∞doors 八戸探検隊

8を倒すと∞になる!青森県八戸市の美味しいもの、楽しいところを紹介します。生活や観光に役立つデータベースを目指します!

麺の房 ながおか【閉店】

2011年04月11日 | ラーメン
45号石堂の交差点、パチンコ屋さんの駐車場のとなりにひっそりとたたずむラーメン屋さん。


昨年まで8年間続いたという『九州長浜ラーメン 山下商店』の店主が独立してリニューアルした『麺の房ながおか』だ。


メニューはシンプルだ。
大きく分けて

・超濃厚な鶏白湯と魚介スープのバランスがやさしい味わいの『鶏そば』

・大量の煮干が暴れ、それを濃度の高いとんこつスープが全体の味をまとめる『豚そば』

の2種類のみ。
これに味玉やちゃあしゅうが載るバリエーションがある。




当店一番人気という『(醤油味の玉子)味玉鶏そば』760円。

八戸ではまだ珍しい濃厚な煮干と節の魚介風味と、既存の鶏白湯のイメージを覆すほど超濃厚な鶏だしとが相まって、類を見ない絶妙な味わいとなっている。
バランスが崩れるため「抜き」はしません!という具材も焦がしネギから青菜、海苔にいたるまで、シンプルでありながら、どれもが必然でどれが欠けてもこのラーメンにはならないのだろう。
味玉には醤油と塩昆布の2種類がある。

スープはかなりこってり気味で、脂っこいラーメンを好まない人にはあまり薦められないが、濃厚な2つの味をここまで上品にまとめたスープはなかなかお目にかかれない。ここまで来るのには大変な苦労があったのだろうと思う。



豚そばちゃあしゅうめん 980円

より暴力的な煮干風味と濃いいトンコツ風味の豚そば。
上品にまとまった鶏そばと打って変わって、こちらは荒々しい暴力的な濃度と味わいがまた、魅力。
ただ、初来店の時にはやはり、完成度のより高い鶏そばをオススメしたい。


鶏・豚それぞれに太さの異なった自家製麺を使っている。以前の博多ラーメンの時よりも数段美味しくなった印象。


替え玉で麺の固さを変えて楽しむのはもちろんだが、残ったスープにご飯をぶちこんで食べるのもまた至福。
ちょっとお下品かな?と思うかもしれないが、スープとご飯が『鬼のように』よく合うと店主もオススメの食べ方だ。

ご飯におまけでついている辛子高菜もまたうまし。
持ち帰りでも売ってるから、ビールのつまみやカップめんに入れて食べるのもおいしそう。



山下商店の時代から月に数回、鶏そば試食の日をもうけ、研鑽を重ねた店主。
ここにいたるまでいろいろ迷走した時期もあったようだが、満を持して放つ鶏そばを是非お試しください。

津軽地方の煮干ファンにも是非、出張してでも食べてもらいたいラーメン。今、八戸で個人的にイチオシの一杯!



麺の房 ながおか
営業時間
12:00~14:15
18:00~20:30(売り切れ終了)
定休日:木曜日
※あらゆる場合においてスープ最優先として、営業時間が変更になる場合有り

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