気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Davichi ( タビチ )

2008-03-12 | R&B



다비치
Davichi
タビチ
Core Contents Media

〈 Member 〉
  이해리 イ・ヘリ 1985年2月14日生れ
  강민경 カン・ミンギョン 1990年8月3日生れ


                      강민경                      이해리


〈 Music Video 〉
       YouTube Channel DAVICHI 다비치

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2013.03.19 Davichi の、久々の、正規版のリリースだ
       2013.01.22 Davichiが3月に正規アルバムをリリース
       2012.11.12 Davichi、残留!?
       2012.10.08 Davichi、やっとキム・グァスと決別(当然だ)
       2011.08.29 Davichi、ミニアルバム「Love Delight」をリリース
       2010.05.07 タビジ、さすが聴かせてくれそう「INNOCENCE」


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      R&B

《 Audition / Video 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       Davichi
       me2day
       Daum Cafe




《 Album 》
        2集 「Mystic Ballad」 2013年3月
        MiniAlbum 「Love Delight」 2011年8月
        MiniAlbum 「Innocence」 2010年5月
        MiniAlbum 「Davichi in Wonderland」 2009年2月
        1集 「Amaranth」  2008年2月

《 myCollection 》
      1集「Amaranth」 / 2集「Mystic Ballad」
      Davichi in Wonderland / Innocence / Love Delight




【 2013.04.08 / 2集 】
きっと、紆余曲折が有った後の2集リリースだったろうと憶測する(確信する)。
(さらには、2人が「ビジネスデュオ」との(いまさらの)不和説の話題も)
2011年8月の「Love Delight」から1年6ヶ月と長かったが、まあ、とにかくDavichiの2集が聴けてよかった。
(正規版としては、なんと、昔では考えられない5年ぶりとなる)

ジャケット仕様は、紙仕様の比較的オーソドックスなものだが、(こちらが想う)正規版としては、あまり力をいれていない(金をかけていない)印象で、インナーの写真もシンプルな1パターンとなっていいる。
しかし、結果、簡素で落ち着いた仕上がりに感じ、私としては高好感だ。
(ただ、ボディーへの落書きは要らないように思う)
ひとつよく解らないのが「DAV9CH9」の表現で、なぜ「I」が「9」なのかが(私には)不明だ。

収録曲は全10曲(12トラック)で、オンラインとオフラインの曲順が、8トラックと9トラックで入れ替わっている。
リードトラックは、(ネット上)2曲目「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」となっているが、実際は先行公開された3曲目「거북이:カメ」も活動曲としてリリースしており、2週目の地上波からは「거북이:カメ」だけに替っている。
曲としても、2人の音的バランスとしても、私は「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」の方がいいように思うが、作者の関係か、あるいはイ・ヘリの関係だろうか(憶測)、1週で「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」に替ってしまうのであれば腑に落ちない。
(「거북이:カメ」は、イダンヨプチャギの曲で、イ・ヘリのための曲という印象を持つ(私は))
さらに活動曲は、7曲目のVerbal Jintとの「녹는중:解けていく」に替るのであろうか(?)、もしそうなら、ずいぶん短い時間の間に目まぐるしく変わる。(であれば、これは一体なんだろう(?))

プロデュースは、デビュー以来の권창현:クォン・チャンヒョンの名が消え、권시봉:クォン・シボンとなっている。
このクォン・シボンはGM Contents Mediaの代表で、김광수:キム・グァンスとは10年来の仕事仲間のようだ。
GM Contents Mediaには、現在、5dollsが所属し、Gangkiz(갱키즈)のプロデュースはキム・グァンスである。
なお、キム・グァンスが1988年に初めて作った会社名がGM企画(지엠기획)で、以前、私はこれらを混同したが、どうやらこの2つは別物のようである(しかし、本当に無関係なのだろうか(?))。
ところで、このクォン・シボンは、作曲家としてのデータは一切見当たらない。おそらくは、実際のプロデュースはCo-Produserでクレジットに書かれた김세한:キム・セハンと김정민:キム・ジョンミンによるものだろう(?)。
(キム・グァンスのGangkizも、そうなのかも知れないが、コレクションしていないので確認はできない)
いずれにしても、「お返し」な印象は受け、スタッフの名もマネジャー1人を除いてすべて前回の「Love Delight」からは変わっていて、なんとなくきな臭いイメージは受ける(あくまで、私の勝手な憶測だが)。

Track List
  01. 「한 사람 얘기:ある人の話」
     lyrics: 김이나  composed: 조영수  arranged: 조영수
  02. 「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」
     lyrics: 류재현 & 최성일  composed: 류재현  arranged: 류재현
  03. 「거북이:カメ」
     lyrics: 이단옆차기  composed: 이단옆차기  arranged: Seion
  04. 「사랑한다고 말했지:愛してると言ったよね」
     lyrics: 79  composed: 79  arranged: 79
  05. 「맛 있어서 눈물이나:美味しくて涙が出る」
     lyrics: 정석원  composed: 정석원  arranged: 정석원
  06. 「우리의 시간은 다르다:私たちの時間は同じじゃない
     lyrics: 강민경  composed: 이승환  arranged: 이승환
  07. 「녹는중:解けていく」 feat.버벌진트:Verbal Jint
     lyrics: 김진태  composed: 김진태  arranged: 김진태
  08. 「용기내 헤어질래:勇気出して別れるわ」
     lyrics: 강현민  composed: 강현민  arranged: 강현민 & 전영호
  09. 「잔소리:小言」
     lyrics: 류재현  composed: 류재현  arranged: 최성일
  10. 「You Are My Everything」
     lyrics: 이지원 & 압구정 보안관  composed: 압구정 보안관  arranged: 압구정 보안관
  11. 「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」 Inst.
  12. 「거북이:カメ」 Inst.

     NameList
       김이나:キム・イナ / 조영수:チョ・ヨンス / 류재현:リュ・ジェヒョン / 최성일:チェ・ソンイル
       이단옆차기:イダンヨプチャギ / 정석원:チョン・ソグォン / 강민경:カン・ミギョン
       이승환:イ・スンファン / 김진태:キム・ジンテ(Verbal Jint) / 강현민:カン・ヒョンミン
       전영호:チョン・ヨンホ / 이지원:イ・ジウォン / 압구정 보안관:狎鴎亭(アプクジョン)の保安官

「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」は、ステージを見ながら聴いた方がいい。
デュオでしか作りだせない微かな音の重なりを目で感じながら聴くことができ、2人が対等なバランスで迫ってくる曲の作りがいい。
作詞・作曲・編曲の류재현:リュ・ジェヒョンは2001年から、Davichi、SeeYaを含めかなり幅広く作品を残しているが、もしかすると勢いという意味では、10年後輩の이단옆차기:イダンヨプチャギが勝っているのかも知れない。
(なお、Davichiとは5年ぶりの再会となる)

そのイダンヨプチャギの「거북이:カメ」、もちろんいい曲なのだが、(CDで聴く分にはそうでもないが)ステージで観ると(聴くと)、最後の部分がイ・ヘリがメインな作りになっていて(当然ながら、そういう曲は多いが)、聴き終わると、なんだか2人の曲が終わった印象が薄れる。
(念のために書いておくが、私はとくにカン・ミンギョンのファンという訳ではない)

5曲目のタイトル「맛 있어서 눈물이나」をどう訳していいのか解らず、歌詞をそれなりに訳して内容を把握して、ネット上をいろいろ参考にしてみて、「美味しくて涙が出る」にした。
「맛이 있다」には「面白い」という意味もあるので、単に「美味しい」ということではないと思うのだが、歌詞の中に実際に、美味しいものを食べて、あなたのことを思い出して涙するようなので、これでいいのだと思う。
(本当は日本語的に意訳したいところだが、悲しいかな、その能力が無い)

カン・ミギョン、今回は作曲はしていないが、6曲目の「우리의 시간은 다르다:私たちの時間は同じじゃない」の作詞をしている。
作曲・編曲の이승환:イ・スンファンには、Story(스토리)という別名があるようだ。

7曲目の「녹는중:解けていく」の世に出て来方が、なんだか胡散臭い。
オンラインでトラック表示が有ったにも拘わらず、半月近くも遅らせて4月1日にリリースし、それだけならいつもの宣伝手法とも受け取れるが、オフラインのリリースが当初の3月28日から4月1日に延びたのが解せない。
考え過ぎだろうが、Verbal Jintとの間で何か有ったのでは(?)。(単にスタッフの何らかのミスかも知れないが)。
なお、作詞・作曲・編曲の김진태:キム・ジンテは、Verbal Jint(버벌진트)である。
しかし、いろいろ勝手に詮索した割には、大した曲には聞こえない(私だけ(?))。
また、この曲のタイトル訳もなんだか難しい。
「녹다」には「熱で溶ける、水に溶ける、体が温まる、気を落とす、酒色におぼれる、酔ってぐったりする」などの意味があるようだが、歌詞の内容から「解けていく」とした(「~는 중」の「~中」は「~していく」とした)。

「잔소리:小言」、この曲も「둘이서 한잔해:二人で一杯飲んで」のリュ・ジェヒョンの作詞・作曲となっている。
しかしこの曲、2007年2月に이효리:イ・ヒョリがデジタルでリリースされた「Toc Toc Toc」、および2007年3月にオフラインでリリースの「If In Love Like Them」に収録された「잔소리:小言」である(歌詞、メロディーは確認)。
で、その曲のリメイク曲ということなのだが、Daum Musicのデータによると作詞は차은택:チャ・ウンテク、作曲は김도훈:キム・ドフンと書かれていて、なんだか理解できない。
(Daum Musicのデータが間違いなら納得だが)

Davichiの2集「Mystic Ballad」、そのアルバムタイトルに相応しい全10曲ではあるのだが(文句はまったく無い)、Davichiに求めるものが高いだけに、アルバムとして、いままでのアルバムと比較して、いまひとつもの足りなさを感じるようにも「想う」(少しだが)。
また、曲そのものでない、周辺的な雑音で(私だけが感じる雑音かも知れないのだが)、素直にこのアルバムを聴き込めない部分も、印象としては持ってしまう。


【 2011.09.11 / Love Delight 】
Davichi久々のアルバムリリース「Love Delight」、「Innocence」から1年3ヶ月ぶりとなる。

ジャケットは前回の「Innocence」とは違って、いたってオーソドックスなプラスチックケースの仕様で、歌詞カードに載せられた写真も中を開いてみると、そのほとんどがネットに流れているものであった。
正直言って今回の写真、悪いとは思わないが、あまり私の好みではない。

プロデュースはデビュー以来の권창현:クォン・チャンヒョンで、収録曲は5曲(6トラック)となっている。
今回初めてカン・ミンギョンが作詞・作曲した曲が収録されている。
リードトラックは1曲目の「안녕이라고 말하지마:さよならと言わないで」だ。

Track List
  01. 「안녕이라고 말하지마:さよならと言わないで」
     lyrics: 전해성  composed: 전해성  arranged: 전해성
  02. 「사랑 사랑아:愛、愛よ」
     lyrics: 김기범 & 강지원  composed: 김기범 & 강지원  arranged: 강지원
  03. 「다신 찾지마:もう来ないで」
     lyrics: 최규성  composed: 최규성  arranged: 최규성
  04. 「Happy End」
     lyrics: EZ-Life  composed: 박해운  arranged: 박해운
  05. 「비밀:秘密」
     lyrics: 강민경  composed: 강민경  arranged: 서정진
  06. 「안녕이라고 말하지마:さよならと言わないで」 Inst.

     NameList
       전해성:チョン・ヘソン / 김기범:キム・ギボム / 강지원:カン・ジウォン / 최규성:チェ・ギュソン
       박해운:パク・ヘウン / 강민경:カン・ミギョン / 서정진:ソ・ジョンジン

リードトラック「안녕이라고 말하지마:さよならと言わないで」は、ミディアムテンポのきれいな曲で、2人の切なくも感性あふれる声で、離れ行く恋人に対する愛の心を歌いあげているようだ。
2曲目の「사랑 사랑아:愛、愛よ」は、Davichiとしては少し特異に感じる曲で、幻想的ないい曲だ。
3曲目「다신 찾지마:もう来ないで」が、今回のアルバム収録曲中、一番Davichiの力強さを感じさせる。
4曲目の「Happy End」も、Davichiのリリース曲としては、少し珍しいように感じる曲で、作詞のEZ-Lifeというのは、男性2人組のシンガーソングライターのようだ(ただし作詞だけのようだが?)。私としては好きな曲だ。
最後の曲がカン・ミギョンが作った曲「비밀:秘密」で、作詞だけでなく作曲も、というところにちょっと目が止まる。優し曲だ。悪くない。

1年3ヶ月ぶりにリリースされた「Love Delight」、全体的にミディアムテンポな作りとなっていて、綺麗で落ち着いた感じに仕上げたミニアルバムで、まったく文句は無い。
あえて文句を言うなら(願わくば)、もう少し短いスパンでアルバムリリースをして欲しいような。


【 2010.05.14 / Innocence 】
Davichi、1年3ヶ月ぶりのセカンドミニだ。
リリース直前、3月11日にカン・ミンギョンが交通事故に合ってしまったようだが、接触事故程度の全治2週間の軽傷のようだった。それでも、この「Innocence」が当初リリース予定の3月末から、この時、このために4月中旬頃に延期になった。もっとも、リリース日に関しては、それだけでは計算は合わないので、それ以外の要因もあってか、5月6日になってしまったようだ。

「Innocence」、ジャケットは、今回、フタ蓋付きの箱型になっている。大きさはCD大だ。箱になっているのはいいのだが、この蓋がなかなか取ることができなかった。1ヶ所引っかかってしまっていて開けるのに苦労した(笑)。
開けると、中には歌詞カードとともに、2人それぞれの全身の写真がふたつ折りにして入っていた。なんかいい。
歌詞カードに載っている絵のような2人の写真も悪くない。誰が書いているのか知らないが、クレヨン(?)で2人がお絵かきしているストーリーになっている。

収録曲は全5曲でプロデューサーは권창현:クォン・チャンヒョンと書かれている。作詞、作曲はすべての曲で異なり、リードトラックの「시간아 멈춰라:時間よ止まれ」は話題の作曲家방시혁:パン・シヒョク(Hitman bang)と記事などでは書かれているが、歌詞カードを見ると、パン・シヒョクと김도훈:キム・ドフンの共作のようである。
それはともかく、Davichi、今回のリリースも各サイトのリアルタイムチャート1位を記録して順調なスタートとなっているようである。

1曲目リードトラック「시간아 멈춰라:時間よ止まれ」は、スローバラード風でスタートしてパンクロック(Punk Rock)へと変わる曲の作りで、前作「Davichi in Wonderland」の「8282」と同じ展開となっている。その「8282」の作曲者が共作だが김도훈:キム・ドフンである(이현성:Lee HyunSeungとの共作)。
2曲目「첫키스:初キッス」、やはりこの曲、試聴した時の想像と変わらず、CDで聴いてもなかなかいい曲だ。サウンドの音質感が好きだ。
3曲目の「떠나지마:行かないで」もいい。要するに、「첫키스:初キッス」もだが、Davichiの声色が生かされているということだろうか。ただ、「떠나지마:行かないで」のラップは無い方がいいかも(笑)。
ラスト5曲目の「Shadow」は、CDで聴いてもやはり面白い、いい曲だ。声色が2人よく似ていて、どちらがどちらかは映像が欲しいところだが、どちらがどちらであっても、さすが2人とも、うまく歌いこなしている。なんか大衆的で調子がよくて好きだ。作曲・編曲はH2Mとなっている。

やはり、Davichi、今回の「Innocence」もいい。


【 2009.04.14 / Davichi in Wonderland 】
まず、本質から外れたところから(笑)。
이해리:イ・ヘリ、ずいぶんスリムに美しくなった。テレビで見る以上にジャケットの写真はすらりと美しい。とにかく、「Davichi in Wonderland」のジャケット写真は1集とは打って変わって可愛い二人が満載である。

このミニアルバム「Davichi in Wonderland」、正規2集でないのが残念だが、いい。収録された6曲は、大衆的で聴きやすい曲たちだが、歌のうまさは十分に感じることができる。彼女たち、たしかにうまい。そして、1年前にくらべ、格段にうまくなっている。

「Davichi in Wonderland」、収録曲は6曲で、1曲目のリードトラックである「8282」は、これまでにSBS人気歌謡などで何度も聴いていたのだが、そのテレビのステージではテンポの変化になんか変な違和感を感じていのたが、CDで聴くとそんなことも無く、なかなかいい。なぜだろう?
3曲目「My Man」は大衆的で、いかにもといった曲なんだが、これをじつにうまく歌いこなしている。やはり彼女たちの実力なんだろう。現在の活動曲だ。
4曲目の「사랑이 우습니:愛がおかしいの?」も、「My Man」とはジャンル的にはまったく別ものだが、同様な感想を持つ。
5曲目「오르골:オルゴール」もなんともいい。
最後の「CrazyWoman」、この手の曲も見事に歌いきる。すばらしい。

「Davichi in Wonderland」、ミニアルバムなので曲数はもの足りなく感じるのだが、全曲1曲1曲が満足できる充実の6曲である。好きだ。


【 2008.03.12 / 1集 】
まず、このCDを手にとって驚いたのは、中の中まで、隅から隅まで、イ・ヒョリとイ・ミヨンで埋め尽くされている。
なんだかこの2人のCDかのようだ。ジャケットの表紙は、まぁ、この二人でもいいかとも思うが、インナーのどこにもDavichiたちの姿が欲しい。ジャケットを開くまでは当然どこか片隅にでも写真などが有るものと思っていたのだが、これがまったく無い。なんだかOSTのアルバムのようだ。(じつは、OSTのCDジャケットがどんなものかはよくは知らないのだが(笑))
もしかして、スタンス的には本当にMVのCDなんだろうか。CDケースもよく見かけるDVD用のケースだし、インナーのデータにはMusicStaffとは別に、MusicVideoStaffがわざわざ書かれている。では、もしかして、このCDのどこかにMVの映像が、なんて思って、探してみたが、もちろん有るわけは無い(笑)。

話は逸れるが、そもそも、私はいわゆるミュージックビデオ(MV)なるものがあまり好きくない。どうしても映像の方が音に勝手しまうからだ。映像をつけるなら、プロモーションビデオとしてアーティストが演奏している(歌っている)姿をそのまま映し出してくれた方がどれだけいいか分らない。MVはあくまで映像が主で音は効果係りだ。どうも私は、このMV文化は、あまり好きになれない。と、言いながらけっこう見入ってしまったりはするのだが(だから、曲のためには要らない)。
まあ、もっとも、このイ・ヒョリとイ・ミヨンのMVのおかげで、Davichiの名も知れ渡ったのであろうが。しかし、やはりそれはなんか本来の曲の価値とは少し違うと思うが。とにかく、話題性とか、所属事務所の財力や影響力でヒットが決まる傾向にあるのはいかがなものかと思うが。これは、聴く側に問題があるのか。

まあ、ぼやきはともかく、このミュージックビデオ(MV)、話題になっているようである。それもそのはずのようで、国内最高のMV監督といわれるチァウンテックという人が演出し、本人主演のKNTV大河ドラマ「明成皇后」(私はまったく知らないが)のOST「出たら」の MV以来のMV出演のイ・ミヨンと、今まで本人のMV以外には一度も出演したことがなかったイ・ヒョリの二人のすごい変身による熱演である。
しかし、歌詞が分らないのだが、このDavichiのアルバムとはどういう関係があるのだろうか。

そして、これもあまりアルバムとは関係ないのだが、강민경:カン・ミンギョンはデビュー前からインターネットスターだったようで、人気を集めていたようだ。なんでも、2005年からポータルサイトにファンカフェーが開設されて4,000人以上の会員が加入していたらしく、彼女のミニホームページにも一日平均6,000~7,000人以上の訪問者が訪れていたようだ。
しかし、そのカン・ミンギョンのminiHPを探してみたが、강민경の名のminiHPは有るには有るが、はたしてこれがそうなのか判断がつかない。この見つけたカン・ミンギョンのminiHPには記事らしい記事もなく、開店休業のような状態だ。もしこれが彼女のminiHPだとすれば、歌手デビューを果たしたので、もうminiHPをやっている余裕がないのだろうか(それもヘンだし?)。

ところで彼女らのグループ名なんだが、よく見かける日本語の名が「ダビチ」だ。そもそもこの다비치:Davichiが何語なのかいまのところ分らないのだが、もし英語系なら「ダビチ」でいいのだろうが、もし韓国語なら本来「다비치」の日本名は音で考えると「Davichi」なんだが。「다」は韓国で英字表記すると「Da」で、「Da」と書いて頭にくるから「タ」なんだが。いつも、この「気まぐれ五線紙」にアーティスト名を日本語表記で書く時に、これで困る。
とりあえず、「다비치」は韓国語であろう、ということで「Davichi」にしておく。(しかし、「다비치」が韓国語だとしたらどういう意味だろう?)
それから、ジャンルはR&Bとした。彼女らの出身畑はとくにR&Bではなさそうなんだが、1集のアルバムを聴くかぎり、Balladとするには少し抵抗があるし、Popとはしたくない。

さて、音の方だが、実際のCDを聴き込むと、試聴で予想していたよりはるかにいい。予想していた以上に彼女らの実力はあるようだ。また、そのベースにR&Bな流れも感じる(で、ジャンルをR&Bに)。そして、さらに、これからまだまだ可能性を秘めているようにも感じる。ネット上で持ち歌でない曲を歌っているのを聴いてみてそう思う。

サイワールドでは2月のデジタルミュージックアワードの「ルーキーオブザマンス」(新人賞)に選ばれたようだ。
ルーキーオブザマンスは、1ヶ月の間で一番の人気を誇る新人に贈られる賞だそうだ。彼女らは現在、新人の中ではもちろん、トータルでのミュージックチャートでもほかのミュージシャンに負けない勢いを見せていて、3月3日の時点で、週間チャートの3位と4位に4曲目「슬픈 다짐:悲しい誓い」と1曲目「미워도 사랑하니까:憎くても愛しているから」がランクインされているようだ。また、月刊チャートでも「미워도 사랑하니까:憎くても愛しているから」が4位、「슬픈 다짐:悲しい誓い」が8位にランクされたそうだ。
なお、リードトラックは「미워도 사랑하니까:憎くても愛しているから」である。
ただ、カン・ミンギョンがサイワールドとは深いつながりがあるわけで、サイワールドで強いのは当然かも知れない。

ところで、じつは、Davichi1集をコレクションしようかどうしようかと迷ったタイミングがあった。
なぜなら、あまりにイ・ヒョリとイ・ミヨンのMVがメインのような扱いのCDの宣伝の仕方で、なんだか、うさんくさく感じたのだ。それでも購入し、その購入を決めるトリガーとなったのが、4曲目の「슬픈 다짐:悲しい誓い」の「I don't wanna do it again don't wanna do it again」のリフレインで、JukeOnの1分間の試聴では、ちょうどこのリフレインで1分が終わってしまって、この先が聴きたいと思ったのが決め手だった。だが、ところがである、このリフレインは、それで終わりだった。もちろんリフレインだから何度か出てくるが、メロディとしてはこれだけのことだった(笑)。
しかし、この「외사랑:片想い」、好きだ。

Davichi、CDを聴き込むまでは、なんかまがい物な印象を持っていたのだが、実際にCDを手に入れじっくり何度も聴いてみると、本物であるようだ。2集、3集と期待できるグループである。(2集はしっかりと彼女らを紹介した写真などで飾ったCDにして欲しいものだ)