ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

続関東ふれあいの道(茨城)No.4 のどかな田園風景に癒される

2011年06月09日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2011年6月9日(木)


一昨年から1年3カ月をかけて「関東ふれあいの道」(茨城県18コース全255Km)を踏破し、
県から認定証と記念品を受領したのは2011年2月初旬のことである。
その時の参加者のほぼ全員から、『季節に相応しいコースをもう一度歩きたい』という声が上がり、
「続関東ふれあいの道を歩く会」と称して月1回コースを選定し、歩くことにしたものである。

第2回目となる今回は、のどかな田園風景に囲まれた”癒しの空間”を歩く、ということで、
コースN0.4(石寺バス停から笠間左白山公園)になった次第。


笠間日動美術館横の笠間稲荷外苑駐車場に集まったのは、9名。


車2台に分乗して、先ず笠間湖に向かった。
本来は石寺バス停がコースNo.4のスタート地点であるが、一時的にコースを外れて別の景観も楽しもう、
ということから、笠間湖を散策することにした。


笠間湖の飯田ダム
高さ33mの重力式コンクリートダムで、総貯水量は2,440,000㎥の多目的ダムである。


石寺バス停まで約1.5Kmほどあるが、ダム湖の景色を楽しみながら、軽い足馴らしといった様子。
皆さん、健脚そのものだ。


ダムの下流方面の景色
ダムの下流は涸沼川の右支川である飯田川になっている。


Webによると、この辺りは心霊スポットとして知る人ぞ知る、人気だそうだ。
この辺りの橋の上に、自殺した女性の霊が出没するらしい。


『いやぁ、なかなか素晴らしい景色ですねぇ』
皆さん、足には少々自信のある人ばかり。
心霊スポットのことなど、全く眼中にない。
(明るいうちは霊など出る訳ない、と思っている)


笠間湖はほぼ満水状態の青い湖面が広がる。


ダム湖の周りには、似たような橋がいくつか見られるが、湖面に映える赤い橋が景色に色を添えてくれる。
そろそろ塗り替えても良い時期ではないだろうか。


湖畔に沿って遊歩道が整備されているので、歩き易い。


鏡のような湖面に緑が映える。
全員が笠間湖は初めてだが、この景色を絶賛していた。


笠間湖をほぼ半周し、標識で位置を確認する。
「関東ふれあいの道 コースNo.4」のスタート地点である石寺バス停は直ぐ近くだ。


石寺バス停を過ぎて、癒しの空間に入る。
目ざとく、道端の”木いちご”を見つける。
『甘くて美味しいゎぁ』


数粒味見してみたら、本当に美味しかった。


びっしりと花が咲いている自生の”山ぼうし”に思わず見入る。


やや小さいが立派に咲いている花に感激。


これはグミだ。
しかし、これは農家の庭先に生っていた。自生ではなかった。
自然の恵みを味わいながら暮らす豊かさが羨ましくもある。


のどかな風景に触れながら歩くのは、良いものである。


この辺りは、大きくて立派な長屋門の家が多い。


石寺バス停から20分ほどで、弥勒堂の入口に到着。


弥勒堂は、鎌倉時代の宝治元年(1247)に建立され、当時は5間四方の広大なお堂であった。
本尊の木造弥勒菩薩立像は、13世紀半頃の作品と云われている。


願主は笠間時朝で、地方の一豪族による発願造立の作例が今日まで伝えられているのは珍しく、
国指定の重要文化財となっている。
普段は厳重に鍵が架けられており、本尊を拝むことは出来ないが、事前に地区の管理人に連絡しておけば、
拝ませて貰えることもある、とのこと。


笠間湖の飯田ダムを出発してちょうど1時間、ここで小休止だ。


休憩後、笠間方面へしばらく進むとやや広い市県に出た。
強い日差しが照りつける。
遮るものが何もないので、梅雨とは云え暑い。


この日の最高気温は予報では25度とあったが、それ以上に感じられる。
女性陣は紫外線による日焼けが気になるようだ。


農道いっぱいに広がって、車を気にせずに歩くのは気持ちが良い。
(たまに通るが、気にしない)


どこか懐かしさを覚える、のどかな田園風景だ。


『天気は良いし、気持ちが良いわぁ』


この辺りの風景にぴったりの家ではあるまいか。
一度でいいからこのような家で暮らしてみたい、と思う。


「関東ふれあいの道」の案内板だが、何が描かれているか解らない。
(早目にとり替えて欲しいものである)


11時を過ぎ、ややペースダウンしてきた感じ。


田植えが終わった田んぼを見ながら歩くのは、癒される。
いつまでも残しておきたい風景である。


国道50号線に出て、ちょいと一休み。


『お腹空いたわねっ!!』
『弁当はまだかしら?』
先を急いだ方が良さそうだ。


国道50号線をくぐる。


国道50号線の下をくぐるトンネルの中。


あられ・せんべいで有名な「日乃本」の前を通過。
笠間稲荷神社はもう直ぐだ。


笠間稲荷通りを進む。


笠間稲荷神社の前に到着。
三つあった鳥居がひとつもないのには、少々がっかり、である。
笠間稲荷神社はやはり鳥居がないと、寂しい。


一昨年3月に坂東33観音霊場巡りで訪れた際に立ち寄った時には、このように鳥居が並んでいた。


とりあえずお参りして行くことに。
堂々たる構えの楼門をくぐる。
萬世泰平門」と言い、重層入母屋造で昭和36年竣工、とのこと。


拝殿へ。
神社建築の美と現代建築の粋を集めた豪壮かつ華麗な建物で、昭和35年竣工、とのこと。
何はともあれ、この日の無事安全と鳥居の一日も早い復旧を祈ることにしよう。


坂東33観音霊場23番札所の「佐白山観世音寺」へ向かう。


佐白山観世音寺
12時5分前、皆さんお腹が空いて、お参りどころではないらしい。
つつじ公園山頂へ急ごう。


12時ちょうど、つつじ公園山頂に到着
観音様(身代わり観音)が迎えてくれている。


つつじ公園の富士山(144m)から見る笠間市街地の眺望
高峰山(左:519m)と仏頂山(右:430m)


ここでようやく昼食だ。
『お腹が空いているから美味しいっ!』
同感である。


座頭市の碑
笠間は「市」の生まれ故郷だったのだ。
自分も「市」(勝新太郎)のファンで、かつては、何度も映画館に足を運んだことが懐かしく思いだされる。


つつじ公園から笠間城址へ向かう。
お腹も満腹になって、元気いっぱいである。


大黒石
鎌倉時代の初め、佐白山の僧兵と、七会の徳蔵寺の僧兵が、その勢力を争って戦った。
佐白山の僧兵は戦いに敗れて佐白山頂近くまで逃げ延び、山上にあった大黒石を転がした。
徳蔵寺の僧兵は、ころげ落ちる大黒石の下敷きになり、多くの死者が出たため、佐白山の僧兵は
あやうく難を逃れることができた。
大黒石は、その時ここまで転げ落ちて止まったといわれている。(案内板より)
このような大きな石を転がすのはどうみても不可能な気がするが・・・


階段を上る。


千人溜
出陣などで城内の兵が集まるところ。


笠間城址碑
先の地震の影響であろう、あいにくここから先は進入禁止となっていたため、引き返すことに。


仕方なく引き返したところ、どこで道を間違ったのか、目の前に見たこともないトンネルが。
この日は笠間の住人が数名参加していたが、皆さん初めて見るトンネルだそうだ。
前方に出口が見えているが、中は真っ暗である。
奮い立って前へ進んだが、背筋が寒くなる思いがした。


笠間湖の心霊スポットの祟り?なのか、道を間違ってしまい、佐白山を一周するはめになってしまった。


佐白山麓公園の治功神社に出て下山に成功、やれやれ一安心、といったところ。


東日本大地震で、記念碑の台座が大きくずれている。
よく倒れなかったものだ。


大石内蔵助像も同じ同じ方向に台座がずれている。


山の荘の屋根も大きく壊れてそのままになっている。
HPによると、現在は被災箇所の修復、各種安全点検実施の為、当面の間休業、とのこと。


昔のお城風のホテルは珍しい。
何とか復旧させて再びその雄姿を見せて欲しいものである。
山の荘の復興を願いながら、下山した。


14時ちょうど、無事に出発地の笠間稲荷外苑駐車場に到着。
次回のコース説明をして・・・
『今日は、本当にお疲れ様でしたっ!』



この日は、コース外であったが、美しい笠間湖を見ることができたことは収穫であった。
のんびりとした田園風景に癒されると同時に、最後に道を間違えるというハプニングに見舞われた1日でもあった。
この後、車回収のため再び笠間湖に向かい、帰路についた。


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