中🌺
2020バージョンのドラゴンズは着々と戦う為に竜の牙を研いでいる。
折り返し地点も過ぎ、各球団は対外試合が始まった。

今シーズンのセントラルリーグはどこの球団も優勝もあれば最下位もある混戦模様が予想される。
我らがドラゴンズは2011年から8年間ペナント制覇から遠ざかっている。
与田監督はキャンプ前からリーグ“制覇”の2文字を最終目標に掲げ、今シーズンの戦いを始めている。
昨シーズンを振り返ると投手陣全体では、チーム防御率3位、被安打1位、失点1位。個人的には、大野雄が最優秀防御率投手賞のタイトル獲得や柳の2桁勝利。ロドリゲスは最優秀中継ぎ投手賞獲得など、ここ数年にはなかった実績を上げた。
攻撃陣ではチーム打率1位、最多安打(最多2塁打も最多3塁打も)1位。
個人的には、打撃ベスト10内に4人。ベスト9に2人。最多安打者賞に大島が。
守備陣でも、最小失策1位。
ゴールデングラブ賞に2人。
等々、レギュラー選手が固まってきた。十分戦える手応えを感じた昨シーズンだった。
しかし今オフ、他球団に比べると大きな戦力補強もなく、レギュラー選手と控え選手との差を埋めていく現有各選手の底上げは必須だ。
そんな中、チームの一番のウィークポイントとなるであろう7回以降の投手起用はキャンプを半分程消化した現在でもほとんどと言ってよいほど陣容が固まっていないのが現状ではなかろうか?
《リーグ制覇する為に必要なその1!》
心配の種はココだ…

一方先発投手候補では、2/12の早い時期に与田監督は大野雄を開幕投手にと明言した。
大役を任された大野雄は、360°ほぼ赤一色に染まったマツダスタジアムのカープファンを奈落の底に突き落とす圧巻な快投で今年のドラゴンズは一味違うというところをカープファンの前で見せてもらいたい。

そんなマツダスタジアムはまさに今シーズンも赤一色となるはず。
特にこれといったファンサービスや来場者プレゼントをする訳でもないのに(12球団唯一来場者にイベントユニフォーム配布等なし)、球場にファンが集まって来る。
なぜだ?=やはりご贔屓のチームが勝利することを見たいからだと思います。
球場はチーム(カープ)が負けれない環境(空気感)を球団がファンが作り出し演出している様に思います。
熱気熱狂ある多くのカープファンから応援や声援され無様なゲームは出来ないことを選手も十分分かっているはず。
これこそ勝つ為の相乗効果と言って良い。
一頃の強かったドラゴンズのナゴヤドームがそれだった。例えゲームに負けても最後の最後まで何かがあるんじゃないかとファンをワクワク期待をさせてくれてた。
“今のマツダ”・“一頃のナゴヤ”はそんな勝つ為に『応援する力』が満々と満ち溢れていた。
応援の素晴らしいところは、自然発生的に起こるところだと思ってます。
人は頑張っている人、全力を尽くしている人を応援したくなるものです。
単に応援すると言っても、大声で叱咤激励すれば良いというものではない。かけ声のタイミングや言葉選び、その人にとって力になる、プラスになる応援はどのようなものかなど、常にそこを考え、予習復習実践することだと思ってます。

以前に何度も現・球団公認応援団の活動について意見を書かせてもらっているがどうにもピントがズレている様に感じてならない。
応援と応援擬きな自己満足な仕切りを勘違いしている。
《リーグ制覇する為に必要なその2》
心配の種はココだ…
団員が頑張って応援活動をしているだけに球団は若い団員に任せっぱなしにするのではなく、本来ならチームを強くする=ドーム集客力を上げる為、球団が球団職員を配置し専門的に応援活動のあり方を検討し、勝つ為の環境作りをすることが絶対的に必要だと思います。
リーグ制覇は選手だけでは勝ち取れるものではありません。
球団のフロントをはじめ各部門に携わる全ての職員とドラファンの『応援する力』なくして成し遂げることは出来ません。

応援団員も今シーズンに掛ける思いから、新たな応援歌を自身のTwitterやYouTuberにアップしたそうだが、とにかく難し過ぎる・・・。
老若男女不特定多数のファンを巻き込んでの応援となると一体感を生むことは無理といっても過言ではない。
昨秋、地元東邦高校からドラフト1位入団した石川昂弥選手に注目が集まっている。
昨年、春の選抜の優勝校東邦の応援は味方アルプススタンドだけてなく甲子園球場を一体にする程の応援が思い出される。マーチングバンドの演奏応援も素晴らしかったが、なんと言っても応援する楽曲が選手に力を与えていた様に感じた。
湘南乃風「SHOW TIME」
アップテンポな楽曲は「戦闘開始!!」でスタート。初回の攻撃、ビハインドの展開の9回先頭打者のときにかかる曲といい「打て!打て!打て!打て!打て!」の部分で石川本人も「やったるぞ!」という気持ちになるとコメントしている。
石川のナゴヤドームでの打席登場曲がこの曲にほぼ決まりだそうだ。
著作権など色々問題あると思うが、出来るならばこの楽曲を石川昂弥選手の応援歌、もしくはチームチャンステーマに考えられないものか…。
それほどまでに《応援する力》となると思っている。
チャラチャラ回りくどい応援歌詞など要らない!
単刀直入に「打て!打て!打て!打て!打て!」
で良くないですか。


※YouTuberからお借りしました。

プロ野球選手とタバコの関係

2020年02月03日 | 井戸端会議
2月1日、プロ野球のキャンプが各地で一斉に始まりました。
長いシーズンを戦うべく心身を鍛え、今年も僕らファンに多くの感動を与えるハイパフォーマンスなプレーを魅せてくれることを期待したいです。
我らがドラゴンズはこのスプリングキャンプで与田監督が選手に求めたのは〝心体操”というテーマ。体だけでなく、心も操れるメンタルを含めた強化を期待するもの。
私生活においても、“心体操”を意識した心身共に健全な状態でシーズンを戦ってもらいたものです。
私生活と言えばちょっと気になったことが…。
私の知り合いの方が先日キャンプ地.沖縄へ出発する前セントレア内、喫煙所でドラゴンズ主力選手に遭遇したらしく、🚬らしいとのことでした。👀


昭和の時代、“禁煙スペース”はあったが〝喫煙スペース”はなかった。「禁煙」と書かれていない場所では、どこでもタバコはOKだった。
平成の時代となり、「禁煙」が社会の常識になるとともに日本人の「喫煙」に対する受容度、許容度は急速に小さくなった。
今は考えられないが当たり前にタバコが吸えた場所がたくさんあった。
飛行機の中、電車の中、バスの中、駅、映画館、病院、オフィス、等々…。
野球場のスタンドでもプカプカ🚬出来た時代があった…。
今では野球場も指定の喫煙場所を除いて全面禁煙になった。ナゴヤドームでは黄ばんだ壁の喫煙ルームで、東京ドームは建物の外側にビニールの幕で覆った喫煙所が設けている。スタンドで観戦していると敵の攻撃になると席を立って、しばらくするとタバコの匂いをまとわりつかせて席に戻って来る。
昨年、讀賣の監督に復帰した原監督は、就任会見で未来の主砲・岡本和真に対し「まず、タバコをやめるべきだろうね」と言った。マスコミ受けを考える原監督らしいキャッチーな発言である。実際に「岡本へ禁煙令」は各紙大きく報じた。これは少なからぬ衝撃を与えた。

昭和の時代のプロ野球選手は、
「タバコが似合うスポーツマン」といったらヘンだが、何かしらオーラを放っていた。
タバコを吸い、酒を浴びるように飲み、肉をたらふく食らい、おねえちゃんをはべらかし夜遊びする。だがグラウンドで結果を出す。野球選手には非日常の超人を感じることがある。
昭和から平成に入り、イチロー選手が登場し流れは変化し、野球選手がアスリート化と変わっていった。
そして現在の野球選手はほぼアスリートと言っていい。
しかし、今でも侍ジャパンメンバーに名を連ねるトッププレイヤーであっても愛煙家は多くいると聞く。
アスリートとタバコの関係?どうにもピンとこないのだが…。

こんな記事を目にした。
『ロッテ、12球団初の全面禁煙!“煙害”から佐々木朗を守れ!』
※以下【】は記事の引用。
【“金の卵”を守る。ロッテが今季から日本球界初の「全面禁煙」を導入することが29日、分かった。全選手、首脳陣、スタッフの勤務時間中が対象となる。高校球界最速の163キロ右腕、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が入団し、医療・コンディショニングを重視しているチームは、若手有望株の健全な成長をサポートし、クリーンな球団イメージ構築を目指す。
「育成のロッテ」が、12球団初の改革を断行する。今季から、全選手、監督、コーチ、スタッフに球場施設内の喫煙を禁止する。すでにチームは方針を固め、ナインには沖縄・石垣島でのキャンプ前に通達される。
「しっかり若手に育ってもらいたい。チームとして(禁煙などで)、雰囲気作りをしていかないといけない」と球団関係者は語った。
昨年7月に本拠地・ZOZOマリン内で、全ての喫煙所が加熱式たばこ専用の喫煙所になるなど、段階的に禁煙化を進めてきた。選手はユニホーム着用時など、限定的だった禁煙ルールが今季からは全面的に禁止。違反者には罰則も検討されている。
DeNAでも2012年以降に入団した選手は禁煙が義務付けられているが、チーム全体での徹底した禁煙は日本球界初の試みとなる。】と、このような記事です。

たばこには4000種類以上の科学物質が存在し、そのうちペンゾピレン等40種類以上の発がん物質や発がん促進物質が含まれ、それらに対抗するために、大切なたんぱく質が使用されてしまう。そして超回復の速度が遅くなりトレーニング効果が出にくくなる。野球の練習、試合などで疲労し筋組織が破壊された体にとってこれは大きなデメリットでもあり、筋組織の肥大はもちろん野球での疲労も抜けにくくなります。また超回復に影響が出るということは、筋発達も望めないということになる。
試合があって疲れたから早めに寝たはずなのに朝が起きれない。身体が気怠いなどの症状がないのか?
プロスポーツ選手で疲労が抜けにくいというのは致命傷だ。
チームの主力選手はシーズン中、試合間隔も短いく週に6試合心身を集中しなくてはならない。遠征などで移動の疲れなどもかなりのものだ。
ちなみに今や侍ジャパンの4番を担うまでに成長したカープの鈴木誠也選手は、喫煙による怪我の治りの遅さを嫌い、ずっと吸っていたタバコをスパッと止めたらしい記事を目にしたことがある。止めたその年、流行語までになった「神ってる」と言われるまでになったという。

さて、上記ではタバコが野球選手に与える悪影響について調べてみましたが、タバコを吸うことでプレーに良い影響が出ることもあるそうです。
それは打席における「集中力」です。
野球はサッカーやバスケ、ラグビーなどの走り続けるスポーツとは違い、要所要所での集中力が大事になってくるスポーツなのでタバコを吸って落ち着くのはかなり良いこととも書いてあった。たとえタバコを吸うことで肺の機能が落ちたとしても、ピッチャーなどでない限りは基本的には動きが止まっているスポーツなのであまり問題はないようです。

以上、冒頭に書いたドラゴンズのあの主力選手がタバコ吸ってることが想像すら出来なかった事実から、ちょっと野球選手とタバコの関係について私なりに調べた内容を書かせてもらいました。
マリーンズやベイスターズは、球団として新しく入団してくる選手の健全な成長などをサポートする為とファンの健康の為、リスクを覚悟で決断されたと思います。
我らがドラゴンズもここ数年、高校出の有望選手を獲得し成長させるべく、球団はしっかりした方向性を今後考える時期が来てると思います。