霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

オーロラの話(4)

2017-09-10 20:41:26 | 南極の思い出
一晩のオーロラの動きは、通常次のように経過します。
1、夕方(と言っても暗夜ですが)になると、南側(極方向)の地平線低くアーチ状のぼやーとした白い淡い光が現れます。
2、淡いアーチ状の光は何時間もそのままですが、少しずつ天頂に向かって高くなり、徐々に明るくなってきます。
3、突然アーチの一部がグニャーとよれるように曲がり始めます。するとそこが急に明るくなって光が急速に周囲に拡がります。ブレークアップ(爆発)です。オーロラの縁に光に色がつきますが、ちょうど理科で実験したアーク放電の色です。
4、シュシュシュッと言う感じで、盛んに光が伸びたり流れたりはためいたり激しく動きオーロラのクライマックスです。数分間の饗宴です。
5、やがて光は薄くなっていき、夜空全体がボヤーと明るくなって終わりです。時には全天に拡がった薄い光の塊が明るくなったり暗くなったり点滅します。

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