気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

G-FLA ( ジーフラ )

2007-12-19 | R&B



지플라
G-FLA
ジーフラ

〈 Member 〉
  정인 チョンイン 1980年or1981年生れ (ボーカル)
  이궐 イ・クォル (ピアノ)
  정수영 チョン・スヨン 1977年4月3日生れ (ドラムス)
  김지인 キム・ジイン (ギター)
  정희영 チョン・ヒヨン (ベース)

〈 myPV 〉  ※ 右クリック
   음악 하는 여자 [MV] (음악 하는 여자)
   음악 하는 여자 (음악 하는 여자)
   우리 (1集)





                    







《 Genre 》
  R&B

《 Audition / Video 》
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集
   Bugs
   전체앨범정보:アルバム 전체곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ / 정규:正規版 비종규:非正規版

《 Profile 》
   Nate
   Daum
   Naver

《 Official / Private Site 》
   DaumCafe




《 Album 》
   1集 「Groove Flamingo」 2004年11月 (チョンイン23歳)

《 myCollection 》
  1集




【 2007.12.19 / 1集 】
彼らが今年の11月にリリースしたシングル「The lady who is a musician」を聴いてみて(試聴でなくフルで)、ちょっとユニークなサウンドだったので、正規版もチェックしようと調べてみると、3年も前に1集をリリースしていた。つまり、今回3年ぶりのシングルリリースであった。
1集を試聴してみると(こんどは試聴)、なかなか興味深いものを感じたのでコレクションしたいと思ったのだが、3年も前のリリースで在庫は無いと思ったのだが、あまり人気が無いのか(笑)、いくつかのサイトにまだ売れ残っていた(再版はしていないだろうからそうだろう)。

このバンドはどうやら、ボーカルの정인:チョンインのバンドのようで、この人が名が知れている人ようである(しかし、生年月日すらよく分らないのだが)。そして、その정인の名前も、「チョンイン」なのか「チョン・イン」なのかも、よく分らない。(PS: どうやら本名が최정인:チェ・チョンインのようなのでチョンインのようだ)
メンバーは、みんな大学の実用音楽科のクラシック出身の実力派ミュージシャンだそうで、そう言われて写真を見るといかにも音大出の仲間って感じはする(勝手な先入観だが)。グループの結成は2001年のようで、3年後にアルバムをリリースしていることになる。メンバー5人の内、ギターの김지인:キム・ジインだけが男で、つまり、ほとんど女性バンドとも言えるグループになっている。また、Sound Spaceさんの記事によると、ベースの정희영:チョン・ヒヨンとドラムスの정수영:チョン・スヨンは血縁関係なことを書いている。その彼らの写真は、ジャケットのインナーの最後の最後に1枚だけ載っている。
ところで、G-FLAとは、Groovy Flamingoということのようだ。

彼らの音楽はファンキーでソウルっぽいブラッキーな、それでいて、おしゃれなサウンドを作り出す。アレンジはジャズっぽくもある。なかなかいい。
1集の収録曲の多くは彼らの作詞・作曲・編曲のようだが、完全な家内工業ではないようで、윤재경:ユン・ジェギョンという名を多くの曲に見かける。

やはり、このバンド、チョンインの声色がこのグループのカラーだと思う。独特のしゃがれ声がおもしろい。歌のうまさは間違いないようだ。
今年(2007年)、2004年のファーストアルバムから、ちょうど3年ぶりにシングルをリリースして、これもなかなかよさそうなのだが、2集は出るのだろうか。
このグループ、大衆性もあっていいと思うのだが、積極的な商業ベースには乗りにくいかも知れない。



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tia ( ティア )

2007-12-12 | Ballad


ティア1集は、早くからCDジャケットの写真を見つけてはいたのだが、なかなか試聴ができずにいた。
彼女は、2005年3月にシングル「Colors Of Temptation」をリリースした女性3人組みのグループPerfumeのリーダであり、今回のアルバムは、彼女の解散後初のソロアルバムである。
Perfumeに関しては、いちおうはチェックしており、アルバムがリリースされれば購入予定の対象にはしていた。
因みに、メンバーの화이(ファイ)は演技者に完全に転向し、랙키(レキ)はモデルへの道を選んだようだ。

最初、Perfumeのティアであったことが分らず、モデル出身か何かの、ちょいとCDを出してみました、なんかではないかと勝手な思い込みで受け取っていた。(彼女には申し訳ないが)
なもんで、あまり期待もしないアルバムであったのだが、まず最初、テレビのステージを観た時(曲は「거짓말이라도:嘘でも」)、意外にけっこういい印象を持った。その後、試聴してみると(というか丸ごと聴けるブログで全曲聴いたのだが)、意外にいい。で、さっそく購入。
Perfumeのティアであることは、その後になってが分った。
(だからといって、とくにPerfumeに思い入れなどは無かったので同じなのだが)

CDを入手後、ジャケットのインナーの写真を見ると、なかなかきれいな人だ。Perfumeの時の彼女がどうだったかは、Perfumeをそこまで分かっていなかったので知らないが、もともと彼女たちは、きれいでスタイルもすぐれた3人組みだったはずなので、当然だろう。
ティアは、174cmのすらりとした身長に、女優になればいい顔立ちをしており、ダンス歌手が似合う外貌を持っている。しかし、その彼女はバラードで勝負をしたいのだそうだ。

彼女は、幼い時から歌って踊るのが好きだったそうで、モデルで充分成功したようなのだが、モデルをやっている時も、いつも歌で舞台に立ちたいと思っていたようだ。そして、Perfumeを経て、ようやく今回のソロアルバム「Deep Breath」となったようである。

tia:ティアという名前は、南太平洋タイティ島にだけ咲くという花「ティアレ」から取ったということで、その花の香りが大好きで、またティアレは、その香りを嗅ぐために、必ずその島に帰って来るという話しのある花だそうだ。
ティアは、歌謡界にあって、そのティアレという花のように、人々にとって振り返ってもらえるよう歌手になりたいという想いで、tia:ティアとしたそうだ。

アルバムだが、はじめて1曲目「Move It」を聴いた時、これは文句無しの私好みのダンス系のアルバムと思ったのだが、少し違った。
(「Move It」は、1曲目というよりは、イントロ曲のようだ)
アルバムとしては少し中途半端な印象を受ける。ダンスとバラードがひとつに溶け込まずに分離したまま、一つの作品になったという感じだ。アルバムとしてはダンスと言っても良さそうなのだが、本人はバラードを目指しているようで、各サイトもこのアルバムをバラードとして扱っている。
なので、私も本人の気持ちどおり、ジャンルはバラードのアーティストとする。が、やはりこの1集「Deep Breath」、もちろん正統バラード曲も有るが、ダンス曲あるいはダンス風な曲が多く、アルバムとしては、ポップでもないし、どちらかというとダンスアルバムだと思う。
ただ、そのダンス系の曲は従来の強烈なダンスという色あいではなく、(彼女が言う)安らかさを基本としている。

このアルバムのプロデューサーは、Brown Eyed Girls、May Bee、As One 、2nbなどのプロデュースを手がけた나의현(ナ・イヒョン)という人で、また作曲家・作詞家たちも、そのナ・イヒョンをはじめ実力有る作曲家・作詞家たちのようである。また、何曲かを除いたほとんどの曲の楽器構成がアコースティックでの編成によるサウンドのようだし、バックのミュージシャンたちもそうそうたるメンバーの参加で収録されているらしく、アルバムとしてはかなりレベルの高いものとなっているようだ。

彼女の歌唱力は、強烈に巧いというほどではないのだが、とくに文句無くうまい。いい。
最初、彼女を軽く見てしまい、彼女には失礼をしてしまったのだが、彼女はシンガーソングライタでもある。1集の13曲中、8曲の作詞は彼女の作品だ。例によって詩の内容は解らないので、残念だが。
1曲目の「Move It」は、アルバムの聴き始めの曲として、かなりインパクトがあっていい曲だ。だが、導入曲としては作られているようで、57秒と非常に短いのが残念。そして、この曲の作詞もティアだ。
そして、タイトル曲「거짓말이라도:嘘でも」も彼女の作詞だ。

最後に、彼女の気持ちを伝える記事が有る。empasニュース 12月6日7:25 の記事だ。
(以下は、その記事を独断と偏見で意訳した文だ)

タイトル: ティア「目はつぶって耳は開いてください」
外貌より歌で評価を受けたいんです。
「Deep Breath」は私の10年の想いで出来上がったアルバムなんです。

ティアは外貌重視の時代に逆行する歌手だ。
モデルとしても活躍できる、身長174cmのすらりとした体型に西欧的なマスクを兼ね備えている。時おり見せる白くて清いほほ笑みは間違いなくダンス曲に似合いそうだ。
しかしティアは、他のアーティストたちが自分の抜群な外貌を引き立つようにすることに余念がない今時に「目をつぶって」と言う異色な提案をする。そして、代わりに「耳を開いて」と切々たるお願いをしている。外貌を鑑賞せずに歌で評価を受けたいという近頃めずらしい考えの歌手だ。

ティアは「外貌だけに評価を受けたくないです。私の顔だけ見て人々は簡単に判断をしてしまいます。ビジュアル系歌手だ、ダンス歌手だと言うんです。舞台で最大限動きを減らし、歌にだけに集中してもらえるよう悲しいバラードをタイトル曲に決めたこともそんな理由のためです。一つに規定されるのが嫌いだったです。私が持っている多様な面をお見せしたいです。」と言った。

ティアはそんなわけで、明るくて軽快なダンス曲の代わりに、別離の痛みをハスキーな声色で表現する曲をタイトル曲としている。そのアルバムタイトル曲「거짓말이라도:嘘でも」は、去ってしまおうとする恋人の姿を見て、別離の痛みを何度も受ける女心を歌っている。
ティアの中低音の声色で、自分が書いた歌詞の弱々しい感じをよく表現している。
ティアはタイトル曲も含め、8曲の歌詞を自分で作り出し、自分の持っているものが外貌だけではないことを証明している.

じつは、ティアは芸能界に入って10年目の新人のようだ。
ティアは 17歳の時、街頭でスカウトされ雑誌モデルで活動を始めた。以後劇団で演技もし、DMB衛星放送ではDJもやった。
何より女性ダンスグループPerfumeのリーダーでスポットライトを受けた。しかし、その10年の歳月の間、絶えず何かをして来たのではあるが輝かしくなかった。なにより自身がしたい事ではなかったのだ。
ティアは少し痛む今日までの記憶を思い出しながら、高速道路と国道にたとえて言う。「高速道路を行けばつまらないです。目的地に何事も無くすぐに行ってしまい、行く道で何を見たのかさえ記憶に残らないでしょう。国道をゆっくりと、あちらこちらと見回しながら行けば、こんなことも有った、あんなことも有ったと余裕を持って振り返えることができると思います。
それと、いつかは私に合った、したい事に必ず出会える信じていたから、どんなことが有ってもくたびれなかったです。」と言った。

ティアは、10年の歳月を経て自分が本当にしたい事を捜し出した。そして、少しは遅れたが、その10年間のティアの選択は歌だった。
「この10年、さまざまな事を経験しながら多くのことを学びました。つかの間を華やかに輝くスターになりたいという虚しい考えは、もう捨てたんです。いま歌を真剣に歌いたいです。舞台の上で人々の胸を打つことができる、そんな歌手になりたいんです。」




티아
tia
ティア
本名: 임선영(イム・ソニョン)
1981年7月23日生れ

■ Genre
バラード

■ Profile
empas
Daum
Naver

■ Album
1集(Deep Breath) 2007年11月 (26歳)

■ myCollection
1集

■ cdComment
2集でどんな変化を見せてくれるか

■ Audition
Bugs
Mnet

■ ReleasedCD
innolife

■ Official/PrivateSite
miniHP




◆ 1集 ◆



01. Move It
02. One Sweet Day
03. 사랑이 변하니:愛が変わったら
04. 거짓말이라도:嘘でも
05. Fly To The Sky
06. 꽃잠:花の眠り
07. Tricky Mind
08. 사과:謝罪
09. Slow & Quick
10. 하늘만 허락한 사랑:空だけ承諾した愛
11. 못된 습관:悪い習慣
12. 여기까지만:ここまで
13. 고백:告白

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Sprinkler ( スプリンクラー )

2007-12-05 | Rock



스프링쿨러
Sprinkler
スプリンクラー
Nega Network

〈 Member 〉
  G.고릴라 G.ゴリラ (고현기:コ・ヒョンギ) 1973年2月20日生れ (キーボード/ボーカル/プロデューサー)
  이종민 イ・ジョンミン 1977年7月16日生れ (ギター)

  요아리 ヨアリ (강미진:カン・ミジン) 1987年10月3日生れ (ボーカル)


            イ・ジョンミン              G.ゴリラ

  ヨアリ



〈 Mnet MV 〉
   보물섬으로의 항해 (1集)

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
   ヨアリ、6月22日に「チョギヨ」で再デビュー! (※ 現在、未リンク)










《 Genre 》
  Rock

《 Audition / Video 》
   DaumMusic
   곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 포토:フォト / 정규:正規版 비정규:非正規版 싱글:シングル
   Bugs
   아티스트:アーティスト 앨범:アルバム 곡:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 한마디:ひと言
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集

《 Profile 》
   Nate
   Daum
   Naver

《 Official / Private Site 》
   ヨアリ miniHP


《 Album 》
   1集 「Dreamer」 2007年10月

《 myCollection 》
  1集




【 2010.06.19 / News 】
2007年に、これを書いた時は、何集目かにヨアリの仮面をとった写真がジャケットになるのだろうか、なんて書いていたのだが、ヨアリ、いつの間にか、6月22日にソロでデビューすることとなったようだ。
で、そのヨアリのデビュー関連記事によると、どうやら、Sprinklerは早期に解散になってしまってしまった。
ただ、Sprinklerの現在のプロフィールには、ヨアリが抜けた2人でのメンバーが掲載されていおり、ヨアリの脱退が先だと思うのだが(?)。
なんにしても、Sprinklerの活動は、2007年の1集以降、何の足跡も見あたらない。


【 2007.12.05 / 1集 】
ネット上で初めて彼らのCDジャケット写真を見た時、男2人と女性1人の3人の、おそらくロック系のグループであろうことはすぐ想像がついたのであるが、なぜか重要な(笑)、紅一点の女性の顔がよく分らない。
分らないはずで、彼女は顔を出さないのだそうだ。実際、テレビなどのステージを観ると、なんと、覆面をして歌っている。最初はてっきり、デビューでの話題づくりの商業路線かと思ったが、どうやらそれとは少し違った。
(もっとも、結果的にはそれが話題となって売れているわけで、同じことなのだが)
そこで、その覆面のことも含め彼女について調べてみた。彼女の名前は요아리(ヨアリ)で、情報は簡単に集まった。
以下にそれらを、それなりにまとめて書いてみた。情報源は主にempasさんのサイトでの8つほどのニュース記事を混ぜ合わせたものだ。

Sprinkler(スプリンクラー)は、イブ(EVE)のメンバーでもあり、プロデューサーでもあったG.ゴリラが結成した 3人組みの混成グループだった。
メンバーはG.고릴라(G.ゴリラ)と、ギターリストとして名声をふるった이종민(イ・チョンミン)、そして普通ではない歌唱力の持ち主요아리:ヨアリである。(歳の差は15に近い)

G.ゴリラはイブの 4集を最後にチームを脱退した後、表立った活動をいていなかったようだが、一ファンの言葉に再び活動を再開すべく、女声を含む混成バンドの結成を決心する。彼は、新グループ結成に向けて2年近く、200名ものオーディションを試みたが、適当な女性ボーカルを探し出すことができなかった。当初、彼も女性ボーカル対するビジュアルについては悩んだようだが、そんな時期、インターネットで偶然に仮面をかぶって歌う女性ボーカルの画面を見て衝撃を受ける。つまり、その画面に現れたのがヨアリである。このあと、G.ゴリラは、うわさをたよりに彼女、ヨアリを探し出し尋ねた。
彼はヨアリに初めて会った瞬間、まだ10代の、そしてその小さな体から出でくる爆発的な歌唱力と魅力的なボーイストン(声色)を聴いてすぐグループへの迎え入れを決めた。
(この時の映像が、ヨアリ自身が自分のminiHPにアップした「モナリザガール」の動画だ)

ヨアリは録音過程においては関係者及びミュージシャンたちの間で化け物少女で通じる独特なカリスマで知られていた。しかし、ヨアリはスプリンクラーでボーカルに迎え入れられるまで、きれいではない顔では歌手になれないという絶望と悲しみを経験しなければならなかった。

彼女は以前、サイワールドに音源ファイルをあげて技量を競う大会で優勝した。
そして、これをきっかけに国内幾多の事務所からオーディション提案を受けた。しかし、事務所側は、歌を聞いて満足感を表示しながらも、顔と体つきを見たとたん急にうって変わった態度を見せた。
日本屈指のレコード会社も関心を見せたが、写真を送った後からの連絡がとぎれた。
こんな風にオーディションを提案した所だけでも50ヶ所になったが、結局、心の傷だけ受けなければならなかった。(いやぁ、これはキツイ)
いくつかの事務所とは話が進んだが、バラードで売り出すという話に後ろ向きにならざるを得なかった。
ヨアリは失望感だけ感じたまま、歌手の夢をあきらめなければならなかった。

しかし歌手の機会は悪戯でやって見た事で偶然に訪れた。
自分のミニホームページの訪問者数をふやそうと、モナリザ仮面(?)をかぶってアイルランド出身のロックバンド、クレンベリスの「Zombie」(?)を歌った。
(仮面といっても、切り抜いたモナリザの顔写真のついたての後ろで歌っただけだが)
結果、彼女の意図どおり訪問者数は爆発的増えた。ついには「モナリザガール」という別称で各種ポータルサイトで話題となった。

この「モナリザガール」を見て衝撃を受けたのが、G.ゴリラなのである。
G.ゴリラは彼女の声色について、「彼女の声は二重性を持っている。ある時は童謡を歌う子供みたいだが、ある時はずっと音楽生活をして来た40代の女性ボーカルの雰囲気も出す、また天使の感じも出しながら悪魔の感じも同時に出す。二つの要素がいつも一緒に感じられました。」と言っている。

その後、ヨアリはデビューを控え、舞台に対する漠然たる恐ろしさが出てきた。それに、また外貌で自分が評価を受けるのではないかという憂慮や、歌にだけに集中したいという想いで「モナリザガール」の時を思い出し仮面をかぶることにした。
彼女は、「仮面をかぶって歌うので、観客の目を意識しなくてすみ、歌もうまく歌えるようです。人形のようにきれいな人が多い中で、私は顔も体つきもダメなんです。」と言う。
(サイワールドの大会での優勝後の事務所とのことが、かなりトラウマとなっているようだ)
G.ゴリラもヨアリの仮面には充分に共感が出来ると言っているようで、彼もイブのメンバーだった頃、抜群な外貌の他の歌手たちに比べて、ちょっと落ちるという考えから、扮装を濃く、怪奇にさせたということだ。

最後に、彼女がこう言っているようだ。
「私たち歌謡界は、顔はきれいな歌手は多いが、歌唱力はそれほどでもない場合が多いです。私も、以前きれいな女性歌手たちのようなスターになりたいと考えたこともありましたが、それは良いことではないようです。歌が上手な歌手たちが(歌だけで)認められる日が早く来たらと思います。」
(きれいで上手な歌手も多いとは思うが ・・・ )

以上がニュース記事をまとめたものだが、しかし、ヨアリ、顔を隠さなければならないほど、そんなに容貌が悪いようには想像できないのだが。
(やはり話題性を狙ったのでは、との考えも否めない気がする)
どちらにしても、いつか、知名度も安定した頃、仮面をとる時も来るのだろうと思うのだが、本当にトラウマとなっているのであれば、その時は彼女にとって、またひと山あることになるのだろうか。

問題の音だが、まずヨアリの声色は正直、私としては、そんなに大好きというほどでもない。私の好みからは少し外れる。少し甘え声が含まれるからだ。G.ゴリラが言うように、たしかに声色には二面性(反面性)がある。
歌のうまさ、実力はバツグンである。しかし、その割りには、なぜか私の心にはあまり迫ってくるものが少ない。歌(声色)とは不思議なものだ。むしろ、miniHPでモナリザの顔写真の後ろで歌ったクレンベリスの「Zombie」の方が心に入って来る。
同じ系統として比較するには、いかがかとは思うが、このスプリンクラーのサウンドで、私はBIURETを思い出し、どちらかといえばBIURETの音の方が感じるものが大きい。
アルバムとしては、かなり完成度は高いと思う。当然、作詞・作曲・編曲は基本的にG.ゴリラである。例外的に、3曲目の「놀자:遊ぼう」の作詞と、11曲目の「연인이 친구가 되던 날:恋人が友達になった日」の作曲がイ・チョンミンである。

Sprinkler、確かに個性のあるサウンドをリリースするグループで、ヨアリも20歳になったばかりだ。将来どう成長していくか楽しみである。
そして、ヨアリがいつ仮面を取るのかが、このグループへの関心事のひとつでもある。



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