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No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

セカンドサービスが勝負を分ける~フェデラーウインブルドン優勝~

2006年07月10日 | Weblog
世紀の対決、フェデラーVSナダル、ご覧になりましたか?
遂にフェデラーがナダルを倒しましたね。
僕としてはフェデラーが好きだし、このところずっとやられていたので、
とてもうれしいです。

勝敗を分けるポイントはいくつかあると思うのですが、
技術的な差で言うと、セカンドサーブの違いが出たように思います。
フェデラーの特長はファーストサーブとセカンドサーブの差がそれほど大きくないこと。
スピードもそうですが、それと同時にワイド、センター、ボディーと
いろいろとコースを打ち分けることができます。
それに対してナダルのセカンドサーブはスピードが落ちるし、
コースが単調なので、勝負所でフェデラーに思い切り回り込まれて
引っぱたかれてしまいました。

それにしても、今大会を観ていて、ナダルの潜在能力の高さに驚かされました。
1試合ごとに強くなっているような感じで、芝のコートにも十分対応してきましたよね。
フェデラーとの試合の中でも時間が進むにつれ、
どんどんタイミングがあってきてるように思いました。
それにファーストサーブもフレンチのときに比べると格段に良くなってましたよね。
おそらく今回の敗戦で、今後セカンドサーブも改良してくるでしょうから、
もっともっと強くなる可能性を十分に秘めています。

フェデラーに関して言うと、フレンチのクレーのときに比べて
明らかにプレーしやすそうでしたよね。
まず動きが違う。
クレーのときは、なんかモタモタしてる感じがするのに対して、
芝ではイキイキと動きまわってました。
でもウインブルドンと言えども決勝ぐらいになると、
ベースライン付近はハゲてしまってて、ほとんどクレーみたいでしたよね?
なんで、フレンチでも発想を変えればスムーズに動けるようになるんじゃないかと
思ってしまったのは僕だけでしょうか?笑
(まぁ、ハゲた芝とクレーは違うものなのかもしれませんが・・・)

次は8月末から始めるUSオープンですね。
二人の天才がライバル関係によって進化していくのを楽しみにしましょう。

ピンチのときこそ、目の前の1ポイントに集中する

2006年06月14日 | Weblog
ワールドカップ初戦、対オーストラリアでの敗戦は痛かったですね・・・
1-0リードで迎えた後半残り10分からの3失点なんて、誰が想像したでしょうか?
1-1の同点に追いつかれたときに気持ちを切り替えれなかったことが、
この大敗につながったひとつの原因でしょう。

これには僕自身もすごく勉強させられました。
試合中、リードしながら、しかもチャンスが何度もありながら、
追いつかれてしまうということは多々あることです。
このときに頭を切り替えて、目の前のポイントに集中していかなければならないんですね。

冷静なときに考えると本当に簡単でシンプルなことですが、
実際その場面になると、なかなかそう思えないものです。
しかし次そういう状況になったときには、
心の修行だと思って切り替えに挑戦してみましょうね。

それでは

走る力、崩す力をスウィングに利用する

2006年06月12日 | Weblog
全仏オープン、終わりましたね。
個人的にはフェデラーに優勝して欲しかったものの、
ナダルのプレーは凄まじく、優勝者として最もふさわしいプレーヤーだと思いました。

彼のすごいところは、なんと言っても走らされた後のカウンターです。
普通なら触れもしないボールに追いつき、
そこからさらにスーパーショットが放たれます。
こんなプレーヤーは今まで見たことがありませんよね。

注目すべき点のひとつは、そのカウンターを打つとき、
彼の身体が崩れているということです。
身体ごと乗り込んでいき、崩れていくときに発生する力を利用して
スウィングをしているんですね。

普通のプレーヤーだとボールに追いついた後、身体を安定させて打とうとしてしまいます。
これだと、せっかく動きの中で発生している力を利用できず、
もう一度ゼロから力を発生させ直さねばならなくなります。

全仏オープンの放送では、スーパースローでのリプレーも結構やってくれますので、
そういう視点で一度ナダルを見てみてくださいね。

それでは

骨を感じれるぐらい脱力してプレーする

2006年06月09日 | Weblog
浅草の和童塾では、蹴りや突きのような武道と直結するようなワークも結構あります。
その中でひとつで、”前蹴り”というのがあるんですけど、
これは実は骨盤を動かすワークで、後倒させた骨盤を前傾させながら蹴りを出します。
大雑把な説明で正確性に欠きますが、
背中を丸めた状態から反る状態に持っていきながら前蹴りをするとイメージしてもらえると
わかりやすいかもしれません。
まぁ細かいところはあまり重要じゃないんですけど・・・

このワークをやりながら気付いたことなんですが、
鋭く速い蹴りを出そうとすればするほど、蹴りは鈍く遅くなるんです。
逆に力を抜くことだけを考えてやっていると、
だんだん要領がわかってきて鋭い蹴りが出ることがあります。

そして力を抜いてできたときの感覚は、
骨盤と股関節が離れて飛んで行きそうに感じになります。
言葉で書くと危なそうですが、やっている本人はこの感覚がとても気持ちいいんです。
これが松本先生がおっしゃってる、”骨がカシャカシャ動く”ってことなんでしょうね。
力を入れてしまうと筋肉が邪魔をして、全然伸びていかないことが、
良くわかりました。

テニスでも同じハズです。
力を抜いて、骨盤、肋骨、肩甲骨などがうまく連動し、
腕が吹っ飛んでいくような感覚で打てたら気持ち良いでしょうね。
骨を感じれるぐらい脱力してプレーすることが第一歩なんでしょう。
精進していきましょうね。

現時点の身体でできることを見極める

2006年06月08日 | Weblog
最近和童塾の影響で知識が急増しています。
知ってしまうとどうしてもチャレンジしてみたくなるものですが、
身体のレベルと身体意識のレベル自体はすぐに変わるものではないのが難しいところ。
いろんなことを試していくうちに、頭も身体も混乱してきておかしくなってしまうこともあります。

今日の僕はそんな状態に陥りました。
なので、付け焼刃の知識は一度忘れてしまって、
とにかく拘りを持たず、ゴチャゴチャ考えず、脱力して楽にテキトーに打つことにしてみました。
気をつけたのは、”握らない”ということぐらいでしょうか。
そうすると、しばらく忘れていた良い感覚が蘇ってきたんですね。
”脱力”こそ原点。
頭で考えていると、どうしても力みが入ってスムーズに動作できないみたいです。

知識を得たときに試してみることは、当然すごく大切だと思います。
そうじゃないと進歩しませんから。
ただ、自分自身がその知識を実践できる状態(身体のレベル)であるかどうかを見極める必要もあります。
すぐに効果があることは取り入れるべきでしょう。
効果が出そうだけど、力みが入ってしまうものに関しては、
コート上でチャレンジすることに拘るのではなく、
コート外でそれが実践できるように身体作りに精を出すほうが良いのかもしれませんね。
おそらく身体の準備が整えば、勝手に身体がその要素を取り入れたがるものなんでしょう。
現時点の実力以上のことを無理してやっても、壊れていくだけかもしれません。

こんなことを感じた日でした。
正解かどうかはわかりませんが、参考にしてみてくださいね。
それでは。

重心移動が全ての動作のきっかけになる

2006年06月06日 | Weblog
和童塾の松本義光先生が常におっしゃってることですが、
動き出しもスウィングもそのきっかけとなるのが”重心の移動”です。
この重心の移動をうまく使うことにより、
無駄に筋肉を使わずスムーズに動くことができるようになります。

今日はこの考えを元にサーブを練習してみました。
トスをすごく前にあげ、身体が前に入り、腕が勝手に出てくるようにできると、
力を使わずともすごく良いショットが打てました。
よく考えてみると、僕の場合、ダブルスのほうがサーブが良いんです。
シングルスのときのほうが、サーブの威力が落ちたり、
ダブルフォールトしたり崩れることが多い。
それはダブルスのときのほうがサービスダッシュすることで、
自然と重心移動ができていたからなんですね。
(もちろん、ダブルスでさえも重心移動が十分にできていたわけではありませんが。)

そして僕にとってもっと大きな発見だったのは、
トスでも重心移動がとても重要だということです。
僕はトスが結構苦手で、どうしてもスムーズに動作を行えず、
やり直すことがたくさんあります。
今までもあげ方を工夫してみたり、メンタルトレーニングをしてみたり、
様々な試みをしてきましたが、大きな効果をあげることができませんでした。
しかし今日は重心移動をきっかけにしてトスするようにしてみたところ、
とても良い感じで動作することができました。
解決策がようやく見えてきたので、後は身体で覚えるまで練習することですね。

”重心移動”、これをいかに利用していくかということが、
これからのキーになっていきそうです。
みなさんも重心移動を見直してみてくださいね。

それでは

6月4日和童塾サマリー

2006年06月05日 | Weblog
参加者のみなさん、お疲れ様でした。
昨日もおもしろかったですね。
日常の”歩く”という動作の中にも、あれだけ重要な要素が含まれているんですね。
松本先生がいつもおっしゃってることですが、
我々大人は既に自分の中で運動システムができあがってしまっています。
それがそのままテニスコート上でのパフォーマンスとして現れているんですね。
なので、運動システムを再プログラムしない限り、大きく進歩することはありません。
テニス暦の浅い人ならともかく、僕みたいに20年以上テニスをしてる人は特にそうです。
そして”歩く”というのはかなり基本的な動作で、
そこから、”走る”、”打つ”などの応用的なものへ繋がっていくんですね。

さてサマリーです。
難しい動作もあったかと思いますが、
毎日やることで必ずいろいろな発見が出てきます。
ボールを打つより重要なことがたくさんありますから、
ごちゃごちゃ考えず、言い訳せず、とにかく数をこなしていきましょう。

■四股(?)
 ①壁について真っ直ぐに下ろす
 ②壁から離れて行う

■開脚
 ①股関節を左右交互に振る(”股関節から”という意識が重要!)
 ②股関節を左右同じ方向に振る
 ③身体を前に倒す(骨盤は前傾、股関節は外へ。身体の固い人は下に何かひく。)
 ④肘を地面につけて前方に持っていき腕を回す
 ⑤肩を地面につける。そして腕を回す
 ⑥腕をスパイラスしながら前方に伸ばし、脇の辺りをゆるめる

■股関節歩き
 ①まず膝がつく高さで行う
 ②↑の感覚で股関節で歩く
 ③②の要領で歩けたら、左右への展開
 ④中腰で前方へ
 ⑤そして後方へ


負けた試合を冷静に分析すると・・・

2006年06月01日 | Weblog
昨日、今日と埼玉オープンというJTTの大会に出てきました。
日本ランキングで10位台の選手が何人も出ている割合大きな大会ですが、
亜大時代のつながりでワイルドカードをもらって予選に出場することができました。

結果は予選の1,2回戦は勝つことができましたが、
決勝で高校生(?)に1-6、0-6の大敗退。
最近の子たちはボール速いですね。
なんて、オジサンみたいなコメントで嫌ですが。笑

それにしても試合で普段練習していることを出すのって難しいですね。
どうしても球質が落ちて、相手に先に攻められてしまう・・・
というようなことを試合後に考えていましたが、
よく考えたら練習でも常に良いボールが打てているわけでもなく、
日によっても違うし、球出しかラリーかゲームかという状況によってもかなりバラバラなんですね。
ということは、やっぱり実力ですね・・・

本番の試合で使えるようになるには、
今やろうとしてる身体の使い方の神経を
ずっとずっと太くしなければならないことを痛感しました。
それから練習方法についても、簡単な球出しばかりではなく、
高さを変えたり、回転を変えたり、状況を変えたりしながら、
いろんな状況を想定しながらやっていく必要がありそうです。
そして周りの状況に影響を受けない精神的な修行も必要ですね。

道のりは長いですが、まだまだ自分の可能性を引き出せてないと思うので、
地道にやっていこうと思います。
一緒にがんばっていきましょうね。

それでは

息がつまったときに力む

2006年05月30日 | Weblog
前にも同じようなことを書いたことがありますが、
どうも僕がミスをするときの原因は、
息がつまってしまって、間がうまく取れないときに起こるようです。
球出しのボールを打つときと、ラリーなどの対人形式なったときで、
間の取り方が全然変わってしまいます。
ラリーになると、熱くなって呼吸が止まり、力んで出力しようとするので、
全くタイミングの合ってない変なミスがすごく増えます。

僕の理想は常にニュートラルな心と身体を保ち、
動きとショットを打つときの境目がないぐらい、プレーが流れていること。
もちろんそれを実現するためには、心の持ちようだけでは足らず、
膝や股関節を抜くというような、身体動作の技術とも大きく関わりがあるんですけどね。

理想にはまだまだ遠いですが、ラッキーなことに
和童塾のお陰で何をどう練習すれば良いのかがある程度わかっています。
いつかできることを楽しみにがんばっていきたいと思います。

それでは

5月28日和童塾ワークサマリー

2006年05月29日 | Weblog
参加されたみなさま、お疲れ様ででした。
昨日もまたまた斬新な内容でおもしろかったですね。
斬新過ぎて、和童塾後の道場のボレー練習会では何をやろうか若干悩みましが(笑)、
思い切って習ったばかりの浅知恵でやってみたところ、
すごくうまくいってラッキーでした。ギャハ

またワークも難しいものが多かったですね。
でも、すぐにできなくて当たり前。
(できるぐらいなら、もっとテニスがうまいハズです。)
ですから、地道にやっていきましょうね。

個人的な意見ですが、肋骨自体の操作より、
肋骨と骨盤を分けるということのほうが難易度は低いと思います。
これだけでも、相当ショットの威力が変わってきますから、
是非是非やってみてくださいね。
ちなみにこれが道場で言う、上半身と下半身の分離です。

いつものように以下にワークをまとめておきます。
塾に出るだけでは、わかった気になるだけですから、
自分のものにできるよう、がんばっていきましょうね。

■肋骨と骨盤をわけるワーク
①胸を残し、骨盤を左右に振る
 (筋反射で勝手に戻る感覚を大切に)
②骨盤を残し、胸を左右に振る
 (寝て行うのも可)

■肋骨を左右でわけるワーク
①左肋骨を縮ませながら前に出す+右肋骨を広げながら後ろに動かす。
 (反対の動きと合わせて交互に)
②左肋骨を縮ませながら後+右肋骨を広げながら前へ。
 (反対の動きと合わせて交互に)
③うつぶせに寝て左右の肋骨を伸び縮みさせながら全身
④爬虫類歩行(手を外に向ける。左右肋骨の伸び縮みを使う?)
⑤哺乳類歩行(肋骨を縦方向にローリングさせる)