Trip to the Waterside ~梅のいい釣り夢気分!~

三浦半島・伊豆半島をメインとした ルアー釣行記とそれにまつわる旅の記録を中心に、日常生活もろもろと

Daiwa morethan EXPART AGS 77ML SILVER TERRACE インプレ

2024-05-20 | ロッドの話
Daiwa morethan EXPART AGS 77ML URBAN SIDE CUSTOM SILVER TERRACE

自重:110g / Lure : 7 ~ 35g / Line : 6 ~ 16lb・PE0.6 ~ 1.5

メーカーコンセプト。。。 シーバスロッドとして欠かせない粘りや反発力を兼ね備えながらも、バスロッド並みの操作性を手に入れたショートレングスロッド。驚異の軽さによってピンポイントへのキャストを片手でテンポよく行えるうえ、繊細なアタリも察知する。運河や小河川をはじめ、ボートシーバスまでをカバーする。

モアザンブランジーノがランカーハントに焦点を絞ったパワーモデルに対し、モアザンエキスパートは高い操作性と高感度に焦点を絞ったモデルとして一時期販売をされていました。「販売されていました」と言うのはすでに廃盤となり、エキスパートモデル自体がなくなってしまっているからでして。

ハイエンドモデル2機種っていうのは、やっぱりあまり売れなかったのでしょうかね~


ワタシ的には仕事帰りだとかのショートタイムのシーバス狙いで、気軽に手軽にやりたいとき、ロングロッドではなくショートロッドでやりたいっていうのがあって。ライトな感じのロッドだとハートランドだったりライトゲーム用の強めのものだったりを使っているのですが、秋に12㎝~14㎝クラスのルアーだったりウェイトのちょっと重めのルアーを主に考えたときに、しっかりしたシーバスロッドのショートタイプが欲しいなってのがずっとあって。丁度中古でいい出物があったので購入しました。




ブランクスはSVFコンパイルXナノプラス。バット部分にはX45で補強されているので、やっぱりしっかりしていますね。ブランジーノとは違ってランカーに照準を絞ったモデルではないとはいえ、フッコ級だと全然余裕だし、それでいてしっかり曲がってくれて楽しいロッドです。





ガイドは当時の新型であったRフレームAGSに、Cリングが搭載。当たり前ですけどライトゲームロッドとは違ってガイド径がそれなりに大きいので、キャスト時のライン抜けが良く、太いラインがストレスなく使えるのはやはりシーバスロッドならでは。




グリップは大野ゆうき氏モデルはどれもシーバスロッドとしてはショートですが、このロッドも同じくで。その分操作性が良く、取り回しってことでは非常に使いやすいです。しかし大型の魚や、フッコ級でも太くて強い魚を相手にすると、腕に負担が来るなってのは感じます。

ルアーにロッドアクションを加えるシーンなどでは、ショートグリップの操作性が活きて、ワタシのよく行く伊豆半島の小規模河川なんかでも使いやすいだろうなと思います。

コスメとして87LMLの赤に対して、こちらは青が使われているところは、並べて眺めるとカッコいいなと。このへんは好みがあるとは思いますが、ワタシは好きですね~





ロッド全体的に張りがあり、バスロッド的にシャキっとした感じがあるのですが、12㎝クラスのルアーをメインとして扱ったときにしっかりティップが食わせの仕事をしてくれます。それでいてバットはガチっとしつつ粘りも感じられるので、フッコ級くらいだとぶち抜ける強さもあります。

これまで使ってきたロッドの中で似た感じのものだと、ブランジーノ82LLデイブレイカーカスタムがありましたが、それよりもガイドがAGS化されたり、単純に技術の進歩もあるかと思いますが、全然軽く感じました。( 82LLもショートグリップでロッドアクションなどの操作性は良かったのですが、先重り感は結構あったので )

ワタシはこのロッドでラインをPE1号、ルアーウェイト10~20g位のものを使うのが好きですけど、ルアーウェイトのキャパは35gとなっているので、コノシロパターンのときなどの大きめのルアーを使うのにもいいかもですね。






ロッドパワーとしてはメーター級のドチザメとのファイトで感じることが出来ましたが、モンスター級の魚を狙うのではなくシーバス狙いで考えるなら、ランカー級の魚が来てもなんら不安はないかな。

またセイゴ級やカマスなんかもヒットしてきましたが、ティップがそれなりに入ってくれるので、バチ抜けシーズンのようなよっぽどシビアなコンディションじゃなければ、普通に優秀な良いロッドだと思います。