気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

殆死悲愛 ( テサビエ )

2010-03-21 | Ballad



태사비애
殆死悲愛
テサビエ
SC Entertainment

〈 Member 〉
  비애 ピエ (박희경:パク・フィギョン) 1984年11月21日生れ
  지애 チエ (전화령:チョン・ファリョン) 1985年4月19日生れ


  ピエ                                チエ

〈 myPV 〉  ※ 右クリック
   사랑은 변하지 않아 사람이 변하는 거야 (1集)
   사랑은 변하지 않아 사람이 변하는 거야 (1集)  YouYube
   줄래 (줄래)
   줄래 (줄래)  YouYube
   행복하라고 (殆死悲愛歌Ⅱ)  ※ 비애 with우재(타이푼)
  YouYube
   Showcase TV Daily 2010.03.13
   2010.03.10 Art News TV Interview Part 1
   2010.03.10 Art News TV Interview Part 2















《 Genre 》
  R&B

《 Audition / Video 》
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集
   Bugs
   전체앨범정보:アルバム 전체곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ / 정규:正規版 비종규:非正規版

《 Profile 》
   Daum
   Nate
   Naver

《 Official / Private Site 》
   DaumCafe
   miniHP 비애
   miniHP 지애




《 Album 》
   1集 「죽을만큼 슬픈 사랑:死ぬ程悲しい愛」 2010年3月
   MiniAlbum 「이 노래를 들으면:この歌を聴けば」 2009年9月

《 myCollection 》
  1集
  이 노래를 들으면




【 2010.03.31 / 이 노래를 들으면:この歌を聞けば 】
テサビエのミニアルバム「이 노래를 들으면:この歌を聴けば」、順序は逆になったのだが、昨日聴いた。去年9月のリリースである。私がテサビエに持っているイメージ通りのアルバムとなっている。

ジャケットは14ページほどの1集と同じような紙の冊子で、最後にCDメディアが、これも同じように裸で挟んであった(ちょっと、変わった作りにはなっている)。画が面白く、すべてレコードの絵柄で統一している。
このジャケットにも彼女たちの写真は無いのかと思ったが、それぞれ1カットづつだが、同じようにデジレコ(MP3)を聴いている姿が載っていた。

収録曲は4曲で、面白いのは全曲のカラオケが収録されている。作曲は1集にも登場した정필승:チョン・ピルスンと함승효:ハム・スンヒョの文字が見える。作詞には태사비애:テサビエの名は載っているが、社長であろう김성채:キム・ソンチェの名は見えない。じつは、クレジットには、これらのことが書かれているのだが、歌詞カードの曲ごとの方には作詞、作曲者の名前が書かれていない。ので、どの曲が誰によるものかよく分からない。

この「이 노래를 들으면:この歌を聴けば」、ミニアルバムとしてみると、彼女たちの歌のうまさは十分に分かるのだが、4曲とも1本調子で少し面白味には欠ける。
こうしてみると、1集「죽을만큼 슬픈 사랑:死ぬ程悲しい愛」は、改めていいアルバムに仕上がっていると思う。


【 2010.03.21 / 죽을만큼 슬픈 사랑:死ぬ程悲しい愛 】
殆死悲愛(テサビエ)、2年ほど前から歌のうまさは間違いないとは分かっていたのだが、シングルのリリースしかなく(しかも、デジタルリリース)、やっと今回1集のリリースとなった。(じつは、CDのミニアルバムが1枚あったのだが見落としていた) テサビエは、いままで「顔のない歌手」ということで活動してきたようで、TVにはほとんど出演していない(ある記事では、一度も出演したことがないと書かれているが、それはないと思う)。

テサビエ、2007年からいままでにデジタルシングルを15、ミニアルバム1枚をリリースしている。これ以外にもフィーチャリング、OSTなどで数多くの曲に参加しているのだが(20数曲ぐらいはありそうだ)、一度も正規アルバムは出してこなかった。その理由は「数多くのシングルアルバムを発売してテサビエという特定イメージで大衆に徐々に近付きたかったから」だとういうのだが、よく解らない。とにかく、愛の歌を切々に歌いあげる実力あるグループだ。

テサビエのメンバーだが、今回調べて分かったのだが、2度ほど入れ替わって現在に至っているようだ(じつは、これを調べるのにずいぶん時間を要した(笑))。

2007年3月にデジタルシングル「殆死悲愛歌:태사비애가」でデビューしているのだが、この時のメンバーは、現在の비애:ピエと誰かなのだが、この誰か、を調べたのだが結局分からなかった。この誰かは、どうやらデジタルシングル2集「殆死悲愛歌Ⅱ」(2007.09)までのメンバーで、これを最後に脱退しているようだ。
( PS 2011.01.28: どうやら、은비:ウンビ(유수미:ユ・スミ)のようである )
ところで、ピエのテサビエ以前の所属グループは、2003年デビューのWestというグループだ。

その後、2007年12月のデジタルシングル3集「殆死悲愛歌Ⅲ」で유애:ユエが加わっている。しかし、ユエも2008年3月頃、お父さんのために公認仲介士の勉強に専念するとして歌手活動やめている(公認仲介士って宅建主任者だとうか?)。また、ユエはこの前、交通事故に遭遇しているようである。

で、ユエの後を埋めたのが、現在の지애:チエということのようだ。ただ、どのシングルからかがいまひとつはっきりしない(2008年のシングル「러브」ということのようなのだが、具体的にどのシングルなのかよく分からない)。
しかし、このチエがメンバーに加わったことで、ずいぶんテサビエの雰囲気が変わったように思う。
所属事務所SC Entertainmentの김성채:キム・ソンチェ代表が全国を回って3000人余りのオーディションの中から捜し出したということだ。ラップの素質もあって今回のアルバムでもラップはチエのようだ。(また、それ以外にも話題作りには貢献しているようである)
彼女は、「가질 수 없는 너:持つことはできない君」という曲で有名らしい、グループ「뱅크」のボーカル정일연:チョン・イリョンがいとこ(男)だということなので、調べてみたがよく分からない。

現在のテサビエのメンバー2人、歌う曲の雰囲気とは違い、明るくて活発なようだ。
また、ピエのminiHPでの自己紹介の文章がいい。「I'm a slow walker, but I never walk back.」と書かれている。

で、1集「죽을만큼 슬픈 사랑:死ぬ程悲しい愛」だが、まず、このアルバムタイトルがネット上では、どのサイトでも「첫번째 앨범:一つ目のアルバム」となっていて、これは既に見ていたのだが、実際に手元に来たジャケットには「죽을만큼 슬픈 사랑:死ぬほど悲しい愛」となっていた。出荷前に急遽変更したのだろうか。
また、ジャケットは、ジャケットというより24ページほどの普通の本な感じで、表裏の表紙の紙厚もとくに厚いわけでもなく、その本の最後のページにCDメディアを挟んでいるといった感じで作られていて、なんだかCDが物理的に大丈夫か、と思ってしまう。
そして、ちょっと期待していた彼女たちの写真はまったく無かった(残念)。ただ、本自体はカラーの水墨画のような画が描かれ、なかなか素敵な感じにはなっている。

収録曲はインストルメンタルの曲が無い全13曲で、しかも、いままでのシングルでリリース済みの曲は1曲も無く、好感が持てる。(反対に、シングルを集めたアルバムのリリースをお願いしたいが)
プロデュースは배기횐:ペ・ギファンと이미미:イ・ミミとなっていて、作曲者は偏っておらず1人3曲づつぐらいとなっていて、全曲作曲者が編曲も行っている。作詞は作曲者が行っている曲が3曲ほどあるが、それ以外の曲のほとんどが社長であろう김성채:キム・ソンチェの作詞になっている(共作も含む)。音楽事務所で社長が作詞家というのは珍しいのでは、と思うが。またテサビエ作詞の曲が2曲ある。5曲目「나는 아직도:私はまだ」と10曲目「내 사랑:私の愛」がそうだ。

全曲いい曲で、私がイメージするテサビエらしい曲が大半だが、何曲か興味深い曲が有る。
4曲目の「사랑병:愛の病」はテサビエらしくない曲でいい曲なのだが、曲がAfter Schoolの「너 때문에:君のために」と同じ曲に聞こえるのだが、そうなんだろうか(歌詞は異なり、作詞作曲編曲はSUNとなっている)。
6曲目「빨주노초파남보:パルチュノチョパナムボ」もテサビエのイメージとは異なる可愛い曲で、with사랑해미안해(愛しているごめんね)となっている。こういう名前のアーティストらしく、他にも3曲登場する。つぎの7曲目「아이러브유:アイラブユー」も、同じようにちょっと可愛い感じの曲だ。
10曲目「내 사랑:私の愛」は彼女たちの作詞だが、なんか可愛いというより、清楚な感じのいい曲だ。続く11曲目「연인할래요:恋人します」もそんな印象の曲である。
12曲目「내 사람입니다:私の人です」は意味が分からない。この曲にテサビエは登場しない。誰が歌っているのかもいまいちよく分からない(どういうこと???)。

テサビエ(殆死悲愛)1集「죽을만큼 슬픈 사랑:死ぬ程悲しい愛」、12曲目「내 사람입니다:私の人です」を除けば、アルバムとしてもなかなかよく(ただ、4曲目の「사랑병:愛の病」が気になるが)、いままでのテサビエのイメージに可愛いらしさ、清楚感が加わったいい仕上がりのアルバムになっている。(ただし、12曲目はいらない!)



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Jungin ( チョンイン )

2010-03-18 | R&B



정인
Jungin
チョンイン
최정인:チェ・ジョンイン
1980年12月7日生れ
Leessang Company ← Jungle Entertainment


〈 Music Video 〉
       YouTube Channel 정인 Jung In

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2013.10.18 チョンインの「秋女」
       2013.03.12 チョンインがミニアルバムをリリース
       2010.12.02 チョンインのラジオ映像 (2010.10) - 朝のNatePann


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      R&B

《 Audition / Video 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       facebook
       twitter
       정인 3rd 그니




《 Album 》
        MiniAlbum 「가을여자:秋女」 2013年10月
        MiniAlbum 「그니:その女」 2013年3月
        MiniAlbum 「Melody Remedy」 2011年4月
        MiniAlbum 「정인 From Andromeda」 2010年3月

《 myCollection 》
      정인 From Andromeda / Melody Remedy / 가을여자:秋女




【 2013.12.03 / 가을여자:秋女 】
チョンインのJungle Entertainment(정글엔터테인먼트)での最後のアルバムとなった「가을여자:秋女」。
彼女はJungleとの契約満了に伴い、리쌍:リッサンが設立したLeessang Company(리쌍컴퍼니)へ移籍した。

今回もジャケット内の文字はすべて手書きで、また、私には解読できない(Daum Musicが頼りだ)。

収録された5曲のすべての曲が彼女によるもので、4曲が作詞・作曲、1曲が作詞(共作)のみとなっている。
プロデュースも、今回もチョンイン自身によるものである。

Track List
  01. 「똑똑이:トクトギ」
     lyrics: 정인  composed: 정인  arranged: 정인
  02. 「ㅂㅅ」
     lyrics: 정인 & 곽은정  composed: 하림  arranged: 하림
  03. 「가을남자:秋男」
     lyrics: 정인  composed: 정인  arranged: 프라이머리
  04. 「사랑열차:愛の列車」 feat. 버벌진트:Verbal Jint
     lyrics: 정인 & 버벌진트  composed: 정인  arranged: 정인
  05. 「짜잔:チャジャン」
     lyrics: 정인  composed: 정인  arranged: Geol

     NameList
       정인:チョンイン / 곽은정:クァク・ウンジョン / 하림:ハリム / 프라이머리:Primary
       버벌진트:Verbal Jint

1曲目のタイトル名「똑똑이」は、「똑똑히」であれば「はっきりと」と訳せるのだが。
(もしかすると、一般的にこういう書き方をするのかも知れない(?))
チョンイン自身の実体験をもとにインスピレーションで書いた曲のようだ。

2曲目のタイトル名「ㅂㅅ」は、ニュース記事もチェックしたが、まったく何を意味しているのか理解できない。
(これは、ニュース記事を読むと、本国の一般の人にも不可解のようである)

リードトラックは3曲目「가을남자:秋男」で、この曲のチョンインのラップはLeessangの개리:ケリの指導の下で完成させたものらしい。

4曲目「사랑열차:愛の列車」は、Verbal Jintがフィーチャリングされ、列車の擬音を入れたチョンインの編曲がちょっと面白い。

最後の曲のタイトル名「짜잔」も、どう訳していいのやらよく解らないのだが、応援歌(?)のような曲のようだ(?)。
編曲のGeol(궐)は、チョンインの古巣と言うべきG.Fla(지플라)のメンバー、이궐:イグォル(ピアノ)である。
(Geolは2009年11月に1集、2011年11月にミニアルバム「Seoulite」をリリースしている)

チョンインの「가을여자:秋女」、リードトラックでの彼女のラップなど新しい一面も見られ、またプロデューサーとしてもチョンインらしい(チョンイン節の)アルバムに仕上がっていると言えそうだ。


【 2013.04.23 / 그니:その女 】
チョンイン3枚目のミニアルバム「그니:その女」、タイトルの「그니:クニ」は純粋な意味での朝鮮民族の言葉のようで「그 여인:その女」を意味し、アルバムコンセプトは現代の女性たちの愛の物語を歌っているようだ。

全5曲の収録曲は、女性の目線で見た極めて平凡だが現実的な愛に対する5つの話が収録されているそうだ。
リードトラックは2曲目「그 뻔한 말」なのだが、この「뻔하다」にはいろんな意味があるようで、訳には迷ったが、ここでは「ありふれた」と訳してみた。

プロデュースはチョンイン自身によるもので、そのほかアルバムに関するすべてに彼女の考えが加わっているようで、ジャケットの文字も、すべてが手書きなのだが、この文字も彼女が書いたものらしい。
おかげで、私には解読するのに時間を要する(というか、ほとんど読めない)。
(なお、クレジットのプロデュースには、彼女の横に길:キル(Leessang)の名前も書かれている)

Track List
  01. 「치,:チ」
     lyrics: 정인  composed: 정인 & 조정치  arranged: 정인 & 홍소진
  02. 「그 뻔한 말:そのありふれた言葉」
     lyrics: 개리  composed: 윤건  arranged: bk! (a.k.a Astro Bits)
  03. 「그런 말 마요:そんなこと言わないで」
     lyrics: 정인  composed: 정인  arranged: 정인 & 이나일 & 곽은정
  04. 「좀 걷자:少し歩こう」 feat. 개리:ケリ(Leessang)
     lyrics: 개코 & 개리  composed: 개코 & 장재원  arranged: 장재원
  05. 「OK?」
     lyrics: 정인 & 곽은정  composed: 정인  arranged: 정인

     NameList
       정인:チョンイン / 조정치:チョ・ジョンチ / 홍소진:ホン・ソジン / 개리:ケリ / 윤건:ユンゴン
       이나일:イナイル / 곽은정:クァク・ウンジョン / 개코:ケコ / 장재원:チャン・ジェウォン

1曲目のタイトル「치,」の意味が(訳が)、歌詞の内容を見ても、まったく意味不明だ。
「,」が付いているので、やはり「Chi,」ということなのだろうか(?)。
この曲の作曲には、長年の恋人であるギターリストの조정치:チョ・ジョンチが共作となっている。

「그 뻔한 말:そのありふれた言葉」は、作詞がLeessang:리쌍の개리:ケリ、作曲がBrown Eyes:브라운아이즈の윤건:ユンゴンの作品だ。
編曲のbk!は、別名Astro Bits(아스트로 비츠)というらしく(さらに、本名が김범수:キム・ボムスと紛らわしく)、なんとS#arpのアルバムにも名が載っている(Daum Music)。

今回のアルバムではチョンインの曲が3曲で、そのいずれもが彼女の作詞、作曲、編曲となっているが(共作)、最後の曲「OK?」が愛をいま始めようとする内容の歌詞のようで、明るい感じの曲でいい。

4曲目「좀 걷자:少し歩こう」は、フィーチャリングと作詞がケリで、作詞と作曲はDynamic Duo(다이나믹 듀오)の개코:ケコ、作曲と編曲は장재원:チャン・ジェウォンで、なんだか面白い組み合わせとなっている。
(なお、チャン・ジェウォンは別名がPhiltre:필터だそうだ)

チョンインのミニアルバム「그니:その女」、女性の愛の物語というコンセプトに沿った統一感ある(あるであろう)5曲が収録されたアルバムに仕上がっているようなのだが、歌詞の内容が直接理解できないと曲の良さが解らないようで、如何せん残念ではある。
で、チョンインのアルバムとして音だけを聴く時、前2作のソウルでパワフルな曲たちとくらべ、今回はバラードのように愛の物語りをより淡々とソフトに語るようなアルバムとなっているように思う。
それだけに、私としては前2作とくらべて少しもの足りなくも感じる。


【 2011.04.17 / Melody Remedy 】
今回のチョンイン2枚目のミニアルバム「Melody Remedy」は、世間的になかなかの好評のようである。
リードトラックである「장마:梅雨」は、4月5日にオンラインに公開された後、cyworld BGMチャートで1位、Bugsのリアルタイムチャートでは2位に上がったようで、そのほかのアルバム収録曲すべての曲も各オンラインサイトで上位圏にランクされ、とくにcyworld BGMチャートでは20位圏に入ったようだ。

今回のジャケットは、けっこういい。絵画のようなチョンインのスナップ写真が10数枚載せられ、これが悪くない。
ただ、前回に同じく、歌詞カード、クレジットの書き込みは、走り書きな手書きで、判読に苦労する(汗)。
その読みにくい文字を解読してみると、プロデュースは今回も、리쌍:リッサンの길:キルであり、Co-Producedとしてチョンインの名も書かれている。

収録曲全5曲の中で、3曲が作詞・作曲にチョンインが絡んでいるようで、最後の曲では作詞・作曲、そして編曲もチョンイン単独となっている。
また、長年の恋人であるギターリストの조정치:チョ・ジョンチも、1曲だが参加している(下から2枚目の写真だ)。

1曲目「Because...」、ひょっとして別れた恋人に会うことができるかと思い、思い出の場所に訪れる、といった内容の詩のようで(たぶん(汗))、チョンインがしっとりと歌いあげる。노영심:ノ・ヨンシムの作詞・作曲だ。
2曲目「장마:梅雨」、このアルバムのリードトラックで、雨音と雷の音から入る。恋人と別れた後、涙を止めることができないことを梅雨に比喩した叙情的な歌詞のようだ。甘いメロディーに、まさにチョンインだと思わす声色がなんともいい。作曲・編曲はBrowneyed Soulの고영준:コ・ヨンジュン(編曲とも共作)、作詞はDynamic Duoの최자:チェジャ(최재호:チェ・ジェホ)による。
3曲目「KISS ME」、作曲はPEEJAY(박정철:パク・チョンチョル)とチョンイン(編曲はPEEJAY)、作詞がリッサンの개리:ケリで、カリプソ風アレンジ(?)のノリのいい曲になっている。この曲のギターがチョ・ジョンチだ。
4曲目「철수와 미미:チョルスとミミ」、この曲もゴキゲンな感じで、ノリのいいミディアムテンポの曲に作られ、キルとSupreme Teamがフィーチャリングされている。作曲がPEEJAY、キル、チョンインで、作詞に4人もの名が有り、その中にSupreme TeamのSimon Dとチョンインも有る。チョンインのハスキーな声色がいい。
ラスト「연말특수:年末特殊」、訳がよく解らないが、そういう意味だ。作詞・作曲、そして編曲も単独でチョンインの曲で、バックコーラスも彼女で、1人4役でやっている。とくに可もなし不可もなしって感じの曲だ(笑)。

チョンイン2枚目のミニアルバム「Melody Remedy」、1枚目「정인 From Andromeda」にくらべ、かなりいい。前回よりも大衆側にシフトして、曲も、彼女の歌もレベルアップしたいいアルバムに仕上がっていると思う。


【 2010.03.18 / 정인 From Andromeda 】
정인:チョンイン、彼女のデビューは리쌍(Leessang):リッサン2002年1集「Rush」でのフィーチャリングである。
そして、解散していないはずだが、彼女のバンドといっていい、G-FLAのボーカルである。

歌手になって8年後のソロリリースだ。独特の声色を持つ。今回のリリースは、彼女を知る多くの人が期待して待っていた。その「정인 From Andromeda」、本人は80%の満足のようで、残りの20%は近い将来出す予定のアルバムに残すと言っている。

ところで、彼女、じつは歌手として大きなハンディキャップを背負っている。先天的に左耳の聴力をほぼ失っているらしい。しかし、彼女はこれには動ぜず、残り耳の聴力が正常だから歌を歌うことには問題が無いと言う。

プロデュースはリッサンの길:キルなのだが、今回のリリース、資金的に苦しかったようで、3月13日放送のSBS「キムジョンウンのチョコレート」でのチョインのコーナーで応援にステージに登場した際、アルバムリリースにまつわる話をしようとした途端、その時のことを思い出したのか、突然涙で話が途切れてしまった。これには、そばにいたチョインもリッサンの개리:ケリーもビックリした様子で、チョインが肩をたたき、抱きしめる(軽く)ほどであった。よほど資金繰りに苦労しのか、また子弟の彼女への想いが強いのであろう。

その資金繰りの結果だろうか、ジャケットは大変質素な感じだ。1枚の、あまり上質とは言えない厚紙を三つ折りにした中にCDメディアと冊子になった歌詞カードが挟まった感じで収まっていた。

それはいいのだが、文字が手書きで外国人には大変読みにくい(読めない)。で、なんとか読める範囲では、プロデュースはもちろんリッサンで、1曲目「Show!」、2曲目「살아가는 동안에:生きていく間に」はキルの作曲のようだ。この「Show!」の作詞、バックコーラスにはTablo、そして同じくバックコーラスにAlexの文字が読める。
また、PEEJAYの項目にチョインの文字が読めるのだが、このPEEJAYの意味が分からない(汗/恥)。
ラスト5曲目の「고마워:ありがとう」の作詞作曲はチョインで、この曲はギター奏者である彼女のボーイフレンドへの感謝を歌にしたもののようだ。

この彼氏、上で書いた「キムジョンウンのチョコレート」にビックリ登場し(彼女はもちろん、この番組のスタッフも知らなかったようだ)、彼のギター伴奏で、この「고마워:ありがとう」を彼女は歌っている。彼、CDへの収録にも参加しているようで、曲名には「고마워 (Feat.남자친구:男友達)」と書かれている。(で、この彼の名が残念ながら手書きのため読めない)

「정인 From Andromeda」、収録曲は5曲だが、さすがチョイン、なかなか聴かせてくれる。いい。
世間の人気の方も、リリース2日後の13日、cyworld BGMチャートで、そうそうたる音源たちを抜いて1位に上がったそうである。
そして、彼女の言によれば、満足度残りの20%を満たすリリースが近い将来とのこと、楽しみである。



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