石原慎太郎元都知事が記者会見を行いました。
一体、何のための会見だったのでしょうか? 自分の責任は棚上げにする姿勢に終始しました。
大山とも子幹事長は、「石原氏は記者の質問に対して、部下が決めたとか、専門家が決めた、自分は素人だなどと、自身の責任逃れに終始したことには、あきれ果てました」とコメントを出しました。
さらに「都が2011年に東京ガス豊洲工場跡地を購入した時に、石原氏自身が東京ガス側に土壌汚染費用の追加負担は求めないことを文書で約束したことについても、去年の10月に都から質問を受けて初めて知ったなどと答えたことは、無責任もはなはだしいと思います」とコメントしています。
豊洲問題は、嘘とゴマカシによって進められてきました。盛り土をせず地下空間が存在していたこと、汚染土壌はすべて取り除いたとしていたが実際には汚染が確認されたところ以外では取り除いていないことなど例を挙げれば枚挙にいとまがありません。
さらに、豊洲問題特別委員会で重大な事態が明らかになりました。曽根はじめ都議団副幹事長が次のようにコメントしています。
湘南分析センターにより、地下水モニタリングポストは水没や破損、変形、目詰まりなどが合計59ヵ所で確認され、さらに採水をするためパイプを切除した箇所があるなど、採水困難な状況があったことが明らかになりました。
また、復水に時間がかかるモニタリングポストについては、手順書にそわず井戸に溜まった水を試料とするよう都から言われたことも明らかになりました。
しかも、昨年12月に速報値を都に報告したときに東京都環境局も同じ試料で分析した結果、同様の数値が出たことも明るみになり、「暫定値」とした都側の判断にも疑念が生じます。
以上、今回の参考人質疑で初めて明らかになった事実が多々あり、それらを都が都民や議会に対し隠蔽してきたことは極めて重大であると言わざるを得ません。地下水モニタリング調査に関し、都の対応は多くの疑問があり、百条委員会で解明すべきと考えます。
いよいよ百条委員会が重要です。
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