ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

続関東ふれあいの道(茨城)No.1 那珂川と御前山の自然に包まれて

2011年11月03日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2011年11月3日(木)

2009年11月から1年3カ月をかけて「関東ふれあいの道」(茨城県18コース全255Km)を踏破し、
県から認定証と記念品を受領したのは2011年2月初旬のことである。
その時の参加者のほぼ全員から、『季節に相応しいコースをもう一度歩きたい』という声が上がり、
「続関東ふれあいの道を歩く会」と称して月1回コースを選定し、歩くことにしたものである。

第7回目となる今回は、「関東ふれあいの道」コースN0.1(下飯野バス停から道の駅かつらまで)を選定した。
「関東ふれあいの道」茨城全18コースの中でも人気の高いコースの一つとなっている。
最初の予定では、今年5月に実施することになっていたが、あいにくの雨で中止になっていた。

道の駅かつらで今や遅しと待つ面々。
まだ集合時間まで20分ほどある。今日も張り切っている。


8時30分、13名全員揃ったところで、車2台に乗り合わせ、
出発地の「栃木の道山の内P」へ移動。これまでで一番多い人数だ。
この日も山歩きが大好きと云われる「まゆみの会」の人が殆どである。


9時5分前、『いざ出発っ!!』


下飯野バス停までは、国道123号線を茂木町方面へ進む。
この日の天気予報は、”曇り後晴れ”。
時折小雨がパラついてきたが、傘をさすほどでもない。
11月3日は、過去30年間で70%以上晴れの”特異日”ということなので、期待しよう。


これほどの鈴なりのキウイは見たことがない。
しかし、やはり実は小さい。味はどうなのだろう?


那珂川に架かる新那珂川橋を渡る。


鮭の遡上が見られるかもしれないと期待したが、水深があるため、遡上する鮭を見ることは出来なかった。
しかし、川底には産卵を終えたであろう鮭の屍が横たわっているのが見えたということは、溯上している証拠である。


きのこを形どったような変わった建物は、茂木町の水道供給処のようだ。


道路脇の看板や「関東ふれあいの道」の案内板で、ここは栃木県茂木町だとあらためて認識させられた。
下飯野バス停まで0.3Kmの表示になっている。


『あれが下飯野バス停留所だねっ』


国道123号から「関東ふれあいの道」に入る。


笑顔いっぱい、元気いっぱいだ。


通行止めになっているが、そのまま進む。
今日は祝日なので、工事はやっていない筈だ。


ここで栃木県茂木町と別れ、茨城県常陸大宮市に入った。
落石防止の工事をやっているようだ。


この日は工事は休止でユンボはそのままにしてある。


木々の間から時折、那珂川の流れが見える。
この辺りの紅葉はまだ大分先になりそうだ。


星神社があったので、天照大神にお参りして行くことに。


苔むした長い石段を上る。


『今日も無事安全でありますように』


遠い昔、いつか歩いたようなどこか懐かしい風景に、気持ちが癒される。


漆の幹に傷をつけて、漆を採取した跡を間近で見るのは初めてだ。
生育後10年ほど経った木1本から採取される量は、約250g(茶碗1杯ほど)というから漆は大変貴重な塗料なのだ。


農業用灌漑専用の御前山ダム(ロックフィルダム)前で一休み。
昨年通った時には、まだ工事中だったが一応完成しているようにみえる。
(帰りにダム湖を見たが、満々と水を湛えていた)


洪水吐きから放流している様子


廃校となった校舎
遠目にもかなり傷んでいる様子
木造であれば何かに流用されるだろうに、放置されたままになっている。


御前山橋付近を進む。
広い道だが、車は時折通るだけ。実にのどかである。


御前山橋の赤い橋脚が映える。


道端にエンジェルストランペットの花が咲いていた。
大きなトランペット状の花を下向きに咲かせるのが特徴である。


11時ちょうど、御前山青少年旅行村に到着。
県内最大級の公営キャンプ場ということである。


ここでまた小雨がパラついてきた。
気にするほどではないが・・・


富士山展望台で記念撮影を済ませ、そこで昼食を、と考えていたが、”雨の中で弁当”は避けたい。
ということで、少し時間は早いが、青少年旅行村内のキャンプ施設内で昼食を摂ることにした。


昼食後、あらためて富士山展望台を目指すことに。


途中から急な階段を上ることになるが・・・


お腹がいっぱいになったことも重なって、これがなかなかきつい。


息を切らしながら上ること10分・・・


富士山展望台(183m)に到着。
地元のサッカー少年たちが走って上ってきたと聞いてびっくり。


展望台からの眺めはやや霞がかっている。
未だ晴れに変わる様子はない。


記念撮影を済ませ、那珂川大橋を目指す。
約5.5Kmの表示となっている。既にこの日の半分は歩いたことになる。


この辺りの土は固いため、木の根っこが表面を這うように延び、まるで天然の階段を形造っている。


登山道は、下りが続いたり・・・


またまた、上りになったりと、結構起伏の多いコースである。


途中の東屋で一休みだ。


時折見える眺めはいまひとつと云ったところ。


先頭で会を引っ張るのはYさん。
昭和十二年生まれ、まだまだ元気いっぱいだ。


このコースは案内板が実に多い。
場所によっては、100m間隔くらいに案内板が立てられている。
しかし、案内板の表示はまちまちで、距離表示が逆転している所もある。


青少年旅行村から2.1Km付近
45分間以上も歩いたのに、ちょっとしか歩いていないのに愕然とする。
あと残り3.7Km、頑張ろう!


次の東屋を目指す。


かつては、素晴らしい眺めが望めたそうだが・・・
回りの木々が成長して展望が効かなくなったのである。
ここでの休憩は諦めて、先へ進む。


後続を待ちながら一時の休息だ。


御前山まで2.6Km付近。


トウキョウサンショウウオについて解説するYさん。
関東地方から福島県東部に棲むとのこと。
本州、四国の500m~2,500mの高山源流に広く分布するハコネサンショウウオとは別物である。


那珂川登山口まで2.7Km付近


およそ山頂らしくない御前山山頂(186m)を過ぎ・・・


御前山の東登山口と西登山口の分岐点で、どちらに進むか相談しているところ。


これまで、西登山口への道は通ったことがないので、今回は、西登山口へ向かうことにした。
この道は、「関東ふれあいの道コースNo.2」の一部であるが、歩くのは今回初めてである。


西登山口まで0.2Km付近。
下りのみの歩き易い道である。


西登山口に到着。
「関東ふれあいの道コースNo.2」で何度か通った見覚えのある赤沢林道に出た。


皇都川こうとがわ)の清流が安らぎを与えてくれる。


『ほらほらっ 何か泳いでいるじゃないっ!』
ハヤ(アブラハヤ、ウグイ、オイカワ、カワムツ、タカハヤ、ヌマムツなどの総称)のようだ。


赤沢林道の杉並木を進む。


紅葉は未だだが、けやきの林も美しい。


14時20分、道の駅かつらに到着


『皆さんっ! 今日は大変お疲れ様でしたっ!』



この後、「栃木の道山の内P」へ車を回収に向かい、会員のたっての『この際だから記念撮影をしておきたいわっ』の希望を
叶えるため、佛国寺徳蔵寺とくらじ)に向けてハンドルを切った。
この日は一時小雨がパラついたが、暑くもなく寒くもなく、歩くには最適の条件であった。
那珂川と御前山の自然を満喫できた一日であった。


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