勝利を祝い大極旗をマウンドに立てる韓国チーム。こんな屈辱を二度と味わいたくない、そんな思いで侍軍団は戦ってくれたのだと思う。特にイチローの思いは、誰よりも強かったに違いない。あのブーイングを聞くたびに、いやらしい国民性が強調されてきた。
それにしても、原監督の采配、お見事というしかない。堪えて、堪えて、そして選手一人ひとりへの思いやり、そんな小さな一つ一つが、選手の結束を固めていったに違いない。たとえば、岩隈投手へのこだわり(一人早めの交代)、急遽呼び寄せた栗原選手への出場、ダルビッシュ投手への信頼感、本人も言っておられたが、もっと楽に勝てたチャンスは多かった。
しかし、これが野球なのかもしれない。見事な采配であり、見事な各選手の戦いぶりであった。感謝、感謝、あらゆる賞賛の言葉を尽くしたい。
長かったWBCの戦いも見事優勝を勝ち取ることが出来た。暫くは、ゆっくり休養と感激に浸ってもらいたい。まさに、国民栄誉賞ものである。お疲れ様でした。