ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

駒止湿原ハイキングとひめさゆり

2011年06月19日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2011年6月19日(日)


常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「駒止湿原ハイキングとひめさゆり」に参加した。
「健康ウォーキングの会」からは、自分と会長の2名が参加した。

5時40分、荒川沖駅前からバスに乗り込んだ。
早速朝の弁当が配られた。
あまりお腹は空いてはいなかったが、石岡ICから高速に乗る前に食べておいた方がいいだろう。
焼きそばとハムが盛られたホットドッグは、初めてである。


常南交通バスは、28人乗りの中型である。
この種の企画であれば、45人乗りの大型が普通だが、行き先が福島県ということもあるのか、やや少ない。
数人が体調不良で不参加のため、結局、全部で19名の参加となった。


常磐道・北関東道・東北道を乗り継ぎ、東北道西那須野ICで降りてからは塩原温泉郷から会津田島を抜け、
10時25分、ようやく「駒止湿原」(こまどしつげん)に到着。

途中、昼食の弁当が受け取り先の会津田島への配達が遅れる、というハプニングもあったが、
荒川沖から4時間半、取手から参加した人は5時間もかかったことになる。
やはり南会津は遠い、ことを実感した。


この日は日曜日のため、駒止湿原の駐車場は満杯だ。
溢れた車が道端にずらりと駐車されたままである。


駒止湿原入口の看板の前は大勢の人で賑わっていた。
尾瀬ほどではないにしても結構な人出である。


ここが駒止湿原の入口になる。


震災復興への支援協力金になれば、と、有料(200円)の小冊子を購入。


湿原内は平坦な木道で、距離も短い、ということで準備体操は省略である。
先頭きって颯爽と歩く、我らが自慢の「健康ウォーキングの会」会長


入って直ぐに小さなブナ林があり、そこを抜けると・・・


湿原らしき広い場所に出た。


参加者たちは、盛んにシャッターを押していた。


大谷地(湿原の固有名詞)に差し掛かると、一面にわたすげが咲き乱れていた。


わたすげの湿原を進む。
この辺りは一方通行だが、木道は細くて、避ける場所が少ないため、ゆっくりと立ち止まって鑑賞している余裕はない。
どんどん前に進むしかない、といった状態である。


しかし、これほどのわたすげの群生を目の辺りにするのは初めてだ。
『素晴らしいわネっ』あちこちから感嘆の声が上がる。


ひと際大きく咲いて目を引くコバイケイソウの花。


緑に包まれた湿原の景色は、一味違った感動を与えてくれる。


緑の中に白樺の真っ白な幹がアクセントを添える。


ところどころに置かれたベンチには既にたくさんの人が一休みしていた。
この分では空きベンチを見つけるのは、難しそう!


大谷地を過ぎ、小さなブナ林を抜けると・・・


白樺谷地水無谷地方向を示す標識がある。


白樺谷地・水無谷地への道は、砂利道になっている。


白樺谷地からは、一本の木道を両方向からの人が歩くため、互いに道を譲り合いながら進むことになる。
木道に人の列が続く。


ベンチは、ご覧のような状態である。


撮影が終わるまで待たされている人も。


3つ目のブナ林を抜けると・・・


水無谷地の広い湿原が広がる。


ここでもわたすげの群生を見ることが出来る。


尾瀬沼とはまた違った風景だが、素晴らしい。


ところどころに咲いているレンゲツツジの朱が色を添えてくれる。


湿原の真ん中に立つ枯れる寸前の木も景色の大切な要因だ。


水芭蕉は、既に終わっていた。
まら次の年もきれいな花を咲かせて目を楽しませてくれるのだろう。
『水芭蕉の咲く頃に来てみたいわねぇ』の声があちこちから聞こえた。


水無谷地の突き当りがこの日のコースの折り返しポイントになっている。


バスの添乗員からは、『水無谷地の突き当りの木陰で昼食でも』と勧められていたが、
それらしき適当な場所が見当たらないため、引き返すことにした。
バスまで引き返してバスの中で昼食、ではせっかくの弁当も方なしである。
ちょうどうまい具合にベンチが空いたので、ここで弁当を広げることにした。


おにぎりとおかずが2段重ねになっており、味もまあまあといったところ。
しかし、廻りの景色を見ながらの弁当はやはり美味い。
(一口ほど食べた後で、写真を撮っていなかったことに気がついた。食べかけをお見せするのは心苦しい)


昼食後、出発地点を目指して歩いて来た道を進む。


帰りの道は、途中で湿原から少し外れる。
木道ではないが湿原とはまた違った視界が広がる。


白樺の並木道”とでも名付けたい風景である。


ブナの植樹が行われている。
何十年か後には、立派なブナの林ができていることだろう。


駒止湿原を歩き終え、次の目的地、ひめさゆりを求めて「高清水自然公園」に向かったのだが・・・
(写真はバスの車窓から見たホテル南郷)


ホテル南郷からほど近い南郷スキー場駐車場の案内には、”20日からオープン”の表示が。
今日は19日なので、ここから先は進めない???らしい。
しばらく地元の案内人と常南バス添乗員の押し問答が続く。
漏れ聞こえる添乗員の話では、17日に現地に確認済み、を強く主張しているように聞こえたが・・・


地元の案内人から、高清水自然公園のひめさゆりはまだ全く開花していないので、案内しても申し訳ない、
南郷スキー場であれば少しは開花しているので、南郷ロッジまで別のバスで送迎するよう手配したい、
との提案があって、それで話がついたようだ。
後から添乗員に聞いた話だが、せっかく福島まで来て貰ったのに、手違いでひめさゆりを見ないで返すのは申し訳ないため、
何とかひめさゆりを見て貰いたい一心だったとのこと。
しばらくして19人乗りのマイクロバスバスが我々一行を迎えにきた。


バスを乗り換えて、10分ほどで南郷ロッジに到着。


ゲレンデ一面にひめさゆりが咲き初めていた。


草の丈ほどの可愛らしいゆりである。


ひめさゆり1


ひめさゆり2


ひめさゆり3


何とかひめさゆりを見ることができ、一応満足して戻りのバスに乗り込むと、
運転手さんは、さらに一段高い見晴しの良いゲレンデまで案内したい、という。
観光客を大事にする地元の人の心意気には頭が下がる思いだ。

『素晴らしいわねぇ』『最高の景色だねっ』 あちこちから感嘆の声が。
高清水自然公園からの眺望を期待していた人達からも、この眺めには絶賛の声が上がっていた。


思い思いにカメラに納めて大満足だ。


最後に思い出に残る素晴らしい眺めを提供してくれた運転手さんの臨機応変な対応に、拍手を送りたい。
しかも、バスの提供から送迎まで”全て無料”というから、恐縮してしまう。


山口温泉きらら289」で汗を流して帰路についた。


北関東道の壬生ハイウエイオアシスに立ち寄った頃には、日もとっぷりと暮れていた。



この日は、出発してから15時間半という長い一日であった。
昼食弁当が遅れたり、予定していた高清水自然公園のひめさゆりとは出会えなかったりした小ハプニングはあったが、
最後に素晴らしい景色を堪能することができ、思いでに残るバス旅行となった。


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