日本国内における自殺者は、交通事故による死亡者をはるかに上回る規模にまで膨れ上がっている。何処でどうしてこのような事態を招いてしまったのか?
そもそも自死行為は、犯罪であるとの認識があまりにも薄れてしまったことが大きな原因の一つではないだろうか。生を受けるということ、生まれ育つ過程で幾多の難関が待ち受けているということ、今でこそ医学の進歩によって、本来適者生存できなかった小さな命が、はぐくみ育てられるようになってきた。結構なこと、これに勝るものは無い。
ところが、これから真に世のため、人のために役立ってもらいたい人たちが、自ら命を絶ってゆく傾向がある。嘆かわしいこと、この上ない。許せないのは、自殺行為指南書或いは指南サイトまであるというのだ。ふざけるな、あなたたちは死後地獄に落ちて生きている以上の苦しみを受けることになるであろう。
ところで、日頃理解できないことの一つに、社員の身分を捨ててフリー宣言する或いはさせられている人たちが、おられることについてその真相はどうなっているのかという疑問である。
確かに、フリーのほうが見た目の収入は増えること間違いない。しかし、フリー宣言したと同時に一人の経営者になるという意識があるのだろうか。独立後は、誰も守ってくれないし、自ら道を切り開いていく覚悟が必要なのではないか。
私が理解できないのは、この辺の経過その他がどうなっているのかということである。自らの判断以外に会社側からのお勧めがあるのではないかっと危惧するものである。えてして、人気企業は多くの社員を採用し、篩にかけて有望社員を選別していくような傾向がありはしないだろうか。
もし、それに類することがあるのであれば、改めたほうがいい。あなたたち経営者のご子息が同じ運命に会うこともあることを肝に銘じてほしいものである。