24日、共産党都議団は「築地市場の解体工事は直ちに中止することを求める申し入れ」を知事に行いました。
築地を守れ──以前からそう思ってきましたが、都議会議員になってから、築地市場について勉強をする中で、その思いを強くしてきました。
以前のブログでも紹介しましたが「歴史的建造物を壊すことをせずに、その中身は現在の必要のために使う」ということが改めて重要だと思います。
環状2号線の迂回道路の工事は、アーチ型の建物にかからないということがわかりました。
歴史を大切にするということは、未来を拓くことです。
#共産党都議団 は知事に「築地市場の解体工事は直ちに中止することを求める申し入れ」。
— 池川友一 (@u1_ikegawa) 2018年10月24日
環状2号線の迂回道路の工事は、歴史的建造物であるアーチ型の建物にかかりません。知事の希望があれば築地に戻れるようにするという発言に責任をもち対応することを求めました。https://t.co/93PVRBt1c5 pic.twitter.com/3mt5Gmxwje
築地を考える導きの糸。
— 池川友一 (@u1_ikegawa) 2018年10月24日
「過去と現在は一本の糸のようにつながっている。現在を懸命に生きて未来を拓くには、過去に学ぶべきだ」「歴史的建造物を壊すことをせずに、その中身は現在の必要のために使う」(井上ひさし『ボローニャ紀行』)
一度、壊せば二度と戻らない。「築地」を守ることがレガシー。 pic.twitter.com/Nc25wLQVCy
以下、申し入れ文です。
東京都知事 小池百合子 殿
2018年10月24日
日本共産党東京都議会議員団
築地市場の解体工事は直ちに中止することを求める申し入れ
10月11日、豊洲市場が開場し、築地市場の解体工事が始まりました。多くの方々が「築地市場は残してほしい」と声を上げています。
小池知事は昨年6月、「築地は守る、豊洲を活かす」とする基本方針を打ち出し、「希望があれば、豊洲市場に移転し5年たったら築地に戻れるようにする」と発言しました。
小池知事は、土壌汚染が残る豊洲市場への移転を強行しましたが、豊洲市場では、様々な問題が起きています。開場日には、ターレから煙がでるぼや騒ぎやターレとターレに挟まれ女性が怪我をするという事故が起きました。その後も、排水溝のバスケットが、ごみですぐに詰まったなどの問題が発生しています。
地下水管理システムの機能強化を行っても、10月17日の地下水位測定では33カ所のうち18カ所でA.P.(荒川工事基準面)+2メートルを超えており、目標の水位に到達していません。
豊洲市場で営業をスタートした市場業者の方たちからも「築地市場は解体しないで戻れるようにしてほしい」との声が寄せられています。築地市場は建築家・研究者からも「築地市場のアーチの建物は、歴史的建造物であり後世に残すべきだ」との要望が出されています。
環状2号線の暫定迂回道路は11月4日に開通する予定ですが、その建設に伴う解体工事では、築地市場のアーチの建物までの解体は必要ありません。小池知事の「築地は守る」という公約を守るなら、アーチの建物を解体することは許されません。
小池知事は「5年たったら戻れるように」と発言していました。そうであるならば、戻れるようにするために、築地市場の解体工事は直ちに中止することを強く求めるものです。
以上
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