김예림
Lim Kim
キム・イェリム
1994年1月21日生れ
MYSTIC Entertainment(MYSTIC89)
〈 Music Video 〉
■ YouTube Channel MYSTIC89 (Lim Kim)
〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
■ 2015.04.28 キム・イェリム、「Simple Mind」のショーケース
■ 2013.12.18 MYSTIC89姉妹の「Space共感」
■ 2013.11.19 キム・イェリムが1集をリリース
■ 2013.10.24 MYSTIC GIRLS!? (パク・チユン & キム・イェリム)
■ 2013.10.14 キム・イェリム、やはりコレクションすることに
《 Genre 》
Pop
《 Release Information 》
■ Daum Music
■ Bugs
■ Mnet
《 Profile 》
■ Nate
■ Daum
■ Naver
《 Official / Private Site 》
■ FanCafe
《 Album 》
MiniAlbum 「Simple Mind」 2015年4月
1集 「Goodbye 20」 2013年11月
MiniAlbum 「Her Voice」 2013年9月
MiniAlbum 「A Voice」 2013年6月
《 myCollection 》
1集「Goodbye 20」
A Voice / Her Voice / Simple Mind
【 2015.05.17 / Simple Mind 】
キム・イェリムの3枚目のミニアルバムで、デビューからほぼ2年、21歳のアルバムとなる。
曲もそのようだが、ジャケットのインナー写真もけっこう大人な印象で、その写真は顔の表情をアップで撮ったものが多いが、どれも悪くない。
今回のプロデューサーは、정석원:チョン・ソグォンの前に윤종신:ユン・ジョンシンの名が書かれている。
収録曲は全7曲、リードトラックは2曲目「알면 다쳐:知れば傷つく」で、この曲の作詞、作曲がユン・ジョンシンで、チョン・ソグォンが作曲(共作)、編曲となっている。
ほか、4曲目の「먼저 말해:先に言ってよ」が、ユン・ジョンシン作詞で、作曲、編曲がチョン・ソグォンだ。
1曲目の「Awoo」の作詞に書かれている、행주:ヘンジュと지구인:チグインは、Rhythm Power(리듬파워)というラッパー系(?)の3人組のグループの中の2人のようだ。
3曲目「바람아:風よ」の作詞、作曲にキム・イェリムの名が見られる(いずれも共作)。
5曲目の「No More」の作詞、作曲、編曲の김종현:キム・ジョンヒョンはSHINee(샤이니)のチョンヒョンだ。
また、バックの口笛もチョンヒョンとなっている。
6曲目「Upgrader」の作詞は、MYSTICのPuer Kim(퓨어 킴)である。
今回の「Simple Mind」は多様な全7曲となっているが、リードトラックの(活動曲の)「알면 다쳐:知れば傷つく」もそうだが、1曲目の「Awoo」、あるいは6曲目「Upgrader」などもユニークな作り(編曲)となっている。
ただ、私としては、「알면 다쳐:知れば傷つく」は最後まで落ち着かず、ちょっとイラつく印象すら持ってしまう。
逆に、キム・イェリムが作詞、作曲に関わった「바람아:風よ」などはオーソドックスに落ち着いて聴ける。
それはともかく、その多様な全7曲を(様々に表現する曲たちを)歌いこなすキム・イェリムの技量は素晴らしい。
Track List
01. 「Awoo」
lyrics: 행주 & 지구인 & 프라이머리 & 수란(Suran)
composed: 프라이머리 & 수란(Suran) arranged: 프라이머리
02. 「알면 다쳐:知れば傷つく」
lyrics: 윤종신 composed: 윤종신 & 정석원 arranged: 정석원
03. 「바람아:風よ」 feat. 빈지노:Beenzino
lyrics: 빈지노 & 김예림 composed: Peejay & 빈지노 & 김예림 arranged: Peejay
04. 「먼저 말해:先に言ってよ」
lyrics: 윤종신 composed: 정석원 arranged: 정석원
05. 「No More」
lyrics: 김종현 composed & arranged: 김종현 & 위프리키 & Chase
06. 「Upgrader」
lyrics: Puer Kim(퓨어 킴) composed: Postino arranged: Postino
07. 「종이새:紙の鳥」
lyrics: 루시드 폴 composed: 루시드 폴 arranged: 루시드 폴
NameList
행주:ヘンジュ / 지구인:チグイン / 프라이머리:Primary / 수란:スラン
윤종신:ユン・ジョンシン / 정석원:チョン・ソグォン / 빈지노:Beenzino / 김예림:キム・イェリム
김종현:キム・ジョンヒョン / 위프리키:ウィプリキ / 루시드 폴:Lucid Fall
【 2013.12.18 / 1集 】
キム・イェリムの正規版 1集「Goodbye 20」、ただ実質はシングルアルバムだ。
つまり、新曲は頭の2曲だけで、後は今年6月リリースの「A Voice」と、9月の「Her Voice」となっている。
アルバムジャケットは2冊となっており、1冊はいわゆる歌詞カードでキム・イェリムの姿は無くイラストが描かれていいるだけのものとなっている。
もう1冊がキム・イェリムの66ページに渡る純粋な写真集となっていて、いろんなシーンのカットを集めらて出来上がっており、なかなか悪くない写真集となっている(ファンには嬉しい1冊だろう)。
この新曲の2曲とも정석원:チョン・ソグォンの作曲・編曲となっていて、今回のアルバムのプロデュースも彼の名が書かれている。
そして、ちょっと目を捉えるのが、チョン・ソグォンの名前の後ろに「@TEAM89」と書かれていることだ。
彼の所属は現在もGrandline Entertainment:그랜드라인엔터테인먼트のはずで、ここに書かれた「TEAM89」が何を意味するのかがいまひとつ分っていない。
因みに「A Voice」と「Her Voice」のプロデュース、ユン・ジョンシンの名の後ろにも「@TEAM89」は書かれている。
Daum Musicなどアルバム紹介を読むとチョン・ソグォンは、MYSTIC89のプロデューサーとなっている。
Track List
01. 「Goodbye 20」
lyrics: 윤종신 & 김예림 composed: 정석원 arranged: 정석원
02. 「널 어쩌면 좋을까:君をどうすればいい」
lyrics: 김이나 composed: 정석원 arranged: 정석원
〈 A Voice 〉
03. 「Number 1」
04. 「컬러링:カラーリング」
05. 「캐럴의 말장난:キャロルの言葉の遊び」
06. 「All Right」
07. 「잘 알지도 못하면서:よく知りもしないで」
〈 Her Voice 〉
08. 「Urban Green」 (Korean ver.)
09. 「Rain」
10. 「Voice」 feat. 스윙스(Swings)
11. 「사랑한다 말해요:愛していると言って」
12. 「Drunken Shrimp」
13. 「언제 진실이 중요했던 적 있었니:真実が大切だったことがあるの」
14. 「Urban Green」 English Ver.
〈 Bonus Track 〉
15. 「All Right」 (East4A Soulful Mix)
NameList
윤종신:ユン・ジョンシン / 김예림:キム・イェリム / 정석원:チョン・ソグォン / 김이나:キム・イナ
「Goodbye 20」の作詞は、ユン・ジョンシンとともにキム・イェリムの名が書かれていて、彼女の等身大な歌詞の内容となっているようだ。
二十歳になればすべてのことが変わるだろうと考えた少女が、実際に二十歳になった後もそんなに変わらなかった現実を可愛く愚痴るという曲となっているようだ。
キム・イェリムの曲としては、いままでの中でいちばん明るく軽快な曲に作られている。
「널 어쩌면 좋을까:君をどうすればいい」は、キム・イナの作詞で、今まさにこれから始めようとする恋に対する想いを描いたもののようで、互いに好意を感じながらも、まだ始まっていない恋人への話のようだ。
この曲も明るく軽快に作られている。
今年ビッグな新人としてデビューし、年内に2枚もの、好評のミニアルバムをリリース、業界からも注目を集めたキム・イェリム、今回の1集「Goodbye 20」は、その今年1年の集大成とも言えるアルバムとなっている。
【 2013.10.24 / A Voice & Her Voice 】
キム・イェリムは、アメリカはニュージャージー州のレオニア高等学校に在学中、同じ学校の도대윤:ト・テユンと투개월:トゥゲウォル(二ヶ月)というグループを結成して、2011年のMnetスーパースターK 3に挑戦する。
そのオーディションから1年ほどのち、当時審査委員でもあった윤종신:ユン・ジョンシンの誘いに応じ、大手の事務所ではなく、彼が代表を務めるMYSTIC89に籍を置くこととなった。
その後、1年足らずの時を経て正式にデビューしている。
キム・イェリムには、外見の19歳とは思えない大人びた女性の魅力とともに、その声色には外見にも相応しい独特の個性を持っており、それが魅力のひとつと言えるであろう。
〈 A Voice 〉
ジャケットのインナー写真がいい。こういう撮り方をすると、キム・イェリムはじつにいい画になる。
(写し甲斐を感じたであろうカメラは최용빈:チェ・ヨンビンとなっている)
大抵の誰もがそうではあるのだが、デビュー前の彼女からは想像できないくらい磨かれた写真となっている。
収録曲は全5曲で、リードトラックはユン・ジョンシン作詞・作曲の4曲目「All Right」である。
プロデュースはもちろんユン・ジョンシンだ。
Track List
01. 「Number 1」
lyrics: 신재평 composed: 신재평 arranged: 신재평
02. 「컬러링:カラーリング」
lyrics: 조휴일 composed: 조휴일 arranged: 조휴일
03. 「캐럴의 말장난:キャロルの言葉の遊び」
lyrics: 이규호 composed: 이규호 arranged: 이규호
04. 「All Right」
lyrics: 윤종신 composed: 윤종신 arranged: G. Brown
05. 「잘 알지도 못하면서:よく知りもしないで」
lyrics: 정준일 composed: 정준일 arranged: 정준일 & 권영찬
NameList
신재평:シン・ジェヒョン / 조휴일:チョ・ヒュイル / 이규호:イ・ギュホ / 윤종신:ユン・ジョンシン
정준일:チョン・ジュニル / 권영찬:クォン・ヨンチャン
1曲目の「Number 1」は、キム・イェリムの曲というよりは、結成2周年を記念し、2ヶ月前の5月にリリースされた、투개월:トゥゲウォル(Togeworl)の曲だ。
それにしても、リードトラックというか活動曲の「All Right」、윤종신:ユン・ジョンシンをさすがと言うべきだろう。
彼はキム・イェリムのことを、よくよく見抜いて曲を作ったものだと思う。
最後の曲「잘 알지도 못하면서:よく知りもしないで」の、しつこいほどの繰り返しが印象的だ。
この曲もキム・イェリムを表現する曲として、じつにいい曲である。
〈 Her Voice 〉
キム・イェリム2枚目のこのアルバム「Her Voice」のジャケットも、「A Voice」と同じ仕様で、同じようにインナーの写真がいい。
カメラは前回と同じ최용빈:チェ・ヨンビンだが、こちらの方がキム・イェリムがよりナチュラルに描かれていいて、私としてはこちらの方が好きだ。
アルバム内容からすれば、画と音が逆なような気もする(こちらの写真が前回「A Voice」のアルバムに合う)。
プロデュースは当然ながら윤종신:ユン・ジョンシンで、収録トラックは 2トラック増えて 7トラックで、曲数としても1曲、というかキム・イェリムのための曲としては2曲増えている。
Track List
01. 「Urban Green」 (Korean Ver.)
lyrics: 윤종신 & 퓨어킴 & 김예림 composed: 이상순 arranged: 이상순
02. 「Rain」
lyrics: 윤종신 & 퓨어킴 & 김예림 composed: 윤종신 arranged: 이상순
03. 「Voice」 feat. 스윙스:Swings
lyrics: 윤종신 composed: 윤종신 arranged: Postino
04. 「사랑한다 말해요:愛していると言って」
lyrics: 이규호 composed: 이규호 arranged: 이규호
05. 「Drunken Shrimp」
lyrics: 김광진 & 허승경 composed: 김광진 arranged: 최인영
06. 「언제 진실이 중요했던 적 있었니:真実が大切だったことがあるの」
lyrics: 김창기 composed: 고찬용 arranged: 고찬용
07. 「Urban Green」 (English Ver.)
lyrics: 윤종신 & 퓨어킴 composed: 이상순 arranged: 이상순
NameList
윤종신:ユン・ジョンシン / 퓨어킴:ユ・オキム / 김예림:キム・イェリム / 이상순:イ・サンスン
이규호:イ・ギュホ / 김광진:キム・グァンジン / 허승경:ホ・スンギョン / 최인영:チェ・イニョン
김창기:キム・チャンギ / 고찬용:コ・チャニョン
キム・イェリムのアルバムとしては、断然この2枚目の「Her Voice」の方がいい。
私としては、「Her Voice」時点では、キム・イェリムはスルーとしていたのだが、「Her Voice」を本気で聴いてから気持ちが変わった。
ユン・ジョンシンは、今回のこのアルバムで彼自身の曲を3曲収録し(アルバム収録曲の半分)、プロデュースの力の入れ方も「A Voice」をはるかに超えているように感じ取れる。
(キム・イェリムも、今回、2曲ほど作詞に参加している)
ユン・ジョンシンは、彼女の声色に合う曲を完全に掴み切ったのか、じつにうまくプロデュースしている。
キム・イェリムの声色は、「Voice」などもいいが、ジャジーな曲やボサノバ風な曲がよく合う。
「Drunken Shrimp」は、少したよりなさそうに聞える彼女の声を上手く表現している。
(「언제 진실이 중요했던 적 있었니:真実が大切だったことがあるの」は、少したよりなさ過ぎるかも知れない)
また、「Urban Green」は、(先入観かも知れないが)やはり英語の歌詞の方がいいように聞こえる。
「A Voice」時点では、いままでのトゥゲウォル(Togeworl)の明るい雰囲気から少し変化はしたが、まだ以前のトゥゲウォルのイメージは残っていた(もしかすると、ユン・ジョンシンは意図して残していたのかも知れない)。
しかし、「Her Voice」では、本格的に、ソロ、キム・イェリムのサウンドがスタートしている。
キム・イェリムの2枚目「Her Voice」、オーダーメイドなアルバムとして完成度がかなり高いミニアルバムである。
(キム・イェリムが、MYSTIC89を選択したことは正解だったようだ)