酒もタバコもやられないお人が、肺気腫による呼吸不全で亡くなられるとは。
それにしても神経をすり減らしながらの芸能生活が長いだけに、何処となく少しづつ命をすり減らしながらの生活だったのかもしれない。お疲れ様でございました。これからはゆっくり天国でスーダラ節でもお披露目ください。
植木さんが、生前インタビューの中で「私は虚像の中で生きてきたのかもしれない」とコメントされておりました。今となってはこれがどういう意味なのか、どうしてそう感じられたのか伺うすべもありませんが、人間所詮は浮き草稼業、虚像であれ、実像であれ、今の姿がご本人の実力であることに違いないと思う。
よくサラリーマンの悲喜劇を演じてこられました。無責任という言葉もはやらせました。しかし、あの当時日本人は少し真面目過ぎていたのかもしれません。そんな世情をもう少しゆとりを持つようにといってくれたのかもしれません。よき時代でした。
われわれ世代も後10年で同じ年代になります。これからどんな生き方ができるのか。どんな楽しみがあるのか。どんな日本になっているのか。期待を持ちながら明日を頑張りたいと思う。
合掌