嘘つきの母ちゃんの言うことはききたくない！

言われてしまいました。
息子クン＠６歳に・・・。


「嘘つきのかあちゃんの言うことは聞きたくない！
　なんで、母ちゃん、嘘つくんやっ！」


と。



ことの発端は
寝なさいと言っても言うこと聞かず
ふざけ過ぎた息子。
この年頃の男の子っていうのはたぶんどこもそうだろうけど
おふざけが過ぎるんです。
調子づくと少々口で言っても怒っても怒鳴ってもだめ。

何度か口で注意して
それでも一向に寝る様子もなく騒ぐので

「これ以上、怒らせたらたたくよ」

と宣言して

それでもだめだから

ひっぱたきました。
ほっぺたを。平手で。


ツユマメ母ちゃんは
結構容赦なくたたく母ちゃんです。
子どもに手を挙げるのはダメって親も今頃では多いけど
私は、言うても聞かんなら叩く。

そうやって今まで育ててきました。


そしたら
ある程度小さなころから叩かれ慣れてるはずの息子が

さっと、顔色変えて部屋から出て行きました。
泣き虫のくせに、涙ひとつ流さずに。


それからしばらくして

今度はボロボロ涙を流しながら真っ赤な顔で帰ってきて
言った一言が冒頭のことば。


「嘘つきの母ちゃんの言うことは聞きたくない！」


続いて

「母ちゃんは、今日僕が嬢ちゃんの顔を叩いた時に
　言ったじゃないか。
　顔は叩いちゃだめって。
　だから僕はもう顔は叩かんって決めたのに
　なんで
　母ちゃんは僕の顔を叩くんか。

　母ちゃんは嘘つきだ！！」


と言って真っ赤な顔で精いっぱいの抗議をするんです。


こういうとき
口が達者なのは私に似たんだな・・・と思いながらも
母ちゃん、つらい立場。


確かに息子の言ってることは間違ってないんです。
今日、しかもたったさっき
保育園の帰りの車の中で兄妹喧嘩をして
エスカレートして妹の顔を叩いて泣かしたことについて
ひどく怒りました。

顔は叩いちゃいけん！と言ってきかせました。

なのに
母ちゃんは顔を叩いた。

もともと悪いのは息子クン。
なのに、こういうとき
そう正論を振りかざされてしまうと、母ちゃん親として立場ないし。



こういう時どうするか・・・。

「うるさい！母ちゃんは叩いてもいいんよ！」と開き直るか

それとも
親と言えども
悪いことした時はちゃんと認めんといけんかな。

と。

とっさに悩んだ末
ちゃんと謝りましたヨ。


「母ちゃんが間違ってたね。
　ごめんなさい」

と。


すると息子クン
さっと明るい表情を作って
そのあと
神妙な顔つきで

「母ちゃん、ぼくもごめんなさい」

と。


ついこないだまで赤ちゃんだった息子くん。
少々母ちゃんの虫の居所が悪かったりして
ヒステリックに怒ってしまっても
何かこっちにとって都合が悪いことがあっても
今までは簡単にごまかせてきたけど

もう
そうはいかない年になったんだなぁと。


大きくなったね、息子クン。

そして、
親になるっていうのは、今まで一人で勝手気ままに生きてきた時と違って
誰かの見本となるように２４時間ちゃんとしていないと
いけないんだなぁと改めて感じました。


育児は育自。


子どもたちがいるおかげで
母ちゃん、まだまだちゃんとした大人になれそうです。


ありがとう。



にしても
こないだまでおっぱい飲んでたような
わが子に言い負かされるとはやっぱり悔しい！！


母ちゃん、けっこうへこみましたよ。


　始終黙って見ていた夫が
　息子が部屋から出て行ってからひとこと
　
「おつかれさん」と。

　そして、その後、私がいないところで息子ともしっかり向き合って
　母ちゃんが先に謝ったけど本当は悪かったのは息子であること
　そろそろ
　これ以上ふざけたらいけんというところをわかるようにならなくちゃ。

　と話をしてくれたらしいです。


　くそ

　父ちゃんだけ、いいとこ持って行きやがって。


　これまた　悔しい！！


子育てはなかなか大変です。
今からこんなことじゃ、思春期が恐ろしや恐ろしや。



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