イエス群集を教える。偽りの体面について語る!!
心機一転。
<記事に無関係-きっと地震雲?!9月25日in徳島>
心機一転と言うことは、何にでもある。大きくも小さくもある。言わば、世の中の全ては、日々、心機一転だろう。相変わらずと言うことは、本当は良くないことである。
何故か?
全ては千転万化しているからである。何も昨日と同じ事は一つとしてない。今日は全て新しい。明日はどう変化するか分からない。しかし、確実に変化する。これは真理であろう。
会うは、別れの始めなり、
別れは元に還ること、とはよく言ったものだ。
偽りの対面とは何か? 難しいことではない。現在の姿に執着することである。地位・名誉・物質・金・学問・権力・・・これらは全て一瞬のものだ。そして、確実に消え去る。
罪穢れという言葉があるが、これらは変化する一局面でしかない。何れも時と共に清められていく。別に清めようとしなくても、浄められていくものである。恰も、度重なる慈雨が流すように、文字通り流されていくのである。
まさに現在、江戸は穢土になった、という御仁が居る。それは正しいであろう。それは放射能で犯されたからであるが、放射能とは何かというと、物質が変化する過程である。それが通常よりも過激であるから、人間にはその量によって、都合が悪い。しかし、必ず、安定的な物質になり、放射能ではなくなると言うことも真理だ。
変化するには痛みが伴う。それは執着した心が痛むからである。執着していなければ痛まないのであろうか? 当然、痛まない。新たな変化を嬉し、嬉しで受け入れる。
こういう事だ。別に難しい話ではないが、仲々そうは思えない人間が多い。今も昔も多い。それが、積み重なった思いというものだ。罪は積みに繋がる。穢れは気枯れに繋がる。
つまり、いのち(生命)というものがどこから来るかという問題だ。自分がそれを生みだした訳では無かろう。上から来ると言うが、それは比喩の話で、上でも下でも、宇宙でも、要するに、元があって、そこから来るというのが正解だ。
そして、それは常に変化を促している。心機一転とはいのち(生命)の姿でもあろう。それに沿わないことには、元気を失うと言うことである。偽りの空元気では、人生は虚しい。
イエス群集を教える。シモン家の宴席に列す。富める遊び女彼に高価な香油を塗る。
シモン彼を責める。偽りの体面について語る。
イエスは利己的な利益をめあてに押し寄せ来た多くの人々を見た。学問あり、金持ちであり、名声あり、権力ある人が居たが、彼らはどれもキリストを知らなかった。
彼らの目は利己的な自我の見せかけの光で目がくらみ、王を見ることは出来なかった。彼らは明るいなかを歩いていても、死の夜の如き暗黒のなかをさまよっていた。
イエスは天に目を注いで言う、
「天地の聖なる者よ、光が智者や名ある人からかくされて、赤児に現わされていることを感謝する。」
それから群集に向って言った、「わたしが来たのは人の名によってでも自分の力によってでもない。わたしがあなたがたに持つ智恵と力は上からのもの、われらのあがめまつる神の智恵と力である。
わたしの語る言葉はわたしの言葉ではない。わたしが受けたものをあなたがたに与える。苦労して重荷を挽(ひ)く者は、わたしに来るがよい。わたしは助けてやる。わたしと共にキリストの軛(くびき)を身につけよ。これはからだをいためない。やさしい軛(くびき)である。
気軽に生命の荷物を一緒に挽いてよろこぼう。」
シモンというパリサイ人が宴をもうけた。イエスがその賓客であった。
一同が食卓につくと、ひとりの遊び女が招かれずに宴席に来た。彼女はさきにイエスの助けを受け、またその働きを見て、これまでのように罪を犯す欲望を捨てて救われたのであった。
彼女は高価な香油(においあぶら)を入れたアラバスターの箱をもって来て、客人たちが横臥している間に、喜ぴながらイエスに近づいて来た。これは彼女が罪から救われたからである。
彼女はいたく涙にくれ、イエスの足に接吻しながら自分の髪の毛でこれをぬぐい、それからこれに香油を塗った。
シモンは口に出さなかったが心で思った、「この人は予言者ではない。それなら、自分に近よっている女がどんな女であるかを知って、追い払ったであろうに。」
しかし、イエスはその思いを知って、主人に言った、「あなたに一言したい。」
シモン、「言って下さい。」
イエス、「罪は不正な怪物で、大小さまざまだ。すでに何か犯したものもあれぱ、まだ犯さずにおるものもある。見よ、或る人は罪の生活をしていて最後に救われ、或る人は無頓着な態度で、当然なすぺきことを忘れているが、改心して赦される。さて、これらの人々のなかで、どちらが高く讃められる価値があるか。」
シモン、「一生の過失によく勝った者です。」
イエス、「その通り。見よ、この女はわたしの足を涙で洗い、髪の毛でこれを乾かし、香油を塗った。多年彼女は罪の生活を送っていた。しかし、生命(いのち)の言葉を聞くや、赦冤(ゆるし)を求めて、これを見出した。
しかし、わたしがあむたの家に客として来て、わたしの手や足を洗う水鉢(みずばち)を出さない、これは忠実なユダヤ人なら、食前に当然なすべきことだ。
さて、シモン、この婦人とあなた自身と、どちらが一番ほめられる価値があるか。」
シモンは答えなかった。
すると、イエスはその女に言った、「あなたの罪はすべて赦された。あなたの信仰があなたを救った。安んじて行くがよい。」
すると、食卓のまわりに坐っていた客人たちは互いに言い始めた、「あなたの罪はすぺて赦されたと言うこの人は果して何人なのか。」
【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】
第十六部 イエスのキリスト者奉仕の二年目
第百四章 イエス群集を教える。シモン家の宴席に列す。富める遊び女彼に高価な香油を塗る。
シモン彼を責める。偽りの体面について語る。
1)イエスは利己的な利益をめあてに押し寄せ来た多くの人々を見た。
2)学問あり、金持ちであり、名声あり、権力ある人が居たが、彼らはどれもキリストを知らなかった。
3)彼らの目は利己的な自我の見せかけの光で目がくらみ、王を見ることは出来なかった。
4)彼らは明るいなかを歩いていても、死の夜の如き暗黒のなかをさまよっていた。
5)イエスは天に目を注いで言う、
6)「天地の聖なる者よ、光が智者や名ある人からかくされて、赤児に現わされていることを感謝する。」
7)それから群集に向って言った、「わたしが来たのは人の名によってでも自分の力によってでもない。
8)わたしがあなたがたに持つ智恵と力は上からのもの、われらのあがめまつる神の智恵と力である。
9)わたしの語る言葉はわたしの言葉ではない。わたしが受けたものをあなたがたに与える。
10)苦労して重荷を挽(ひ)く者は、わたしに来るがよい。わたしは助けてやる。
11)わたしと共にキリストの軛(くびき)を身につけよ。これはからだをいためない。やさしい軛(くびき)である。
12)気軽に生命の荷物を一緒に挽いてよろこぼう。」
13)シモンというパリサイ人が宴をもうけた。イエスがその賓客であった。
14)一同が食卓につくと、ひとりの遊び女が招かれずに宴席に来た。彼女はさきにイエスの助けを受け、またその働きを見て、これまでのように罪を犯す欲望を捨てて救われたのであった。
15)彼女は高価な香油(においあぶら)を入れたアラバスターの箱をもって来て、客人たちが横臥している間に、喜ぴながらイエスに近づいて来た。これは彼女が罪から救われたからである。
16)彼女はいたく涙にくれ、イエスの足に接吻しながら自分の髪の毛でこれをぬぐい、それからこれに香油を塗った。
17)シモンは口に出さなかったが心で思った、「この人は予言者ではない。それなら、自分に近よっている女がどんな女であるかを知って、追い払ったであろうに。」
18)しかし、イエスはその思いを知って、主人に言った、「あなたに一言したい。」
19)シモン、「言って下さい。」
20)イエス、「罪は不正な怪物で、大小さまざまだ。すでに何か犯したものもあれぱ、まだ犯さずにおるものもある。
21)見よ、或る人は罪の生活をしていて最後に救われ、或る人は無頓着な態度で、当然なすぺきことを忘れているが、改心して赦される。さて、これらの人々のなかで、どちらが高く讃められる価値があるか。」
22)シモン、「一生の過失によく勝った者です。」
23)イエス、「その通り。
24)見よ、この女はわたしの足を涙で洗い、髪の毛でこれを乾かし、香油を塗った。
25)多年彼女は罪の生活を送っていた。しかし、生命(いのち)の言葉を聞くや、赦冤(ゆるし)を求めて、これを見出した。
26)しかし、わたしがあむたの家に客として来て、わたしの手や足を洗う水鉢(みずばち)を出さない、これは忠実なユダヤ人なら、食前に当然なすべきことだ。
27)さて、シモン、この婦人とあなた自身と、どちらが一番ほめられる価値があるか。」
28)シモンは答えなかった。
29)すると、イエスはその女に言った、「あなたの罪はすべて赦された。あなたの信仰があなたを救った。安んじて行くがよい。」
30)すると、食卓のまわりに坐っていた客人たちは互いに言い始めた、「あなたの罪はすぺて赦されたと言うこの人は果して何人なのか。」
【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling 】
SECTION XVI
AIN
The Second Annual Epoch of the Christine Ministry of Jesus
CHAPTER 104
Jesus teaches the multitudes. Attends a feast in Simon's house.
A wealthy courtesan anoints him with precious balm.
Simon rebukes him and he preaches a sermon on false respectability.
AND
Jesus looked upon the multitudes who pressed about for selfish gain.
2) The men of learning and of wealth, of reputation and of power, were there;
but they knew not the Christ.
3) Their eyes were blinded by the tinseled glitter of their selfish selves;
they could not see the king.
4) And though they walked within the light, they groped about in dark - a
darkness like the night of death.
5) And Jesus cast his eyes to heaven and said,
6) I thank thee, Holy One of heaven and earth, that
while the light is hidden from the wise and great, it is revealed to babes.
7) Then turning to the multitudes he said,
I come to you not in the name of man, nor in a
strength my own;
8) The wisdom and the virtue that I bring to you are from above; they are the
wisdom and the virtue of the God whom we adore.
9) The words I speak are not my words; I give to you what I receive.
10) Come unto me all you who labor and pull heavy loads and I will give you
aid.
11) Put on the yoke of Christ with me; it does not chafe; it is an easy yoke.
12) Together we will pull the load of life with ease; and so rejoice.
13) A Pharisee, whose name was Simon, made a feast, and Jesus was the
honored guest.
14) And as they sat about the board, a coutesan who had been cured of her
desire to sin by what she had received and seen in Jesus' ministry, came
uninvited to the feast.
15) She brought an alabaster box of costly balm and as the guests reclined she
came to Jesus in her joy, because she had been freed from sin.
16) Her tears fell fast, she kissed his feet, and dried them with her hair, and
she anointed them with balm.
17) And Simon thought, he did not speak aloud,
This man is not a prophet or he would know the kind
of woman that approaches him, and would drive her away.
18) But Jesus knew his thoughts, and said to him,
My host, I have a word to say to you.
19) And Simon said,
Say on.
20) And Jesus said,
Sin is a monster of iniquity; it may be small; it
may be large; it may be something done; it may be something left undone.
21) Behold, one person leads a life of sin and is at last redeemed; another, in
a careless mood, forgets to do the things he ought to do but he reforms and is
forgiven. Now, which of these has merited the higher praise?
22) And Simon said,
The one who overcame the errors of a life.
23) And Jesus said,
You speak the truth.
24) Behold this woman who has bathed my feet with
tears and dried them with her hair and covered them with balm!
25) For years she led a life of sin, but when she heard the words of life she
sought forgiveness and she found.
26) But when I came into your house as guest you gave me not a bowl of water
that I might wash my hands and feet, which every loyal Jew must do before he
feasts.
27) Now, tell me, Simon, which of these, this woman or yourself, is worthy of
most praise?
28) But Simon answered not.
29) Then to the woman Jesus said,
Your sins are all forgiven; your faith has saved
you; go in peace.
30) And then the guests who sat around the board, began to say within
themselves,
What manner of a man is this who says, Thy sins are
all forgiven?
【続く】