霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

オーロラの話(5)

2017-09-12 03:15:06 | 南極の思い出
珍しいオーロラとして、越冬間もない時に見たものですが、何の前ぶれもなく、いきなり大きな丸い渦が現れて、勢いよく回転しながら火花を散らしつつ、北から頭上を通って南に走り去ったオーロラがありました。
単独で広がりもせずに、ちょうど大八車の車輪に火が着いて、ネズミ花火のようにグルグル回って走り去ったという感じです。越冬中にたくさんのオーロラを見ましたが、このようなものはこれ一回だけでした。
まだ外作業を終えたばかりでしたので多くの隊員が目にし、皆一応にとても興奮していました。ここのスケッチは絵の上手なM隊員が描かれたものです。

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