鉄腕アトム(２)

アトムはロボットですが、漫画やイラストでは体つきも動作も人間と変わりないので適当に彫ってたのですが、やはり不自然なのです。そこで胸をのっぺらにして、腕はそのままくっ付けた感じにしたらロボットらしくなりました。

材質はケヤキで知り合いから貰った丸太から15×12×6cmの角材を切出してノコギリで大まかな形に整えていた時、十分注意していたのですが手元が狂って左人差し指を引いてしまいました。血がなかなか止まらず疼きも強かったので翌日病院に行きました。

形成外科で若い女医さんが容赦なく皮膚の中を綿棒で洗い流し、釣り針のような針で手際よく7針程程縫ってくれました。手先の器用さが羨ましく、きっと木彫りなんかも上手に彫れるんだろうなと縫われながら想像してました。

一月程でまたやる気が出てきたので、恐る恐るノコギリを持って再開し20日程で出来上がりました。