気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Poppin HyunJoon ( ポッピンヒョンジュン )

2008-10-29 | HipHop


これも、江南COEX MALLのEvan Recordsで買って来たCDの中の1枚である。今回の江南での購入予定は、Bigbang(StandUp)、Younha(2集)、Zion(1集)、FTisland(2集)の4枚だけでPoppin HyunJoonはまったく頭に無かったのだが、Evan Recordsの陳列棚を何気に眺めていると、買え、とばかりに黒いジャケットが目に入って来た。
このアルバムは去年のリリース当時(2007年5月)、コレクションしようかどうか迷ったあげく保留にして、その後、何度か迷っているうちに通常での入手はむずかしくなってきていた。
しかし、なぜか(たまたまだとは思うのだが)、リリースから1年4ヶ月が経過していたにもかかわらず、Evan Recordsの陳列棚では目立つところに置いてあった。もしかしてEvan Recordsの誰かの意図なのか、Poppin HyunJoonが最近、再度話題にでもなったのだろうか。ネットで見る限りそんな様子も無いのだが。

去年の5月の頃は、まだ、HipHopにも違和感が有り、Poppin HyunJoon自身にも、いまひとつ抵抗感もあった。しかし、こうしてCDを手にし、聴き込んでみると、やはりコレクションして良かったと思う。けっして彼の歌唱力自体は、それほどでもないのだが、アルバムとしてはなかなかいい。
彼について言えば、そもそも彼のパフォーマンスは、歌手というよりダンサーである。本来はCDでなくDVDをコレクションすべきであるのだ。(実際、DVDはリリースされている)
彼、Yahoo!と輝国山人さんのプロフィールデータによると、学歴が대원:テウォン科学大学の機械設計学科ということらしい。しかし、機械設計学科って、なんかイメージが違う。また、趣味というか特技が絵を描くことらしい。どんな絵か分らないが、これもなんだかイメージと異なる。CDジャケットの絵が彼の描いたものかと思ったが、とくにクレジットには彼の名は見当たらない。
また、彼はなんだか自叙伝「One&Only」なるものを書いている。なので、これが読めれば彼について詳しく分るのだろうが。しかし、どんな自叙伝か分らないが、そもそも自叙伝を書くってことが、どういうことなんだろう。
(おそらく、この本の表紙の絵は彼によるものだろうと思う)

このPoppin HyunJoon 1集、当然全曲HipHop系だ。はっきり言って歌そのものは特別際立ったものが有るわけでは無い。本来聴くというより踊るアルバムだろうか(?)。つまり、Dance曲というよりは、Dance用の曲、といった感じで、私にすれば、ちょうど歩きながら聴くにはバッチリのアルバムだ。最近また、健康のため最寄の駅から家までの坂道をこれを聴きながら歩いている。15分コースの道のりだが、このアルバムの1~3曲目のおかげで10分コースに短縮できそうだ。(まだ12分を切ったぐらいだが)
1曲目「Dance School」は、まさに「School」のイメージで、なんかダンスの練習曲のようだ。
Dance系の曲は何度も聴いていると飽きる曲も有るのだが、このPoppin HyunJoon 1集、いまのところ飽きない。

ところで、5曲目「Fly High」のフィーチャリングは、이준기:イ・ジュンギである。もっとも、フィーチャリングといっても、はっきりイ・ジュンギがフィーチャーされている、と分るような録音にはなっていないが。正直、誰が誰だか。
じゃなぜ、わざわざイ・ジュンギなのか。おそらく、人脈によるものだろうと思う。彼らは師弟関係にある。もちろんPoppin HyunJoonが先生で、Poppin HyunJoonは踊りの教え子としてイ・ジュンギをかなり高く買っているようで、ネット上にもその記事がアップされている。師弟の年齢関係は、Poppin HyunJoonが1979年1月30日生れ、イ・ジュンギが1982年4月17日生まれということで、3歳違いで年齢的にもとりあえずPoppin HyunJoonが年上のようである。
そう言えば、家内の関係でイ・ジュンギのファンミのDVDが回ってきたのを観たことがあるのだが、この時にもPoppin HyunJoonが客演と言うか、先生としてステージに登場し、二人で踊っていた。これ以外にも二人の写真はネット上でよく見かける。
そもそも彼らの関係は何で始まったのだろう。ちょっとネットを見ただけではさすがに分らないが(瞬時にハングルが読み取れれば可能だろうが)、2006年のイ・ジュンギ主演「フライ,ダディー」で共演はしている。これがスタートなのか結果なのかは分らないが。
また、因みに演技者としてのPoppin HyunJoonは、2006年のMBCドラマ「オーバー・ザ・レインボー」にも出演していた。TheNutsの지현우:チ・ヒョヌ、FlyToTheSkyのファニー、そして김옥빈:キム・オクビン共演のドラマだ。Poppin HyunJoonはチ・ヒョヌが所属のダンスグループのリーダーという役であった。このドラマはなかなか面白かったが、演技者としてのPoppin HyunJoonは、まずまずといったところか。
彼はゴリラ・ヒップホップ・スクールなどで踊りの講師もしているようなので、やはりこちらの延長線で力を発揮していった方がいいようにも思えるが(失礼)。

5曲目の「Fly High」には、もう一人フィーチャリングされている。こちらは歌手서인영:ソ・イニョンである。彼女のフィーチャリングは、もう1曲有る。7曲目の「내게로와:(訳せない)」だ。
彼女との関係は事務所だと思う。現在、Starempireで同じ事務所に所属している。ただこれも、1集収録時に既にこの事務所に二人がともに所属していたかどうかは分らない。

Poppin HyunJoon、おそらく、2集はリリースすると思うが、その場合、どんなアルバムに作り上げるのだろうか。
1集の延長線上のものか(この線は無難だが、しかし面白くない)、あるいは、歌い込んで違うジャンルにも挑戦してくるのか(この場合、ジャンルはどんなものを)、たいへん興味深い。




팝핀현준
Poppin HyunJoon
ポッピンヒョンジュン
本名: 남현준(ナム・ヒョンジュン)
1979年1月30日生れ

■ Genre
HipHop

■ Profile
empas
Naver

■ Album
1集(One & Only) 2007年5月 (28歳)

■ myCollection
1集

■ cdComment
2集は有ると思うのだが、であれば、どんなものになるのだろうか

■ Audition
Bugs
Mnet

■ Video
cyworld

■ ReleasedCD
Sound Space

■ Official/PrivateSite
StaremPire (所属事務所HP)




◆ 1集 ◆



01. Dance School
02. Don't Stop [song ver.]
03. My Stage
04. Two Face
05. Fly High [feat. 이준기:イ・ジュンギ & 서인영:ソ・イニョン]
06. 사자후:獅子吼
07. 내게로와 [feat. 서인영:ソ・イニョン & 정영주:チョン・ヨンジュ]
08. Fighter
09. Gentleman In The Club
10. The New Born
11. Don't Stop [nar ver.]


ZioN ( シオン )

2008-10-08 | R&B



시온
ZioN
シオン
임성윤:イム・ソンユン
1979年10月29日生れ


〈 Music Video 〉
   Bugs MusicVideo 全3映像(60秒)
   DaumMusic MusicVideo 全2映像


  
  
  
  
  
  
  
  


《 Genre 》
  R&B

《 Audition / Video 》
   Daum Music
   곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 포토:フォト / 정규:正規版 비정규:非正規版 싱글:シングル
   Bugs
   아티스트:アーティスト 앨범:アルバム 곡:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 한마디:ひと言
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集

《 Profile 》
   Nate
   Daum
   Naver

《 Official / Private Site 》
   Zion First Story
   miniHP




《 Album 》
    SingleAlbum 「Beautiful Life」 2011年8月
    1集 「The First Story」 2008年8月

《 myCollection 》
  1集「The First Story」
  SingleAlbum「Beautiful Life」




【 2011.09.04 / Beautiful Life 】
2008年8月に1集をリリースして、OSTやフィーチャリングなどでは姿を見せていたのだが、ちょうどきっちり3年ぶりにシングルをりりースした。(今回2011年の8月19日のリリースで、1集も8月19日である)

ジャケットのインナー写真がいまいちだ。というかガッカリである。はっきり言って、特別美人さんではないZioNだが(失礼)、もう少しうまく撮れるだろうと思ってしまう出来だ。
ジャケット自体のデザインも、クレジットの記載位置がCDメディア収納下になっていて大変読み辛い。

プロデュースは、連名(이택승:イ・テクスン)となってはいるがセルフプロデュースで、ボーカルアレンジも彼女自身となっている。
収録曲は全7トラックの全5曲で、ちょっと見るとミニアルバムにも見えるが、3曲目から5曲目は1集からの収録で、つまりシングルアルバムとなる。ネット上音源サイトの掲載曲も新曲2曲(と、そのインスタルメンタル)だけが掲載されていて(Mnetは薄字で書かれているが)、もしかすると1集からの3曲は急遽追加したのかも知れない。
1集からの時間がかなり経っていることもあって、これは正解ではないだろうかと思う。(リメイクという形もあるが、それはちょっと違うと思う)

Track List
  01. 「Superman」
     lyrics: 이택승 & 정대우 & 이다인  composed: 이택승  arranged: 이택승
  02. 「태양을 사랑한 달:太陽を愛した月 (태.사.달)」
     lyrics: ZioN  composed: ZioN  arranged: 이택승
  03. 「미워할 수 없는 너:憎むことができないあなた」
     lyrics: 최갑원  composed: 전승우  arranged: 전승우
  04. 「BF (Best_friend)」 feat.BigMama 이지영:イ・ジヨン
     lyrics: 전승우  composed: 이현정  arranged: 이현정
  05. 「Gloomy Luv」
     lyrics: ZioN  composed: ZioN  arranged: 이택승
  06. 「Superman」 Inst.
  07. 「태양을 사랑한 달:太陽を愛した月 (태.사.달)」 Inst.

      이택승:イ・テクスン / 정대우:ジョン・テウ / 이다인:イ・ダイン / 최갑원:チェ・ガブォン
      전승우:チョン・スンウ / 이현정:イ・ヒョンジョン

1曲目の「Superman」がリードトラックで、曲のタイトル「Superman」は、あの映画・ドラマの「スーパーマン」ということでメッセージソングのようである。彼女が本物の歌を聴かせてくれる。
また音とは関係無いのだが、この曲のミュージックビデオには유진:ユジンが主演している。
(ユジンは2008年8月19日に弘大(홍대)で行われたZioNのショーケースで司会をしている)
2曲目の「태양을 사랑한 달:太陽を愛した月 (태.사.달)」は、ZioNの作詞・作曲で、編曲が이택승:イ・テクスンのバラード曲で、ZioNの感性と歌のうまさが光る。
3曲目~5曲目までは、1集「The First Story」から、なるほどの「미워할 수 없는 너:憎むことができないあなた」、BigMamaの이지영:イ・ジヨンとのデュオがいい「BF (Best_friend)」、そして彼女の作詞・作曲の「Gloomy Luv」のバラード系3曲が収められている。

3年ぶりにリリースされたZioNのアルバム「Beautiful Life」、忘れかけていた彼女の歌のうまさを思い起こしてくれる1枚である。


【 2008.10.08 / 1集 】
このZion1集「the first story」は、ソウル江南のCOEX MALL地下にあるEvan Recordsで何枚か買って帰ったCDの中の1枚である。

Zionのデビュー曲はデジタルシングルで2006年4月に「Time Breaker」がリリースされているが、今回の1集には、その曲「Time Breaker」は収められていない(残念)。この曲はダンス系の曲で、今回の1集とは別人であるかのようだ。この「Time Breaker」もYouTubeなどで聴く限りなかなかのものだ。
この1集「the first story」を聴いていると、この人のベースはR&B系かとも思うのだが、因みにnimiHPの昔の姿を見るとHipHop系だ。

彼女は、なんか70年代の有名な男性デュオの末娘ということらしい。
そして、2000年조성모:チョ・ソンモ3集「Let Me Love - 아시나요:ご存じですか」のデュエット選抜オーディションで、3000人の中から選ばれたようだ。
調べてみると、たしかにラスト13曲目の「영혼:魂(Ghost)」で、임성윤:イム・ソンユン(本名)の名でフィーチャリンされている。
大学は同徳女大学の実用音楽科だが、2年間歌手이은미:イ・ウンミの個人弟子でトレーニング受けたようである。(で、なるほどと思う)
作曲とピアノの実力もあるようで、いままでにほかの歌手たちのフィーチャリングや、2001年、2003年の何らかのアルバムに参加しているようなのだが(2003年はアメリカのようだ)、いろんな事情で1集リリースまでには10年の歳月がかったようである。

Zionの名は聖書に出てくる聖地のようで、彼女は敬虔なクリスチャンのようである。
(良くは知らないが、調べるとZionはダビデが宮殿をたてたエルサレムに有る聖丘のようだ)

彼女のプロフィールの詳細は以下のべージに有る
임용재 막내딸 시온 준비된 신인가수 “이은미 무대뿐아니라 가르칠 때도 맨발”

ジャケットのインナー写真を開いてみると、予想していなかったのだが29歳のセクシーさも漂わせた、なかなかうまく撮れた写真が7カットほど載せられている。むかしのminiHPの写真などと見くらべるとずいぶんなイメチェンではある。ちょうど、シングル「Time Breaker」と今回の1集「the first story」との違いに合致する。

アルバムとしてはバラードと言っていいのかも知れないが、ベースにはR&Bな感じを受ける。そのことはアルバムの後半の何曲かでとくに感じさせる。
それを強く感じさせるのが8曲目の「Best Friends」で、フィーチャリングはビッグママの이지영:イ・チヨンなんだが、この2人のデュオがなかなかいい。
10曲目「사랑하면서:愛しながら」がなんだか歌謡曲ぽくて、少し異質な印象を受けるが、これはこれで大衆的でなかなかいい。
ラスト12曲目「Gloomy Luv」が彼女の作詞作曲によるものだが、悪くない。
彼女のバラードは、少しねばった感じもするが、けっこう迫ってくるものがあり、声色も張りの有るいい声色で、訴えかけてくる。
Zion、どうやら本物のようで、ベースがしっかりできている感じで、聴き込むほどに実力を感じることができる。好み的にも私の好みの色だ。2集が期待できるのではないろうか。なかなかいい。