気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Yuri ( ユリ )

2008-04-30 | R&B

 Single 「Doh Doh」


유리
Yuri
ユリ
本名: 정유리(チョン・ユリ)
1984年12月6日生れ
GF Music

〈 myPV 〉  ※ 右クリック
   가슴아 제발 (2集)
   가슴아 제발 (2集)
   작지만 커다란 사랑 (1集)
   슬픈 영혼 (1集)
   슬픈 영혼 (1集)
   슬픈 영혼 [MV] (1集)







《 Genre 》
  R&B

《 Audition / Video 》
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集
   Bugs(New)
   전체앨범정보:アルバム 전체곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ / 정규:正規版 비종규:非正規版

《 Profile 》
   Nate
   Daum

《 Official / Private Site 》
   miniHP
   DaumCafe




《 Album 》
   2集 「The Ring Of Diamond」 2008年4月
   1集 「Just Like R&B」 2001年9月 (16歳)

《 myCollection 》
  2集




【 2008.04.30 / 2集 】
1集に関しては天才少女と言われ、本格派R&B系のアルバムでデビューしているようで、ヒットはしなかったようだが、試聴する限り、なかなかの音を聴かせてくれる。また、詳細を調べてはいないが、ネット上の記事によると、高校生でありながらアルバムに収録された曲すべての作詞作曲を自らが手がけ話題になったようだ。最後の曲の「작지만 커다란 사랑:小さいけど大きな愛」は自らピアノを弾いているそうだ。
日本のメディアにも登場したことがあるらしい。
デビュー後は、自身の進学問題やマネージャーとの葛藤などもあり、一時音楽界から姿を消す結果となってしまったようである。

今回の2集は6年半ぶりの、文字通りのカンバックということになる。

Yuri 2集、なかなか個性的なアルバムだ。どう表現していいのか、文字にうまく書けないのだが、面白い、いいアルバムになっている。意図的な曲の配置だろうと思うが、アルバムの真ん中6曲目「Gift of God」で世界を分けているように思う。
ちょっと声色が硬めなのが、私の好みとしては気になるが、たしかに天才的にうまい。
前半も後半も、じつにいい。前半は聴けば聴くほど良くなり、後半はテンポの有るリズミックな、実験的、挑戦的な曲が多く、好きだ。
クレジットを見てみるとExecutive ProducerはRising Creative(所属事務所)となっているが、ProduceはYuriの事務所のようである。作詞作曲は自身も含め、名立たる人が参加しているようである。

リードトラックは1曲目の「가슴아 제발:胸よどうか」で、前半部を代表するいい曲である。
1曲目から5曲目はソウル&バラードな曲でまとめており、編曲にアコースティックピアノが耳につく(目立つ)。私の好みを言えば、少し大衆的だが4曲目の「행복한 여자:幸せな女」が好きだ。
彼女の作曲作品は、2曲目の「난 이제 어쩌죠:私これからどうしよう」で、作詞作曲の一つ目が6曲目「Gift of God」で、作曲はNew Trackという人(?)との共作となっている。(編曲もNewTrack)。New Trackという人は8曲目でコーラスも入れている。
この「Gift of God」でこのアルバムの前半部と後半部を分けているように思う。
7曲目の「휴대폰 왜 잠궈나:携帯をなぜ秘密モードにするの」からバラードな世界からリズムを強調した世界へ一変する。おそらく彼女の中では、どちらの世界も同等な比重があるのではないか。また、なんか実験的な臭いもする。(な~んて、想像したりするのだが)いずれにしても、アルバム作品として好感が持てる。
そして、彼女のもう一つの作詞作曲が、리치:リチという人との共作の(作詞作曲とも)、その「휴대폰 왜 잠궈나:携帯をなぜ秘密モードにするの」だ。このリチという人は編曲と、フィーチャリングもされている。この曲は個性的で、おもしろい曲だ。
おもしろいと言えば、10曲目の「젖은나비:濡れた蝶」もおもしろい曲だ。わるくない。
あと、彼女の作詞が9曲目「내꺼:私のもの」と、13曲目の「날아올라:飛んでおいで」なんだが、この「날아올라:飛んでおいで」の作曲と編曲はOsamuKubota(久保田修:間違いないと思う)という人だ。
11曲め「Foxy」、これまた分かりやすいロックで、いい曲だ。単純明快、素直にのれる。
最後の2曲「반대말:反対言葉」と「날아올라:飛んでおいで」で、このアルバムを静かに歌い上げて終えているが、この2曲に関しては、少しもの足りないというか、不満を感じる。ちょっと選曲が違うような ・・・ 。
そして、最後のトラック(14曲目)「가슴아 제발:胸よどうか」のInstrumentalは要らないように思う。(だいたい、基本的にどのアルバムにもInstrumentalは要らない(笑))

Yuri、聴けば聴くほど、まだまだ上昇中、って感じで、現在かなり最高、って感じだ。さすが、その昔天才少女と言われたことだけのことはある。




張力尹 ( チャン・リイン )

2008-04-02 | R&B


中国のアーティストということで、ここでの掲載はしないことにしていたのだが、しかしやはり、ちょっと気になるアーティストではあるので、掲載することにした。

張力尹:장리인:チャン・リインのファーストアルバムは期待して待っていた。彼女のシングル「Timeless」を聴いて、正規1集がリリースされればコレクションに加えるつもりでいた。しかし、今回のリリースは、韓国アーティストとしてでなく、現地(中国)のアーティストとしてのファーストアルバムであった。

彼女のプロフィールを、KBS World Radioさんの掲載内容をもとに概要で書くと以下になる。
チャン・リインは13歳の時(2003年の春)に中国四川省のより韓国にやってきている。SMエンターテインメントが中国市場をにらんでのプロジェクトに参加、と言うか、担ってということのようである。
彼女の両親はともにバイオリニストらしく、彼女もバイオリンを10年間習っている。歌は子供の頃から好きで、うまく、のど自慢大会では入賞していたようだ。
そこに、才能ある中国人の歌手志望者を探していたSMエンターテインメントがスカウトした、ということのようだ。そして、すでに韓流の波を感じていたチャン・リインと、なんとご両親も、ためらわず韓国行きを決めたそうだ。これは、ご両親も韓国へいっしょに来たということだろうか。ということであれば納得できるが、もし、13歳の娘一人を異国の地にやったというのであれば驚きである。

SMエンターテインメントの戦略としては、韓国のコンテンツを輸出する第1次韓流がHOTとBoAで、外国と合作する第2次韓流がカンタ&ヴァネス、スーパージュニアで、今回の韓国の文化技術で現地化されたコンテンツを制作する第3次韓流がチャン・リインということのようである。つまり、チャン・リインは、SMエンターテインメントが計画する「韓流の新しいモデル」ということのようだ。なので、このファーストアルバム「星願 I Will」が中国語、中国のコンテンツで出来ているということなのだろう。

チャン・リインは、外国人であることをほとんど感じさせない韓国語の発音ができるようで、これは、歌で気持ちをきちんと伝えるためには言葉が重要だというSMエンターテインメント代表、イ・スマンの指導方針に従って、韓国語の習得にかなり力を入れてきたことによるもののようである。なもので、韓国語での正規1集のリリースになるのかと思っていたのだが ・・・ 。
シングルデビュー曲「Timeless」は、東方神起の시아준수:シア・ジュンス(Xiah)をフィーチャリングし(じつにうまいフィーチャリングの仕方だ)、チャン・リインはこの曲でデビューわずか16日にして地上波テレビの歌謡チャート番組で1位を獲得する快挙を成し遂げ、サイワールドミニホームページのバックミュージックとしても最も高い売上を上げた新人歌手としても記録された。また、Melonのストリーミングチャートとダウンロードチャートでも2週連続1位の人気であった。そして、この「Timeless」は韓国、中国、台湾、タイ、香港で無料ダウンロードサービスを実施し、87万件のダウンロード数を記録しているようだ。
SMエンターテインメントの今後戦略としては、韓国、中国はもちろん、アジア全域での活動を考えており、また海外からの注目度も高い。

CDジャケットの写真だが、最近こういうのが流行なのであろうか、表が彼女のイスに座った後ろ姿で、裏がその彼女が、そのまま振り返ったものとなっている。
じつは、中国のCDというのは(中国製という意味ではない)、今回が初めての入手で、初めて聴いたことになる。中国映画のDVDの中で、ジャンルの異なるものは何度かは聴いているのだが。もっともこれも、制作が韓国で、歌手も韓国で育てられたわけで、純粋の中国産のアルバムではないのだが。
中国語のR&B(のようだが)、言語が異なると、やはりちょっと違うようだ。英語と韓国語との違いはあまり感じなかったのだが、中国語はかなり違って聴こえてくる(初めてなのでよく分らないが)。
ところで、このリリースにも韓国語の歌詞カードが付いてきている。これは非常にいい(私は日本人だが)。もっとも、リリースがSMエンターテインメントなわけだから当然ではあろうが。

作詞は13曲目「성원:星願 I will」と14曲目「연인이여:恋人よ Lovers」の韓国版以外はすべて中国語の歌詞である。作曲は、実質11曲中、2曲目の「初戀 First Love」と5曲目の「幸福的左岸 Lovers」だけが中国の丁豆豆という人の作曲で後は英文字の人と韓国の人が半々だ。編曲は11曲目の「Y (Why...)」が英文字の人で、12曲目の「Timeless」は日本人の名前のようだが(クレジットの記載が「KENZIE」となっている)、それ以外は韓国の人によるものだ。そして、12曲目にもってきた「Timeless 」は中国語だ。シングルは持っていないので聴きくらべは出来ないが、試聴した感じでは、もしかするとこのアルバムの方がいいかも知れない。この曲、たしかに、人気があるだけのことはある。じつにいい曲だ。
6曲目「后(후:後) After」もなんかいい。中国語の関係か発声がなんか違うような。
11曲目の「Y (Why...)」もいい。チャン・リインの声色がいい。
いやぁ、チャン・リイン、いいですね。

ところで、ジャンル的にはR&Bでいいとは思うのだが、そうすると、中国語のR&Bらしきものを今回初めて聴いたことになるが、韓国語の初めての時と違って、ちょっと違和感を感じる。もちろん、一人ぐらいのアーティストを聴いたぐらいでは言えない話しなのだが、しかしそれだけに、なにか一つの世界がありそうにも思える。
にしても、やはり、歌というのは言語でけっこう違ってくるものだ、と今回思ってしまった。




張力尹
장리인
Zhang LiYin
チャン・リイン
1989年2月28日生れ

■ Genre
R&B

■ Profile
KBS World Radio
innolife
Nate
Naver

■ Album
1集(성원:星願 I Will) 2008年3月 (18歳)

■ myCollection
1集

■ Released / Audition
Mnet(앨범)
Bugs(전체앨범)

■ Video
Mnet(영상)
Bugs(뮤직비디오)

■ Official/PrivateSite
ZHANG LI YIN




◆ 1集 ◆



01. Intro (初戀) [feat. 한경:ハン・キョン@SuperJunior]
02. 初戀(첫사랑:初恋) First Love
03. A Flame For You
04. 星願(성원:星願) I will
05. 幸福的左岸(연인이여:恋人よ) Lovers
06. 后(후:後) After
07. 交錯的愛(한번 엇갈린 사랑:一度交錯した愛) An Amorous Aong [feat.김종현:キム・ジョンヒョン]
08. 相信愛(사랑을 믿어요:愛を信じます) Believe In Love
09. 純眞的愛 Perfect Love [feat.송병양:ソン・ビョンヤン]
10. One more try [2008年北京オリンピック成功祈願ソング]
11. Y (Why...)
12. Timeless [feat. 시아준수:シア・ジュンス]
13. 星願(성원:星願) I will [Korean Ver.]
14. 幸福的左岸(연인이여:恋人よ) Lovers [Korean Ver.]