ダイワスピニングにマグシールドが搭載されるようになり、メンテナンスが非常に気楽になりました。どうせならとっととラインローラーのマグシールドも上位機種だけでなく、下位機種にも搭載されるとダイワファンが増えると思うんですけど。
そんなマグシールド搭載機種で、もっともコストパフォーマンスに優れたリールが、ボクの中ではルビアスです。
10セルテートから始まり、11カルディア~12イグジスト~12エメラルダス~12ルビアス~13イージスと使ってみて、12イグジストは別格。セルテートは良いリールですが、オカッパリでは重さが気になります。11カルディアはキズなどを気にせずガンガン使えていいんですが、ハンドリングが重く機械としての精密さにちと欠けます。13イージスもカルディアベースなので内容に大差はないんですが、1003RHというイージスのみにある規格に魅力があります。
そして12ルビアスですが、ハンドリングの滑らかさはセルテートと変らず、重量はイグジスト→最新機種の14イグニスに次ぐ軽さ。そして何より2万数千円で購入できること。デザインもシンプルが良いことに、リアルフォー他機種のカラーリングされたスプールがどれもカッコ良くまとまるとこ。アジングなどの繊細な極細ラインを使った釣りを好まれる人は、ベアリングチューンをすればなお安心感はある。ボクは1003にヘッジホッグのフルベアリング化をしてるけど、2004Hはノーマルのまま使用してます。12エメラルダスはルビアスベースで、これもノーマルのまま使用していますが、使用感にまったく不満がありません。
ギアのカサカサ音は室内でハンドルを回すと若干あります(ダイワリールのほとんどにあると思いますが) 。でもこの音、カルディアの方が大きく出ます。フィールドに出てしまえばまったく気にはなりませんが。ゴロ感はちょっと前のリールであればすでに出てきているところですが、今のところまったくなく滑らかさを維持しています。
あっそうそう。一つだけ改善点を挙げるなら、エアローターの形状かな。ボクの場合10セルテートで経験したことだけど、リールの前でラインを掴みフリッピングの要領で水深の浅い足下のゴロタ石の隙間や、護岸のヘチ際、テトラの穴を打つときに、ローター部にラインを巻き込んだことが数回ありました。それを分かっていて注意していれば問題はないとは思いますが。現にボクはそれ以降 他機種を含めてノートラブルです。 しかしトラブルが起きやすいのは事実なので、形状の改善ができれば尚良いリールになると思います。 実釣性能としては必要充分な性能と快適さ、メンテのしやすさを2万円強の価格で得られるのならば、このリールは買いに値すると思います。