イエス海辺を歩む。十二使徒の選定!!
十二使徒選定は、圧巻である。聖書よりも具体的で、四福音書には、そこまでの具体描写はない。それは視点が違うからである。信ずるかどうかは各自の判断に委ねるとして、アカシックレコードによるものとされている、名目躍如であろう。
<記事に無関係>
それはさておき、イエスが選定で当たって、呼びかける言葉に『先生たちは・・・・・。』と言う、三人称を常時使っている(書いている)。これは誤植ではない。原文には『the Masters』とある。主(Lord)でもない。
こういう事を書くと、クリスチャンやカトリック信者は嫌な顔をするだろうが、投稿者は何れでもない。単なる真理探究者の端くれである。且つ、これは投稿者の創作でもないから書くが、イエス以外の第三者の存在を示している。『the Masters』とは一体誰か?
非難を怖れず書くが、イエスを世に送り、世界を啓かんとするプロジェクトチームの面々であろう。兄弟団という言葉も良く出てくるが、それも同じである。そういう観点で、読んでいる。だから、これは単なる聖書を模した福音書ではないのだ。
聖書であれ、何であれ、盲信する立場に立たない。真理を求める立場に立つ。それは仏典であれ、コーラン(読んだこともないが・・)であれ、ウパニシャッドであれ、盲信するのは愚である。盲信とは、思考と感覚停止の状態であって、生ける信仰とは云えない。
これは一見解であるから、強要するつもりはないが、生ける神が存在するなら、生けるイエスも今に生きていると考えている。そして、『先生たちは・・・・・。』=『the Masters』も今に生きている。おそらく、Lord(主)も生きているのである。
はたして、『私は行く。付いて来なさい。』と言われて、素直について行けるであろうか? 価値観の転換が必要である。我々は、娑婆に出て以来、恵みを求めてきた。ひたすらに求めてきた。しかし、真の幸福は、恵みを与える存在たり得ることである。愛は与えられるものではなく、与えることに醍醐味がある。
何故なら、宇宙は無限であると同じように、愛は無限だからである。
イエス海辺を歩む。漁船に立って人々に語る。人々彼の命ずるままになって大漁す。十二使徒の選定。
ガリラヤの海のほとりをキリスト者の先生が歩いていると、多くの人々は彼に従って来た。
漁船が丁度港に着き、ペテロとその兄弟がボートに待って居り、手伝いの人々が岸で、破れた綱をつくろっていた。イエスはボートに乗り、ペテロが一岸から少し沖の方にこれを押してやった。そしてイエスはボートの中に立ちながら、群集に語った。
「万軍のエホバの予言者イザヤは、将来のことを考え、今日を見越して、海辺に立っ人々、見て叫んだ。
ヨルダン川のかなた、海のほとりの、ゼブロンとナフタリの地、異邦人のガリラヤ、そこなる人々は道を知らずに暗きにあゆめり。されど、見よ、彼らは大いなる光の昇るを見、光は照り輝く。彼らは生命(いのち)の道を見てそこを歩めり。(イザヤ九・一)
あなたがたには、今日地上すべての人々以上に祝された。それはあなたがたは最初に光を見、光の子らとなることが出来るから」
次ぎにイエスはペテロに言った。「あなたの網を船の中に持って来て、深みに入れるがよい。」
ペテロはイエスの命ずるままにしたが、疑いながら言った、「今日ガリラヤのこの海岸は不漁です。アンデレと共に終夜苦労しましたが、一尾もとれなかった。」
しかし、イエスは海面の下を魚が群をなしているのを見てペテロに言った、
「船の右側に網を入れて見よ。」
ペテロはイエスの言うようにした。すると、見よ、網は一杯になり、魚が多すぎてはいりきれないほどであった。そこでペテロは近くにいたヨハネとヤコブに手伝ってもらった。そして網をボートに曳きあげると二隻のボートが殆んど魚で一杯になった。
ペテロはこの大漁を見て、今更自分の言ったことが恥かしくなった、信仰がなかったので恥かしくなり、イエスの足許に伏して言った、「主よ、わたしは信じます。」
イエス言う、「獲物を見よ。今からのちあなたは魚をとるに及ばない。あなたはボートの右側で、人間の海にキリスト者の網を投じ、群集を捕えて、これを神聖、祝福、平和の中に入れるのだ。」
それから一同が岸辺に着くと、キリスト者の先生はペテロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネを呼んで言った、
「あなたがたガリラヤの漁師よ、先生たちはわれらのなすべき大きな仕事を用意している。私は行く。あなたがたもついて来るがよい。」そこで彼らは一切を捨てて彼に従った。
それからイエスは岸辺を歩み、ピリポとナタナエルを見て言った、
「あなたがた、ベッサイダの教師たちよ、あなたがたは長いことギリシヤ哲学を人々に教えて居ったが、先生たちはあなたがたやわたしにもっと高尚な仕事をさせる。われは行く。あなたがたもわたしについて来るがよい。」そこで、彼らはイエスに従った。
やや遠く行くと、ローマの税関がある、そこにイエスは役人の監督を見た。名はマタイと言い、エリコに住んでいたこともある。
この青年はいつか主の前を走ってエルサレムに行って、キリストが来たから見よと言ったことがある。マタイは資産家で、またユダヤ人や、シリヤ人、ギリシャ人の智恵に通じていた。
イエスは彼に言った、「ごきげんよう、マタイ、カイザルの信頼する僕よ、ごきげんよう!先生たちはわれわれを魂の納税所に招いて居る。あなたもわたしについて来るがよい。」そしてマタイは彼に従った。
イスカリオテとその息子ユダは共にマタイに使われて納税所にいた。
そしてイエスはユダに言った、「あなたの仕事をよすがよい。先生たちは魂の貯蓄銀行の仕事をするためわれわれを招く。われは行くがあなたもついて来るがよい。」そしてユダは彼に従った。
それからイエスは、キリスト者のことを聞いて、キリストの学校に学ぼうとする、アンテオケから来たひとりの律法家に逢った。この人は疑いの人トマスで会ったが、教養もあり能力のあるギリシャ哲学者であった。
しかしイエスは彼に信仰の素質を認めて言った、「教師たちは律法を解釈し得る人を求めて居る。わたしは行くが、あなたもついて来るがよい。」そこでトマスは彼に従った。
夕暮れになってイエス存宅の時、見よ、彼の親族アルパヨとミリアムの子ヤコブとユダが来ていた。彼らは共に信仰の人々て、ナザレの大工であった。
イエスは彼らに言った、「見よ、あなたがたはわたしと共に働いて、父ヨセフと一緒に、人の住家を建てていた。先生たちはこれから魂の家を建てる助けをせよ、とわれらを呼んで居る。これは槌(つち)、斧(おの)、また鋸(のこぎり)の音なしに建つ家である。
わたしは行く、あなたも来るがよい。」すると、ヤコブとユダは、「主よ、従って参ります」と叫んだ。
翌日、イエスは熱心党の指導者で、ユダヤ教の厳格な解釈者シモンにメッセージを送った。
そのメッセージにイエスは、「先生たちはアブラハムの信仰を宣伝する人を求めて居る。わたしは行くが、あなたもついて来たらどうか」と言ってやったので、シモンは彼に従った。
【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】
第十四部 イエ
スのキリスト奉仕者としての第一年
第八十八章 イエス海辺を歩む。漁船に立って人々に語る。人々彼の命ずるままになって大漁す。十二使徒の選定。
1)ガリラヤの海のほとりをキリスト者の先生が歩いていると、多くの人々は彼に従って来た。
2)漁船が丁度港に着き、ペテロとその兄弟がボートに待って居り、手伝いの人々が岸で、破れた綱をつくろっていた。
3)イエスはボートに乗り、ペテロが一岸から少し沖の方にこれを押してやった。そしてイエスはボートの中に立ちながら、群集に語った。
4)万軍のエホバの予言者イザヤは、将来のことを考え、今日を見越して、海辺に立っ人々、見て叫んだ。
5)ヨルダン川のかなた、海のほとりの、ゼブロンとナフタリの地、異邦人のガリラヤ、
6)そこなる人々は道を知らずに暗きにあゆめり。されど、見よ、彼らは大いなる光の昇るを見、光は照り輝く。彼らは生命(いのち)の道を見てそこを歩めり。(イザヤ九・一)
7)あなたがたには、今日地上すべての人々以上に祝された。それはあなたがたは最初に光を見、光の子らとなることが出来るから」
8)次ぎにイエスはペテロに言った。「あなたの網を船の中に持って来て、深みに入れるがよい。」
9)ペテロはイエスの命ずるままにしたが、疑いながら言った、「今日ガリラヤのこの海岸は不漁です。アンデレと共に終夜苦労しましたが、一尾もとれなかった。」
10)しかし、イエスは海面の下を魚が群をなしているのを見てペテロに言った、
11)「船の右側に網を入れて見よ。」
12)ペテロはイエスの言うようにした。すると、見よ、網は一杯になり、魚が多すぎてはいりきれないほどであった。
13)そこでペテロは近くにいたヨハネとヤコブに手伝ってもらった。そして網をボートに曳きあげると二隻のボートが殆んど魚で一杯になった。
14)ペテロはこの大漁を見て、今更自分の言ったことが恥かしくなった、信仰がなかったので恥かしくなり、イエスの足許に伏して言った、「主よ、わたしは信じます。」
15)イエス言う、「獲物を見よ。今からのちあなたは魚をとるに及ばない。
16)あなたはボートの右側で、人間の海にキリスト者の網を投じ、群集を捕えて、これを神聖、祝福、平和の中に入れるのだ。」
17)それから一同が岸辺に着くと、キリスト者の先生はペテロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネを呼んで言った、
18)「あなたがたガリラヤの漁師よ、先生たちはわれらのなすべき大きな仕事を用意している。私は行く。あなたがたもついて来るがよい。」そこで彼らは一切を捨てて彼に従った。
19)それからイエスは岸辺を歩み、ピリポとナタナエルを見て言った、
20)「あなたがた、ベッサイダの教師たちよ、あなたがたは長いことギリシヤ哲学を人々に教えて居ったが、先生たちはあなたがたやわたしにもっと高尚な仕事をさせる。われは行く。あなたがたもわたしについて来るがよい。」そこで、彼らはイエスに従った。
21)やや遠く行くと、ローマの税関がある、そこにイエスは役人の監督を見た。名はマタイと言い、エリコに住んでいたこともある。
22)この青年はいつか主の前を走ってエルサレムに行って、キリストが来たから見よと言ったことがある。
23)マタイは資産家で、またユダヤ人や、シリヤ人、ギリシャ人の智恵に通じていた。
24)イエスは彼に言った、「ごきげんよう、マタイ、カイザルの信頼する僕よ、ごきげんよう!先生たちはわれわれを魂の納税所に招いて居る。あなたもわたしについて来るがよい。」そしてマタイは彼に従った。
25)イスカリオテとその息子ユダは共にマタイに使われて納税所にいた。
26)そしてイエスはユダに言った、「あなたの仕事をよすがよい。先生たちは魂の貯蓄銀行の仕事をするためわれわれを招く。われは行くがあなたもついて来るがよい。」そしてユダは彼に従った。
27)それからイエスは、キリスト者のことを聞いて、キリストの学校に学ぼうとする、アンテオケから来たひとりの律法家に逢った。
28)この人は疑いの人トマスで会ったが、教養もあり能力のあるギリシャ哲学者であった。
29)しかしイエスは彼に信仰の素質を認めて言った、「教師たちは律法を解釈し得る人を求めて居る。わたしは行くが、あなたもついて来るがよい。」そこでトマスは彼に従った。
30)夕暮れになってイエス存宅の時、見よ、彼の親族アルパヨとミリアムの子ヤコブとユダが来ていた。
31)彼らは共に信仰の人々て、ナザレの大工であった。
32)イエスは彼らに言った、「見よ、あなたがたはわたしと共に働いて、父ヨセフと一緒に、人の住家を建てていた。先生たちはこれから魂の家を建てる助けをせよ、とわれらを呼んで居る。これは槌(つち)、斧(おの)、また鋸(のこぎり)の音なしに建つ家である。
33)わたしは行く、あなたも来るがよい。」すると、ヤコブとユダは、「主よ、従って参ります」と叫んだ。
34)翌日、イエスは熱心党の指導者で、ユダヤ教の厳格な解釈者シモンにメッセージを送った。
35)そのメッセージにイエスは、「先生たちはアブラハムの信仰を宣伝する人を求めて居る。わたしは行くが、あなたもついて来たらどうか」と言ってやったので、シモンは彼に従った。
【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling 】
CHAPTER 88
Jesus walks by the sea. Stands in a fishing boat and speaks to the
people.
Under his direction the fishermen secure a great catch of fish.
He selects and calls his twelve apostles.
BESIDE
the sea of Galilee the Christine master walked, and multitudes of people
followed him.
2) The fishing boats had just come in, and Peter and his brother waited in
their boats; their helpers were ashore repairing broken nets.
3) And Jesus went into a boat and Peter pushed it out a little ways from shore;
and Jesus standing in the boat spoke to the multitude. He said,
4) Isaiah, prophet of the Lord of hosts, looked
forward and he saw this day; he saw the people standing by the sea, and he
exclaimed,
5) The land of Zebulon and Napthali, land beyond the Jordan and toward the sea,
the Gentile Galilee,
6) The people were in darkness, knowing not the way; but, lo, they saw the Day
Star rise; a light streamed forth; they saw the way of life; they walked
therein.
7) And you are blest beyond all people of the earth today, because you first
may see the light, and may become the children of the light.
8) Then Jesus said to Peter,
Bring your nets aboard, and put out in the deep.
9) And Peter did as Jesus bade him do; but in a faithless way he said,
This is a useless trip; there are no fish upon this
shore of Galilee today; with Andrew I have toiled all night, and taken naught.
10) But Jesus saw beneath the surface of the sea; he saw a multitude of
fish. He said to Peter,
11) Cast out your net upon the right side of the
boat.
12) And Peter did as Jesus said, and, lo, the net was filled; it scarce
was strong enough to hold the multitude of fish.
13) And Peter called to John and James, who were near by, for help; and when
the net was hauled to boat, both boats were well nigh filled with fish.
14) When Peter saw the heavy catch, he was ashamed of what he said; ashamed
because he had no faith, and he fell down at Jesus' feet, and said,
Lord, I believe!
15) And Jesus said,
Behold the catch! from henceforth you shall fish no
more for fish;
16) You shall cast forth the Christine net into the sea of human life, upon the
right side of the boat; you shall ensnare the multitudes to holiness and
blessedness and peace.
17) Now, when they reached the shore the Christine master called to
Peter, Andrew, James and John and said,
18) You fishermen of Galilee, the masters have a
mighty work for us to do; I go, and you may follow me.
And they left all and followed him.
19) And Jesus walked along the shore, and seeing Philip and Nathaniel walking
on the beach he said to them.
20) You teachers of Bethsaida, who long have taught
the people Greek philosophy, the masters have a higher work for you and me to
do; I go and you may follow me;
and then they followed him.
21) A little farther on there stood a Roman tribute house, and Jesus saw the
officer in charge; his name was Matthew, who once abode in Jericho;
22) The youth who once ran on before the Lord into Jerusalem and said, Behold
the Christines come.
23) And Matthew was a man of wealth, and learned in wisdom of the Jews, the
Syrians and the Greeks.
24) And Jesus said to him,
Hail, Matthew, trusted servant of the Caesars,
hail! the masters call us to the tribute house of souls; I go and you may
follow me.
And Matthew followed him.
25) Ischariot and his son, whose name was Judas, were employed by Matthew and
were at the tribute house.
26) And Jesus said to Judas,
Stay your work; the masters call us to a duty in
the savings bank of souls; I go and you may follow me.
And Judas followed him.
27) And Jesus met a lawyer who had heard about the Christine master and had
come from Antioch to study in the school of Christ.
28) This man was Thomas, man of doubt, and yet a Greek philosopher of culture
and of power.
29) But Jesus saw in him the lines of faith, and said to him,
The masters have a need of men who can interpret
law; I go, and you may follow me.
And Thomas followed him.
30) And when the evening came and Jesus was at home, behold, there came his
kindred, James and Jude, the sons of Alpheus and Miriam.
31) And these were men of faith, and they were carpenters of Nazareth.
32) And Jesus said to them,
Behold, for you have toiled with me, and with my
father Joseph, building houses for the homes of men. The masters call us now to
aid in building homes for souls; homes built without the sound of hammer, axe,
or saw;
33) I go, and you may follow me.
And James and Jude exclaimed,
Lord, we will follow you.
34) And on the morrow Jesus sent a message unto Simon, leader of the Zelotes, a
strict exponent of the Jewish law.
35 And in the message Jesus said,
The masters call for men to demonstrate the faith
of Abraham; I go, and you may follow me.
And Simon followed him.
【続 く】