TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

野性の呼び声

2020年09月04日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画4本目は『野性の呼び声』でした。ジャック・ロンドン原作の映画化作品。この映画より前に何回か映画化されてきたそうですが、過去の映画作品は原作のうちの一部分の映画化だったそうですが、この映画では原作の全般を忠実に再現した映画だったようです。ディズニー映画の技術ならではの最新技術が駆使され、この映画主人公の名犬バックや動物たちがアニメのCGで描かれていたことがそれを原作の全般を網羅し表現できたと特典映像で語られていました。映画館で予告編を偶然見かけてから観てみたいと思っていた映画でした。主人公の名犬バックの視点から捉えた人間や立場の違いが上手に描かれていて、見ごたえがあった映画だったと思います。カリフォルニアに住む判事の裕福な家で飼われていたバックが男の手に寄って去らわれてしまい、ゴールドラッシュに沸くカナダのユーコン準州でそり犬として働くことになることからバックの飼い犬としての日常ががらりと変わってしまいます。郵便配達で生計を立てている夫婦のそり犬として働くことになり、その運命を受け入れながらバックなりに勤める姿が逞しかったです。バックが優しくて勇敢な犬だったこともこのそり犬としての仕事をしていた場面でよくわかるような展開になっていました。郵便配達をしていた夫婦の夫が手紙を運んでいる犬たちに向かって「手紙をはこんでいるんじゃない、人生と夢と愛を運んでいるんだ。」と話していたシーンがありました。バックもその仕事の大切さに誇りを持つようになって行きましたが、電報が始まることにより、バックが挑んできたそり犬としての仕事も終わりを告げました。ゴールドラッシュで人々が金塊を求めてアラスカの地にやってきて、手紙によって励まされてきた人々にとって、それは言葉通りに運んでいるものが人生と夢を愛だったのだとこの映画を観ているとそう感じました。その人々の中の一人に、ハリソン・フォードが演じるソーントンという傷心を抱えていたと思われる人物がいました。バックとソーントンは過去にも偶然出会い、再会していました。この後、転売されて金塊を求めるある男に酷使されていたときに、ソーントンがバックを助け出してくれました。やがて、バックとソーントンは、犬と人間という垣根を超えた友情を育み、アラスカの未開の地で、冒険の旅に向かい、それぞれ、自分たちが本当に求めていたものを見つけていくといった雄大なストーリーでした。最初は、バックが本物の犬なのかと思って観ていましたが表情があり過ぎて演技もうますぎると思いました。CGだったんだと気が付いたのは途中からでした。騙されてしまうほど、本物の犬そっくりに描かれていたのが印象的でした。バックに投げ掛かった運命を受け入れ、果敢に奮闘しながら生きようと頑張る姿を通して、生きていく上での真の強さとは何なのかを魅せてくれた映画だったと思います。

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まとわりつくような暑さの日

2020年09月04日 | ひとりごと

昨日は、ものすごく暑く感じた1日でした。大阪の最高気温は34.8度だったそうなのですが、昨日は午前中からまとわりつくような暑さを感じた1日でした。私がいつもいる職場の部屋にはクーラーがないので、いつも扇風機を左右から掛けています。その扇風機の風力を一番強風にしたら、午前中は大概凌げることが多いのですが、昨日は違いました。一番強い強風の下にいても汗が噴き出てきたのです。部屋においている電波時計を見ると午前9時過ぎで、気温は33.8度、湿度は56パーセントを表示していました。終業の時間まで、この気温と湿度はほとんど変わらない状態でした。この職場の部屋にいるのはもう7年になりますが、今までこんなに暑いと思ったことはありませんでした。気分が悪くなりそうな暑さでした。廊下に出ると、前の部屋の扉が開いているので、クーラーが入っている部屋の扉から寒いくらいの冷気が漂ってきたのを感じました。この違いは何かといろいろ考えると空しくなるので何も考えずスルーしておきました。あまり暑いと身体に悪いかと都合よく考えて、暑さ対策をどうしようかといろいろ考え、仕事を休んでも支障がない今日、余っている年休を取って今日は休むことしました。もう無理しないほうがいい歳になってきましたし、後半年、余っている年休をうまく利用して身体を休めようと思います。

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