2010年12月26日(日)
箱根峠を越え、観光客で賑わう芦ノ湖を横目に、大学駅伝中継で見慣れた温泉街の1号線を下り、小田原に向かった。
小田原では、名物の蒲鉾を土産に買い、遅めの昼食を済ませ、小田原城を目指した。
そこまではまあ良かったのだが、駐車場探しには思わぬ苦戦をしてしまった。
城の回りにはいくつも駐車場はあったのだが、マイキャンパーは、車高制限のためどこも入れない。
2度も城の回りを回って探したが、とうとうマイキャンパーに合う駐車場を見つけることは出来なかった。
仕方なく、お城近くのコンビニに駐車し、足を痛めたかみさんを車に残して、一人で城に向かった。
正式な入口は反対側のため、最寄りの入口から入った。
最初に目についたのが、この「御感の藤」棚だ。
説明によると、大正天皇が皇太子のとき、小田原御用邸に滞在中のある日、西村邸の前を通過した際、
召馬が藤棚の下に駆け入ったため、殿下の肩に藤の花が散りかかってしまった。
周囲の人々が恐縮していると、『見事な花に心なきことよ』と感嘆されたことから、「御感の藤」と
呼ばれるようになった、と記されている。
大正11年に西村家からこの地に移植され、今に至っており、樹齢は約200年と推定される古木、とのこと。
今でも五月の花の時期には棚いっぱいに花が枝垂れるとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/e4/f8d8e6e246393ef5f18cdef4705b99ba.jpg)
小田原城本丸への入り口に架かる「常磐木橋」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/0d/31beea3470aa8a3429906b508eec0f44.jpg)
欄干の朱色が周辺の緑とマッチしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/5b/7e266a9e2650dbba8ef8dc5863537881.jpg)
常磐木橋の下には、かつて本丸を囲むように「本丸堀」があった。
今は空堀となっているが、かつては水堀で二の丸堀と繋がっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/03/eb78041e57c3a3434ec866ced299c244.jpg)
「常磐木門」(ときわぎもん)
本丸の正面に位置し、小田原城の城門の中でも、最も大きく堅固に造られていた。
明治初期に撮影された写真を参考に、市政30周年記念事業として昭和46年に再現されたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/4e/cb02d22a89f378f110c135d8ed24300d.jpg)
常磐木とは常緑樹の意で、門の傍には松の木が植えられており、松の木が常に緑色をたたえて
何十年も成長するのになぞらえ、小田原城が永久不変に繁栄することを願って、常磐木門と
名付けられたと言われている、そうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/68/2c16a7b7ce9d4946f324823062c780e3.jpg)
常磐木門を本丸側から見たところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/12/6a837fddf59070b0593e3f07262aac6f.jpg)
小田原城天守閣
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/20/5796102db5a1c7b2d8c7cba560f8b788.jpg)
鉄筋コンクリート造りで重厚さはないが、それなりに迫力はある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/36/4ca9bdea0c980ff3736ed3c91e8ea666.jpg)
石段の上で登城料(400円)を払って中に入る。
スタンプは、チケット切り場に置いてあった。
内部は、鎧や甲冑などの武具を始め、鉄砲・刀剣、絵図・古文書などが展示されている。
ここも同じように撮影禁止になっている。
(個人的には撮影を許可しても良いと思うのだが。ただしフラッシュなしで)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/50/f79852440de74d191ec9339e4c769559.jpg)
最上階の展望台からの眺望(1)
相模湾方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c0/85193af1a49e20d72a7cef8c15774a7b.jpg)
最上階の展望台からの眺望(2)
小田原駅方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4f/d9b7ec70c547feadb66b68b351ad141e.jpg)
最上階の展望台からの眺望(3)
箱根方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/23/1c8b3ef363dc0a681eb800bb2f12bd9b.jpg)
最上階の展望台からの眺望(4)
真鶴半島方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/7a/85385a404765fb83aba942c4673577f9.jpg)
「銅門」(あかがねもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/8e/af6696772d4f0c55a2f7e418af8adc27.jpg)
天守閣へ通じる登城ルート上に設けられた、二の丸の表門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/71/f0990cccefecb29ab200ba2e938867c8.jpg)
扉の飾り金具に銅を使用していたことからその呼び名が付いた、と言われている。
現在の門は、平成9年に復元されたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/7e/770cee30b299fd520932857772f146d7.jpg)
二の丸堀から銅門を見たところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b6/30374d0d4f79b41229d9eef0853bb695.jpg)
現在の城の入り口に当る。
高麗門の造りとなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c5/726aa0852933bfbccb448ca29fcf6444.jpg)
二の丸堀と隅櫓
好きな構図であるが、時間が遅いため暗い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/23/cfa2a71a1e7839bddb20a80b7d1d1796.jpg)
二の丸堀
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ad/16739f402e5a353eaded48fd84b76b9b.jpg)
最後は午後4時近くになってしまい、暗いイメージになってしまった。
もう少し明るいうちに訪れておけば良かった、と悔やんでいる。
食事と買い物、それに駐車場探しに時間を費やしてしまったのが響いた格好だ。
今回の城を巡る旅も終り、この後小田原・厚木道路を経由して東名高速で帰路についた。
連休最後だったので渋滞が予想されたが、それほどでもなかったのにはほっとしている。
これで27の城を巡ったことになるが、まだ1/3にも達していない。
これからは、次第に遠くの城になるが、今後も時間を見つけては城巡りを続けていこうと思っている。
ウマさんの「日本100名城巡り」の目次(日付順)に戻る。
ウマさんの「日本100名城巡り」の目次(お城順)に戻る。
箱根峠を越え、観光客で賑わう芦ノ湖を横目に、大学駅伝中継で見慣れた温泉街の1号線を下り、小田原に向かった。
小田原では、名物の蒲鉾を土産に買い、遅めの昼食を済ませ、小田原城を目指した。
そこまではまあ良かったのだが、駐車場探しには思わぬ苦戦をしてしまった。
城の回りにはいくつも駐車場はあったのだが、マイキャンパーは、車高制限のためどこも入れない。
2度も城の回りを回って探したが、とうとうマイキャンパーに合う駐車場を見つけることは出来なかった。
仕方なく、お城近くのコンビニに駐車し、足を痛めたかみさんを車に残して、一人で城に向かった。
正式な入口は反対側のため、最寄りの入口から入った。
最初に目についたのが、この「御感の藤」棚だ。
説明によると、大正天皇が皇太子のとき、小田原御用邸に滞在中のある日、西村邸の前を通過した際、
召馬が藤棚の下に駆け入ったため、殿下の肩に藤の花が散りかかってしまった。
周囲の人々が恐縮していると、『見事な花に心なきことよ』と感嘆されたことから、「御感の藤」と
呼ばれるようになった、と記されている。
大正11年に西村家からこの地に移植され、今に至っており、樹齢は約200年と推定される古木、とのこと。
今でも五月の花の時期には棚いっぱいに花が枝垂れるとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/e4/f8d8e6e246393ef5f18cdef4705b99ba.jpg)
小田原城本丸への入り口に架かる「常磐木橋」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/0d/31beea3470aa8a3429906b508eec0f44.jpg)
欄干の朱色が周辺の緑とマッチしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/5b/7e266a9e2650dbba8ef8dc5863537881.jpg)
常磐木橋の下には、かつて本丸を囲むように「本丸堀」があった。
今は空堀となっているが、かつては水堀で二の丸堀と繋がっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/03/eb78041e57c3a3434ec866ced299c244.jpg)
「常磐木門」(ときわぎもん)
本丸の正面に位置し、小田原城の城門の中でも、最も大きく堅固に造られていた。
明治初期に撮影された写真を参考に、市政30周年記念事業として昭和46年に再現されたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/4e/cb02d22a89f378f110c135d8ed24300d.jpg)
常磐木とは常緑樹の意で、門の傍には松の木が植えられており、松の木が常に緑色をたたえて
何十年も成長するのになぞらえ、小田原城が永久不変に繁栄することを願って、常磐木門と
名付けられたと言われている、そうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/68/2c16a7b7ce9d4946f324823062c780e3.jpg)
常磐木門を本丸側から見たところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/12/6a837fddf59070b0593e3f07262aac6f.jpg)
小田原城天守閣
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/20/5796102db5a1c7b2d8c7cba560f8b788.jpg)
鉄筋コンクリート造りで重厚さはないが、それなりに迫力はある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/36/4ca9bdea0c980ff3736ed3c91e8ea666.jpg)
石段の上で登城料(400円)を払って中に入る。
スタンプは、チケット切り場に置いてあった。
内部は、鎧や甲冑などの武具を始め、鉄砲・刀剣、絵図・古文書などが展示されている。
ここも同じように撮影禁止になっている。
(個人的には撮影を許可しても良いと思うのだが。ただしフラッシュなしで)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/50/f79852440de74d191ec9339e4c769559.jpg)
最上階の展望台からの眺望(1)
相模湾方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c0/85193af1a49e20d72a7cef8c15774a7b.jpg)
最上階の展望台からの眺望(2)
小田原駅方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4f/d9b7ec70c547feadb66b68b351ad141e.jpg)
最上階の展望台からの眺望(3)
箱根方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/23/1c8b3ef363dc0a681eb800bb2f12bd9b.jpg)
最上階の展望台からの眺望(4)
真鶴半島方面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/7a/85385a404765fb83aba942c4673577f9.jpg)
「銅門」(あかがねもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/8e/af6696772d4f0c55a2f7e418af8adc27.jpg)
天守閣へ通じる登城ルート上に設けられた、二の丸の表門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/71/f0990cccefecb29ab200ba2e938867c8.jpg)
扉の飾り金具に銅を使用していたことからその呼び名が付いた、と言われている。
現在の門は、平成9年に復元されたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/7e/770cee30b299fd520932857772f146d7.jpg)
二の丸堀から銅門を見たところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b6/30374d0d4f79b41229d9eef0853bb695.jpg)
現在の城の入り口に当る。
高麗門の造りとなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c5/726aa0852933bfbccb448ca29fcf6444.jpg)
二の丸堀と隅櫓
好きな構図であるが、時間が遅いため暗い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/23/cfa2a71a1e7839bddb20a80b7d1d1796.jpg)
二の丸堀
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ad/16739f402e5a353eaded48fd84b76b9b.jpg)
最後は午後4時近くになってしまい、暗いイメージになってしまった。
もう少し明るいうちに訪れておけば良かった、と悔やんでいる。
食事と買い物、それに駐車場探しに時間を費やしてしまったのが響いた格好だ。
今回の城を巡る旅も終り、この後小田原・厚木道路を経由して東名高速で帰路についた。
連休最後だったので渋滞が予想されたが、それほどでもなかったのにはほっとしている。
これで27の城を巡ったことになるが、まだ1/3にも達していない。
これからは、次第に遠くの城になるが、今後も時間を見つけては城巡りを続けていこうと思っている。
ウマさんの「日本100名城巡り」の目次(日付順)に戻る。
ウマさんの「日本100名城巡り」の目次(お城順)に戻る。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます