気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Zia ( チア )

2008-11-12 | Ballad



지아
Zia
チア
박지혜:パク・チヘ
1986年7月21日生れ
LOEN Entertainment(Colla Bodadi)


〈 Music Video 〉
       YouTube LOEN MUSIC Official Channel (by LOEN Enter.) [ 지아 ]

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2014.01.14 チアが3集をリリース
       2012.12.11 Ziaがミニアルバム「Anemone」をリリース
       2011.10.31 Zia、インタビュー記事
       2010.12.24 チア、今日ミニアルバムリリース
       2010.08.07 Zia、昨日カムバックステージ


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Ballad

《 Audition / Video 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       LOEN Entertainment
       facebook
       twitter
       Daum Cafe




《 Album 》
        3集 「11일이 지나고:11日が過ぎて」 2014年1月
        MiniAlbum 「Anemone」 2012年12月
        2集 「Avancer」 2011年9月
        MiniAlbum 「겨울에 내리는 눈물:冬に降る涙」 2010年12月
        MiniAlbum 「Difference」 2010年8月
        MiniAlbum 「Atelier」 2009年12月
        MiniAlbum 「Orchestra」 2009年4月
        1集 「Road Movie」 2008年7月 (22歳)

《 myCollection 》
  1集 / 2集 / 3集
  Orchestra / ATELIE / Difference / 겨울에 내리는 눈물:冬に降る涙 / Anemone




【 2014.01.27 / 3集 】
Zia、2012年12月の「Anemone」からは、1年1ヶ月ぶりの正規3集「11일이 지나고:11日が過ぎて」、会社的には
LOEN Entertainment(로엔엔터테인먼트)がレーベル体制を変え、ZiaがColla Bodadi(콜라보따리)レーベルとなってから初めてのアルバムリリースとなる。

ジャケットのインナーは、アルバムタイトルに合わせているのか、カレンダーというかダイアリーのような内容となっていて、今回も彼女の姿は無い。
もう、2010年8月リリースのミニアルバム「Difference」以降、姿を見せない。というより、彼女が姿を見せたのは、その「Difference」のほかは1集と「Orchestra」だけである。
たまには、ジャケット撮影をしてもいいように思うのだが、本人が嫌なのだろうか(?)。

プロデュースは、新体制となったレーベルの1つ、Colla Bodadiに迎えたシンサドンホレンイ(신사동호랭이)によるもので、このマルチレーベル体制に変えたことに(というよりはプロデューサーが変わったことに)関係あると思うが作曲陣は様変わりした感がある。

Track List
  01. 「울어본 적 있나요:泣いたことあるの」
     lyrics: 북극곰 & 4번타자  composed: 북극곰 & 4번타자  arranged: 북극곰
  02. 「나 이런 여자예요:私こんな女よ」 feat. Jei(Fiestar)
     lyrics: 김희원  composed: 김희원  arranged: 김희원
  03. 「아프다 아프다:辛くて辛くて」 feat. LE(EXID)
     lyrics: 장원규 & Jerry.L & Meng이 & LE
     composed: 장원규 & Jerry.L  arranged: 장원규 & Jerry.L & Meng이
  04. 「그까짓 사랑 때문에:そんな恋のせいで」
     lyrics: 원태연  composed: 이주호  arranged: 이주호
  05. 「이별 참 쉽더라:別れなんて簡単」
     lyrics: 원택  composed: 원택  arranged: 신사동호랭이 & 원택
  06. 「그리운 날에:恋しい日に」
     lyrics: 범이 & 낭이  composed: 범이 & 낭이  arranged: 범이 & 낭이
  07. 「이별했다:別れた」
     lyrics: 홍진영  composed: 홍진영  arranged: 홍진영
  08. 「거짓말:嘘」
     lyrics: 북극곰 & 4번타자 & 호세
     composed: 북극곰 & 4번타자 & 호세  arranged: 북극곰 & 4번타자 & 호세
  09. 「그런 줄 알았어:そうだと思った」
     lyrics: 북극곰 & 4번타자  composed: 북극곰 & 4번타자  arranged: 북극곰
  10. 「이별남녀:離別の男と女」 with. 서인국:ソ・イングク
     lyrics: 김지향
     composed: 황세준 & Melodesign(멜로디자인)  arranged: Melodesign(멜로디자인)
  11. 「사랑했었다면:愛していたのなら」 with. 이해리:イ・ヘリ(Davichi)
     lyrics: 조휘림  composed: Minuki  arranged: Minuki

     NameList
       북극곰:北極グマ / 4번타자:4番打者 / 김희원:キム・ヒウォン / 장원규:チャン・ウォンギュ
       Meng이:Mengイ / 원태연:ウォン・テヨン / 이주호:イ・ジュホ / 원택:ウォン・テク
       신사동호랭이:シンサドンホレンイ / 범이:ポミ / 낭이:ナンイ / 홍진영:ホン・ジニョン
       호세:ホセ / 김지향:キム・ジヒョン / 황세준:ファン・セジュン / 조휘림:チョ・フィリム

リードトラックは、1曲目の「울어본 적 있나요:泣いたことあるの」で、作詞・作曲・編曲の북극곰:北極グマは、最近、時折り見かけるが、共作者の4번타자:4番打者は、私としては初めて見る名前で、調べてみると、同じく北極グマと組んで、T-araのアルバムなどに、その名前を見つけることができる。
このアルバムの8曲目の「거짓말:嘘」も、北極グマと組んで、作詞・作曲・編曲となっている。

2曲目の「나 이런 여자예요:私こんな女よ」は、FiestarのJei(재이:ジェイ)がラップフィーチャリングされており、この曲のオンラインリリースは1月末の予定のようである。

続く3曲目の「아프다 아프다:辛くて辛くて」には、EXID(이엑스아이디)のLEがラップフィーチャリングされ、LEの声色はクレジットに無くてもすぐに判る(作詞のLE記載は、ラップメーキングだろう)。
作詞と、なぜか編曲にも書かれているMeng이:Mengイは(本名최명희:チェ・ミョンヒ)、1986年生れの女性で、有名なのだろうか(?)、曲数は少ないが、なぜか各ポータルサイトに写真付きでプロフィールがあがっている。

2曲目の「나 이런 여자예요:私こんな女よ」と、3曲目「아프다 아프다:辛くて辛くて」のラップフィーチャリングは、Ziaの曲としてはめずらしく、新鮮な印象を受ける。

5曲目「이별 참 쉽더라:別れなんて簡単」の編曲で、そしてこの1曲だけに、신사동호랭이:シンサドンホレンの名が見られる。

6曲目「그리운 날에:恋しい日に」の作詞・作曲・編曲は、범이:ポミと낭이:ナンイだが、この2人いつもセットで、そしてシンサドンホレン絡みで、ほかのアルバムでも名前を見かけるのだが、Dal★shabet「B.B.B」に登場する범이낭이:ポミナンイは(これもシンサドンホレン絡みだが)、同じ人たち(あるいは1人(?))なのだろうか。

9曲目の「그런 줄 알았어:そうだと思った」は、去年(2013年)12月24日に先行リリースされている。

10曲目「이별남녀:離別の男と女」も、去年の12月2日に先行リリースされている。
서인국:ソ・イングクとのデュオ曲で、この曲いい曲で、2人がいい。

11曲目の「사랑했었다면:愛していたのなら」は、Davichi(다비치)の이해리:イ・ヘリとのデュオで、去年の9月にデジタルシングルでリリースされている。

Ziaの3集「11일이 지나고:11日が過ぎて」、このちょっと変わったアルバムタイトルが意味するのは、収録曲の全11曲を1日1曲(1トラック)に比喩して日記を書くように表現しているらしく、Ziaらしい、いい曲が1トラックづつに綴られたかのようなアルバムとなっている。


【 2012.12.30 / Anemone 】
Ziaの2集「Avancer」から1年2ヶ月ぶりのアルバム「Anemone」だ。
彼女にしか表現できない切ない感性(声色)のバラードのカムバックである。

今回のアルバムのタイトル名「Anemone」は、アネモネの花言葉である「儚い恋」という意味を表しているようで、誰もが胸中にある愛の別れの様々な感情を表現した曲で綴られているようだ。

今回もジャケットには彼女の写真は無かった。

収録曲は全5曲で、リードトラックは2曲目の「일 년째:一年目」である。
(内2曲が既にリリース済の曲で、3曲が今回の新曲だ)

プロデュースは최갑원:チェ・ガブォンでなく、조영철:チョ・ヨンチョルと김진명:キム・ジンミョンと書かれている。
(今後は変わるのであろう(?))
チョ・ヨンチョルの現在での肩書は、LOEN Entertainmentの制作理事となっており、Brown Eyed Girls、나르샤:ナルシャ、가인:カインのプロデューサーでもあり、もちろんIU、SunnyHill、Fiestarのプロデュースも行っていて、チェ・ガブォンから代が替ってきている印象だ。
Ziaのプロデュースに関しては、2010年8月の「Difference」で、チェ・ガブォンと連名で登場している。
キム・ジンミョンについては、ほとんど作品が見つけられず詳細は不明だ。

Track List
  01. 「방문을 잠그고:ドアを閉ざして」
     lyrics: D'Day  composed: KZ  arranged: KZ
  02. 「일 년째:一年目」
     lyrics: 최갑원  composed: 정석원  arranged: 정석원
  03. 「눈물이 툭:涙がポロリ」 feat. 박경:パク・キョン(브락비:Block B)
     lyrics: 이단옆차기 & David Kim & 박경
     composed: 이단옆차기 & 가제트  arranged: 가제트
  04. 「나를 잊어도:私を忘れても」
     lyrics: 전해성  composed: 전해성  arranged: 전해성
  05. 「I Need You」 with 허각:ホ・ガク
     lyrics: 이단옆차기  composed: 이단옆차기  arranged: 이단옆차기

     NameList
       최갑원:チェ・ガブォン / 정석원:チョン・ソグォン / 이단옆차기:イダンヨプチャギ
       박경:パク・キョン / 가제트:カジェトゥ / 전해성:チョン・ヘソン

1曲目「방문을 잠그고:ドアを閉ざして」
LOEN Entertainmentの専属作家KZの作曲・編曲で、作詞がD'DAYの作品だ。
D'DAYについては、LOENの所属作家か否か定かでないが(たぶんそうだと思うが)、SunnyHill、Fiestar、そしてBrown Eyed Girls、カインなどに作品が見られ、Ziaに関しては今回が初めての登場である。
別れに痛みを感じる女性が心を閉じて、ますます自分の世界へ閉じこもってしまう心を「ドアを閉ざして」という表現で表した曲のようである。

2曲目「일 년째:一年目」
최갑원:チェ・ガブォンの作詞によるリードトラックだ。
作曲・編曲の정석원:チョン・ソグォンは、IU、カインそしてパク・チョンヒョン(Lena Park)などの作詞、作曲、編曲を行っていて、2人組の015B(공일오비)のメンバーでもある。
アコースティックなサウンドをバックに、叙情的なメロディーをZiaが切なく歌いあげるバラード曲だ。
別れた恋人を一年の間待った痛い胸の内を表現した歌詞のようである。

3曲目「눈물이 툭:涙がポロリ」
先月(11月)の16日にリリースされた曲で、이단옆차기:イダンヨプチャギの作詞・作曲だ(いずれも共作)。
Block Bの박경:パク・キョンがフィーチャリングされいて、作詞の박경:パク・キョンはラップメーキングだろう。
가제트:カジェトゥは新鋭のプロデューサーチームのようで、なかなか面白い編曲をしている。
歌詞は離別を描いた切ない歌詞となっているようだ。

4曲目「나를 잊어도:私を忘れても」
作品数は数知れない전해성:チョン・ヘソンの作詞・作曲・編曲で、切ないメロディーラインのZia節な曲だ。
別れた後の恋人に伝える素直な心を描いた曲のようである。

最後5曲目「I Need You」
今年の8月にリリースされた、イダンヨプチャギの作詞・作曲・編曲の曲の、허각과:ホ・ガクとのデュオ曲だ。
この曲のZiaの声色は、アルバム中唯一明るい。
それもそのはずのようで、恋を始めた恋人同士の気持を歌ったラブソングのようだ。
バックコーラスはイダンヨプチャのほか、김서현:キム・ソヒョン(女声)という名が書かれている。

Ziaのミニアルバム「Anemone」、バラードの女王という修飾語が相応しいアルバムなのだが、その歌声(声色)に少しもの足りなさも感じる。
また、最後の曲「I Need You」の1曲がアルバムのテーマに違和感が有り、ほかの曲での収録の方が良かったかも知れない。
しかしながら、この種のバラード曲でのZiaの切ない声色と歌唱力は、ほかの歌手には真似のできないもので、相変わらずのバラードの名品といったアルバムに感じる。


【 2011.10.28 / 2集 】
Zia、9月30日アルバムをリリースすると同時に、国内の主要オンラインサイトのリアルタイムチャート1位を記録し、「音源チャート女王」を再確認させたようだ。

そのZiaの2集「Avancer」、9ヶ月ぶりにリリースされたそのジャケットには、今回も彼女の姿は無い。
インナーには前回に続いて絵が描かれていて、今回の絵は油絵である。描いた人は강범:カン・ボムのようだ。
(ビジュアルの方でも、もう少しだけ頑張ってもらえると嬉しいが)

プロデュースは、LOENに移籍以来の(「Atelier」以来の)최갑원:チェ・ガブォンである。
(今回は、Co-Producerに김진훈:キム・ジンフンの名が有る)
スタッフ関係も前回リリースの「겨울에 내리는 눈물:冬に降る涙」の時と、ほぼ同じ人の名前が見られる。

アルバムタイトルの「Avancer」は、フランス語で「進む・前進する」を意味し、今回のアルバムには音楽的な成長を感じさせる曲が収録されている。
収録曲は全9曲で、「내가 이렇지:私はこうでしょう」と「헤어진 첫날:分かれた最初の日」の2曲がリードトラックとなっている。

Track List
  01. 「내가 이렇지:私はこうでしょう」 feat. 하동균:ハ・ドンギュ
     lyrics: 최갑원  composed: 전해성  arranged: 전해성
  02. 「누가 거짓말했나요:誰が嘘をついたの」
     lyrics: 김이나  composed: 제아 & 이규현  arranged: 이규현
  03. 「이건 내 노래:これが私の歌」
     lyrics: 최갑원  composed: 한상원  arranged: 윤영민
  04. 「헤어진 첫날:分かれた最初の日」
     lyrics: G.고릴라 & 준표와 민지  composed: G.고릴라  arranged: G.고릴라
  05. 「사랑을 적어요:愛を書きます」 with 미르:ミル(MBLAQ)
     lyrics: 우리형과 내동생  composed: 우리형과 내동생  arranged: 박철호
  06. 「집에 있을 거에요:家にいます」
     lyrics: 황성진 & 최갑원  composed: 김세진 & 서정진  arranged: 김세진 & 서정진
  07. 「스물네 시간:24時間」 with 박정아:パク・チョンア
     lyrics: 최갑원  composed: 김도훈 & 이현승  arranged: 이현승 & 이기
  08. 「딱 한번만 더:もう一度だけ」
     lyrics: 최갑원 & 준표와 민지  composed: 김진훈 & 최갑원  arranged: 김진훈
  09. 「그대이길 바래요:あなたでありますように」 with 케이윌:K.will
     lyrics: 조휘림  composed: 미누기  arranged: 미누기
  10. 「내가 이렇지:私はこうでしょう」 Inst.
  11. 「그대이길 바래요:あなたでありますように」 Inst.

     NameList
       최갑원:チェ・ガブォン / 전해성:チョン・ヘソン / 김이나:キム・イナ / 제아:チェア
       이규현:イ・ギュヒョン / 한상원:ハン・サンウォン / 윤영민:ユン・ヨンミン / G.고릴라:G.ゴリラ
       준표와 민지:ジュンピョとミンジ / 우리형과 내동생:兄と弟 / 박철호:パク・チョロ
       황성진:ファン・ソンジン / 김세진:キム・セジン / 서정진:ソ・ジョンジン / 김도훈:キム・ドフン
       이현승:イ・ヒョンスン / 이기:イギ / 김진훈:キム・ジフン / 조휘림:チョ・フィリム / 미누기:ミヌギ

2曲目「누가 거짓말했나요:誰が嘘をついたの」の作曲者名の제아:チェアはBrown Eyed Girlsのチェアで、共作にはなっているが、チェアが自分たち以外のために、純粋に作曲家として参加している。いい曲だ。
3曲目の「이건 내 노래:これが私の歌」は、導入部で、Ziaがささやくように歌い、彼女の声色としてはめずらしい。また、その後に続く切ないメロディーにのって歌うZiaがいい。これもいい曲で、好きな曲だ。
もうひとつのリードトラック、4曲目の「헤어진 첫날:分かれた最初の日」、録音の関係だろうか、この曲の前半部、なぜかZiaの声色がセクシーに聞える。この曲も好きだ。また、作曲・編曲がG.ゴリラということに少し驚く。
5曲目「사랑을 적어요:愛を書きます」は、フィーチャリングが(歌詞カードはwithだが)、MBLAQのミルということも目を引くが、Ziaとしてはめずらしくアップテンポの明るく楽しそうな曲だ。悪くない。
つぎも、これもまたZiaとしてはめずらしいダンス曲の7曲目の「스물네 시간:24時間」、デュオの相手もめずらしい、というかビジュアル的にはなんだか違和感すら感じる、もとJewelryの박정아:パク・チョンアである。
最後の曲の「그대이길 바래요:あなたでありますように」は、K.willとのデュオで、この曲はつらい別れを経験した 1人の女性と、その女性を見つめる男性の話を歌ったデュエットバラード曲ようだ。ちょっとK.willの音を抑えて過ぎて録音している印象があるのが残念だ。

Zia2集の「Avancer」、たしかにアルバムタイトルどおり、いままでのZiaと一味違うものを感じる。
また、1枚のバラードなアルバムとしても、完成度が高い、なかなかいいアルバムに仕上がっていると思う。


【 2011.01.07 / 겨울에 내리는 눈물:冬に降る涙 】
Ziaのミニアルバム「겨울에 내리는 눈물:冬に降る涙」、リリース日は12月23日だが、CDが手元に届いたのが、大晦日31日の夕方で、さらに正月を挿んだこともあって、CDジャケットを開くのがかなり遅れて今日となった。

まず、ジャケットがなんとも愛想が無い。紙のジャケットを見開くと、その見開いた2面それぞれに、CDメディアと細長い歌詞カード1枚が折りたたんだ状態で収められていた。
Ziaの写真などは無い。代わりにジャケットの表紙と同じ人が描いたであろう、ちょっと素敵な絵が5つほど描かれていた。クレジットのDesign & Artworkの項目には김대홍:キム・テホンと강누리:カン・ヌリの名が書かれていて、ネットの情報を読むと、どうやら描いたのはキム・テホンのようで、今回のコンセプトをイラストで表現したもののようだ。ちょっといい。

プロデューサーは「ATELIER」以来の최갑원:チェ・ガブォンで、収録曲は今回リリースされる5曲のほかに、去年10月にシングルリリースされた、4Men(포맨)との「울고, 불고...:泣いて泣いて…」がボーナストラックとして収録されており、全6曲となっている。
作曲は全曲異なるが、作詞は6曲の内4曲がチェ・ガブォンとなっている(内、1曲が共作)。

1曲目「돈이 많이 생기면:お金がたくさんできれば」は、曲のタイトルどおり、貧しい恋人たちを歌ったもののようで、ZiaらしいZia節を感じさせる。
2曲目の「왜 내가 아파:どうして私が辛いの」は、Ziaにしては力強さを感じさせる曲となっていて、誰もが共感する別れを歌った曲のようだ。
3曲目「가지 말아요:行かないで」、この曲がリードトラックで、別れを告げる恋人に送る、ひとりの女性の悲痛で切ない心情を歌った曲のようで、メロディーもいいのだがZiaの表現力と歌唱力が光る。また、ハープを使った編曲もめずらしいさを感じさせる。いい曲だ。
4曲目「감기 때문에:風邪のせいで」は、ちょっと変わった編曲で始まり、Ziaの声色に緊張感を感じる曲で、別れの悲しい記憶が風邪をきっかけに、また甦ってくる状況を描いた曲のようだ。
5曲目の「몇 월 며칠 몇 시:何月何日何時」は、Ziaとしてはめずらしい明るい印象のミディアムテンポの曲で、別れでなく、恋した女性の幸せな心を歌った曲のようだ。フィーチャリングはMighty Mouthだ。
最後のボーナストラック「울고, 불고...:泣いて泣いて…」は、音源サイトのチャート1位にもなったらしい、4Menとの曲で別れた男と女が互いにやり取りする作りになった曲のようである。悲しいメロディーを明るく歌っている。

Ziaのミニアルバム「겨울에 내리는 눈물:冬に降る涙」、アルバムタイトルにふさわしい、Ziaらしい曲が収録されたアルバムな感じだ。


【 2010.08.20 / Difference 】
「Difference」のジャケット写真、けっこう思いきった写真にしたものだ。インナーの写真はネットで見かけるも世界のもので、大きくは3種類ある。私としては銀髪のものがいいかも(笑)。金色の塗料をかけられた写真は、Ziaには、ちょっと行き過ぎた感じで、少し引いてしまう。
彼女はステージ化粧もしない、素顔に近い顔の方が魅力を感じるのだが、誰か、それを引き出すカメラマンはいなのだろうか(笑)。

今回のアルバムのプロデュースも최갑원:チェ・ガブォンだ。ただし、横に조영철:チョ・ヨンチョルの名が書かれ連名となっている。
収録曲は6曲で、作曲者は全曲異なる。チェ・ガブォンの作詞は3曲ある(内、1曲が共作)。
1曲目「웃음만..:笑うことだけ・・・」がリードトラックで作曲はKZ。分りやすいバラードな曲で、Ziaの声色が生きた、いい曲だと思う。好きだ。
2曲目の「시간아 부탁할께:時間よお願い」は、SeeYaの연지:ヨンジがフィーチャリングされているようだが、意外にも声色が似ていて、私にはヨンジの声が聴きとりにくい(コーラスは、ほかに김현아:キム・ヒョナとなっているので、バックコーラスがヨンジということはないと思うので)。
3曲目「불감:不感」、4曲目の「믿고 싶어:信じたい」もZiaの声色が生かされ、とくに高音域がいい。
5曲目の「잘 가..지 마:さよなら・・・しないで」は、さらにZia節な感じな曲だ。
最後「사랑을 가르쳐 주세요:愛を教えて下さい」は、フィーチャリングがK.willの、いかにもバラードな曲である。

で、アルバム全体としての印象だが、今回、ジャケット写真のように大きな「Difference」を見せてくれるかと思ったが、それはちょっと違って、「ATELIER」とは大きく違わない同じような印象を受ける(私としては)。
Zia節は聴かせて欲しいが、変化も欲しい、という勝手な想いだ(笑)。そして、Zia節という意味では、1集は別として、ミニアルバムの中では「Orchestra」が一番良かった。


【 2009.05.19 / ATELIE 】
ミニアルバムだが年内に8ヶ月スパンでのリリースだ。

リリースCDの話の前に、Ziaは交通事故で大けがを負い芸能活動の中断を余儀なくされている。2009年6月1日のことで、「Orchestra」リリース後の活動中のことになる。故郷の忠清南道、天安市で友人(ガールフレンド)の車に乗って帰宅中の事故で、頭蓋骨に空気が入ほど額の一部分が陷沒、20数針を縫っている(天安順天郷大学病院へ入院)。幸い脳には異常が無かったが完治に1か月の治療を要したようだ。
(現在は、もう大丈夫と思うが)

その後、Ziaは事務所を現在のLOEN(ロエン)エンターテインメントに移籍している。移籍は交通事故と関係有るのだろうか(?)、怪我の後、彼女は鬱病を経験しているようだが。そして、12月11日のデジタルシングル「술 한잔 해요:お酒を一杯」でカムバックの後、今回のミニアルバム 「ATELIER」のリリースということになるようだ。(なんか、彼女、リリースごとに事務所を変わっているようだ)

で、その「ATELIER」のジャケットだが、まず、彼女の写真はまったく無い。しかし、私としては、突然ミュージックビデオのシーンが現れるよりはいい。(ミュージックビデオ嫌いの人なもので(笑))
音の方は、事務所、プロデューサー、作家がすべて変わったのだが、「Orchestra」と聴きくらべて大きな流れの変化は無い。ただ、Zia節としては「Orchestra」の方がよかったと、私は思う。「Orchestra」で聴けた彼女の迫って来る、張りつめた声色が和らいでしまって、きれいに仕上げられている。


【 2009.05.19 / Orchestra 】
まず、ジャケットを開くと黒色を基調に男装のチアを見る。なんだか、박지윤:パク・チユンの「Man」を思い起こした(ちょっと違うが)。後半フルカラーになりMVのカットが入り、最後にまた、メガネのチアで終わる。男装のチアはなかなかいいが、後半からのMVのカットは要らない。というか、私としてはMVを重ねるのは気に入らない。

この人の声色は、壊れそうなくらい喉をしめつけて声を出すのが特徴だ(少し声帯が心配になるぐらいだ)。しかし、この声色は聴いてすぐ彼女と分かる。この声色の特徴、「Orchestra」では、さらに強まった感じがする。
ピアノ・バージョンの2曲のピアノは彼女かと思ってクレジットをよく見たが、ピアノの記載が無い。無いということは彼女なんだろうか。(なんにしても、普通書くと思うのだが)


【 2008.11.12 / 1集 】
Zi-Aという名前は、文字としては記憶に残る名前で、以前より気になってはいたが、彼女のプロフィールも、あまりよく分らなかったし、試聴した感じも、いいも悪いもそんなに強い印象は無かった。が、7月に1集がリリースされ、改めてちゃんと聴いてみた結果、やはりコレクションに加えることにした。

なんだか彼女、顔を出さないようにしていたようだ。去年7月のデビューシングル「Voice of Heaven」のジャケット写真は김옥빈:キム・オクビンだし、11月のMusic Story Album 「THE VIOLIN」とやらも、なんだかよく解らないアルバムだし(ちゃんと調べていないが)、やっと今回の正規1集で顔を出したようだ。
そんなに人に見せられないような顔なのかと思っていたら、ネット上に掲載された写真はぜんぜんそんなことはない。むしろ彼女のカフェで見る彼女はずいぶん可愛いく、愛らしい。
どうやら事務所の方針として、まずは声を認知させようということだったようで、今年の5月か6月頃に姿を見せるようになるまでは、テレビなどへの出演は一切拒否していたらしい。しかし、このことがネット上で誹謗中傷されることとなってしまったようだ。一時は、その「醜女」という中傷により彼女は傷ついたようで(まあ、女性なら当然だが)、1集の収録途中で姿を隠してしまったこともあったようだ。まあ、しばらくして何事も無かったように姿を現し、収録は無事終って、こうして聴いているわけだが。
しかし、1集リリース後、今度は整形疑惑だそうだ。彼女に関しての真偽はともかく、整形に関してはいろんな意見もあるだろうが、私としては、たしかに、まあ、そこそこ美しい姿で歌ってくれた方がいいので、いいのではと思う。つまり、世の中、なかなか歌(声)だけで評価されるのは難しいわけで(私もその一人かも知れないのだが)、であれば、歌手もそこそこ整形すればいいと思うわけで、少なくとも、それを誹謗中傷するのはどうかと思うのだが。

で、1集のジャケットのインナーの写真でやっと顔を出した彼女だが、写っているのは前半部のみ、後半は신현준:シン・ヒョンジュンらのMVの写真で編集され、おまけに前半の彼女自身の写真も、顔をまともに正面に向けて写したものは1枚しかない。よくネット上で見かけるサングラスの奥から目線を覗かせているあれだ。
まあ、まともな写真が無いのはいいとしても、私としては、MVの写真は要らない。
ところで、ジャケットの表紙の写真は、最初、ネットで見ていた時は絵だと思っていたのだが、どうやら彼女自身の写真のようである(だと思う)。

1集「ROAD MOVIE」、最近ではめずらしく16曲と曲数が多く、カラオケが無いのも私としては評価できる。
このZi-A 1集、アルバムとしても、本人の歌唱力としても、特別際立ったものを感じることは出来ないが、か細くせつなく、締めつけるようにして出す声色が魅力的だ。これに愛らしさが加わってなかなかいい。
曲はどれもよく似ているが、大衆的で聴きやすく彼女の声色がさわやかに悲しさを伝え、聴いていて心地いい。
クレジットで、5曲目「그대만 보여요:あなただけ見える」のフィーチャリングが、どういう関係かTOP(BigBang)のラップなのが目をひく。が、お愛想でちょっと収録に名を飾った、て感じだ(まぁ、そういうのは多いが)。
Zi-A、この声色を生かして、2集へも期待をしたい。