「都立・公社病院を守れ」と声を上げてきた人たちの思いを背負い、都議会の本会議に出席しました。
小池都知事から提案された、都立病院条例の廃止、東京都が都民に直接医療を提供する病院事業の廃止条例など、都立・公社病院の独法化を進める議案が、自民、公明、都民ファ、維新などの賛成で可決されました。
採決の瞬間、怒りと悔しさでいっぱいになりました。
■独法化する理由は、ことごとく破たん
日本共産党都議団は、関連議案に断固反対の立場を貫き、この議会でも最大の焦点として論戦に挑んできました。
論戦の結果、東京都が都立・公社病院を独法化しなければならないと説明してきた理由は完全に破たん。にもかかわらず、独法化を強行しました。
日本共産党都議団は、斉藤まりこ都議が討論にたちました。
討論全文はこちら→https://www.jcptogidan.gr.jp/report/5900/
- コロナ対策の独法化という理由は破たん
──独法化した大阪では、人口100万人あたりの死者数が全国1位。都立・公社病院はもっとも先進的、柔軟にコロナ対応してきた - 「行政的医療を将来にわたって提供する」ための独法化という理由も破たん
──将来にわたって統廃合しないのかという追及に、統廃合を否定しないばかりか、石原都政が八王子、清瀬、梅が丘の3つの小児病院を廃止し、統廃合したことを評価。小児病院廃止の痛みは、いまなお深刻であることは明らか - 公務員を減らすことが独法化の本質
──行革推進法が、地方公務員の数を減らして、行政にかかる財政支出を削減するために独法化を推進、その結果全体の奉仕者である公務員6838人の身分を強制的に奪う - 独法化を提言した都立病院経営委員会の「提言」は地方自治法違反
出発点から問題があり、その理由が完全に破たんした独法化を強行したのです。
都民ファーストや公明党など、独法化に賛成した会派がこの最大の焦点になった問題について、最終討論で一言も触れることができなかったことに、反論できなかったことを示しています。
都立・公社病院の独法化中止を求めるみなさんと力を合わせ、7月からの実施を中止させるよう最後の最後までがんばりぬく決意です。
にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます