気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

LeeSunHee ( イ・ソニ )

2009-03-18 | Ballad



이선희
LeeSunHee
イ・ソニ
1964年11月11日生れ
HOOK Entertainment


〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2014.03.25 やはりイ・ソニは最高だ - 30周年記念 15集「Serendipity」


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Ballad

《 Release Information 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       LeeSunHee
       FanCafe




《 Album 》
        15集 「Serendipity」 2014年3月
        14集 「사랑아..:愛よ・・」 2009年2月
        13集 「사춘기:四春期 + Live」 2005年4月
        12集 「My life + Best」 2001年3月
        11集 「Dream of Ruby」 1998年11月
        10集 「First Love」 1996年10月
        9集 「한송이 국화:一輪の菊」 1994年3月
        8集 「조각배:小舟」 1992年8月
        7集 「나를 사랑하신다면:私を愛してくれたら」 1991年7月
        6集 「왜 나만:どうして私だけ」 1990年8月
        5集 「나의 거리:私の街(通り)」 1989年4月
        4集 「나 항상 그대를:私いつもあなたを」 1988年2月
        3集 「알고 싶어요:知りたいです」 1986年11月
        2集 「갈바람:西風」 1985年11月
        1集 「아 옛날이여:ああ、過ぎ去りし日よ」 1985年1月

《 myCollection 》
      10集 / 14集 / 15集
      Golden




【 2014.05.12 / 15集 】
デビュー30周年記念アルバムの15集「Serendipity」、Serendipityの意味を辞書で引いてみると、掘り出し物を
見つける才能、掘り出し上手と書かれていた。
イ・ソニの1集は1985年の1月にリリースされ、その前の1984年の12月に「이선희의 캐롤:イ・ソニのキャロル」というアルバムがリリースされている(アルバムジャケットにはMerry Christmasの文字が書かれている)。

14集「사랑아..:愛よ・・」からは5年の歳月を経てのリリースとなる今回のジャケットケースはめずらしい仕様で、よくあるDVDケース大の透明の綺麗なケースだ。
歌詞カードには(インナーの冊子には)イ・ソニの写真がけっこう載せられており、そのいずれもが美しく撮られていて悪くない(カメラは조세현:チョ・セヒョンとなっている)。

収録曲は全11曲、リードトラックは4曲目の「그 중에 그대를 만나:その時あなたに会って」で、プロデュースは
セルフプロデュースとなっていて、イ・ソニとともに、미스케이:Miss Kayの名も書かれている。
Miss Kayは、임정희:イム・ジョンヒが所属するBig Hit Entertainmentの作曲家で、名前の通り女性だ。
このブログではイム・ジョンヒのほか、백지영:ぺク・チヨン、2AMの編曲者で出てきている。

Track List
  01. 「Someday」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희  arranged: 미스케이
  02. 「동네한바퀴(꽃다운나이):町内ひとめぐり(花盛りの年頃)」 feat. 칸토:カント(트로이:TROY)
     lyrics: 이단옆차기 & David Kim & 칸토
     composed: 이단옆차기 & 박참  arranged: 이단옆차기
  03. 「너를 만나다:あなたに会う」
     lyrics: 에피톤 프로젝트  composed: 이선희  arranged: 미스케이
  04. 「그 중에 그대를 만나:その時あなたに会って」
     lyrics: 김이나  composed: 박근태  arranged: 박근태 & 옥정용
  05. 「거리구경:街見物 」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희  arranged: 고찬용 & 미스케이
  06. 「꿈:夢」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희  arranged: 박의정
  07. 「이제야:今こそ」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희  arranged: 전진희
  08. 「나에게 주는 편지:自分宛ての手紙 」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희  arranged: 전진희
  09. 「이뻐 이뻐:可愛い可愛い」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희 & 선우정아  arranged: 선우정아
  10. 「솜사탕:綿菓子」
     lyrics: 한서은  composed: 이선희  arranged: 미스케이
  11. 「나는 간다:私は行く」
     lyrics: 이선희  composed: 이선희  arranged: 박의정

     NameList
       이선희:イ・ソニ / 미스케이:Miss Kay / 이단옆차기:イダンヨプチャギ(二段横蹴)
       박참:パク・チャム / 에피톤 프로젝트:Epitone Project / 김이나:キム・イナ
       박근태:パク・クンテ / 옥정용:オク・チョンヨン / 고찬용:コ・チャニョン / 박의정:パク・イジョン
       전진희:チョン・ジニ / 선우정아:ソヌジョンア / 한서은:ハン・ソウン

収録された全11曲の中、イ・ソニによる作詞・作曲は6曲(内、1曲の作曲が共作)、作曲は2曲となっているが、リードトラックの「그 중에 그대를 만나:その時あなたに会って」は、김이나:キム・イナと박근태:パク・クンテによる曲となっている。

2曲目「동네한바퀴(꽃다운나이):町内ひとめぐり(花盛りの年頃)」でラップフィーチャリングの칸토:カントは
트로이 (TROY)のメンバーの1人である。
TROYは4人組の男性グループで、時折りこのブログでも見かける범키:Bumkeyも所属している。
(このグループ、ボーカルが1人でラッパーが3人なのかも知れない(?))

イ・ソニの声は相変わらずの若い(可愛い)声色で、3曲目の「너를 만나다:あなたに会う」などは少女の歌声のように愛らしい。
この曲の作詞者の에피톤 프로젝트(Epitone Project)は、現在のデータを見ると차세정:チャ・セジョンしか書かれていないが、もともとはグループでスタートしたように思える(?)。

9曲目「이뻐 이뻐:可愛い可愛い」のアレンジがジャジーで出だしのベース音がなかなかいい。
この曲のアレンジは、선우정아:ソヌジョンア(Sunwoo Junga)という女性で、この人は요조:ヨジョ(Yozoh)などが所属するMagic Strawberry Sound(매직스트로베리 사운드)の歌手のようだ(音楽監督の肩書きもある)。

イ・ソニ、30年経っても、その声の美しさ、心が引き込まれる感覚は相変わらずだ。
また、今回の「Serendipity」の収録曲には、上手く書き現せられないが、イダンヨプチャギとのコラボなど何かしらの時の流れを感じさせる。


【 2009.05.11 / Golden 】
イ・ソニの「골든(Golden)」なるものを購入した。得体が知れないアルバムである。SoundSpaceさんにまだ残っていたのを見つけたので、即注文し入手したのだが、これがなんだかよく分からないアルバムである。2枚組でなく、2枚のCDがセットになっていて(CDケースが2枚ということ)、1枚目が1집(集)、2枚目が2집(集)となっている。それそれのCDには16曲づつ収録されていて、声を聴く限りデビューしたての感じだ。しかし、Mnetさんで調べた限り、正規1集、2集の収録曲とは異なる。で、そのMnetさんでの掲載内容をデータベースにし、エクセル表等を駆使して、真剣に調べてみると(しかし、なにぶんにも曲数が多いので苦労したが(笑))、1集から3集までのベストであることが分かった。
「Golden」の1枚目に1集と2集のほとんどが、そして、「Golden」の2枚目に3集のほとんどが収録されている。1集~3集でこの「Golden」に収録されていないものは、1集で4曲、3集で1曲で、2集は全曲収録されていた。で、つまり、イ・ソニの1集、2集、3集を入手したことになる。

感想。まず、声色が若い。若いというか、悪く言えば固い。歌のうまさはデビューアルバム(1集~3集)としてはかなりうまい。上に「若いころから既にずば抜けた歌唱力を持ったアイドルだったようだ」と書いたが、たしかにそうだ。が、力が入り過ぎな歌い方だ。この時、彼女、20歳から22歳。なんか、よくは分かっていないが、性格が出ているような(笑)。
収録曲は、さすが20数年前の曲だ。日本の昔の歌謡曲を思い起こす。が、しかし、現在、このアルバムを何度も聴いているが、不思議と飽きずに聴ける。
この「Golden」、入手不可能な初期の頃のアルバム曲が聴け、32曲入って2200円、これは私としてはお買い得であった(笑)。これに加えて、8集あたりを入手できると嬉しいが。


【 2009.03.18 / 14集 】
後悔している。いまさらの話しである。
13集「四春期」の「인연:縁」を初めて聴いた(出会った)時、コレクションするべきだった。が、しかし、この時、もう既に10年も前に10集は超えてしまっていたのだ。で、躊躇してしまった(10集あたりを超えたアーティストはコレクションの対象外にしている、これはいまもなんだが)。
いやぁ、「인연:縁」を初めて聴いた時は、その歌(曲)の不思議な魅力に心動かされた。その、彼女の歌は、じつに、うまく、その声色は若く、清純に美しく、なので、最初ずいぶん若い人だと聴き取ったのだったが、この時すでに40歳であった。驚きである。

彼女、歌もそうだが、たいへん清潔感を感じる人である。なんと、デビュー、そして若い頃はアイドルであったようである(ただし、若いころから既にずば抜けた歌唱力を持ったアイドルだったようだ)。その、若いころの写真を探してみたが、まん丸メガネのジャケット写真しか見つけられなかった(彼女のHPには有るだろうとは思うがID登録が必要なのだ)。もっとも、44歳の、いまも、きれいで可愛い(もしかして、いまの方がきれいで、可愛いかも)。ところで彼女、当時、けっしてスカートをはかなかったそうである(いまもであろうか?)。

13集の試聴と(「인연:縁」は曲全部聴けるが)、14集しか知らないので、まったく分かっていないのだが、KBS World Radioさんによると、8集でアイドルスターのイ・ソニからミュージシャン、イ・ソニとして転換を図ったようである。
さらに、彼女はソウル市議会議員の経験も持ち、ミュージカルにも出演したり、大学の教壇にも立ったりもしていたようである。また、이승기:イ・スンギを見出し、デビュー(プロデュース)させたのも彼女であるようだ。さらには、彼女はイ・スンギを自分の後継者に位置づけているようである(褒め言葉であるかも知れないが)。

14集は、13集から4年ぶりのリリースとなっている。Live付きの2枚組である。なぜか、12集からBestまたはLive付きの2枚組が続いている。ということは、12集、13集、14集とコレクションするだけでも、ある程度彼女の全容が分かるのではないかと思うわけで、そういう意味でも13集をコレクションしなかったことが後悔しきり、と思ったのだが、しかし、よくよくチェックしてみると、13集と今回の14集に収録されているLive曲は1曲を除いてまったく同じ曲である。まあ、しかし、いずれにしても、14集の(あるいは13集の)Liveだけでも18曲ものヒット曲が収録されている。
音量調整がうまくなされていないのが残念だが、私にはこのLive集だけでもかなり感動ものだ。

今回(私には13集以前が分からない)、彼女は作詞作曲を手掛け、また、2年間アメリカで勉強した、その成果がこの14集に込められているそうである。
彼女は2006年11月に再婚し、その後アメリカに渡り、音楽を体系的に学ぶためにアメリカの大学に入学している。
(再婚相手がアメリカ在住ではないかと思われるので、新婚生活も兼ねていたのでは、と想像するが)
で、この14集、なんと、作詞でなく作曲がすべて彼女によるものである。作詞も、10曲目の「You Too」1曲を例外とすれば、共作も含めればアルバム全曲彼女の作詞である。つまり、14集は彼女の作詞作曲によるアルバムである、と言っていい。さらに、クレジットのプロデューサーの欄には、単独ではないが筆頭に彼女の名が有る。
リードトラックはアルバムタイトル名と同じ「사랑아..:愛よ・・」だが、もう一つのリードトラックが、上で書いた「You Too」で、この曲の作詞がドランクン・タイガーのTigerJKで、彼との共作が話題を集めているようである。フィーチャリングは、もちろんTigerJKである。

いやぁ、しかし、14集の声、若い。若いだけでなく、失礼ながら、けっして44歳とは思えない可愛い声色でもある。
そして、歌詞は解らないだけになんとも言えないが、曲は全曲すばらしい。分かりやすく心に迫ってくる。2年間のアメリカの成果が現われているということだろうか。
「You Too」は、意外にもと言うべきだろうか、イ・ソニの曲にTigerJKのラップがうまく絡まってなかなかいい曲に仕上がっている、おもしろい。そして、この曲の作詞もTigerJKなのである。
面白いと言えば、9曲目の「비워져 가는 세계:空(カラ)になってゆく世界」のアレンジ面白い。이현승:イ・ヒョンスンという人のアレンジだが、なんともオリエンタルな独特の雰囲気を作り出している。
13集以前をよく知らないだけに、なんとも言ってはいけないのかも知れないが、14集、おそらく、いままでの彼女の世界を残しつつも、新しい世界を作り出せた完成度の高いアルバムに仕上がっているのだと思う。
いやぁ、イ・ソニ、いい。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする