霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

女人禁制

2018-05-16 20:05:33 | つぶやき
伝統は、人間の寿命より遥かに永い歴史を持つので、個人の思惑を超えた尊厳のあるものと思いますが、最近土俵上の女人禁制の問題が話題となりました。
話は違いますが、小さい頃よく「ご先祖様に罰が当たる」と言われ、罰が怖いと思う前に、何で子孫に罰を当てるのか、自分だったら子孫に罰なんか当てやしないから、そんなご先祖様なんかとは縁を切ろう…と反発心を覚えたものです。
女人禁制も、相撲の神様が焼きもちを焼くとかで、そんな心の狭い神様なのかと、にわかに信じ難いのですが、それより女は穢れたものとの考えが、何だか母や姉、そして妻や娘達を貶めているようで耐えられません。
全ての命は女人が生んでくれたものですので、土俵上の男も全て穢れた女人から生まれたとなれば矛盾そのものだと思うのですが、……伝統について考えさせられました。