晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

またまた起きてしまった食品偽装問題。

2008-06-24 17:57:53 | 暮らし

 食品偽装問題が、後を絶たない。
今回も社員或いは元社員の人たちによる内部告発で明るみに出てきた問題である。北海道ミートホープ社の例では、技術的加工を加えて消費者を欺いた事件であったが、今回の事件はあまりにも低劣で、だまされ続けてきた消費者の五感を疑いたくなる問題であった。もともと名古屋ものとか言って、その信憑性、信頼性、品質を疑う言葉さえある。(失礼)この地域で起きた今回の事件は、地域ぐるみでもっと大きく取り上げる問題だと思うのだが?

 それにしても、今回の事件はひどすぎる。肉類は腐り始めたものが、おいしいというけれども、匂いが出て、青みを帯びてきたものと鮮度の良い品を混ぜ合わせて商品にしていたとのお話に至っては、この地区にお住まいで、その商品を食した人たちは、決して気持ちの良いものではないはずである。よくぞ中毒問題が起きなかったと思う。
 
だがしかし、賞味期限、消費期限なるものをよく考えなければならない。私この二、三日賞味期限を1ヵ月も過ぎた納豆を食べた。納豆そのものが、発酵食品である。長く置いて悪くなる商品ではない。むしろ醗酵が進んで味がでてくるのでは?これは少しオーバ-な表現だが、ものによっては各家庭においてよく判断しながら、判別すべきかと思うのである。そうでなくとも何もかも値上がり続きの時代である。

 近頃、衣料品販売店においても、大型電気店においても賞味期限の近づいた食料品をバーゲンしている風景に出会う。大いに結構なことである。消費者は、よくよく考えながらこうしたバーゲン品を活用すべきときに来ていると思うのだが?  

 もっともベテラン奥様方はとっくにご承知、今更な何をといわれるかもしれないが。


東アジアは少しずつ前進している。

2008-06-19 17:26:20 | 政治、経済

 北朝鮮の核問題(拉致問題も同時平行にあってほしいと思うのだが)、東シナ海のガス田問題、尖閣諸島台湾漁船問題、これら大きな国際問題が一気に前進を見せている。

 先月起きた四川省大地震における国際的救援活動、今回の岩手、宮城内陸地震における国際的救援活動(言葉だけで良しとしたい)世界各地で起きている自然界からの猛威、警告に対して地球上に住む一人ひとりが素直にその怒りを受け止めなければならないのであろう。それにやっと気づいた感じがしてならない。

 過去は過去としてお互い言いたいことはたくさんあるであろう。互いにいいたい放題やっていたのでは、問題の解決にはならない。友人関係にしても然り。互いに認め合い許せる範囲で譲歩しあうことで関係が成り立っていくのじゃないだろうか。

 それにしても、胡主席が日本訪問してからというものなぜか友好ムードがこの狭い東アジアに漂い始めたのも事実であろう

 シェイ、シェイニ、ありがとう胡主席


梅雨の一休み。

2008-06-18 18:01:39 | 日記

 今、風呂上りでパソコンに向かっている。今日一日何事も無く、平穏無事に過ぎ去ろうとしている。ありがたや、感謝の気持ちで一杯である。

 先日、女房の代理でスーパーへ買い物に出かけた。隣にすれ違う年老いた母であろう人と息子らしき40代の二人ずれを見た。互いに相談しながら一点一点買い求めていた。見方によっては仲むつまじく、親子の絆を感じさせるものとしてほほえましく思えるのだが、しかし、午前の11時前後にお二人での買い物とは、おそらくは親の愛の元で働かずに過ごしている青年の哀れを感じざるを得なかった。

 こんな親子が日本国中にそうとうおられるのだろうか?まだ親が生きている間はよしとしよう。親が亡くなったらその子はどうして生きていくのだろうか。過保護もいい、甘やかしもいい、だが人間いつかは一人ぼっちになるのだ。そのときを考えて、今から突き放しておくことも必要であろう。

 どこか日本人の甘さをいたるところで見せ付けられている。秋葉原の事件もどこか甘えらしきものがあったのではないだろうか。ふざけるな!人間の命は一度だけなんだ。こんなやつこそ早々に死刑にしてもらいたいものである。

 生きることは厳しい、耐えてこそ未来がある。衝動的に刹那的に生きることなどできはしない。自分の侵した罪は、自分でしか償えない。償う気持ちがあるのであれば、このように惨たらしい事件は起こさないはずなのだが?


日朝協議。

2008-06-14 13:06:51 | 注目の話題

 ここ数日、何処から出たのか拉致被害者の一部が帰国できるのでは?という情報が飛び交っていた。何処の誰が流したのか?結果はまだまだ解決には程遠いことがわかってきた。それなのに日本政府は直ちに制裁の一部解除を発表したのだ。  

 ばかばかしくて聞いていられない。いまだ持って再調査とは何を寝言を言っているのか。すべては分かっているはずである。あれだけの独裁政権の中で、隅から隅まで何から何まで分かっているはずである。馬鹿を言うな!

 
それに引き換えよど号のハイジャック犯を帰国させるとか。日航機だったと思うが、その乗客を恐怖のどん底に落とし込んで、自分たちの目的を果たした極悪人、極悪犯罪者など帰国させる必要は無いではないか。現地で結婚し、子供まで儲けて、のうのうと暮らしているではないか。まるで英雄気取りである。こんなやからは他国で死んでもらったほうがすっきりする。

 ハイジャックだけではなく日本人を拉致までしているのだ。許せない。こんなことで日本政府は、だまされるな!もう福田さんでは、日本はだめになるばかりだ。親子二代に渡って、日本を世界の笑われ者にするのか?


自分史…第八編。

2008-06-10 10:01:47 | 日記
 麻は、現在ではとんとお目にかからなくなった繊維である。むしろ高級品として夏用の衣服類に使用されている。少し、ざらざら感はあるが、さらさらとしてべとつかず夏の衣服には欠かせない良いものである。

 しかし、昭和初期までは重要な戦略物質であった。腐りにくい点から、船具のロープ類、軍服、ザック類ありとあらゆるものに使用されていた。今、国内ではごく一部でしか栽培されなくなってしまったが、当時は主要な生産品であった。

 繊維をとった後の麻殻は一定の長さに切りそろえられ、先に硫黄をつけてマッチの代わりをしたり、そのまま屋根材として使用されていた。今では麻殻で葺いた屋根等皆無になってしまっている。

 当時、隆々としていた国策会社、帝国製麻㈱は今でも健在であり、名門企業の一つに上げられているはずだ。

 その麻栽培を朝鮮半島で行うために、父は朝鮮府庁へ勤務することにしたのだろう。役得というのか、しばしば果樹園へ連れて行ってもらった。その季節季節にリンゴ、ぶどう、なしなどおいしくいただいた記憶がある。まだ5~6歳の頃の思い出である。リンゴは特においしかった。

 桜が咲いていた。母に連れられて小学校の門をくぐった。何回かの脱出失敗の関係で帰国までに数ヶ月を要していた。私は一年生からやり直したいと主張したが、母は年齢どおり2年生を薦めた。今思えばそれでよかったと思っている。私は当時時計の見方が分からなかった。何時前といったり、過ぎといったり、60進法が飲み込めなかったのである。一人悩んでいた。これもあれも欠落した一年間のためだと決めてかかっていた。しばらくは、そんな悩みを抱えていたのだ。

自分史・・・久々の再開。

2008-06-09 15:23:53 | 日記
 父は平成元年92歳でこの世を去った。まさに波乱万丈の世にあって、如何生きるべきか、どのように世の中が変化していくのか見極めにくい世界を生きていたはずである。戦後一貫して職につくことは無かった。終戦のときすでに50歳であったと思うのだが、当時は人生50年の時代であった。自分の人生も終戦と同時に終わったと思っていたのだと思う。それから42年も生き延びたのだ。

 私は、残念ながら父がどういう理由で朝鮮へ渡ったのか知らなかった。父の葬儀の弔辞挨拶の中で、いとこによって教えられたのだ。父は、某高等農林を卒業し、麻栽培の指導のために朝鮮総督府へ赴任した。母は、同某第一高女卒業が自慢の種で、同じ地区に住む同窓生たちで組織した「八女会」という俳句同人会を作っていた。婦人会でも会長として永いこと頑張っていた。

 そんな二人が、どのような出会いをして、どうして朝鮮へ渡る気になったのか今となっては聞くすべも無い。残念で仕方が無いけれども、ふるさとを離れて勉学し、そして就職、子供を育て教育し、無事定年を迎えやっと時間も十二分にある今日この頃になって初めて、父母のこと、兄弟のこと、自分のことについて静かに振り返れる余裕とやらができたのであろう。

 光陰矢のごとしとはよく言ったものである。生まれてきてこの方70年、喜怒哀楽を重ね、人間的にも少し丸みが出てきたかの感じである。まだまだ本人は若いつもりであるが、世間の目は歳相応の見方しかしてくれないはずである。如何あがいても、前期高齢者であること間違いない。

 すでに父の13回忌も母の7回忌もとっくに過ぎてしまった。時には夢の中で会っているが、その会話は遠い昔の話ばかりでしかない。

湖笛・水上 勉・ごま書房

2008-06-07 13:10:55 | 社会、文化

 京極 高次の生涯を書いた本であるが、さすがに表現力、描写力、歴史考証力すべてに優れた作品であると思う。一度手に取ると、止められずに最後まで読んでしまいたくなる。

 しかし、ずいぶん以前に書かれた本であるが、今回(といっても2年位前だと思うが)ごま書房から再出版されたものである。ごま書房の由来を見てみると胡麻のように小粒だが、きらりと光るものをという意味から名づけられた社名とか。出資者にはソニーの井深 大さんとか千葉大の多胡先生とか日本を代表する方たちの名前があった。

 すでに創業から20数年を経過している会社であるが、今回の「湖笛」を読む限り、誤字脱字ではなく誤植その他「てにおは」の重複記載が目立っていた。上下二巻を通じて下巻はそれがひどく、気にしだすと本当に目障りなことであった。記憶している限り10数箇所のミスがあった。ひどいものは人名について「武」が「弐」になっているところさえあったのである。

 自分の本であれば、チェックしておけるのだが、残念ながら図書館から借りたものであり、チェックするのを控えざるを得なかった。1,600円もの高価な書籍である。出版元は,もう少し責任ある校正をしてもらいたいものである。

 折角の名作が、つまらぬところで汚されてしまっているのが残念であった。


年寄りの一徹。

2008-06-06 19:02:34 | 日記

 しばらくブログをサボってしまった。その理由たるや何ぞやである。
あるブロバイダーの麻雀ゲームに挑戦していて、これが中々の曲者であった。持ち点1,500点からスタートするのだが、これが中々ふやすのに厄介なのである。まさしくシーソゲームに似て、上がったり、下がったり、いらつくことこの上ない。

 ゲームソフトとは良くできたもので、セオリー通りに対応できない限り、結果は惨めになる。配牌を見て瞬時にどの手で行くか判断しなければならない。食い単あり、高め上がりありで勿論振り聴牌ありなのである。

 今日、やっとの思いで1,700点に達した。これが如何ということではないのだが、自分の目標として、ここまでは到達したかっただけの話である。

 明日からは、少しこちら(ブログ)のほうへ力点をおきたいと思っている。それにしても、世の中、不可解な事件と物価の値上がり、税金の負担増が続いている。これからの生活、本当に大丈夫なのか、ちょっと心配になってきた。

 今月末から、バルト三国を旅する計画である。日本のシンドラーこと杉山千畝先生の記念館を訪れるのが最大の楽しみだ。思いっきり中世の匂いを噛みしめてきたいと思っている。


もてもての浜幸さん。

2008-06-01 19:19:24 | 政治、経済

 今週の週刊誌に旭鷲山がモンゴル政界へ躍り出るという記事を読んだ。
モンゴルから相撲界への道筋を開いた彼である。今度は郷土へ錦を飾って政界入りを果たすという。大いに期待したいところである。

 旭鷲山関は、現役時代の交友関係も広く日本の著名人との関係も多いという。今回の選挙についてもこれらの友人、知人の応援を最大限に活用するとの話である。当選後は日本との関係強化を担当したいとの抱負も聞いた。

 その選挙応援に浜幸さんの話が出ていたので驚いたわけ。モンゴルの選挙と自民党、レベルが同じとはこれ如何に。たとえ今評判の悪い後期高齢者保険制度の反発を和らげる手段としても、嘗ての豪腕はバラエティ番組の出演に過ぎない過去のお人を担ぎ出さなければならない自民党執行部は何を考え、何を如何しようとしているのか、全くお先真っ暗な状態なのだろうと推測できる。

 今回は、ある地方選挙のためとはいえお先真っ暗。  と思うのは私一人なのだろうか。