気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Rumble Fish ( ランブルフィシュ )

2010-05-30 | Ballad



럼블피쉬
Rumble Fish
ランブルフィシュ
최진이:チェ・ジニ
1983年生れ
polaris Entertainmen ← Castle J Enterprise

〈 Music Video 〉
       YouTube LOEN MUSIC Official Channel (by LOEN Enter.) [ Rumble Fish ]

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2014.01.15 Rumble Fishが戻ってきた


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Ballad

《 Audition / Video 》
       DaumMusic (Rumble Fish)
       DaumMusic (최진이)
       Bugs (Rumble Fish)
       Mnet (Rumble Fish)
       Mnet (최진이)

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       facebook
       FanCafe




《 Album 》
        MiniAlbum 「I Am Rumble Fish」 2014年1月
        MiniAlbum 「I am me」 2010年5月

《 myCollection 》
      I am me / I Am Rumble Fish




【 2014.01.29 / I Am Rumble Fish 】
Rumble Fishの、ソロになってから2枚目のミニアルバムで、そのタイトル名も「I Am Rumble Fish」だ。
そして、事務所をCastle J Enterpriseから、polaris Entertainmenに変えた。

アルバムの方向性も変えたが、彼女自身のイメージもすっかり変身した。
このイメージチェンジは成功で評価できるが、私の好みからは少し遠退いてしまった想いもある。
(コンニャクとヨガで、7kgのダイエットしたそうな)

今回の収録曲も前回と実質的に変わりない全5曲の収録で、今回もセルフプロデュースだが、今度は彼女1人によるプロデュースである。
また作詞は、収録曲の4曲が彼女によるもので、作曲も共作だが2曲となっている。

Track List
  01. 「Falling Out」
     lyrics: 럼블 피쉬(Rumble Fish)  composed: 윤우현 & 하진규  arranged: 윤우현 & 하진규
  02. 「몹쓸 노래:ひどい歌」 feat. 칸토:Kanto
     lyrics: 럼블 피쉬(Rumble Fish)  rap making: 칸토(Kanto)
     composed: 럼블 피쉬(Rumble Fish) & 윤우현  arranged: 하진규
  03. 「Call It In」 [ original title: Call It In ]
     korean lyrics: 럼블 피쉬(Rumble Fish)  original writers: Johan Moraeus & Caroline Ailin
  04. 「하지마:やめて」
     lyrics: 박아셀  composed:박아셀   arranged: 박아셀 & 정수완
  05. 「이 밤을 지켜줘요:この夜を守ります」
     lyrics: 럼블 피쉬(Rumble Fish)
     composed: 럼블 피쉬(Rumble Fish) & 윤우현  arranged: 하진규

     NameList
       윤우현:ユン・ウヒョン / 하진규:ハ・ジンギュ / 박아셀:パク・アセル / 정수완:チョン・スワン

今回のアルバムでは、윤우현:ユン・ウヒョンと하진규:ハ・ジンギの名が多く見られる。
彼らはRumble Fish2012年8月リリースのデジタルシングル「너 그렇게 살지마:お前そんな風に生きるな」からのようで、ユン・ウヒョンはBuzz(버즈)のメンバーでギタリストである。
ハ・ジンギュに関しては、Rumble Fishとユン・ウヒョン絡み以外にはデータは見つけられなかった。

リードトラックは2曲目の「몹쓸 노래:ひどい歌」で、彼女の作詞・作曲で(作曲は共作)、いい曲で好きだ。
歌詞の内容も(訳を読む限り)シンプルだが、なかなかいい感じだ。
ビンテージポップというジャンルらしいが、たしかにそんな名前が相応しそうな懐かしい曲に仕上がっている。

4曲目の「하지마:やめて」の作詞・作曲・編曲の박아셀:パク・アセルという人は(編曲は共作)、別名でAsherという名もあるようで(?)、박지윤:パク・チユンの7集、8集にも名が見られる。

Rumble Fishの2枚目のミニアルバム「I Am Rumble Fish」、1枚目の「I am me」より明らかに、いい作品に出来あがっていて、いいミニアルバムだ(好きだ)。
このアルバムで、ソロRumble Fishが確立できた(認識された)のではないだろうか。


【 2010.05.30 / I am me 】
グループ「Rumble Fish」は、いままでコレクションしようか、どうしようかと迷った挙句に、いつもスルーしてきた。とくに、2008年11月リリースの「Memory For You」は半分以上その気になってはいたのだが、結局スルーした。
彼らのサウンド、どちらにしても、ちょっと中途半端な感じで、いつも躊躇する。

そうこうしている内に今回、2004年に1集をリリースして、6年以上続いたグループ「Rumble Fish」は解散となってしまったようだ。
何が理由か(原因か)詳しく調べていないが、本人いわく、「Rumble Fishではチェ・ジニが見せることができるものなどに制約を受けると感じました。 私が望む歌や音楽でない場合も多かったんです。」ということらしい。
しかし、このあたりのことは紫雨林の김윤아:キム・ユナも同じはずで、彼女の場合は上手に空気抜きのソロアルバムをリリースしてきた。そして、チェ・ジニも2008年4月にソロミニアルバム「눈부신 날:まぶしい日」をリリースしているのだが。つまり、キム・ユナはあれもこれもOKだが、チェ・ジニはRumble Fishのやってきたものとの比重に違いがあったということだろうか。Rumble Fishでの自分に納得ができないということか。あるいは、じつは、本質的なことが別に有るのかも知れない。

で、一人となったチェ・ジニが「Rumble Fish」の名でソロミニアルバムをリリースした。試聴したところ、ちょっといいように感じたので、思い切って今回はコレクションしてみた。
5曲収録されたバラードなアルバムで、正直あまり期待はしていなかったのだが、聴いてみると悪くない。けっこう好きだ。いい。
プロデュースは連名にはなっているがチェ・ジニのセルフプロデュースになっている。作詞も、単独は最後の曲「내 남자야:私の男よ」だけだが、全部で3曲が収録されている。
リードトラックは4曲目の「어쩌지:どうしよう」だ。

ジャケットだが、インナーの写真の彼女は、なかなかいい。カメラは김형선:キム・ヒョンソンで、いままでの彼女のイメージとはまったく違う画をうまく写し出している。8カットほどだが、もう何カットかあってもいいと思う。

名前は当面「Rumble Fish」でいくようだが、ソロで成功すれば、いずれ「チェ・ジニ」にするのかも知れない。本人も、そういった意味のこと言っているようである。
で、さあ、はたして、一人になった「Rumble Fish」、うまく一人立ちできるだろうか。

私としては、これを機に、今後の「Rumble Fish」は、グループ「Rumble Fish」とは切り離して、チェ・ジニ「Rumble Fish」をチェックしていくことにしようかと思っている。
まずは、CDに関して、今回のソロになってのファーストミニアルバム「I am me」、なかなかいい作品に出来上がったと言えるのではないだろうか。




f(x) ( エフエックス )

2010-05-13 | Dance Group



에프엑스
f(x)
エフエックス
SM Entertainment

〈 Member 〉
  빅토리아 Victoria ビクトリア (송치엔:ソン・チエン) 1987年2月2日生れ(中国)
  엠버 Amber エムバ (Amber) 1992年9月18日生れ(アメリカ)  ※ 日本語は韓国語に近いものにした
  루나 Luna ルナ (박선영:パク・ソニョン) 1993年8月12日生れ
  설리 Sulli ソルリ (최진리:チェ・ジンリ) 1994年3月29日生れ  ※ 日本語で実際に近いのはソリ
  크리스탈 Krystal クリスタル (정수정:チョン・スジョン) 1994年10月24日生れ


      Victoria       Amber          Krystal          Sulli           Luna


〈 Music Video 〉
       SMTOWN Official YouTube Channel f(x)

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2012.08.19 ソリ(f(x))主演「美しい君に (花ざかりの君たちへ)」 - ハングルひとり言(StarNews)
       2012.07.14 エムバ(f(x))、長髪に変身 - ハングルひとり言(TheStar)
       2012.07.07 ソリ(f(x))の衝撃的男装写真 - ハングルひとり言(TheStar)
       2012.07.04 エムバ(f(x))、241番バス利用で高感度アップ - ハングルひとり言(TheStar)
       2012.06.10 f(x)がミニアルバム「Electric Shock」をリリース
       2011.04.21 f(x)が正規1集をリリース、かなりいい!
       2010.09.26 f(x)の取りとめない映像(笑)
       2010.05.06 f(x)、「NU ABO」ちょっといいかも知れない


      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Dance

《 Audition / Video 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       f(x) Pink Tape
       facebook
       Daum Cafe




《 Album 》
        2集 「Pink Tape」 2013年7月
        MiniAlbum 「Electric Shock」 2012年6月
        1集 「Pinocchio」 2011年4月
        MiniAlbum 「NU ABO」 2010年5月

《 myCollection 》
      1集「Pinocchio」 / 1集(Repackage)「Hot Summer」 / 2集「Pink Tape」
      NU ABO / Electric Shock




【 2013.09.11 / 2集 】
ほぼ1年ぶりのアルバムリリースとなる2集「Pink Tape」、というか、これまでf(x)は大体1年ごとにミニと正規版とを交互にリリースしてきていることになる。

何を思ったのか昔懐かしVHSのビデオテープを模倣したCDジャケットとなっていて、無駄に場所を取る。
その中に収められていた細長い写真集(歌詞カード)はアンティークな色彩に仕上げられてある意味f(x)らしいと言えるかも知れない。写真として悪くない。

プロデュースはいつも通りの이수만:イ・スマンで、全12曲が収録されている。
リードトラックは、1曲目の「첫 사랑니:初めての親知らず (Rum Pum Pum Pum)」だ。
訳はこれでいいと思うが、「사랑니」は「親知らず」だが、「첫사랑」で「初恋」となり、かけているのだろう。
(別訳をすれば「初恋だから」だろうか(?))

Track List
  01. 「첫 사랑니: 初めての親知らず (Rum Pum Pum Pum)」
     original title: Cookie Jar
     korean lyrics: Jeon GanDhi(전간디)
     composed: Erik Lewander & Sten Iggy Strange Dahl & Ylva Anna Birgitta Dimberg &
            Anne Judith Wik
     arranged: Erik Lewander & Sten Iggy Strange Dahl & Ylva Anna Birgitta Dimberg &
            Anne Judith Wik & Jung DongYoon(정동윤)
  02. 「미행:尾行 (그림자:影 Shadow)」
     original title: Ridiculous
     korean lyrics: Jeon GanDhi(전간디)
     composed & arranged: Sophie Michell Ellis-Bextor & Cathy Dennis & Rob Fusari
  03. 「Pretty Girl」
     original title: Pretty Girl
     korean lyrics: Misfit(미스핏)
     composed: Hyuk Shin & DK & 2xxx! & John Major & Chel & Jasmine Kearse
     arranged: Hyuk Shin & Nahmik & John Major
  04. 「Kick」
     lyrics: Kim BooMin(김부민)  composed & arranged: hitchhiker(히치하이커)
  05. 「시그널:シグナル (Signal)」
     lyrics: Kenzie  composed: Kenzie  arranged: Kenzie
  06. 「Step」
     original title: Step
     korean lyrics: Cho YunKyong(조윤경)
     composed & arranged: Artisans Music(Fingazz & Glen Choi) & Aria Crescendo
  07. 「Goodbye Summer」 f(Amber + Luna + Krystal) / feat. D.O. (of EXO-K)
     lyrics: Young-hu Kim  rap made: Amber J.Liu
     composed: Amber J.Liu & Gen Neo(of NoizeBank)  arranged: Gen Neo(of NoizeBank)
  08. 「Airplane」
     original title: Airplane & Drugs
     korean lyrics: Misfit(미스핏)
     composed & arranged: Martin Mulholland & Julia Fabrin & Tim McEwan
  09. 「Toy」
     original title: Fever(Run The Show)
     korean lyrics: Seo JiEum(서지음)-Jam Factory
     composed & arranged: Herbert St. Clair Crichlow Anne Judith Wik Erik Lidbom
  10. 「여우 같은 내 친구:キツネのような私の友達 (No More)」
     original title: Boyfriend Material
     korean lyrics: DANA(다나)
     composed & arranged: Alex Cantrall & Jeff Hoeppner & Dwight Watson
  11. 「Snapshot」
     original title: Snapshot
     korean lyrics: Misfit(미스핏)
     composed & arranged: Vincent Stein & Konstantin Scherer & Michelle Leonard
  12. 「Ending Page」
     original title: Good Thing
     korean lyrics: Hong JiYu(홍지유)
     composed & arranged: Artisans Music(Fingazz & Glen Choi) & Brodie Stewart

全12曲の内、オリジナルは3曲だけで、ほとんどの曲が外国の曲のようだ。

7曲目「Goodbye Summer」の作曲者はAmberだ(Amberの本名はAmber Josephine Liuだ)。
この曲はf(Amber + Luna + Krystal)である。

また、10曲目の「여우 같은 내 친구: キツネのような私の友達 ( No More )」の作詞は、天上智喜(천상지희)の다나:タナだ。

このアルバム、最初聴いた時は、どの曲も、なんだか難しそうな曲ばかりで、聴いてて楽しくなく、いまひとつに感じたのだが、4~5回聴いてくると、面白くなってくる不思議なアルバムだ。


【 2012.06.27 / Electric Shock 】
f(x)の2枚目となるミニアルバム「Electric Shock」、まずジャケットの写真がいつものf(x)らしいというか、訳の分からない絵のような写真で、とくに今回は不思議の国のf(x)である。
カードは私のジャケットには、なんとも素朴で透明感のあるソリが入っていた。

プロデュースはいつも通り이수만:イ・スマンで、全6曲中4曲が外国の曲のようだ。

Track List
  01. 「Electric Shock」
     lyrics: 서지음
     composed & arranged: Joachim Vermeulen Windsant & Maarten Ten Hove & Willem Laseroms
  02. 「제트별:ジェット星 (Jet)」
     lyrics: Kenzie(켄지)  composed: Kenzie(켄지)  arranged: Kenzie(켄지)
  03. 「지그재그:ジグザグ (Zig Zag)」
     lyrics: 김부민  composed: hitchhiker(지누)   arranged: hitchhiker (지누)
  04. 「Beautiful Stranger」 by Amber & Luna & Krystal
     lyrics: Misfit(미스핏)  composed: Amy Kabba & Mich Hansen & Jason Gill
     arranged: 임광욱 & Polar Monkeys
  05. 「Love Hate」
     lyrics: Misfit(미스핏)
     composed & arranged: Hannah Phaisey & Amy Richardson & Karen Ann Poole & Si Hulbert
  06. 「훌쩍:ぷらっと (Let's Try)」
     lyrics: Misfit(미스핏)  composed: Niara Scarlett & Pete 'Boxta' Martin
     arranged: 임광욱 & 정수완

     NameList
       서지음:ソ・ジウム / 김부민:キム・ブミン / 임광욱:イム・グァンウク / 정수완:チョン・スワン

1曲目「Electric Shock」
リードトラックで、愛に落ちた感情を電気ショックで比喩表現したというエレクトロニックポップダンス曲である。
電気衝撃(전기충격)の4つの文字で四行詩を作るように表現しているようで面白い作詞となっている。
オリジナルタイトルが「Elektrik Lightz」という外国の曲のようだがf(x)らしい曲に仕上がっている。
Vocal Directed及びバックコーラスには後半に多く登場するMisfitの名が有る(バックコーラスはf(x)とともに)。

2曲目「제트별:ジェット星 (Jet)」
Kenzie(SM所属)の作詞、作曲、編曲である。また、レコーディング(Recorded by)にもKenzieの名前が有る。
スケール的にスライドしていくフレーズと、ステージでのパフォーマンスを組み合わせたところが面白い。
この曲もf(x)らしいというか、f(x)でなければ歌えないのではと思うほど、けっこう難しい曲だ(と思う)。
ハーモニー的にもなかなかいい。

3曲目「지그재그:ジグザグ (Zig Zag)」
hitchhikerの曲の独特な編曲で、詳しくは解らないのだが、録音後逆に再生した音を使っているようだ。
歌詞の方も、日常からの脱出を夢見て幻想的な未知の世界へ旅立つ話のようで、サウンドとともに不思議な曲に仕上がっているようだ。

4曲目「Beautiful Stranger」
オリジナルタイトルが「Contagious」の外国の曲のようだ。作詞はMisfit。
Vocal DirectedにはKenzieの名が有る。
この曲には何故かビクトリアとソリは参加していないようである。
この曲も、なんだか難しそうで、ユニークで面白い編曲だ。

5曲目「Love Hate」
これもオリジナルタイトルが「Love / Hate」となっている外国の曲のようで、作詞はMisfitである。
どこかで聴いたようなフレーズも聞えてくるのだが、この曲もなんだか歌い難そうな曲だ。
恋愛での愛と憎しみの間の彷徨いをウィットに歌ったものらしい。

最後6曲目「훌쩍:ぷらっと (Let's Try)」
この曲もオリジナルタイトルが「Put Your Foot Down」という曲で、作詞はMisfitだ。
くり返される日常の中で、自分だけの意味と余裕を求めて、ほかの場所へと発ちたい心を表した歌詞となっているようだ。
めずらしいオルガンを使った編曲で、バックのリズムも変わっていて(レゲエのリズムのようだ)面白い曲だ。

f(x)2枚目のミニアルバム「Electric Shock」、すべてがf(x)仕様で満たされたユニークな6曲で出来あがっており、音楽的にも興味深いアルバムとなっている。
また、アイドルの歌唱力としては、かなりハイレベルを要求される曲たちが収録されていおり、さすがf(x)だと思う。


【 2011.07.02 / Hot Summer 】
1集「Pinocchio」のリパッケージ「Hot Summer」、ジャケットインナーは58ページに渡っての真っ赤かの写真集だ。
ページ数は「Pinocchio」に負けるが大きさが倍ほどあるので見ごたえはある。カメラは変わってlessとなっている。ジャケットデザインは今回も変わらず민희진:ミン・ヒジンとなっている。

収録曲は、曲数としてはぐっと多い14曲で、まず「Pinocchio」の全曲を収録順もそのままに10曲、それにデジタルシングルの「라차타 (LA chA TA)」と「Chu~♡」、SBSドラマ「파라다이스 목장:パラダイス牧場」のOST「좋아해도 되나요:好きになってもいいですか (…Is It OK?) 」、そして今回の新曲「Hot Summer」の4曲が加わったアルバムとなっている(オフラインでの新曲もこの4曲ということになる)。

ジャケットデザインが前回と同様で、今回も文字はすべて手書きのため、読みづらいのだが、クレジットの内容は「Pinocchio」に同じだ。

正直言って、オフラインでの新曲の3曲は、私としてはそれほどでもなかったので、このアルバムのコレクションは、「Hot Summer」1曲しか意味が無い。

その「Hot Summer」だが、作詞はSM所属のKenzie/켄지:ケンジ(김연정:キム・ヨンジョン)で、作曲は外国の曲ということになるのだろうか、Thomas TroelsenとMikkel Remee Sigvardtとなっている。ただ、この曲も面白いことに、「Beautiful Goodbye」同様、編曲はKenzieとなっている。

1集のリパッケージ「Hot Summer」、当然のことながら「Pinocchio」を入手していない人にとって、大変お買い得なアルバムとなっている(笑)。


【 2011.04.27 / 1集 】
5人揃っての正規1集「피노키오:Pinocchio」だ。

まず、ジャケットの歌詞カードというか、写真集が半端でない分厚さだ。本としての写真集と捉えた時、大きさこそ小さいが、98ページに渡る少女たちの写真集として、ファンならずとも価値の有るいいショットが全ページに渡って載せられている。
その写真集の落書なデザインの遊び心は前回「NU ABO」に共通のものがあるが、写真自体の表情はまるで違う。
で、クレジットの項目を確認すると、やはり、ジャケットのデザイン関係は、「NU ABO」と同じ민희진:ミン・ヒジンで、カメラは今回違って、윤석무:ユン・ソクムとなっている(前回はPsisi Park)。また、ミン・ヒジンの名は、そのカメラ(Photographer)の項目にもある。
ただ、今回のデザイン、文字をすべて手書きにしたのは、デザイン的にはいいのだが、例によって読みづらい。

1集の収録曲は、全部で10曲で、プロデュースは「NU ABO」と同じというか、いつも通りの이수만:イ・スマン、ほかのスタッフも、「NU ABO」とは、ほとんど同じであるようだ。
作詞、作曲陣は、ほぼ全曲で異なった陣容となっている。

1曲目「ピノキオ:피노키오(Danger)」、この曲が1集のリードトラックで、この曲はオリジナルタイトルが「Arzor」という輸入もの(外国の曲)のようだ。f(x)らしいというか、独特な曲に仕上がっていて、面白い編曲になっている。編曲はhitchhiker/지누:チヌ(최진우:チェ・チヌ)となっている。
2曲目「ピングル:빙그르」、この曲も面白いというか、不思議な曲だ。この曲の作曲・編曲はhitchhikerである。作詞は김부민:キム・ブミンだ。
3曲目「Dangerous」、この曲もオリジナルタイトルが「Sticky Dough」という輸入もののようだ。作詞は「ピノキオ:피노키오(Danger)」と同じ、SM所属のKenzie/켄지:ケンジ(김연정:キム・ヨンジョン) で、写真を見る限り女性のようだ(たぶん)。面白いのは、外国の曲だからか、編曲及び一部メロディの追加も彼女(?)がしている。そして、この曲も変わった曲だが、f(x)の5人が上手く歌いこなしている。けっこう好きな曲だ。
4曲目「Beautiful Goodbye」、これも外国の曲のようで、オリジナルタイトルは同じ「Beautiful Goodbye」で、作詞は조윤경:チョ・ユンギョンで、編曲がKenzieとなっている。曲想はガラッと変わってバラードな曲となっている。
5曲目「Gangsta Boy」、これもオリジナルタイトルが「Gangsta Boy」で輸入曲のようだが、なんだか、歌うのが難しそうな曲で、聴いている方はいまひとつな感じもする。
6曲目「아이:アイ (Love)」、作詞が송수윤:ソン・スユンで、作曲が한재호:ハン・ジェホと김승수:キム・スンスで、ちょっと昔の日本の歌謡曲のような、あるいは이정현:イ・ジョンヒョンを思い起こすような、レトロなメロディで、なんだか心をくすぐられる感じの、私としては好きな曲だ。また、その曲をf(x)が上手に歌いこなしている。
7曲目「Stand up!」、作詞・作曲・編曲、そしてディレクターとしてもPeppertonesが作った曲で、このPeppertonesという2人組のグループは、弘大(홍대)で人気のインディバンドのようで、ガールグループとインディバンドとの共演が話題ともなっているようである。この合わせて7人が、なかなかいいサウンドを作り出している。
8曲目「My Style」、この曲もオリジナルタイトルが「My Plmp」の外国の曲のようで、面白い曲だが、歌う方としては、少し難しい曲かも知れない。編曲はオリジナル通りのようだ。
9曲目「So into U」、作詞が김은수:キム・ウンスと심은지:シム・ウンジ、作曲・編曲がシム・ウンジの曲で、今回の10曲の中では、唯一普通な曲だ(笑)。
ラスト10曲目「Lollipop」、この曲も編曲もオリジナル通りと思われる、オリジナルタイトルが「Break It」の外国の曲のようで、面白いというか変な曲だ。SHINeeがフィーチャリングされて話題のようだが、いまひとつに感じる。

f(x)の1集、さすが初の正規版ということだろうか、1曲1曲に特徴が有る、いろんな曲が収録されており、ちょっと風変わりな面白いアルバムに仕上がっている感じだ。
そして、これらの曲をf(x)がみごとに歌いこなしているが、けっこう難しい曲も多かったのではないだろうかと思い、今回、彼女たちのレベルの高さに改めて感心した。


【 2010.05.13 / NU ABO 】
f(x)、私としては、ちょっと違うと思っていたのだが、今回のミニアルバム「NU ABO」、試聴してみて、いい感じに思えたのでコレクションしてみた。

2009年9月のデビュー当時メンバー自身が話題であった。メンバーの1人クリスタルが少女時代ジェシカの実の妹で、韓国人のソルリとルナのほか、中国人のビクトリアと、中国系アメリカ人のエンバの多国籍の5人で構成されたグループで、また、ソルリは子役出身で、2005年SBSドラマ「ソドンヨ」でイ・ボヨンが演じたソンファ姫の子供時代を演じたようだ。このドラマは観ていないが、「ソドンヨ」のHPなどの写真を見ると、たしかにソルリらしき写真を見ることができる。そして、このグループ、調べてみると年齢差が7歳もある。ちょっと意外だ。

グループ名のf(x)は、数学の関数式を意味する記号f(x)から取ったらしく、xの値により結果が変わる数式のように、メンバーの多様な才能と魅力を元に、韓国だけでなくアジアでの多彩な活動を展開していく意味を込めたそうだ。
また、「f」は「flower」の「f」、「x」は女性染色体「xx」の「x」ということで、女性を連想させる花のように、f(x)もアジアを代表するホット アイコンに成長して最高のアジアポップダンスグループに、という抱負も含んでいるそうだ。
ファッション的には独特な個性持っていて、他のグループとは差別化を感じる。

f(x)、 デビュー以来、「LA chA TA」や「Chu~♡」など他のガールズたちとは一味違った音とステージを見せてくれていたが、しかし、f(x)のサウンドは、個性的ではあるだけに、私にはいまひとつピンと来るものが無かった。
が、5月4日にリリースされた、ミニアルバム「NU ABO」を試聴してみると、これがけっこうなかなかいい感じで、今回コレクションしてみた。人気の方は上々のようで、各種チャートの1位を記録している。

ジャケットは中が36ページほどの、まったくの本で、表紙をとくに厚紙とかにしていないため、けっこうペラペラな感じで、CDは裏表紙の内側にちょこんと挟まれている(ちょっと心配な感じだ)。中のページは、全編彼女たちの写真であるが、デザインが、なんと表現したらいいのか、ネット上で見かけるセピア風(じゃ、ないが)の彼女たちの写真の延長線の世界である。
それから、ジャケットの中には、おまけとして、彼女たち全員の写真で作られたカードが挟んであった。裏には全員のサインとメッセージが書かれている。

問題の音の方なんだが、これが意外にもいい。全6曲すべてが刺激的というわけではないが、ミニアルバムとして、かなり素敵でおしゃれな6曲に仕上がっている。
1曲目のアルバムタイトル名と同じ曲名の「NU ABO」がリードトラックであるが、f(x)らしいというか独特のサウンドで、とくに終盤のAmberのラップの後のLunaのソロがいい。好きだ。
2曲目の「Mr. Boogie」も、f(x)らしいというのか、面白リズムで編曲されていて、なかなかいい。
3曲目「Ice Cream」も、面白いリズムで、彼女たちのクリア声色で、いいサウンドを作り出している。ところどころで見せるハイトーンのソロもLunaだろうか(声色はそうだと思うが)、いい声色だ。
最後6曲目の「Sorry」のデュオもいい。最高!とまでは言えないが、なかなかだと感じる。誰だ、と思って歌詞カードを見ると、やはりLuna & Krystalだった。この2人がメインボーカルなのか?
(ところで、このLuna & Krystalの記載の仕方「f(Luna+Krystal)」を見て、f(x)のグループ名を納得(笑))

いやぁ、f(x)、けっこうむずかしそうな曲を、クリアな声色で作り上げるサウンドは、なんか意外にいい、というか、今回彼女たちの認識を改めた(失礼したと言うべきか)。とくにLunaの声色は好きだ(テクニックも有りそう)。
このf(x)、歌唱力と言うか、歌を歌う技量は、もしかしたらアイドルとしてはかなりハイレベルなのかも知れない(もちろん、CDを聴く限りだが)。私、ひょっとして、このグループのファンになるかも(笑)。今後、要チェックだ。