これも恒例となっている夏の青物釣り。
前回は鯖だけで不完全燃焼だったので、久しぶりに釣具屋へ行ってアイテムを購入し再挑戦となった。
平日だからなのかそれとも釣れていないからなのか堤防先端の釣り人は自分を入れて3人だけという今までに無い状況だったので迷わず左先端でしゃくることにした。
遠くでワカシらしきナブラが時々発生していたが近づく様子は無い。
狙いはワカシではなくカンパチなので遠くは気にせず足元を丹念に探るのがこの堤防流。
7時を回った頃最初のチェイスがあった。
しゃくりあげるルアーを10数匹のカンパチが一斉にヒラを打ちながら湧き上がってくる様はルアー釣りをやっている人にしか解からない感動の瞬間だと思う。
いつもはここでフックに触ることなくサヨナラしてどこかへ行ってしまうところなのだが今回は違った。
すかさずフォールさせてその場で数回しゃくると『グンッ』とロッドに重みが乗ってきたのである。
水中で掛かった魚がギラリと反転しながら大暴れ、鋭い突っ込みを繰り返したが遂に力尽き最後は鰹の一本釣りのように抜き上げられた魚は33cmのカンパチだった。
すぐにルアーを外して次ぎの魚をと手を伸ばすとなんとルアーは丸呑みされていた。
外すのに時間を取られて次ぎの魚は取れなかったが、そんな事よりも今回のルアー選択が正解だったという事が何よりの収穫だ。
こんな調子でしゃくり続けこの後2本のカンパチを仕留める事ができた。
途中、近くに沸いたナブラで小型のワカシを2本追加し10時まで粘って終了。
今回は潮とルアーが上手くマッチしていたのだと思うがいつもこう上手くいくと思ったら大間違いなのがこの堤防でのジギング。
色々なテクニックとアイテムとパターンを引き出しに揃えていければと思うのである。