晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

思い出のローマ。

2007-06-30 14:25:57 | 日記
 旅に出て、10日もたつと何もかも品薄になってきてしまう。最後の訪問国がローマだったが、デジカメのメモリーも残り少なくなってしまい選別しながらの写真撮影だった。

 写真は、前6世紀エジプト王プサメティコス2世のオベリスクをアウグストゥス帝がエジプトから持ち帰って日時計の針として使用したものだそうだ。その後再発見されモンテチトリオ宮殿の前に設置されたのだとか・・・

塩野七生さんに喝采!

2007-06-10 18:02:15 | 社会、文化
 今回、ヨーロッパ5カ国をめぐってきて、昔々これぞつまらないと思えた世界史を思い出した。私の場合、謂わば逆周りというか東ヨーロッパからの旅のスタートでした。こちらの世界もまだまだ発展途上であり、食事からサービス面まですべて納得のいくものでありました。

 しかし、ヨーロッパといえばブリティッシ或いはフランセでありロンドン、パリを知らずしてヨーロッパは語れないとの思いから今回ロンドン、パリ、南ドイツのロマンチック街道、ライン川クルーズ、リューデスハイムのおいしいワイン、インターラーケン、ジュネーヴ、ローマ、ナポリをめぐってきた。  旅の思い出、すべてが夢物語でありました。

 ところで塩野先生女性でありながら、戦記ものを見事にこなし紀元前の歴史を紐解いてくれるその労苦に対して敬意と感謝を申し上げなければならないと思えました。たまたま、今月号の文芸春秋に特集記事が載っていたのでさっそく購入、イタリア在住の日本人の目で日本の姿を述べておられました。本来ならばもっともっと辛らつなご意見を言いたいところと判断しましたが、多少遠慮気味のご提言であったように思われました。ますますのご活躍を期待いたします。

コムスンの経営譲渡問題。

2007-06-10 11:36:29 | 政治、経済
 コムスンがグッドウィルグループの一員であることを今回知った。介護という地味な仕事をする会社が、連日テレビ宣伝をすること自体不思議に思っていたが、やっぱりどこかで不正な事務処理をしていたことが発覚してしまったようだ。あれもこれも介護保険法が施行されての問題であり、この間の法制定段階である程度は予測できたことなのかもしれない。政治家と官僚、それに群がる企業家、新たな法律制定段階で、なにやら裏で画策するような政治家がいることも事実のような気がする。

 介護制度、介護保険制度何がどうなっているのかご存知の方は少ないのではないだろうか。60歳(?)から徴収され始め65歳になるとそれも大幅に増額される。そのお金が何処をどうして介護者に支払われているのか。これからもう少し関心を持っていきたいと思う。

 確かに、介護自体大変な仕事であることは認識できる。まず基本は家族でするのが当然であるが、それを放棄して制度を活用するほうに力点が置かれているのも事実でしょう。介護認定の5段階評価(?)にしても、全国各地で不満の声を聞く。金儲けに血眼になっている日本人が蔓延している現状から、法律は裏をかかれないよう細部にわたって規定する必要があるような気がしてきた。

 全く、開発途上国以下の日本の現状をみたり聞いたりすると本当に情けなくなる。大丈夫か日本である。

ゴーン改革道半ばか?

2007-06-06 11:17:40 | 日記
 マツダが復活した。今期過去最高益を出し、今度は逆にフォードを助ける立場になっている。それに引き換え経営の神様、仏様とうたわれ、ゴーン改革とまで言われた日産が窮地に追い込まれている。

 その原因は、いろいろあり一つには合理化に次ぐ合理化で(人員整理、工場閉鎖、本社ビル売却等々)利益を生み出してきたともいう。その経営手法にしてもコミットメント経営とか何とかで進めて来たが、その根本が崩れ去ったように見える。

 しかし、物づくりメーカーが、生き延びるためにはその製品(自動車)が売れなければどうにもならない。また売れる車を作らなければどうにもならない。あの爆発的に売れたスカイラインは何処へ行ってしまったのか。名前だけが残り、この数年のモデルチェンジにおいても目を見張る車は出せなかった。あの車を開発したチームは、プリンス系の人たちであった。

 今、日産の車はちっとも面白くもないし、魅力も感じない。皆一つのコンセプトによって統一され、外見もテールランプの処理も、イメージも全く魅せるものはない。これでは売れないのが当然である。販売網或いは販売員の問題ではないことに早く気づかない限り復活は難しいであろう。

海外旅行の薦め。

2007-06-05 18:15:27 | 暮らし
 成田が呼んでいる。こんな気持ちで、この数年海外へ出かけている。西洋史を勉強した人には、またとない歴史の検証の旅になるはずです。私などは断片的に思い出し、旅行ガイドなどで事前研究などしないまま現地ガイドの案内に頼っているものにとっては、五感を働かせながら紀行文の一つでも書いてみたいと思っている。

 旅はすばらしい。新しい出会いもあれば、小説その他文章に表されたものから受ける感動とは違い、心のそこからの感動を味わうことができる。

 出会いといえば、ナポリで会った結婚したばかりの二つのカップル、カンツォーネの夕べに出会った歌手のお二人、皆さん明るく楽しい人たちだった。これがイタイアーノなのかもしれない。またゆっくり出かけてもみたいお国の一つであった。

ローマの凱旋門とコロッセウム。

2007-06-04 13:53:02 | 日記
 大きさの比較は、資料によるしかないが、自分の目できる限り優劣は付けがたい。ただ歴史の重みからして、ローマに軍配を上げたい気持ちである。凱旋門をくぐってすぐ右側に聳え立つコロッセウムもまた巨大な建造物である。これら遺跡群が、2,000年も前に建造されたということに驚きと文明の差は現代とさほどなかったことに感銘しきりであった。ローマというかイタリーには、もう一度ゆっくりのんびり訪問したい国の一つになった。今、塩野七生さんの図書をあさり読んでいるところである。