2023.ドラゴンズオープン戦後半総集編

2023年03月27日 | 井戸端会議
2023.新生ドラゴンズ準備出来たか!

3/14(火)対カープ
中2-2広


先発 大野雄は開幕に向けて順調な調整を示した。
5回無安打無失点に抑える好投。


この日から岡林が復帰、軽快な動きを見せてた。



3/15(水)対カープ
中広8-7
ドラゴンズに新加入した涌井にワクワク。
5回3安打2失点。





オールドルーキー福永がここへ来て猛アピール成功。
8回裏、逆転の3ランホームラン!



3/17(金)対イーグルス
中4-4楽


開幕投手が内定している小笠原、6回3失点6奪三振。
順調な調整に開幕頼んだぞ!



アキーノはOP戦3号をかっ飛ばしてる。打てるコースが限られてるのがちょっと心配…。





3/18(土)対イーグルス
中6-2楽
ホーム開幕2戦目は柳が予想される。この日、彼本来のコースを丁寧に突く投球は出来たものの変化球のキレは今一つに見えたが…。開幕まで残り1試合の登板〝らしさ〟を見たいものです。



この日も6回裏、福永は右中間三塁打でアピール。


8回裏、郡司・福元の連続安打でチャンス拡大。ライスタドラゴンズ応援席からチャンステーマ1(サウスポー)が流れると、ベンチのアキーノが曲に合わせて右へ左へと体を動かすと、隣にいたアルモンテが頭をポコリ😁
こんな和やかな光景がありましたよ。(笑)
あの体からは想像出来ないけどアキーノはお茶目なのよね。



3/19(日)対イーグルス
中2-4楽
先発、ドラ1・仲地は初回球審の曖昧な判定もあり(打者が明らかな空振りしているのにストライク・ボールの判定をせず2球目を投げさせた後、ボール判定した球審に抗議に行った立浪監督も苦笑いするしかなかった…)制球に苦しむ姿はあったが、その後安定したピッチングが出来た。ホーム開幕カード3戦目あるぞ!?


5回1死、四球で出塁後に
非常に残念な事になってしまった。
3/10の西武戦後に明らかにした「田中を二塁で使おうと思っているので、基本」と指揮官。
思いもよらぬ出来事で開幕絶望?は悔しいとしか言い様がない。楽しみな打線が組めたのに…。


その後…。
😨😲😱😫

3/24(金)対マリーンズ
中1-0ロ


先発、小笠原は6回97球7安打無失点。
敵地開幕戦、準備は整った。




6回表、ピンチの場面福永の好守に拍手を送る。


中継ぎに配置転換された勝野は球に力がある投手。勝ちパターンのセットアッパーあるぞ。



3/26(日)対マリーンズ
中8-2ロ
先発、福谷は1回表1.2番の連続安打であっさり1失点するも6回5安打1失点。開幕ローテ当確!?





7回8回はヒロシ。力感のないフォームから最速152キロのツーシームを軸に安定感を見せた。こちらも開幕ローテあるぞ!?



アキーノはインハイをホームラン出来た。来日してからこのコースに対応出来たのは開幕に向けて期待が膨らんだ。


この日でオープン戦終了。
3連勝で締めくくった!
ドラゴンズは11年ぶりに勝ち越しを決めた。



いよいよ今週末、新生ドラゴンズが今シーズンへ向けて船出する。


今年のペナントレースは混戦が予想されてます。
セ・リーグ6球団、オープン戦を終えての戦力を見ると、
①昨年のセ・リーグチャンピオンのスワローズはWBCで主力が不在の中、キッチリ勝ち越し選手層の厚みを感じる。
しかし、リードオフマンの塩見がコンディション不良で開幕に間に合わない見込み、抑えのマクガフも退団しており試合終盤に不安がある。
②タイガースは、ここ数年大事な場面でエラーがあるチーム。今シーズン就任した岡田監督が内外野の野手陣をシャッフル起用することで吉と出るか凶と出るか?投手では左の先発2枚看板の2人が開幕厳しくなった。伊藤将は左肩違和感で開幕間に合わず。もう一枚の高橋遥はトミージョンからの復帰が不透明。
③ベイスターズは、打線により厚みが増してるが、助っ人外国人のオースティンは今年も開幕アウト。先発ローテ候補の大貫は肉離れで現在リハビリ組で開幕絶望。中継ぎの田中健も肉離れリハビリ組。
そんな中、2020年ナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得した超大物バウアーがやって来る。
④讀賣は、オープン戦の成績こそ3位と結果を残すも、チームリーダー坂本がオープン戦打率1割そこそこと低調でスタメンショートが不安定となってる。菅野は右肘の張りで開幕アウト、実践復帰にメドが立たない状況。先発候補が期待された若手の山崎伊、堀田、井上がケガなどコンディション不良などで開幕微妙。
⑤カープは、オープン戦最下位と調整不足の選手が多くいるように見える。先発の柱、森下が右肘手術後違和感があり開幕微妙。セットアッパー候補の矢崎も脇腹痛により長期離脱の可能性。抑えの栗林は腰の張りでWBC途中離脱し、その後安定を欠いてる。

等々、今年のドラゴンズは十分チャンスはある。
昨年、最下位のチームは失うものは何もない。固定観念を払拭し、選手起用も戦術や作戦も新生ドラゴンズとして戦って欲しい。

2023・12球団スローガンorキャッチフレーズ

2023年02月01日 | 井戸端会議
⚾️⚾️⚾️球春到来⚾️⚾️⚾️
2/1、いよいよ待ちに待ったプロ野球スプリングキャンプが主として沖縄と宮崎などで11球団一斉にキャンプインした。6日に始動する西武を除いた各チームは1/31までにキャンプ地に入り、必勝祈願などを行った。
コロナ感染第8波も減少傾向にあり、このまま終息して欲しいものです。
どうぞ各球団の選手はもちろん球団関係者スタッフ及び地元の方々、まずは体調面にご注意して身のあるキャンプが送れることをお願います。
そして万全な状態での開幕スタートダッシュ💨楽しみにしております。
ということで毎年恒例の12球団から発表されたチームスローガンorキャッチフレーズをまとめてみました。

【中日ドラゴンズ】



2022年に引き続き「AII for Victory すべては勝利のために」と発表。
立浪監督は「あえて同じにしました。あまりころころ変えると、ファンの方に覚えてもらえない。昨年は成績がでなかったけど、これが皆さんに浸透するように、強いチームを目指してやっていきたい。」と決意を語った。

【東京ヤクルトスワローズ】


この言葉は試合前に円陣を組む選手が毎日必ず使う言葉です。チームスワローズのファンの皆さまに対しても、神宮球場へ『さあ、行こう!』と足を運んでもらいたい、という思いが詰まってます。
2022シーズン、ファンの皆さまを含めたチームスワローズが一丸となり、セントラル・リーグ連覇を達成することができました。しかし、もう一度目指した頂点にたどり着くことができず、強い悔しさをかみしめました。新たな気持ちで迎える2023シーズン、チームスワローズの向かう先はリーグ三連覇・日本一奪還この挑戦権をふたたびつかみ取るべく我々は止まることなく前進し続けます。今シーズンも皆さまの熱いご声援をよろしくお願いいたします。

【横浜DeNAベイスターズ】


昨シーズンは前年最下位から優勝を目指しましたが、目標とする優勝には届かず、とても悔しい結果となりました。しかし、昨シーズンの経験は、選手一人ひとりに成長を促し、チーム全体が自信をつけたシーズンだと私は確信しています。今年のスローガン「横浜頂戦」を胸に、みなさまの応援を力に変えて悲願のリーグ優勝、そして日本一を果たし、秋にはファンのみなさまと一緒に喜びわかち合えるように頑張ります。

【阪神タイガース】



チームの最終目標にある『アレ』を目指していく強い想いをビジュアライズに表現したとのこと。 このスローガンには“個人・チームとして明確な目標(Aim!)に向かって、野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ち(Respect)を持って取り組み、個々がさらにパワーアップ(Empower!)することで最高の結果を残していく”という想いが込められている。
【讀賣ジャイアンツ】



「2007年のジャイアンツも奪回をスローガンに掲げて戦い、それからリーグ3連覇を果たしました。2023年シーズンもまた、リーグ優勝や日本一の奪回とともに、ジャイアンツの誇りと魂、選手の自信、ファンの皆さまの信頼など、勝利のために必要なすべてを取り戻すとの確固たる意志のもと、強い巨人をお見せしたいと思います。そのための原動力として、ファンの皆さまの熱い応援をお願いいたします。」

【広島東洋カープ】



がむしゃらの最上級だと思ってもらえたらと思います。
私自身がこのキャッチフレーズにあったように汗と泥と涙にまみれて20年間現役をやらせていただいたので、選手たちとこのキャッチフレーズを胸に戦っていきたいなと思います。

【オリックスバファローズ】



パ・リーグ連覇と26年ぶりの日本一を達成したオリックス・バファローズ。
揺るぎない自信を手にしたチームは、全員でさらなる高みをめざす。
リーグ3年連続の“V”と日本シリーズの連覇も「俺たちならできる!」

【福岡ソフトバンクホークス】



〝おう〟!と明るく元気な掛け声で、全員全力でプレーしよう!
しぶとく、粘り強く、勝つことにこだわって戦か〝おう〟!
ファンもチームも、すべての鷹が一丸となって、王(〝おう〟)者奪還へ立ち向かおう!

【埼玉西武ライオンズ】



「私は“走る”ことが野球の原点だと考えており、積極的に次の塁を狙う姿勢や、必死にボールを追い続ける意識をチーム内に浸透させたい思いもあって、このスローガンに決めました。」

【東北楽天ゴールデンイーグルス】


追い込まれた時には自らに問いかけ、誰にも譲らない「自分が流れを掴む」という強い気持ちをプレーで体現してくれることを期待してます。
「レギュラーを掴み取るのは自分だ」
「このチャンスを掴み取るのは自分だ」
「勝利を掴み取るのは自分だ」
チーム内の競争、成長、新化、新たなステージへの挑戦。
イーグルスの歴史に爪痕を残しましょう。

【千葉ロッテマリーンズ】



このスローガンには人それぞれの捉え方、いろいろな意味があると考えています。チャンスという言葉にもいろいろ意味があり、必ずしも好機だけがチャンスの意味ではありません。選手たちそれぞれが、それぞれの立場で、このスローガンの意味を解釈して取り組んで欲しいと思っています。ファンの皆さまも含め、いろいろな方々がどのような捉え方をして、意味を見い出してくれるかを楽しみにしています。

【北海道日本ハムファイターズ】



これまでの常識にとらわれず、斬新で挑戦的なボールパークを拠点にファンとともに船出する2023年。高ぶる感情を抑えることなく、咆哮を上げながら前へ。北海道日本ハムファイターズ誕生から20年目という節目に、勝利を渇望するReal fighterたちが新たな時代の担い手となり、風穴を開ける。

「どうする立浪」

2023年01月25日 | 井戸端会議
先日、春季キャンプ1.2軍の振分けが発表されました。
2月1日から始まるキャンプが待ち遠しい。
さて昨年の2022シーズンは屈辱の最下位に沈んだ立浪ドラゴンズが今オフ、ストーブリーグの話題を独占した。
思えば10年間ペナント制覇から遠ざかり万年Bクラスのチームは負け犬根性が染み付いてしまった。そこで白羽の矢が立ったのがミスタードラゴンズ立浪和義さんだった。一昨年までチームを外から見てきた立浪監督。監督就任初年度はこれと言った補強をほとんどせず、チームを変えるべく経験値の少ない若手選手を起用しシーズンをスタートさせたが、開幕から2ヶ月もしないうちに怪我や不振などで戦線離脱。思う様に結果が出ずチーム力は落ちて行ってしまった…。解説者から見てた頃と実際に監督として指揮を執ってみると、見るとやるとでは大きなギャップを誰よりも感じたのではなかろうか。再建が急務だ!

〝どうする立浪〟
そんな中、オフに入ると血の入れ替えをいち早く始めた立浪監督と球団フロントは良い意味でも悪い意味でも球界の話題をかっさらった形となった。
野球評論家、球界OBやドラゴンズOBから、また多くのドラファンからも賛否の声が上がった。(どちらかと言えば批判的な意見が多かった様に思う。)またネットやSNSなどでは「中日大丈夫」がトレンドになった。

《オフに行った血の入れ替え》
支配下選手では大量15人が戦力外となり、引退と退団を合わせると17人にも上がった。
また支配下から育成で再契約した選手も5人を数えた。
【退団選手】
佐藤優→戦力外
マルク→戦力外→球団職員
タバーレス→戦力外
桂依央利→戦力外→日立製作所
山下斐紹→戦力外→引退
三俣大樹→戦力外→ヤクルト
ワカマツ→戦力外→米大進学予定
平田良介→戦力外→引退→軟式野球転向
渡辺勝→戦力外→引退
滝野要→戦力外→BLITZ+YouTuber
笠原祥太朗→現役D→DeNA
京田陽太→トレード→DeNA
阿部寿樹→トレード→楽天
A.マルティネス→自由契約→日本ハム
福留孝介→引退→日本生命特別コーチ+野球解説者
(育成)
大嶺祐太→戦力外→引退
濱田達郎→戦力外→引退
(育成降格)
岩嵜翔→手術等により育成
加藤翼→1軍登板なく育成
垣越建伸→1軍登板なく再育成
レビーラ→再育成
G.ガルシア→再育成

2023シーズンチームに加わったメンバーは14人。
育成から支配下登録1人。
育成契約選手は3人。
【新加入選手】
(ドラフト)
仲地礼亜←沖縄大
森山暁生←阿南光高
山浅龍之介←聖光学院
村松開人←明治大
田中幹也←亜細亜大
福永裕基←日本新薬
濱将乃介←独立L福井
(トレード)
涌井秀章←楽天
砂田毅樹←DeNA
加藤匠馬←ロッテ(無償トレード)
細川成也←DeNA(現役D
(支配下登録)
福島章太←再登録
(外国人)
O.カリステ←メキシカンL
A.アキーノ←レッズ
Z.アルモンテ←メキシカンL
(育成)
松山晋也←八戸学院大
野中天翔←明桜高
樋口正修←独立L埼玉

私が今オフの状況を見聞きして思ってることは、ドラフト・トレード・FA・新外国人などで一喜一憂しないということ。
というのも、開幕までに戦力が揃っていれば良いと思ってます。
「ドラゴンズに一番足りない長打、打点を稼いでくれていた阿部選手を出してどうするんだ!」という声がかなりたくさんあったと思うんでが、もしかしたらこの後開幕までに大型トレードを敢行して打てる選手を獲るかもしれないじゃないか。また既に獲得した選手や現有選手がおお化けするかもしれない。その可能性も全くゼロではないはず。だから開幕までに編成が落ち着けば、阿部選手のトレードもまた全然違った話になると思うのでそこには一喜一憂はしていないんです。
だから今は静観、様子を見ているというのが正直なところです。というのも、このオフはトレードなどでかなり積極的に動きましたけど、まだ終わりだとは思ってないんです。
強いドラゴンズが必ず帰って来ると信じてます。

家康さまも負け戦で学び天下を取った。
「勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る」と遺訓を残しています。
立浪監督も負けて学んだ昨シーズン。必ずセ界統一、いや日本S統一を果たしてくれると信じてます。
さあこの先〝どうする立浪〟

2022年 苦闘ドラゴンズを勝手に総括

2022年10月17日 | 井戸端会議
10/3、2022年プロ野球ペナントレース全日程が終了しました。
立浪新監督の1年目のシーズンが幕を降ろした。
セントラル・リーグはスワローズ。
パシフィック・リーグはバファローズ。
どちらも2年連続ペナント制覇おめでとうございます。
さらに両チーム、日本シリーズ進出おめでとうございます。

我がドラゴンズは立浪監督就任1年目のシーズン、6年ぶり屈辱の最下位に終わった。
143試合
66勝75敗2分勝率0.468
ホーム通算37勝33敗1分
ロード通算29勝42敗1分

また、ファーム(ウエスタン・リーグ)も断トツの最下位に終わった。
106試合
34勝64敗11分勝率0.347
借金30、首位タイガースに28.5ゲーム差
屈辱まみれの2022シーズンであった。

チーム打率は昨季から向上し2割4分7厘。リーグ最下位こそ免れたが、得点圏の2割3分7厘は2年連続最下位。本塁打は64年ぶり70本を割った昨季をさらに下回る62本。得点は5位タイガースに70点差以上つけられ1試合平均では2点台に沈んだ。
ファームはチーム打率2割4分9厘でリーグ2位。しかし得点はリーグ3位ながら1位のホークス(チーム打率2割4分5厘)に131点差つけられた。本塁打は46本のリーグ最下位。
※ファームは試合数の違いはあった。
結果攻撃面での数字を見ると、改めてシーズン通して流れを変える一本が出なかったのが脳裏に焼き付いてならない…。

若手の育成でも誤算があった。将来の主砲と期待を寄せた石川昴は5月の交流戦で負傷し戦線離脱、復帰は来夏以降…。
▼シーズンを総括する上において最大の誤算であったのは間違いない。〈細部は後述する〉
長打を期待出来る新人、鵜飼も不調やケガなどで離脱…。
ドラ1・ブライトは一軍出場なし…。
福元はケガを抱えての初年度、結果を残すことは出来なかった…。
主力にもケガ人が続出した。
野手陣では、中軸を期待した周平は左足捻挫で開幕間に合ず、4月末に一軍登録したかと思えば7月再び右脇腹を負傷し抹消離脱、その後9月に一軍復帰を果たすもあのバッティングフォームでは?打てない…。
ビシエドは6月に古傷の左肩痛みで離脱…。
大島は打率トップだった4月に右膝に死球を受け復帰までに1ケ月程を要した…。
投手陣では、FA人的補償で加入した岩嵜が開幕2試合目に右腕を傷め早々と長期離脱…。
先発3本柱の小笠原も開幕早々にコロナ陽性となり1ケ月戦線離脱…。
先発ローテ候補の勝野は4月下旬に左脇腹痛から緊急降板、復帰登板まで4ケ月がかかった…。
セットアッパー・ロドリゲスも体調不良により7月の1ヶ月間、登録抹消…。
他にも期待を寄せた選手の不調はシーズン戦う上において非常に痛かった。
京田は攻守に期待を大きく裏切った…。結果、シーズン通して内野の要である二遊間が固まらなかった。
また、ここぞの代打の切り札不在も痛かった。福留、平田、直倫、福田などベテラン・中堅選手がシーズン通して一軍に帯同すら出来なかった。他に好機に一本を期待する選手も出て来なかった…。
駒不足の偏りはあちこちで見られチームは月を追うごとにスタメンメンバーが猫の目の様に変化していった。層が厚いとは言えないチーム事情に立浪監督は「時期尚早は承知」とキューバ出身のレビーラとガルシアや2年目のワカマツを支配下登録するも新しい風を吹かすことは出来なかった。
また、トレードで獲得した後藤は強肩俊足の外野手として持ち味を発揮したものの、チームの穴を埋める補強とはならなかった。
1軍に戦力を供給する片岡2軍監督は「いつでも上がれるよう緊張感を持たせている」としながらも、ケガや不調コロナ陽性などの影響から、機が熟さないうちに経験値の少ない選手を昇格させる急場しのぎを強いられたが結果は出なかった。
立浪監督は「今年はしのぎしのぎ、やるしかない。正直、苦しい。」と嘆いた。

【石川昴弥について】

『シーズン総括するにおいて欠かしてはならない石川昂弥の戦線離脱は象徴的だった。長く続くチーム低迷期を脱する立浪ドラゴンズ“戦いの軸”は、入団3年目の若きスラッガーだったはず。開幕戦からサードのスタメンで起用を続け、4/5プロ入り初ホームランを放ち、開幕1ケ月後にはクリーンアップにも起用された。その成長を僕らドラファンもワクワクしながら見守り声援を送った。しかし交流戦が始まり京セラでのバファローズ戦、1塁への走塁で右足を負傷、それは左膝前十字靭帯不全損傷という大けがで手術も受けた。序盤戦に勢いがあったチームが失速を始めた時期と重なる。開幕前の構想では周平をサードからセカンドへ、阿部をセカンドから外野に回すプランまでしてサードを空けた。まさに2022年シーズンは“石川昂弥有りき”のチーム作りだったのではなかろうか。勝負強さと長打力と華を合わせ持った選手が1人いるとチームが劇的に変わることを、スワローズは村上の成長と存在で劇的に変わったことが証明している。』

一方、投手陣は与田政権3年目の昨季、リーグトップだったチーム防御率は今季も2位。投手陣の再整備を掲げた立浪監督と落合ヘッド兼投手コーチのもと投手王国の水準を保つとともに、発展への可能性も示すシーズンとなった。規定投球回に達したのは昨季と同じく大野雄、柳、小笠原。中でも小笠原は自己最多の146回2/3を投げ、初の2桁となる10勝、リーグ2位の142奪三振をマーク。後半戦はほぼ毎試合7回以上を投げて独り立ちした。このイニングイーターの3本柱に印象度で上回る活躍を見せたのが高橋宏。10日前後の間隔を空けながらの登坂で6勝を挙げ、防御率も2.47。特に後半戦は1.73と圧倒し、規定投球回に届かない中でリーグ3位の134奪三振を記録した。
6勝の松葉に加え、上田や勝野もローテを担う力を示し、先発陣の底上げを実感する。
救援陣は、12球団一の陣容が整った。先発から転向したロドリゲスが最優秀中継ぎに輝き、清水もホールドポイントでリーグ5位。最多セーブを獲得したR.マルティネスの安定感は今季も健在、先制すれば53勝18敗。延長戦は9勝3敗2分。先行逃げ切りと接戦での勝利を支えた。健闘の中にも改善の余地はある。本拠地でのチーム防御率は2.88、敵地では3.69と1点近く悪化。打線の得点力不足を考えれば一層の奮起が必要となる。埋まらないピースもあった。救援左腕の新たな台頭がなく、福一人。ブルペン全員が右腕の時期もあった。
野手不足と言われてるが、私が見た今季のファームはむしろ先発投手の頭数が足らない様に思った。先日の第一次戦力外通告では投手を育成含む5人と契約を結ばないと発表している。

2022年シリーズを終え課題は明確過ぎる程ハッキリクッキリ明確だ。
◇好機でのメンタル面の強化
◇センターライン(二遊間)の強化
◇長打力
◇ビジター及び野外球場の戦い方
◇ケガをしない体力面の強化
◇対ベイスターズとの戦い方

最後に、球団は現場と一体となってしっかりビジョンを持ってチーム改革、球団経営に取り組んで欲しい。ファンに不信感を与えるようなことは絶対にあってはならない。

以上、私が見た2022年シリーズのドラゴンズを勝手に総括し来季の課題を挙げてみた。

壊れゆくライスタ応援席

2022年07月28日 | 井戸端会議
プロ野球を最大限に楽しむことは何と言っても球場へ足を運んで思いっきり大声出しご贔屓チームを応援観戦すること。
純粋に生で野球を観られることは何度行ってもテンションが上がります。
スタンドに足を踏み入れた瞬間、広いフィールドを目にした時、たまらなく解放感に満ち溢れ非日常の別空間が存在する。
と言っても、これは私個人の思いです。
ここ数年のコロナ禍によりプロ野球応援観戦スタイルが大きく変わってしまった。飛沫感染リスク対策により、鳴り物応援はもちろん、各球団独自の名物応援も禁止。ファン一人一人は応援歌を歌ったり野次ったりと声を出すことやファン同士が接触すること、また外野応援席での立ち応援をすることが出来なくなった。スタジアムで応援する醍醐味を失われてしまった。
しかしコロナ禍の観戦スタイルが変わったことにより、今まで観てきたプロ野球とは違う価値観を発見することができた。バットでボールを打つ瞬間の音、キャッチャーがボールを捕る瞬間の音、そして何より選手同士が一球一球に対して声を出し合い鼓舞したり、コミニュケーションを取り合ったり等、試合中選手の息遣いを間近で感じることが出来ること等々、〝球音〟を楽しむことが出来る。
そんな環境変化の中で応援観戦に来るファンの考え方も変わってきたのではなかろうか。
コロナ禍前は当たり前だった応援団による応援はファン個々からご贔屓チームファン全体を巻き込みスタジアムに一体感を作り上げることが出来る。
しかしそれと同時にデメリットとして、試合の局面局面で意図しない応援を応援団からファンは強要されてしまうこともある。もちろん既述した様に〝球音〟を楽しみたいファンには邪魔な存在ともなる。
そんな応援団は必要なのか不必要なのか?
〈以下はバンテリンドームに限ってのスタンド状況であり、他球場の状況に当てはまるものではない。〉
大型イベント感染リスクの検証もされぬままNPBはファンの意見なども聞かず今季からスタンドでの応援団による応援活動を認めることとなった。
開幕から応援団の応援活動を見る限り、規制されてる事と言えばトランペットや笛など一部飛沫感染リスクによるものぐらいで、拡声器を使った大声出しはOKみたい…。応援歌は球場側との連携によりドーム場内常設スピーカーにより送出している…。旗振り太鼓OK…、リードはお立ち台の上からスタンドに向けて声を張上げ…、各団員は行動自由な立ち歩き応援OK…と、ほぼほぼコロナ禍前と変わらない応援活動となっている。
そんな応援団の応援活動中、ファンは応援歌を歌うことや声出しはもちろんファン同士の接触や行動規制や応援席での立ち応援が引き続き出来ない。
応援団も球場側も応援を煽りに煽っておいて、ファンには規制を掛け拍手とボードや応援タオルの応援のみではファンとし欲求不満が溜まってやりきれない。実際ここ最近ファン同士がこの種の声が大きいだのといった内容のもめ事が多くあると聞く。矛盾としか言い様がないのが今の状況ではないか。
withコロナにこの応援活動は本当に必要か。
また、そもそも応援団不要論を唱えるファンが多くいると聞く。
果たして今の若年層主体の応援団は〝応援に対する本質〟(以前、ここで述べた。)を理解して応援活動を行っているのか、スタンドから見てる限り多くの疑問が残る。
応援ってやはり応援団自身が前面に出るのではなく、ファンが応援したくなる環境を作ることが役割だと思う。そのため、ゲームの進行状況に応じてファンが求めているものを察知し的確な応援が出来る様、常にフィールドとスタンドに目を配りアンテナを張り巡らせたる必要がある。ファンは老若男女、コアな方から新規の方など野球そのものの知識やチーム(選手等)に対する思い入りれもそれぞれ違う。世代が違えば考え方や価値観も違う。それぞれのファンの思いをくみ取り選手に楽しく熱く応援を出来る後押しを演出することこそが応援団の役目ではないか。
数年前に発足した現・球団公認応援団は、リーダー不在?の若年層(学生)主体の団員たち。毎年の様にメンバーの入会脱会を繰り返す形で今に至っている。そんな中、コロナ禍となりここ2年間程ほぼ現地での応援活動を行っておらず、今季活動再開が認められたからと言って経験値の乏しい団員がファンの前で指揮を執る無謀な活動を始めてしまっている始末…。
伝統ある応援団なら新旧年齢層の違う団員が新陳代謝を繰り返し、切磋琢磨し伝統や文化歴史を受け継いだ形で活動に活かすのだが、彼らは学校のサークルかの様に入団して3.4年で卒業して行く、腰掛け活動では薄っぺらな応援しか出来ない。単に学生時代の青春の1ページの思い出作りにされては長年ドラゴンズを熱く真剣に応援してきた僕らファンはたまったもんじゃない…。
発足当初から今なお進歩出来てないのは、こう言った今が楽しければそれで良し的な組織では、過去を反省することもなく、未来のビジョンを描くことの出来ない場当たり的な〝烏合の衆〟の集まりとなっているからだと思う。
応援席はどこかのフェス会場の様に、今日が楽しく盛り上がり騒げたら最高みたいな活動は、一部の若いファンには受入れられてる様だ。この種のファンは熱しやすく冷めやすい一過性のタイプ。チームを応援するという名目をいいことに観戦マナーやルールを理解せず仲間と盛り上がってる姿を目にする。
数年前(現・応援団発足する前)までライスタは熱心に応援声援するドラゴンズファンが集う聖地であったが、現在は何事にもゆるゆるかつ応援席の意味を理解していないファンが多くなってしまったのは悲しい。
少なくとも応援団は人前に出て活動する以上、自軍の応援席(ライスタ)の秩序やモラル、応援観戦ルールに目を配ることも役目のひとつだと思うが、全く自己中心的で我関せずを発足当初より貫いている。
応援団が応援団なら一部のファンもファン。
もっと言うと天下りのドームの関係者や球団職員は野球応援そのものを理解出来てないし理解しようとも思ってない様に感じる。野球応援観戦とコンサート等のイベント観賞を同等に思ってないだろか。
ドーム側関係者がそうであれば、当然委託警備を任されている警備員やドーム案内係のアルバイト君も応援席のあり方を理解出来ずゆるゆる。相手チームユニフォームを着たファンなどが入って来てもお構い無し…。
私はこう叫びたい!「みんなまとめて東京ドーム行って応援席のあり方を勉強してこいや!」とね。(東京ドームビジター観戦に行かれた方なら分かると思う。ピーン張り詰めたあの厳格ある空気感を。)
ドラゴンズが強かった頃はドーム関係者皆一様にプロ意識を持って聖地を守っていた。ファンの意識も熱いものを常に滾らせていた。
弱くなって10年程、戦闘意欲がなくなった壊れてしまった今のライスタ(ドラゴンズ応援席)を、もう一度正常化させる為、親会社、球団、ドーム関係者はファンが何を望んでいるのかを考えて欲しい。様々な利害に目がいく球団職員等と違って、純粋に応援しているファンのニーズというものは正しい方向を向いているものだ。
球団は「ファンあってのプロ野球、ファンあってのチーム」という視点がずれてないか?
〝強竜軍団〟だった頃のチームとファンの幸せな関係を取り戻すべく球団は現状を把握し改善努力を望みたい。